第3弾リメイク「屋敷の中の二人」
「ここだな。
なんか、イヤな感じがするな」
二人が地下室に降りた後、
棺部屋に入るなり、
みはるがそんなことを言った。
「まあ、
燃やさないといけないくらいだからな」
ケンタはそう言うと、
棺に近づいた。
「蓋みたいなのがあるけど、
開けてみるか?」
「やめとこうぜ。
この紙に油をかけて、
さらに棺にも油をかけて、
さっさと燃やして、
上に戻った方が無難だよ」
「それもそうだな。
うーん?」
「どうした?
みはる」
「ケンタ、
ちょっと静かにしてくれるか?」
「ああ」
みはるはケンタにそう言うと、
棺にさらに近寄ると、
そっと蓋に耳をあてたのだった。
(続く)
「ここだな。
なんか、イヤな感じがするな」
二人が地下室に降りた後、
棺部屋に入るなり、
みはるがそんなことを言った。
「まあ、
燃やさないといけないくらいだからな」
ケンタはそう言うと、
棺に近づいた。
「蓋みたいなのがあるけど、
開けてみるか?」
「やめとこうぜ。
この紙に油をかけて、
さらに棺にも油をかけて、
さっさと燃やして、
上に戻った方が無難だよ」
「それもそうだな。
うーん?」
「どうした?
みはる」
「ケンタ、
ちょっと静かにしてくれるか?」
「ああ」
みはるはケンタにそう言うと、
棺にさらに近寄ると、
そっと蓋に耳をあてたのだった。
(続く)