レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第3弾リメイク「カミサン?の棺とたまおとネネの推理5」

2011-01-17 01:29:11 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?の棺とたまおとネネの推理5」

「たまおくん、全員、助かるの?」
ネネが驚いたように、
たまおの顔を見る。
「確実ではないだすが、
僕の考えはネネちゃんの推理
とはちょと違うんだすよ。
それより、
みんなが忘れていることをすべて話すだすよ」
ネネはたまおに言われたので、
キミカたちが忘れている、
もとめが消えてからの出来事
を自分が覚えている範囲でみんなに話したのだった。
その上で、
もとめの父が信じたカミサン伝説の効果で、
今回のような不思議な出来事が起きたのだ
と自分の考えを話した後、
結局、
このまま
実際に死んでいたもとめの姉、永久、賢明
を屋敷の外に出せば、
もとめ、ひさめ、サヤの命と引き換えに生き返って、
すべてが終わる
というネネなりの推理を披露したのだった。
ネネが一応の話しを終えると、
キミカがみはるの口を押さえている左手とは
反対の右手を挙げ、
「もし、
このまま、永久くんたち
を屋敷に放置したままにしたらどうなるの?」

ネネに質問したのだった。
すると、
「その可能性はないわよ。
だって、
あたしたちがこのままここから逃げても、
警察が屋敷の外に運びだすでしょ。
それに、
警察にあたしが話しをしても、
信じるはずもないし、
何の解決策にもならないから。
もし、
たまおくんの言うとおり、
全員助けるとするなら、
あたしたちの手でやるしかない
と思うわ」

ネネは答えたのだった。
(続く)

大地獄(新)「人相と過去と誤審人生」

2011-01-17 01:14:37 | 小説
大地獄(新)「人相と過去と誤審人生」

第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「実は私の場合、
ある横領事件で犯人にでっちあげられて、
2年も刑務所に入っていたんですよ。
私はすぐ人を信じてしまうところがありまして、
会社の同僚に頼まれて私の口座をそいつに貸したら、
そいつが会社の金を横領して、
その口座に...」
「だから、トロい顔してるのか?」
「それを言わないでくださいよ。
詐欺的商法にひっかかったり、
散々な人生だったんですから。
まあ、横領で逮捕されるまでは、
親が面倒みてくれてたんですが、
それからは親にも見放されて、
ついてないことに、
やっと出所できたら、数日後ですよ。
路上で立ち往生している猫を助けようとして、
車にはねられ...」
「それは気の毒な人生だったな。
親が資産家で、その顔で、
実際、トロいんじゃ、絶好のカモだしな」
「でも、それで地獄はないすよね」
「ああ、ねえ。
騙される奴より騙す方が悪いからな」
「生前にも、誤審。
ここにきても誤審か。
運の悪い奴もいるもんだな」
「笑わないでくださいよ。 
私はここに来たときは、
すぐにでも天国に行けると信じていたんですから。
ですが、
いっこうにお呼びがかからないので、
もうダメだと諦めていたんですよ」
「で、その助けた猫は?」
「覚えてません。
車がぶつかりそうなとこで...
多分、即死だったんでしょうね」
「そうか。
でも、
これでようやく天国に行けるからいいじゃねえか」
「まあ、それに、
今の話しもここであなた方に話したのが初めてなんです」
「ひとついいか?
生前に誤審されたとき、
自分は違うと言わなかったのか?」
「最初だけは。
でも、
ついた弁護士が素直に認めて、
示談すれば執行猶予がつくって言ったもんですから。
ですが、
親に見放されて示談も出来ず、
刑務所行きですよ」
「下手な弁護士に当たったな。
で、横領額は?」
「私はやってませんよ」
「トロいな。
その同僚がやった横領額だよ」
「ああ、
それが5000万もなんですよ。
だから、親も呆れて...」
「ふーん。人生いろいろすね」
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カミサン伝説20「ハッピー編」282

2011-01-17 00:55:44 | 小説

カミサン伝説20「ハッピー編」282

  ちなみに、
以下、途中までグーさん以外に保管してます。
カミサン伝説20「ハッピー編」

「いらっしゃいませ。
先生、これどうぞ。
やっぱり、
西園寺さんの話し本当だったんですか?
もちろん、相手はハルねえでしょう。
あたしもそうじゃないか
と思っていたんですよ。 
それに、シゲタ先生の方も」
春美が
エイタにあがりとおしぼりを出すと、
にやにや笑いながら、
そう話したのだった。
「えー、西園寺の奴、
それにシゲタもそうだったのか...」
エイタは春美の言葉につられて、
つい、
本当のことを話してしまったのだった。
「でも、ハルねえ。
今日はお休みなの?
残念でした」
春美がからかうように言うと、
「春美!」

秋子が睨みつける。
春美は逃げるように
店の奥に入って行ってしまったのだった。
「すいませんねえ」
秋子が頭を下げると、
「でも、
それが本当ならいい話じゃないか?
おまえもそんなこと言ってただろ」
「あんた!」
寿司屋夫婦が気まずそうなエイタの前で
そんな話しをしだすと、
チンタまで、
「ハルカさんも先生方のことは嫌いじゃない
と思いますよ」
そんなことを言いだした。
「だな。
ハルカはトンチンカンなところもあるから
インテリには弱いしな。
それに、
顔より中身って感じだしな。 
それにあいつは惚れるというより、
惚れられて弱そうなタイプだから、
早いもん勝ちかもしれねえな」
寿司屋はチンタの話しを聞いて失礼なことまで
ペラペラ話し始めたので、
「あんた!」
とだけ言って、
秋子が止めた。
「あのー...
今の話しはハルカさんだけには
内緒にしておいてくれませんか...」
エイタは、
おしぼりで額を拭きながら、
顔を少し赤らめて小さな声でそう言ったのだった。
「私は約束しますよ。
でも、春美ちゃんがねえ。
冗談ですよ。私から口止めしておきますから」
チンタが真面目に言うと、
「でも、西園寺先生が二人のどちらかだと話したから、
もう、
うすうすハルカも自分の方だと勘づいているんじゃねえか?」

寿司屋は
にやにや笑いながら困惑しているエイタの顔を見たのだった。
(続く)


カミサン伝説22「人首酒編」43

2011-01-17 00:44:32 | 小説
カミサン伝説22「人首酒編」43

しかし、
マスターが決意したときには
もう遅かったのでした。
マスターの知り合いの酒屋は、
先月既に交通事故で死んでいたのでした。
例の酒屋は、
マスターとはあれ以来絶交していたので、
マスターもその死は知らなかったわけです。
「カミサンのバチかなあ?」
「いや、真犯人に消されたのかも」
「どっちの可能性もありますねえ」
「これで迷宮入りかあ、
ああ、
もっと早く気づいていれば...」
コワコワクエーたちは残念そうに、
それぞれ自分の思いを話しました。
そして、
しばらくすると、
「私、
あいつの奥さんにうまいこと言って、
あいつのことを調べに行ってきますよ」

マスターが言いだしました。
しかし、
「マスター、やめときなよ。
危険だ。
カミサンのバチならそれはそれでいいが、
そうでなかったら」
コワコワクエーは、
真顔でマスターにそう言うと、
他の二人も黙って頷いたのでした。
(続く)

新作ディープ(?改)「新探偵くそたとナイフについての仮説」

2011-01-17 00:33:28 | 小説
新作ディープ(?改)「新探偵くそたとナイフについての仮説」

グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」

木太郎とホウセイが黙って頷くと、
「まずは、
もとこの方から考えるぞ。
そして、
凶器となったナイフと偽物のナイフについて、
整理する。
まず、
もとこを刺したのは今確認したようにおちただ。
で、おちたが使ったナイフを本物で、それをおちたに手渡しのがレイカだ。
そして、
そのナイフを取りに行ったのは
チウメとレイカの二人で、
二人の話だと、
そのナイフがあったのはチウメの部屋だ。
しかし、
チウメの話しでは、
チウメの部屋にあったのは、
偽物のナイフだったということだ。
チウメとレイカの話しを信用すれば、
その二人がナイフを取りに行く前に、
既に偽物のナイフが本物のナイフに
すり替えられていたことになる」
くそたが当たり前のこと
をくどくどと偉そうに話し続けたので、
木太郎が思わずアクビをした。
「木太郎! そういうたるんだ態度だから、
いまだに犯人がわからないんだよ!
気合いを入れろ!」
「はーい」
「しょうがない奴だな。
問題はこの後だ。
まず、
今話した偽物のナイフはチウメのもので間違いない
ということでいいだろうが、
問題は本物のナイフの方だ。
本当に、
もとこが持ってきたナイフなのか?
この点、
誰も今まで疑った奴はいないが、
その理由は?」
「それは、もとこの部屋で
偽物のナイフが見つかったからじゃないのか?
なあ、木太郎」
「そうだよ」
「でも、
すぐ見つからなかったんだろう?」
「それはもとこの隠し方がうまかったわけで」
「無線機の方はすぐ見つかったのに、
ナイフの方はすぐには見つからない場所に
隠していたということか?
普通は逆じゃないのか?
その辺はどうだ?」
くそたは
偉そうにホウセイと木太郎の方を見たのだった。
(続く)

ダミー「見せてください」57ほ!風味

2011-01-17 00:22:24 | 小説
ダミー「見せてください」57ほ!風味

「あのー、もしかして?」
よし、逆の手に出るか。
「はい、何ですか?」
「これって、ナンパなんですか?」
なワケないけど、
こう言えば、ひくかもな。
「そんなあ?
私は、
そんなふしだらな女ではありません。
ただ、気になったから、
見せてくださいと...」
ふしだらって、おおげさだなあ?
でも、
そういう言葉が出るということは...
「でも、見たいということは、
僕が気になるからなんだろ?
ここじゃなんだから、どっか行きます?」
こうなったら、ナンパ作戦に変更!
こっちがしつこく誘えば、
諦めるだろう!
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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」48

2011-01-17 00:10:35 | 小説
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」48

ソウセキが持っている像について、
有力な見解
を主張していた御鎌倉教授は、
ソウセキが電話連絡すると、
快く面談に応じた。
そして、
ソウセキはその像を見せながら、
やすおから聞いた話しを教授に話した。
「なるほど、
君の友人がその像を置いていったわけで、
入手先は明かにしなかったわけだね」
「はい」
「で、
その友人の話によると、
その像を所持した人間のうち、
その友人を除いた4人のうち、
3人が生命保険をかけられた状態で
若死にしているということだね」
「はい」
「そして、
死んだ3人はいずれもその像を手放した後、死んでいるんだね」
「はい」
「また、死んだ3人のうち、
一人はその像が何であるかもしらなかったということだね」
「はい」
「最後に確認するが、
4人のうち、
生き残った一人はその像を所持しているときは、
像を所持してから知り合った女と
男女の関係にはなっていないうちに、
その像を手放したという話しだったね」
「はい」
教授はソウセキの話しの確認を終えると、
「ちょっと、
その像を触らせてくれるかな」
と言って、
ソウセキが頷いたのを確認すると、
その像をいろいろな角度から眺めた後、
像をいったんソウセキに返すと考え込んだ。
「あのー、
これはカミサンの像ではなく、
まったく別の呪いの像なようなものなんでしょうか?」
ソウセキは考え込んでいる教授に訊いた。
すると、
教授は、
「まず、
この像が問題になっている悪女よけの像と
同じ像なのかがわからないね。
ただ、
君の話を聞く限り似てはいるね」
「じゃあ、
私の友人の意見のように、
悪女寄せという別の像である可能性もあるんですね」
ソウセキが訊くと、
「ありうる。
いわば、
悪女よけと
悪女寄せの双子の像が存在する可能性もあるな。
ただ、
わからないのは助かった
とされる人間と君の友人のことだよ。
特に、
君の友人はかなり詳しい事情を知っていそうだが、
どうしてその像を君にあげたのかな。
また、
どうしてその像を誰かから受け取ったのかな?
その辺が私にはよくわからない」

教授は首を傾げたのだった。
(続く)