さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

多摩動物公園の昆虫館、蝶の楽園

2018年07月07日 | 昆虫
以前から、もう一度行ってみたかった多摩動物公園の「昆虫館」。
炎天下の6月26日、思い立って行ってみました。
朝から暑い日差しが降り注いでいたので、電車ではなく車で午前8時出発。
事前に調べると、首都高利用で1時間少し、一般道で1時間30分ほどの行程なので、躊躇なく一般道を選択。
ところが・・・・・・・これが大失敗!!
途中渋滞に会って、現地に着いたのは午前11時、2時間半もかかってしまいました。

多摩動物公園、息子たちが小さい頃連れてきて以来ですから、大昔の話です。


早速、入り口近くの「昆虫館」に向かいます。
この動物園は、多摩丘陵に位置してるため、急坂が多く、炎天下の坂道は、さすがに応えます。
昆虫館本館前には、こんなオブジェが・・・・・今回の目的は、この建物の反対側の蝶が放し飼いにされてる大温室(?)のほうです。


蝶館に入ると、まずチェックしたいのが、金色に輝くオオゴマダラの蛹です。(左上に半分見えるのは幼虫ですよ!)


そして、風カーテンで遮られた大温室に入ると・・・・・たくさんの蝶が身体にまとわりついてきます。
季節を問わず、常時1000頭以上の蝶が、広い温室の大空間の中を飛び回ってるようで、まさに蝶の楽園です。
まず目立つのが、国内最大と云われる大型の蝶、オオゴマダラです。


国内では、与論島以南の南西諸島に生息する南方系の蝶で、沖縄県の宮古島市や石垣市の市のチョウに指定されているそうです。
白色地にたくさんの小さな黒紋があり、翅脈の部分も黒くて、色的には地味なのですが、良く目立つ為、一目でそれと分かります。
マダラチョウの仲間に特有のふわりふわりとした飛び方が優雅です。


飼育しやすい蝶の一つで、各地の動物園などで飼育されていることも多く、生息地まで行かなくても見る事ができます。
雄と雌でしょうか?お互い飛びあいながら、こうして一緒に絡んでるシーンをよく見かけます。



オオゴマダラに次いで目立つのが、次のツマベニチョウです。
やっぱり、九州や沖縄で見られる南方系の蝶ですが、国内に生息するシロチョウの仲間の中で最も大きい綺麗な蝶です。
名前の通り、翅の表面は白色で、前翅の翅端部が広く紅色です。

実は、この蝶を撮りたくて、暑い温室の中で、随分粘ってみたのですが、なかなか止まってくれません。
やっと近くに止まってくれた子は・・・・・・・ん??少し地味ですね。雌?????
雌は、後翅表面の外縁沿いに明瞭な黒斑が並んでるそうですから、まさに撮れたのは女の子のようです。




もちろん、どちらも初めての出会いでしたが、こんなにたくさんのしかも大型の蝶が乱舞してる様子は、お伽の世界に迷い込んだようです。

今回は、オオゴマダラとツマベニチョウを載せましたが、次回はそのほかの蝶も載せますね。


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