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個体差というか個人差というか・・・

2012年03月09日 | 風俗関連
先日
探偵業の届出に行ってきました。

2か所の警察で届け出たんですけど
まー対応の違うこと違うこと・・・

ちなみに
このエントリーのカテゴリー分けは風俗関連になってますけど
受付窓口がどっちも同じなので探偵も風俗関連扱いにしています。

さて
探偵業の開始届を出すためには
届出書に添付する書類があります。

1:住民票
2:登記されていないことの証明書
3:身分証明書
4:履歴書
5:誓約書(探偵できないと規定されている人に該当してませんっていう宣言)

法律上決まっているのは上記5点です。
ではこの5つを持って行けば翌日から探偵と名乗れるのかというとそうではなく
法令に決まっていない(書かれていない)書類が必要になってくるわけです。
※法令=法律以外にももう少し細かい規定を定めた『施行規則』や『施行令』『内閣府令』といったものの総称です。

また届出制というものは本来だれでもやって良い物を「やるんだったら届出てね」というものなのだが
あからさまに『やらせないようにしようとする』窓口というのもたくさんあるのです。

今回届出
まずA警察署
ちなみに届出る際にその都道府県ごとの警察本部に添付書類を確認していました。
この警察本部はきちんと教えてくれたのですが、所轄の窓口はそうはいきませんでした・・・

前提条件、
『個人でやる場合、賃貸契約書はいらない』
つまり、賃貸状況として住居用として借りているのか
あるいは事務所用として借りているのか、そういったことは問わないということです。
また、こういった場合に不動産屋との契約で住居用になっているけれど
個人事務所程度ならやっていいとか、住む以外は絶対にダメとか
そういうのは不動産屋と賃借人の関係であって警察が踏み込む所ではないと思うのです。

まぁ今回の場合にはそういったことは問わないと警察本部で言われているので
特に気にすることもなく窓口へ、
担当警察官が届出書を受け取って奥に入って数分後
警察官(以下K)「賃貸契約書ある?」
僕「警察本部では個人でやる場合はいらないって言われたんですけど」
K(届出書を見る)「あ~個人の届出ね・・・ちょっと待ってて」
再度中に入る
K「やっぱさ~賃貸契約書出してよ」
僕「本部の人がいらないって言ったのは?」
K「あ?誰がそんなこと言ったんだよ?名前は?」
法律論なので答えはひとつだから特に名前は聞いていなかったが
「時間で受付履歴残ってるだろうから○時○分~○分で調べればわかるはずですよ」
再度中に入る
K「あ~、やっぱり賃貸契約書いるわ、とりあえずさ~、いるから持ってきてよ」
依頼者の自宅は近かったので賃貸契約書持ってくる、ところが
案の定契約書には『居住用』の文字が、しかしこの依頼者は自宅で個人で事務所を構えていて税金もそれで支払っている
不動産屋も知っているので問題があるものではない、
K「居住用じゃダメだね」
御依頼者様(以下依)「営業活動はOKもらってるんですけど・・・」
K「じゃ契約書作り直してもらうとかさ」

・・・そんな要求できるわけがないだろようよ・・・

K「それか所有者から『探偵業の事務所として使用OK』っていう承諾書もらって来ればいいよ」

・・・なんだかとてつもない上から目線である

依頼者様もその態度にかなりの怒りよう・・・
なんとか承諾書を持ってくるということで
面接に移行、しかしここでも実質的な受領拒否は続きます。

K「どんな調査するの?」
依「○○とか○○とか△△とか」
K「いやだから具体的にさ~」
依「え~と・・・▲▲とか●●とかですかね」
K「それでさ、対象者とトラぶったらどうするのよ?どう責任取るんだよ」
依「だからトラブルにならないように・・・」
K「結果的に揉めないようにどう対策たててんの?」
K「調査方法はどうするのよ?」
依「ですので◎◎とか▽▽みたいな感じで」
K「具体的に言わなきゃわかんないじゃん」
依「相手の動きに応じてやり方は変わるんですから今具体的な内容なんて言えませんよ」
依「もういいです

はたで聞いてると
あからさまに受付けないようにしてるのが見え見えなんですよ
もちろん訴訟なりなんなりで無理やり通すことは可能です。
ですがそんなことをすると
まぁ遠からず潰されることもあるでしょう。

依頼者様にそんな負担を強いることはできません。
さてどうしましょう。

簡単です
違う警察署で届出ればいいだけです。

というわけでB警察署へ
B警察では全く何の問題もなく終了。
問題なさ過ぎて何も書くことがありません。
むしろ起こりうるトラブルや注意点などを指摘して
未然に防ぐための『良質な行政指導』を行ってくれました。


探偵トラブルが多いからA警察の様に根掘り葉掘り攻めてくる気持ちもわかります
ですが、窓口の段階でドアを閉めてしまったら地下に潜るだけなんですよ
悪いことをしそうだと疑っているのなら、なおのこと動きを把握できるように距離を近くしておいた方が効率的です。

それに
悪い奴は届出なんて出しませんし
どうしてもやろうとすればいくらでもやりようはあるんですから
一つの窓口で拒否しても、悪くなるばかりです。

どっちの対応が社会正義の実現に寄与しているか
考えなくてもわかりますね。

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