書評というやつもたまには役に立つかもしれない。

『女子が男子に読んでほしい小説№１』なんだそうだ、

『陽だまりの彼女』です
電車に乗ることも多いので気分転換的な感じで読んでみました。
いろんなメディアで絶賛されているので書評なるものがどの程度自分の感覚と重なるのかっていうテストも兼ねてましたけど。

感想は一言でいえば
『あぁ・・・そうくるのね』という感じ、

展開を大雑把に分けると
前半が幼馴染のダメ子が美人になって再開～交際～結婚
彼女の秘密がだんだん分かってくる後半
主人公がヒロインの真相に気付くラスト

その中で
二人の出会いに関しての秘密も明かされていきます。

ちなみに中盤でいったん結末を予感させるシーンがあります。
んで僕は「またこの展開か・・・」と思いました。

ただ最近流行のものとは違いました。
ラストはそれまでの伏線を一気に回収して
○○のあれはそういうことだったのか・・・と
納得させられるところもあり
「男ってやつは女には勝てないものだ」としみじみ痛感したり、
ちなみに
僕がラストで一番「そういうことだったのか」と感じたのは
二人の新居を選んだ理由で、ヒロインが「絶対ここがいい」と譲らなかった本当の理由です。

２回目に読むとなおさらいろんな伏線を感じられて良い点もありますし、
場面ごとの感情も理解しているため１回目よりも更にヒロインの魅力が増しますので
真の感想は２読目にありな感じです。

完全に納得かと言われれば
多少なりとも釈然とない点は残ります。
それも含めてハッピーエンドかバッドエンドかというのも評価の分かれるところですが
僕は基本的にはハッピーエンドなんだと思いたいです。

というわけで
評点は一読目は６０点

ただ２回目は読み手としてはヒロインの秘密を知っているだけに
場面ごとの気持ちの切なさが伝わってまた違う気持ちになります。

釈然としない部分を解釈で補うとするっていう過程の上ならば
２読目は７５点

「厳しい評点の理由は？」
と聞かれたら
「綺麗すぎるところが幼く感じることと、展開上仕方ないんですけど主人公が僕の好きなタイプではないからです。
性的な部分をカットして児童文学としてであれば９５点だと思います。
ただ、評点としては厳しいかもしれませんが幼さを感じる展開であるからこそヒロインは魅力的だし
今そばにいる大切な人をもっと大切にしようというような、温かい気持ちになれる作品であると思います。」
と答えますので↓に一票よろしくお願いします
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