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免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

タマゾン川と呼ぶらしい・・・

2015年04月21日 | 動物のこと
先日テレビで
外来魚で困っているという番組がありました。

東京の多摩川という大きな川なんですが
ピラニアとかアリゲーターガーという3m超になる巨大肉食魚なんかもいるらしく
一部ではタマゾン川などと言われて在来種が危機に瀕しているのだとか・・・

こういう話は昔から聞きますね。
古くは琵琶湖や芦ノ湖のブラックバスやブルーギル、コクチバスというのもいましたね(ブラックバスはオオクチバスの通称ですが、だいたいどっちもブラックバスでいいと思います)

さて、
もともといた貴重な魚たちが食べられてしまうのは確かに問題だと思いますし
生態系が壊れてしまうというのもいけません。

ですが、そもそも地域の生態系って何?と考えれば
古来から動物は何らかの方法で移動してきたのであって
個人的には時代によってその手段が変わってきているだけなんじゃないかと思っています。

繰り返しになりますが、人為的な理由で
元々あった生態系が壊れるのはいけません。

人間の責任もあるだろうし
守れる力があるなら守らなければならないのは
万物の霊長などと言われる人間の責任でしょうし、
壊した人が責任を取るのは法的にも道義的にも当然でしょう。

しかし
外来種は何も悪くないんですよ。

在来種の命は宝物だけど外来種の命はゴミ、
そんな風に命の価値を選別することは、自然破壊の動機と同じく人の傲慢に過ぎないと思うのです。

ピラニアもガーパイクも
別に来たくて来たわけじゃないのに、
勝手な人間の都合で地元とは全く違う気候に放たれて、
周りの仲間がどんどん死んでいく中で一生懸命に環境に適応した個体が命をつないで
なんとか生き抜いたら今度は自分たちを連れて来た人間に害獣扱いされるわけですよ・・・

もちろん
本来そこに存在しなかった病原体やウィルスなんかを持ち込む危険性とかはあると思います。
でも在来種のウィルスだって解明され切ってるわけでもないと思いますし、
現地では住民とも共存しているんですから今すぐに致死性の病原菌を持ち込んでいるというものでもないはずなんですよ。
(野生化したペットならもともとそういう菌は保有してないはずですし、新世代なら尚更です)

強いものや他者との関係も含めての適者生存であるなら
今いるものは仕方ないと受容し、ゲームフィッシングや新しい地元料理で地域振興など
新しい流れを作ることこそ万物の霊長の仕事ではないでしょうか?

川だけに。

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ニャンコ萌え

2014年05月14日 | 動物のこと
うちのニャンコです。

寝る時間になると必ず居間のドアの前に寝転んでドアに手をつっぱって開けさせないようにしています。

ワガママなんですが
可愛いので許します。

もちろん
しこたまモフりますけどね(*'▽')♪

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御猫様

2013年11月08日 | 動物のこと
猫が本気で走るとウサイン・ボルトよりも速い(マイナビニュース) - goo ニュース

そりゃあそうでしょうよ
人間ごときが御猫様に勝とうなどとは片腹痛くて悶死しますよ。

ちなみに
以前にも書いたことがありますが
僕の名刺にはチーターの写真が入っています。
仕事が速いというアピールでもあるのですが
単純に猫科の猛獣で一番好きなのがチーターというのもその理由です。

昔から男の子の話題になる『最強の動物』というのは未だ決まっていません。
しかし『最速』の動物は既に決まっています。

速さのために強さまで捨てた体は単独ハンターとしては驚異的な狩りの成功率です。
単純な数字ならハイエナとかリカオンのように集団で戦略的に狩る方が可能性は高まりますが
個人的にヒーローとは孤独であるべきだと思うのです。

その時のブログ
『好きな動物』
http://blog.goo.ne.jp/seiki-v8/e/ef9405b8629b3b9d819b7299f092d70e


でここから本題、
猫に関する質問コーナーなどで必ず出てくるのが
「ドッグフードを食べさせてもいいの?」という質問、
もうね、「アホだろ」としか言いようがありません。
バイクに車のエンジンオイル入れるのはいいの?という質問と同じようなものですよ
『〇〇用』って書いてあるだろ?と
こういう『特殊な事例を上げることでなんだか斜に構えたカッコよさ』でも狙ってるのか
あるいは別に興味も無いけど回答者を困らせてやろうと思ってるのか、
こういう質問の回答は「お前退場っ(=゜ω゜)ノ」で良いと思います。

「心狭いね(笑)」と思っていただけましたら
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猫カフェ廃業

2013年01月05日 | 動物のこと
一時期ほど話題には上らなくなりましたが
今もたくさんの猫カフェが営業しています。

自宅で飼えない人たちの憩いの場として
沢山のネコたちが勤務しています。

しかし、マスコミなどで話題になれば当然
金の臭いを嗅ぎつけた連中が湧いて出ます。

去年にも人づてにそんな話を聞きました。
とある猫カフェが廃業するのですが
そこのオーナーは病気になった猫に適切な治療も受けさせず、
従業員の給料も未払いの末に廃業、
猫たちがどうなるかは従業員には分からないし
「安楽死」だの「廃棄」だのと言ってる以上、
まともに世話をする気などないのも明らかです。

僕のところに来た話というのも
『未払いの給料を取り戻せるのか?』ではなく
『猫たちを何とかしたい』でした。

こういうのは現実的には氷山の一角で
いい加減な経営者、動物を換金価値でしか評価できない連中など腐るほどいます。

さて
法律を扱うものとしての回答としてふさわしいのは、おそらく
「オーナーと交渉しましょう」だとか
「勝手に持っていくと窃盗や横領に当たる可能性もあります」になると思います。
しかし猫たちの中には健康状態のすぐれない子もいますので
時間がたてば命にかかわる子だっているはずです。

また交渉するとは言っても
成立するまではそのオーナーの手元に猫がいるわけです。

それでは猫を助けたいというスタッフの願いはかないません。

僕の回答は
「さらってしまえ」です。

法律上動物は『物』ですし、
会社側の財産なのですから勝手に持っていってはいけません。
しかし今回の大義名分は『動物虐待が現に行われているので保護した』ということです。

どうせ未払の給料の話で交渉のテーブルには着くんだからその時に人質ならぬ猫質として
未払い給料と相殺すれば良いと思うし、だいたい未払い給料の方が高いだろうし、
安楽死とか廃棄とか言ってるのを録音しておいて
「だったら価値は0円だ」って言いきってやればいい。

などと
法律を扱う人間としてあるまじき暴言を吐いたわけです。

もちろん相手方と交渉もせずにこんな強引なことをすれば揉めるでしょう。
僕も変なことを唆した(そそのかした)ということで問題が出るかもしれません。

でもね
法律って
一番弱い立場の者のために使わないといけないと思うんですよ。

強い側のやりたい放題に制限をかけるのが憲法の理念であるはずですし、
生きていなければその後の交渉なんてやりようがないんですよ。

あと
相手が訴えなければ事件になんてなりません



その後の経緯は
今回の事件に関しては猫も無事スタッフさんの実家などに保護しているようです。
細かい交渉はこれからになりますが
猫たちが助かったのでとりあえず一番厳しい局面はクリアしたかなと思います。

「相談料はいくら?」と聞かれましたら
「法律でない回答をしたこと、友人間での雑談だったこと、
それと僕は猫のために言いたい放題言ったのであって依頼者はあくまでも猫、ニャンコから金はとれまい」という理由で・・・
次に会う機会があったらモフモフさせてもらうということにしときました

「モフモフ、いいよね」と同意していただけましたら
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感謝するということ

2012年10月24日 | 動物のこと
『こげんたちゃん事件』という事件があります。

拾ってきた子猫をバスタブの中で虐待して殺害するまでを
ネット掲示板で実況放送したキチガイと、それを煽った便乗犯による凶行です。

こいつは懲役6ヵ月の判決を受けましたが
執行猶予が付いているのでのうのうを社会復帰などやらかしているわけです。

ただ本名も顔写真も晒されていますので
ちょっと検索すればすぐに出てくると思います。

この本は
虐待された子猫への思いをつづったレポートや詩集などが一冊にまとめられたものです。

可愛いものを無残に殺されたという前提で始まりますので
人によっては非常に感情的だと受け取る人もいるかもしれません。

しかし
僕は感情で始まった犯行は感情で裁かれないといけないと思います。
動物虐待はやがて人間へ向かう傾向もあるとか、そういう机上の論理ではなく
生き物を虐待の末に殺した、その事実だけで糾弾されるべきだと思います。

こういう動物愛護のニュースが流れると必ず
「肉を食ってるやつが何言ってるんだ」とか
「牛や豚は殺して良くて猫はダメなのか?」とかいう人がいます。

殺しているのではなくて
いただいているのです。

そのために作られたという言い方は強引ですが
やっぱり役割に対する感謝というものはあって当然です。

体を作ってくれる役割、
心を作ってくれる役割、

偽善かと問われれば『原罪』です。
食べるためには殺さなければなりません。
だから『いただきます』と手を合わせるんです。
屠畜場の人だって流れ作業で死なせているとは思えません。
やはりそこには食べるという行為に対する感謝はあると思うし
無ければならないと思います。

他の生き物を殺さないと生きられないからこその責任もあるのだと思います。

捨て犬や捨て猫には『殺処分』という現実もあります。
以前見たドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』の一場面に
動物愛護センターの職員に
【動物は、好きですか?】
という質問を投げかける場面がありました。
苦しい問いかけだと思います。
ですが職員さんは
「好きですよ、毎回苦しい思いをしながら(処分を)やってます。だけど嫌いな人はやっちゃいけない、
動物に対する申し訳ない気持ちだとか、力が及ばなくて助けられなかった命に対して謝って手を合わせるっていうのは
好きな人でないとやっちゃいけないと思います」

助かる命なら助けないといけない
奪わないといけない命なら、たとえ偽善であっても感謝する。
そのおかげで自分たちが生きていられることに対して感謝する。

【いただきます】というのは
そういう言葉なんだと思います。

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注射に行ってきました

2012年10月14日 | 動物のこと
動物病院へ
毎年一回のワクチン注射に行ってきました。
カゴを出した時には
滅多に見ないアイテムに寄ってくるし、


しかもちょっと目を離すと
勝手に潜り込んだりするってのに


いざ注射を打つって段になったらもうガクブル状態です
もうものすごい力でバッグにしがみついて出て来やしません。

それでも何とか3匹とも無事終了、
健康状態にも特に問題なく
みんな元気ありがたい限りです。

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我が家の皇女

2012年10月13日 | 動物のこと
我が家の皇女、
ピコ姫です。

野良猫の母親に育児放棄され
発見したときには体重わずか80グラム
鳴き声どころか動きもせず、
動物病院の看護婦さんも「助からないと思ってました・・・」と振り返るほどの状態から早8年半、
多少ぽっちゃりさんですが
大きな病気をすることもなく健康に育ってくれています。

お風呂から上がると膝の上に飛び乗ってきます。

熱くて下ろすとあからさまに不機嫌な鳴き声をだしたり、
膝の上に居る時にテレビなど見ていると
「んなー」と泣いて自分の方を見ろとせがんだり、

上の写真の時に、座り方を乗っかりにくいような足の組み方にしていると
「ぶふー」と唸りながらスリッパに顔を突っ込もうとしたり


瀕死のところを助けたのは僕かも知れないけど
それからはずっと、ピコからの真っ直ぐな気持に助けられてるんだと思います。

「デブなの?」
などというやつには
マウントポジションから両腕押さえつけて頭突き入れますので
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動物の値段

2012年06月16日 | 動物のこと
今回ご紹介するのはこの本、

『動物の値段』です。

単なる興味本位の読み物ではなく
『動物商』といわれる人たちの裏側も垣間見えます。

命を換金手段と考える人もいれば
正当な商行為でもあるし、動物の幸せも考えないといけないとする人もいるし・・・

著者は資金さえあればほとんどの動物を飼うことができる環境に
『いい』とも『悪い』とも述べません。

ただ『猛獣は飼うべきではない』というスタンスです。

本に書いてある値段は2007年当時のものですので
今では多少違うかも知れませんが、
ライオンが意外と安かったり、
意外な動物が簡単に入手できたり
一時の人気者は今や捨て値で売られる状態だったり
テレビの裏側も淡々と記載されています。

僕は動物も好きですし
ネコも一緒に住んでいます。

特定動物(熊やライオン、象などの猛獣)の飼育許可業務として扱うこともあるかもしれないので
東京都の動物愛護局の担当者と話すこともありました。
そういうところの担当者の方は必ず
「動物が幸せになれる環境を作ってください」といいます。

可愛いという感情だけではどうにもならない現実もあります。

ペットブームの中で、保健所では相も変わらず殺処分は続いています。

月並みな言い方ですが
命を尊重する考えのない人はパートナーを持つべきではないと思います。

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好きな動物

2011年06月14日 | 動物のこと
ネコ科の猛獣が好きです。

ランキング4位はトラ
キレイなことですが
狩りのための保護色という
機能を持った美しさだからです。
あと、ライガーとかの変異種を除けばトラがネコ科最強だと思います。

ランキング3位はユキヒョウ
尻尾の太さとか足の大きさとか
崖を駆け下りる狩りの仕方とか
上下運動の得意なネコの中でも突出したフィジカルを持っているので、
あとは機能を持った造形美です。

ランキング2位はピューマ
なんかね、いいんですよ
特に肩甲骨の辺りのカットがすごいんですよ
ようするにマッチョなんですよ
体格自体はそんなに大きくないんですが
もちろん個体差はありますが
筋肉という点でイチオシです。

ランキング1位はチータ-
僕は『突出したひとつの能力のために他の機能を調整する』という生物が好きです。
それは決して退化という意味ではありません。
頭が小さくなって顎の筋肉量が減り
獲物の骨を砕く事が出来なくなっても、

走るため以外の筋肉が少なくなって、
軽量化のためにスマートになった体は戦闘には不向き、

しかも些細な怪我で走れなくなっても死に直結するので
小さいハイエナ一匹でも食事の邪魔をされれば逃げてしまったり。
だから早食い能力も上がりました。
トップスピードのために持久力はなくなり
全力が出せるのは10秒ほど、距離にして数百m程度
これも死んでしまったりしないように幾分余力を残さないといけないので
実際にはもう少し少ないわけです。
ネコ科で唯一爪を引っ込めることも出来ません。

しかし
強さを捨ててでも速さを求めた末に
地上最速を手に入れたわけです。

小さい頭も
強度の低くてもしなやかな体も
戻せない爪も
速さを求める正常進化です。

強さという概念には
絶対はありません。
ライオンVSハイエナでハイエナが勝つこともあります。
もちろんライオンが勝ってハイエナの群れを皆殺しにすることもあります。
予断ですがライオンとハイエナは非常に仲が悪く
ライオンは殺すためにハイエナを襲撃することもあるそうです。

そして大人のゾウでも狩られることはあります。
予断ですがキリンだって固体としての戦闘力は凄まじいです。

結局『何が一番強い?』という問いは
答えの出ないロマンです。

しかし
『何が一番速い?』という問いにはすでに答えは完成しています。

なので
僕の名刺はこんなデザインなのです。

『仕事速いです』というアピールも含んでます


さて
ランキングというからには1位の上にはチャンピオンがいないといけませんので

はいチャンピオン



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特上カバチ(カバチタレの続編です)という漫画で

2011年02月18日 | 動物のこと
週刊モーニングで連載中ですね。
この漫画の影響で行政書士試験受験者数が急増した漫画です。

劇中で使用される法律論が
現実でも使えるかどうかというのは置いといて
今のシリーズが個人的にちょっと気になるジャンルでした。

内容については端的に、
公営住宅でペット飼ってる一家がいて
たいそう可愛がっておりました
ところがお役所側から公営住宅はペット禁止なので
出て行くかペットを処分するかして欲しいと・・・
通知された側は
「他にも飼ってる人もいるじゃないか!役所は何年も黙認してきたじゃないか!」
と反論

これに対するお役所側の論理は
「今までおかしかったものを本来あるべき姿に戻そうとしているだけです、
それに入居条件の中にペット禁止は明記されてるはずですし、ルールを守っていただくからこそ
低廉な家賃で提供できるんです」
という感じ、

こういう問題が起こったときって
基本的にお役所側が血も涙も無い官僚思考で退去orペット処分を強要するって図式になるんですが
そういう風には描かれていません。

まぁ今のとこ結論には達してないというのもありますが・・・

さて、
よく言われる
「みんなやってるじゃないか」という反論
これほど説得力の無い日本語もそうはありません。
モンスターペアレントが万引きした息子が捕まってるところで
「うちの子だけがやってるわけじゃないのになんでこの子だけ捕まえるんですか!」
みたいな論理です。

また
「今まで〇〇だったんだからこれからもずっと〇〇に決まってんだろ」という主張も
相手の厚意に乗じて言うなら盗人猛々しいですし
ただ単に放置されていたことに乗じているなら図々しい揚げ足取り以外の何者でもありません。

そして
公営住宅ということは
税金で運営されているわけです
つまり無法者の蛮行に対して税金で補填する図式になってしまうのです。

さて
僕の家には3匹のニャンコがいます。
飼い始めたきっかけはうちのベランダで野良猫が出産した挙句
育児放棄していたからです。

当初は里親を探そうとも思ったのですが
自分くらいの愛情を注げる人がどれだけいるのかなと懐疑的になり
自分で飼い始めたという訳です。

当時住んでいたアパートもペット禁止でした。
僕はまず引越しを考えました。

引越しそのものは資金的に可能だったのですが
すでに猫がいる状態だったので
引越し先が決まるまでは待ってもらわないと・・・
でも生まれたばっかりで箱からも出られないし
部屋を傷つけるのはまだ先だろうから
待ってくれるだろうという思いでした。
ちなみに、もしそのとき手持ちのお金が無かったなら
バイクを一台売って資金を捻出していたと思います。
小さいといっても生きてるわけですし
家族だって言うならその程度のことは当たり前だと思うからです。
それに寒い中で親から捨てられても必死に生きようとしてる姿が
どこかで自分と重なったのかもしれません。


んで大家さんのところに行きました。

とりあえず猫の話だけしてみました。

僕「引越し考えてるんですよ」
大家さん「あらあら、何かありました?」
僕「うちのアパート、ペットダメでしたよね」
大家さん「そうですね」
僕「ということは猫はダメですね」
大家さん「そうなりますね」
僕「3匹なんて論外ですね」
大家さん「そうですね」
僕「それを踏まえた上で、しばらくダメですか?っていうか今いるんですよ(笑)
家賃割増しでも構わないんで」
大家さん、くすくす笑って「内村さんのそういうところ好きなんですよね~」
「ま、私達は知らなかったということで(笑)」
僕「じゃしばらくOK?」
大家さん「しばらくも何も、知らないことには感知できませんよね(笑)」
という感じで半ば黙認のような形になった。
ただ、トラブルが起こったときにはすぐに出て行けるように
引越し資金はプールしておきました。

その後
ちょっとした事件があって
うちのアパートの住人が寝タバコの不始末でボヤ騒ぎを出しまして
第一発見者はうちのニャンコ達でした。

そこから
完全に公認となった経緯があったのです。

それからもう7年です。
発見当時
一番大きい子は激しく鳴いていました。
きっと寂しくてお母さんを呼んでいたのでしょう。

中ぐらいの子はほとんど泣き声もあげられませんでした。
もそもそ動くだけで微かな声を出す力しか残っていませんでした。

一番小さい子は動きもしませんでした。

何年か後
動物病院の看護婦さんから
「今だから言えますけど、当時は正直なところ皆は助からないかもしれないと思ってました」
と言われた。

プロの目から見ても
かなり危険な状態だったようだ。

でも、今はみんな元気に大きくなってくれました。
病気したり、
家の物を壊したり、
何日も家を空ける事が出来なかったり、

色々ありましたが
家族ですから

『家族だ』って言う宣言は
「俺が死んでもお前らを守るよ」っていう約束です。

公営住宅でペットを飼う人たちは
僕にとっては行政の庇護で甘やかされて勘違いしているだけにしか見えません。

家族のためなら
自分自身を担保にしてでも
きちんと住めるところ確保してあげるべきですし
ルール違反の環境で住んでいることで
子供たちに会わせる顔など無いと思うのです。

二言目には「金が無い」と言いますが
必死になれば何とかなるものです。

家族のために必死になれないなら

その家族愛は偽物です。

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人ならざる領域

2011年01月20日 | 動物のこと
大分県でイノシシによる農作物の食害が問題になっているとか・・・
他にもいろんな県で問題になっている。

俗に言う『害獣駆除』というやつだ

害獣などとは嫌な響きだが
農家の人にとっては深刻だろう、

銃を持つ人の中にはちょっと・・いや、かなり痛いというか
要するに僕の大っきらいな思考回路を持つ人もいて
害獣駆除という名目でオリの中に閉じ込めたイノシシを至近距離から射殺して喜んでいる人もいる。

可哀想なんだが
実害を浴びている人たちにとっては溜飲の下がる思いなのかもしれない、
犯人がそいつかどうかは問題ではなく
無抵抗の相手の生殺与奪を握った末に安全な所から殺すっていう歪んだ嗜好と
とにかく鬱憤を晴らしたいという需要と供給の間の現象か・・

僕はそういうのは大っっ嫌いだが
だから何ができるわけでもないのでもどかしい


そしてその対策の一つとして
大分県でイノシシを狩るオオカミを外国から連れてきて野に放そうという計画があるらしい。
立案者は「アメリカでも成功例はあります」などと寝言を言っているが
とんでもない暴論である。

アメリカの例というのは
おそらくイエローストーン国立公園の事を指していると思われます。
たしかに件の公園ではエルク(大きな鹿と思ってください)が増えすぎて深刻な食害に見舞われた際、
オオカミ(食物連鎖の最上位者)を放すことによってエルクの数を調整しようとしました。

結果、増えすぎたエルクは適切な数に落ち着いたというわけです。
※オオカミだけの効果かどうかは諸説あります。

でもこの例示って
物凄く大事な部分が抜け落ちていまして
イエローストーン国立公園でオオカミが絶滅した原因って人間の狩猟だとか
家畜を襲うからって撃たれたりしたからなんですよね・・・

つまり元々いた動物をいない状態にしておかしくなった生態系を
元通りにした事によってバランスが保てるようになったってだけの話なんですよ

大分県(北海道にも導入案があるらしい)にオオカミを入れるっていう事は
本来いない動物を持ってくるって事です。

はたしてうまい具合にイノシシを狩ってくれるでしょうか?
確率論で言えば天文学的な低さでしょう。

イノシシも猛獣です。
オオカミがいくら強いとはいえ
猛獣を相手にすれば怪我をする危険性もあります
野生において大怪我と死はほとんど同義です。

そして
少し人里に下りれば
美味しく太って、戦闘力など皆無に等しい家畜さんが沢山並んでいます。
オオカミを含む肉食獣は『狩りやすい相手を狩ります』つまり
年寄りとか子供とか、反撃される心配の少ない相手です。

一戦一戦が命がけの野生動物は
よほどの事がない限り大きなリスクは犯しません。

その昔
ハブを駆除するという名目でマングースが放されました。
結果どうなったか
毒をもっている危険な相手を襲うようなことはなく
安全に仕留められるヤンバルクイナ(天然記念物)やアマミノクロウサギ(天然記念物)を
食べまくっています。

挙句の果てにはマングースまで害獣扱いで駆除するなんて言い出す始末。
きっとマングースたちは
「お前らの都合で勝手に連れてきて思い通りに動かなかったら殺すのか?」
って憤ってることでしょう。

世代交代して純粋にそこで生まれ育ったマングースたちにとっては
人間は単なる虐殺者にしか見えないことと思います。

生物農薬という言葉があります。
単一の食性を持つ生き物を使って特定の害虫などを駆除する方法です。
これがなりたつのはA種とB種お互いのみの関係で完結しているからで
実用できるのは寄生虫~昆虫のレベルが限界だろうと思います。

自然を壊すのは人間だけだから人の手で直さなければならないというのは
確かにその通りです。

だけど
元に戻す以上のことは人が触れてはいけない領域だと思います。

なんか
このニュース読んで
『オオカミ王ロボ』思い出しました。


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猫の話

2009年10月18日 | 動物のこと
僕は3匹の猫と一緒に住んでいます。

もともとはうちのベランダで野良猫が出産していた猫です。
当時、雨が降っていたのでバイク用のカバーをテント状に張ってやりました
翌朝いなくなっていたので安心していたら、
隣のアパートのごみ置き場で、
ペンキ箱みたいなのに入れられていました。
たぶん誰かがその箱に入れたんだと思います。
親猫は臭いが判らなくなったせいなのか、
近くを通っても気にも留めません。

3匹いるうちの一番大きい子猫は必死で泣き続けています。
小さい2匹は泣き声をあげる力も無いように見えました。
片方はもぞもぞ動くだけ
一番小さい子は今にも死んでしまうんじゃないかと思えるほどでした。

折りしも4月、
まだまだ寒いです。
今にも消え入りそうな命を触ったとき、
黙って見過ごすことは出来ませんでした。

とりあえず家へ持って帰り
「牛乳でいいのかな?」と思ったものの
我が家にあるのは無脂肪乳・・・
そもそも牛乳ですらありません

急いで子猫用のミルクを買いに行き、
恐る恐るの初授乳・・・

夜も遅かったので動物病院には翌日行くことに、
ネットの情報を頼りに暖かくしたり
ミルク飲ませた後、オシッコさせたりゲップさせたり・・・
当然翌日の仕事はお休みです(笑

当初は自分でやってるバイクのHPで里親を探すつもりでしたが
結局自分で面倒見ることにしました。

今では3匹とも元気に育って、初めの心配などどこへやら、
あきれる程に元気です。

ところで
僕が住んでるアパートはペット禁止です。
でも飼ってます。

実はこの子達の面倒を見ようと決めたときには
引っ越す予定だったんですよ。

そのことを不動産屋と話すときですが
僕「うちのアパートってペット駄目ですよね?」
不動産屋「そうですね」
僕「ってことは猫3匹なんて駄目ですね」
不動産屋「駄目すぎますね」
僕「それを踏まえて、猫3匹面倒見たら駄目?
不動産屋「・・・・・?」
不動産屋「内村さんのそういうとこ好きなんですよ~(笑)
今のところ特に苦情もありませんし、
私達は知らなかったということで

というわけで
暫定的にだがOKが出たわけである。

その数年後、事件が・・・

とある朝、うちのアパートの住人が
タバコの不始末からボヤを出しました。
それに気付いたきっかけは
うちの猫達が異常なほどに暴れまわってて、
これはおかしいぞと思ったからです。

その時間帯は
普段僕が起きてる時間でもありませんし、
猫達がいなかったら、アパートは全焼でした。

不動産屋さんからもいたく感謝され
今ではおおっぴらではないにしろ、ほぼ公認といった感じだ
もちろん僕も壁や畳でで爪とぎをしないようにしつけているし、
猫達もきちんと守ってくれている。

初めて動物病院に連れて行ったときのことを
後日看護婦さんと話したことがあったが
看護婦さんも正直駄目かも、と思ったそうだ
そもそも生まれてすぐに放置されてるような子猫の生存率は非常に低いらしい。

でも
僕はその日、たまたまケガで練習できないときで
仕事が終わったらすぐに帰ってきていた、
たまたま泣き声が聞こえた。
子猫そのものに見覚えがあった
翌日病院に行くまで自力で生き抜いてくれた

たくさんの奇跡が連なって3匹とも元気になってくれたのだ。

名前を付けるとき、
初めて会ったときの、とにかく小さい印象から
【小ささ】を表す単位の名前を付けた
1番大きかった子は『ミリ』
真ん中の子は『ナノ』
鳴くことも動くことも出来なかった子は『ピコ』

猫風邪を引いたり
下痢ったり
寝てるときに走り回ったり・・・
大変なこともあったけど

大事な家族だ


犬と猫と人間と

2009年10月17日 | 動物のこと
今日は、なんとか2時間作って
見たかった映画
『犬と猫と人間と』を見に行きました。
いつもなら、気になる映画があっても
そのうちテレビで放送されるだろうから、と
テレビ待ちのまま忘れることが多かったのですが、
この作品に関しては絶対テレビでは放送されないだろうという思いもあったし
とにかく【今】見たかったからです。

場所は渋谷の【ユーロスペース】
小さな映画館です。

上映スケジュールを見ても
聞いたことのないような映画がたくさん・・・
ラブドール主演の映画なんて
大きな映画館では絶対にやれません。

ほかにもタモリ倶楽部で取り上げられそうな作品もちらほら、
逆にいえば若手監督や、本当に好きで作った作品の
表現の場とも言えるかもしれません。

ちなみに僕はほとんど映画は見ない人で
前に見た映画は『えびボクサー』でした
しかもボクサー割引
(ボクシンググローブを持っていくとちょっぴり割引になった)
で行くようなヘタレです。

さて、
そんな僕がこの『犬と猫と人間と』を見たいなと思ったのは
うちにも猫がいます。
一緒に住むまでは「野良猫って多いな~」くらいしか思ってませんでした。
でも、猫の世話について色々勉強したり
関連本を読んだりしていると
どうしてもつらい現実にたどり着きます。

猫(動物)が好きなら
命を預かる自覚があるなら
見ておかなければいけないなと思ったからです。

内容について書くのは極力避けますが
派手さはまったくありません。
可愛い子猫が出ようが、アイドルが嬌声を上げるような場面はありません。
残酷な場面になろうが、おどろおどろしい効果音や、興ざめする声が上がるわけではありません。
辛い現実だけれど逃げないことを選んだ『人間』の声を
淡々と見つめていきます。
気の弱い人だと目を背けるようなシーンもあります。
静かだからこそ一層衝撃的な場面もあります。
テレビでは絶対に流せない映像だろうし
学校などで上映したら、体調崩す子が出たりで
問題にもなりかねません。

でもそこには常に命の温度が感じられます。

先日ニュースを騒がせた崖っぷち犬も登場します。
実は姉妹犬も一緒に保護されていたそうです。
そして、崖っぷち犬の狂想曲から見えてきた
『人間』の歪みも静かなな視点で語られます。

動物愛護センターの実態も取材されます。
「愛護センターなんて名乗ってるくせに殺してるだけだ」という偏見や
施設を建設しようとすると巻き上がる反対運動、行政として動ける限界と現実とのジレンマなどなど

凄く印象に残ったのは施設員の方のコメントで
「動物は好きですか?」という監督の質問に対して
「好きです。好きだからやってます」という答えだ
(この人は市の職員になったときには動物園の勤務を希望したそうである)
それに続いて
「命の最期を見届けるのはせめて好きな人間がやるべきだと思います。」
言葉自体は少ないし、上手く話しているわけでもないが、
そこには『想い』が感じられた。
そして、いろんな自治体でも
殺処分数を減らすようにセンターは動いていることや
過去から現在の処分の経緯なども紹介される。
その一方、「生活保護を受けるために犬は飼えない」と持ち込む飼い主もいる。

単純な話ではない・・・しかし
問題の本質は単純だ。

『ホントはこんな事言ってはいけないんですが、
無責任な飼い主の尻拭いをさせられているようなものです・・・』
それだけの話、【命を受ける責任】だけだ・・・

動物愛護の先進国
イギリスの現状も紹介される。
日本との違いに愕然とするが
その根底にあるのは、一般の人の意識の差だろう。
一気には変わらない、でも続けなければ絶対に変わらない。

命を大切にすることを声高に主張することで
それを自分の思想を通すための道具にする過激派がいるのも事実だ。
しかしこの映画で描かれるのは
「目の前の命を何とかしたい」
そんな『想い』の求道者たちだ。

重いテーマだけに
万人受けはしないかもしれない、
でも、見ようと迷っているなら見て欲しい。



上映が終わって
スタッフロールが終わるまで誰も席を立とうとしない
全部の終了後、僕はいつもより深めにサングラスをかけて
劇場を後にした。

帰りには
新しい猫じゃらし棒と
おやつでも買って帰ろう

内村特殊法務事務所
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