免許取消の前には
『意見の聴取』『聴聞』というイベントがあります。
そこではギリギリの瀬戸際で必死になった人間の『素』とも言える姿を見ることもよくあります。
そして本人以外にも弁護士や行政書士、会社の上司、家族などいろんな人が来ていますが
毎度のことながら正しい論点を正しく主張できている人はほとんどいません。
「車はもう処分しましたので、今後運転することはありません」
聴聞官「・・・貴方今までの違反は全部仕事中ですよね?自己名義の車での違反一回もないですよね?ということは違反する可能性自体は変わってないんじゃないですか?」
「禁酒します」
聴聞官「いや、いくら飲んでも良いですよ(笑)運転さえしなけりゃ」
「酒気帯びに関しては家族もきちんと監視して飲まないように気を付けますので」
聴聞官「毎日24時間監視できるの?できないですよね?いい加減なこと言ったらダメだよ(笑)」
「(酒気帯び運転について)被処分者は酒気帯びについては初犯で」
発言を遮って
聴聞官「あのね、酒気帯びは初犯で当たり前なの、何回もやってる方がおかしいとは思わないわけ?」
法律の専門家のような事を語っておいて聴聞官や警察官にコテンパンにされ
依頼者から「お前なんかに頼むんじゃなかった!」と怒鳴られてる人もよく見ます。
また昔ながらの手法といいますか
議員の嘆願書を持ってくる人、段ボール箱一杯の署名を持ってくる人
本人が一人で来てる場合でも泣きながら土下座して
「免許なくなったら死ぬしかありません」と言ったら
聴聞官「いままで結構長期の免許停止になってるけど別に死んだりしてないんだからいきなり死ぬってことは無いんじゃない?」と切り返される人
同じく生活ができなくなると懇願したら
「現場で警察官に凄んでたときと、随分態度違うね」と言われたり
頭がおかしいという理由で免許取消に該当している聴聞で、待ち時間の間に「俺はキ☆ガイじゃないぃぃぃ!キチ☆イじゃないぃぃぃぃぃぃ!」と叫び出す人、
主張には正しい方法があります。
どんなに良いポイントでも使いどころや使い方を間違えてしまうと
そのままマイナス方向に作用してしまうことも珍しくありません。
一言の間違いで取り返しがつかなくなりますので
どこかに依頼する場合にはくれぐれもご注意ください。
運転免許取消処分の回避&軽減専門で25年
内村特殊法務事務所
代表行政書士:内村世己
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