去る12月8日、
ディファ有明で開催されましたDEEPの興業に行ってきました。
お目当ては
先日のブログにも書きました後輩の藤沼弘秀の試合です。
前回の試合などの様子はこちら。
『格闘家、藤沼弘秀』
http://blog.goo.ne.jp/seiki-v8/e/65b6a6c4673f625b4737036251fb62b6
今回はメガトン級(無差別級)の王座決定トーナメントと
とても重要な試合です。
エントリーしている4人の組み合わせも当日発表と、否が応にも盛り上がろうというものです。
そして対戦相手はなんと前回と同じ誠吾選手。
前回勝ってるんだから今回も楽勝だろうなんて言うのは外野の意見で
向こうだって取り返そうと必死の練習を積んできたでしょうし
誠吾選手120キロに対し80キロ台しかない藤沼は一発もらえば致命傷になりかねません。
クセを読まれたりしたら大変です。
しかも当の藤沼は前日まで仕事で地方に出張していて東京に帰ってきたのは試合当日・・・
いろんな部分で不利な状況ですが
この男はその程度では動じません。
そして試合時間が来ました。
着流し姿で入場の藤沼、なかなかの粋っぷりです。
そして対戦相手の誠吾選手
デカいです。
前回の轍があるからでしょう、表情にも気合が入っています。
試合開始してしばらくは様子をうかがいますが
藤沼が仕掛けます。
やはり誠吾選手は元全日本クラスの柔道家ですので
藤沼としても打撃でイニシアチブを取りたいところでしょう。
遠間から一気に距離を詰めてロングフックから上下に打ち分けていきます。
このあたりは大振りの後にショートパンチをつないだり上手いです。
しかしタフな誠吾選手は下がりません。
数発先手を取られてもフルスイングのフックから返しのアッパーにつなぎます。
打撃技術という観点でいえば決して上手くはないのですが
そこはさすがに重量級です。
一発で流れがひっくり返るどころかそのままKOもあり得る勢いです。
そして藤沼が流れを掴んだかなと思った矢先、
バックから組みついた藤沼の腕をアームロックに捕えています。
このあたりはさすがにだだデカいだけではなくきちんと技術の裏付けもありますね。
しばしの我慢比べですが
その間も何度も引っこ抜かれそうになりました。
個人的にはこのあたりが一番危ない場面だったと思います。
序盤のピンチを何とかしのいだものの
バックを取られて豪快極まる裏投げ(バックドロップみたいなのね)をもらってしまいます。
かなり危険な角度で落とされましたが
上手く受身を取って少ないダメージで切り抜けられました。
その後は
踏み込んで打撃、相手の反撃を躱してまた次の攻撃という感じで
組合には基本的に付き合わず得意分野で攻め続ける流れでした
ただ何発かはもらってしまいますので
藤沼の額からは出血が・・・
でもこの時すでに誠吾選手の鼻と額からの出血も激しさを増していきドクターチェックが入ります。
再開後も藤沼の戦法は変わらず、
さすがの誠吾選手もダメージの蓄積と疲れか動きが鈍くなっていきます。
再度のドクターチェック。
鼻から大量の出血ですので呼吸もしづらいはずですが
しかし誠吾選手も本当に気持ちが強く、
出血の感じからして2回目のドクターチェックの時にはおそらく鼻は逝ってたと思います。
その他の部分もかなりのダメージはあったでしょう
足元もおぼつかない状態でした。
しかし倒れません。
フック&アッパーは相変わらず大振りですが
それでも一発で終わりそうな威力は保ったまま。
しかし藤沼の気持ちも萎えずに次第に圧力でも押し始め
3度目のドクターチェックでストップがかかり
見事TKO勝ちとなりました。
30キロ以上の体重差にもかかわらず真っ向勝負で一歩も引かず
自分の試合をやりきったのは大したものです。
次はいよいよタイトルマッチ。
きっとやってくれるでしょう。
そして試合後、応急処置を済ませただけの姿で会場内を走り回る藤沼の姿が・・・
いつものことですが
客席やロビーを回って応援に来てくれた方々一人一人に挨拶と御礼に回っています。
刺青満載の風貌はナンタラ条例にひっかかる勢いですが
実体は応援してくれる人を大切にする武道家です。
後輩のそんな活躍を見て
自分も負けてられないと思った有明の夜でした。
藤沼弘秀のファンになった漢の皆様は
身の危険を感じた際には藤沼が代表を務める
『日本警備サービス』http://nihonkeibi.com/index.htmに依頼するということで、
↓にも一票よろしくお願いします
人気blogランキングへ
内村特殊法務事務所
http://homepage2.nifty.com/guth/
内村特殊法務事務所・新HP
http://www.seiki-office.com/