以前から行きたかった芦屋地獄谷、A懸、B懸、万物相を歩きました。
友人から「芦屋地獄谷から、A懸、B懸、万物相に行かない?ガイド付きで!」とメールが入りました。そのコースは随分前に歩いたことがありました。歩き難い岩とザレた砂だらけのコースしか覚えていません。でも機会があればもう一度歩きたいと思っていました。私は二つ返事で「OK!」しました。コースを熟知した人とでないと歩けないからです。彼女の呼びかけでもう2名集まりました。40代の女性です。ガイドさんの案内で地獄谷の滝登りが始まりました。
若い女性達はガイドさんに付いてわりとスムースに登って行きます。友人と私は慎重に登る(さっさと登れない)ので少し遅れ気味です。それでも連続する滝を無事登り終えました。「私の記憶にはこんなに滝は登らなかったと思うのですが・・・」と尋ねると、その時は滝を避けて巻き道を登ったようです。「今回は滝登りを楽しみながら直登した」とガイドさんは言われました。地獄谷が無事終了すると、次は岩登りです。急な岩道を登ったり、下ったりを繰り返して、A懸、B懸、万物相と登り中央稜に上がりました。
中央稜を風吹き岩まで歩き昼食です。下りは皆の意見で楽な高座谷コースになりました。日陰の気持ち良い下りばかりの嬉しい下りでした。通称「シルバーロード」だそうです。
コース 阪急芦屋川駅~高座ノ滝~地獄谷分岐~地獄谷滝登り~A懸~B懸~万物相~中央尾根~水場~高座谷~高座ノ滝~阪急芦屋川駅 歩行時間 約4.5時間
久しぶりに気力、体力を使った登山でした。「もう10Cm足が長かったら楽だろうなァ」と思う場所がありました。ガイドさんは「気合いで登って!」と言われますが・・・・・。火事場の馬鹿力を出してよじ登り、よじ登った岩を慎重に下りを何度か繰り返し縦走出来た時は大満足でした。
高座の滝から少し登るとコース案内図があり地獄谷への分岐を示しています。分岐に沿って下ると地獄谷の入り口です。大きな石に赤ペンキで「I love you」と書いてありました。
地獄谷は小さな滝の連続です。滑らない様に岩を掴みながら登ります。濡れる事など気にしては登れません。幾つの滝を登ったのか分からない程登りました。今日の水量はあまり多くないそうです。ガイドさんは「気持ちいいでしょう」と言われますが、そんな余裕はありません。ひとつ登る度に「登れた!ヤッタ!」と言いながら登りました。
地獄谷の滝登りが終わると次は岩登りの連続です。狭い岩の間を通過する時、ガイドさんはウエスト60Cm以上の人は通れないよ!」と脅します。片側が切れ落ちた崖の岩を通過する時は「落ちたら帰れないよ!」と言います。ジョークに答えるほど余裕はありません。必死で登りました。危険すぎる箇所は写真を撮る余裕もありません。なので撮れませんでした。
B懸頂上への登りです。
A懸頂上から風吹き岩(鉄塔の下)方面の眺めです。いつも反対側から眺めて「登りたい!」と思っていましたが、願いが叶って感激しました。手前から、B懸、左にC懸、奥は万物相のとげとげした岩山です。これから登ると思うとワクワクする半面登れるか不安でした。
万物相です。芦屋の住宅地から山に入り直ぐの所にこんな山があるなんて! 正にロックガーデンです。
A懸の大岩です。この岩を回り込んで頂上にのぼります。A懸頂上です。「絶景!です」 万物相頂上です。一人しか座れない狭い頂上です。