里山人雑記

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ニホンミツバチ

2020年02月29日 23時32分36秒 | Field Note<観察>
もちろん、お知らせだけでは終わりません。
ということで…

生き物の世界はもう春ですね。今日は春を感じさせる写真を。

↑ニホンミツバチ
セイヨウだろうと思って撮っていたところ、姿をよく見るとニホンミツバチ。
おー。ニホンミツバチとセイヨウミツバチを素早く見分けるポイントは、主に腹部の帯の太さや全体的な色味など。細かいことは調べてみてください。
ところで、脚に付けた花粉の塊に加え、体毛などにも花粉がたくさんついていることに気づかれましたか?
好むと好まざるとに関わらず付着したこの花粉、ミツバチの体毛にくっついたまま別の花まで運ばれ、受粉。
このプロセスに貢献するがゆえに、ミツバチなどの昆虫は「送粉昆虫」などとも呼ばれるのです。
これによって遺伝的多様性が…
と、あまり突っ込んだ話をするとよくないので、この辺で。
興味の湧いた方は、「自家受粉」「送粉昆虫」「遺伝的多様性」「共進化」あたりのキーワードで検索すれば、おそらくもっと深い話を知ることができるはず。
ウェブ上でも書籍でも何でも良いので、調べてみてくださいね。

機材:OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

尚、写真自体は撮って出しです。コピー防止の文字だけ入れましたけど。
試し撮りだったもので構図もタイミングもあんまり気にせず、ただシャッターを押しただけなのですが、こうも簡単に撮れちゃうと言う。
M1markIIに40-150mm/f2.8、楽しいですね。
ま、昨日M1markIII出ましたけども…欲しいよ…

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あ、そうそう、調べものをする際は、1つの文献だけでなく複数の文献を当たった方が良いです。参照した文献が、科学的にどれほど適当であるかは容易に判断できないためです。
一応、次のことにも注意して調べると良いかも…
「引用文献・参考文献」が明記されているサイトでかつ、その文献が特定の科学雑誌に掲載されたものである場合、そのページの信頼性は高いイメージです。そういったページに当たればGOODですね。まあ、文献の使い方を間違えているサイトもままありますので、これはあくまで1つの基準にすぎませんけど…

2020年3月の探鳥会@熊本

2020年02月29日 21時33分19秒 | お知らせ<観察会>
個人のブログでこれ書くのはどうかとも思いましたが、多くの方の目に触れるに越したことはないので今日はこの話題。

結論からお伝えすると、
日本野鳥の会熊本県支部が主催する探鳥会(鳥の観察会)は、2020年3月に予定されていたものに限り、すべて中止となったそうです。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
日本野鳥の会熊本県支部のページに飛びます。
http://plataleaphoto.blog101.fc2.com/blog-entry-425.html?sp

当然、私がガイドさせていただく予定だった3/15㈰の坪井川のものも中止です。
件のウイルス、早く収束することを願うばかりです。

後ろ姿

2020年02月28日 22時41分42秒 | Field Note<観察>
この鳥は、飛んで行く後ろ姿もなかなかに良い。

カワセミ Alcedo atthis
半分黒い風切り羽が、けっこう好き。
角度によって色味の変わる構造色や、部位によってけっこう違う羽毛の色味も、観たいポイント。

カワセミは、見慣れてきたら、じっくり観察してみてほしい鳥。
姿の美しさが強調されがちですが、行動もとても面白いのです。
たとえば巧みなホバリング。
ホバリングを行う鳥って、このあたりじゃチョウゲンボウやミサゴくらいですよね。
それからカワセミのホバリングは、体が小さいこともあってか、羽ばたきのピッチはとても短いし、空中の一点にぴたっと止まる姿はまるでハチドリのようでもあります。

また、水辺にいるばかりではなく、林の中で出会うことも実はあったり、ビルの間を飛んで行くこともあったりと、思いもかけない場所にもいたり…
興味深いですね。

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M1markIIIが発売されましたね。
どうやら、中身はさらに進化したそうですね。
欲しくなるポイントはいくつもありますが、地味にマルチセレクターとかうらやましいです…笑

さて別件。何がとは言いませんが、フラストレーションが溜まっております。
またポチっちゃうよ…笑

羽毛Bの解答

2020年02月27日 23時38分23秒 | Field Note<観察>
すっかり忘れておりました。
羽毛Bの解答。

羽毛Bの落とし主はずばり…
アオバト。どの部位の羽毛なのかは、検索してみてください。
画像検索でアオバトを探せば、あまり苦労せずに見つかると思います。
下から見上げた写真の方が、探しやすいかも。

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アオバトの写真はいくつかあるのですが、この羽毛がはっきり見えるものがなくて…
ズアカアオバトはあるけど…笑

2019 GWの回想 -13-

2020年02月26日 22時40分38秒 | 2019 GWの回想
何気なく眺めていたFacebookのフィード。
目についたのは、学生の頃、オーストラリアで知り合った友人(日本の人)の投稿でした。あの砂丘、懐かしいなー。
また短い旅に出たくなりました。とはいえ、今すぐ出て行くわけにはいかないもので…
ひとまず、ボルネオで撮った写真をぼけーっとスライドショー。
しかしまずいことに、心はどんどん海の外…笑

↑コタキナバル。
賑わうフィッシュマーケット。端っこに並ぶ屋台。
そこから昇り漂う煙は、食欲をそそる香りも運ぶ。
生き物を見るのも、街並みを見るのも、人を見るのも面白い。
もちろん、食べるのも。

今年はどこに行こうかな…

機材:OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

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あー…
忘れないうちに旅レポ書きたい…
しかし、書く時間を捻出できない。
要は、次元の低い力不足…精進しましょう。

えっ!? ジャワ島洪水!?
友人たち大丈夫かな…連絡してみましょう。

綿毛に春

2020年02月25日 23時07分37秒 | Field Note<観察>
ふと目を向けると、そこには春の小さな花たち。
意識して見るとたくさん咲いていました。
そしてタンポポは…綿毛を付けているものも。そういえば最近、あまり植物を見ていなかったな…
動くものばかり見ていたな…

これからどんどん春が進んでいくのでしょうね。
季節の変化を見逃さないように、空から水の中まで、いつも以上に神経を張り巡らせておく必要がありそうです。

写真:OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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レンズ沼ではありません。
まだ砂干潟です。
砂…あれ?
泥干潟に変わっている…?笑

休日の朝

2020年02月24日 22時16分29秒 | Field Note<観察>
朝靄の中のカモたちを撮りたくて、とある水辺を訪れました。
靄が際立つ場所を探しながら静かにうろうろ。靄の中には、カルガモやヒドリガモ。

カルガモ Anas zonorhyncha
ま、まぁ…この写真は靄が消えかかっていますが…笑

ヒドリガモ Anas penelope
採餌しているもの、ゆったり移動しているもの、嘴を羽毛に埋めて寝ているもの、羽繕い中のもの等々、昼間よりもゆったりとした空気が流れている感じ。
観察&撮影していると、いよいよ日が差してきました。気づけば、寝ていた鳥たちも活発に動き出していました。

日が差してくると、水の中もよく見えるため、ここで少し移動し、双眼鏡で水中を覗いてみました。そこに見えたのは、オイカワ、カワムツ、イトモロコ(たぶんスゴではない)にムギツク、タカハヤなど。魚がよく集まっている流れに目星をつけ、FCON-T02をつけたTG-6を沈めます。
水平になるようにカメラを水底に置き、固定カメラ化。
まずは映像を録り、その後インターバル撮影に設定してしばし放置です。この間、私は鳥を探しにまた散歩。

キセキレイ Motacilla cinerea
キセキレイの羽繕いやコサギの採餌を観察しながら、TG-6にコサギ写らないかなぁなんて思いながらうろうろすること10分ほど。
そろそろ回収してみますか。

↑インターバル撮影の成果。水中の写真です。
もっといいカットもありましたが、魚種的にはこっちが面白いかと思ってこの写真を選んでみました。さて、何種いるでしょう。
正解は最後に。

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休日の朝は交通量も少ないため、乗り物は車ではなくカブ。
カブ良いですよね。




水中写真の正解→3種類(カワムツ、ムギツク、イトモロコ(スゴではないかと…))
映像の方には、タカハヤとオイカワも映っていましたが、この写真は、見たところ3種かな…?という感じです。
もし他にも写っていましたら教えて頂けるとありがたいです。

ミヤマホオジロ 雌雄の姿

2020年02月23日 13時37分05秒 | Field Note<観察>
昨日アップしたのはミヤマホオジロのオス個体だけでしたが、当然そこにはメス個体も。

ミヤマホオジロ Emberiza elegans のメス個体
昨日アップしたオス個体の写真(昨日の記事『寒そうな写真』)と比べてみてください。
黄色い部分、黒い部分、どうでしょう。
良く見てみると、けっこう違いますよね。

鳥類には、雌雄同色の種もいる一方で、雌雄で姿の異なるものがたくさんいます。
この時期見られる身近な鳥でも、たとえばジョウビタキなんか、けっこう違いますよね。
ジョウビタキのオスを載せた記事→『日没前のジョビオ
ジョウビタキのメスを載せた記事→『ジョビコの鏡
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、いずれも派手なのはオス!
実は、鳥の世界って、オスの方が派手な場合が多いのです。メスの方が派手なのは、このあたりではタマシギなど限られたものだけ。

別の鳥と思っていた鳥が、実は同じ鳥だった!なんてこともあるかもしれません。
身近な鳥の姿、今一度じっくり観察してみてくださいね。

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今日は外に出ていることが多いので、まだお昼ですが、合間を見つけて更新しました。
明日はできれば、写真多めのデラックスな記事にしたい…笑
お楽しみに。

寒そうな写真

2020年02月22日 23時36分58秒 | Field Note<観察>
雨のち晴れ。
今朝の雨から一転、午後は太陽が顔を出しました。
しかし、暖かくなったように感じたのも束の間、しばらくすると、冷たい風が吹き始めました。
冬らしい写真をほとんど撮っていなかったので、寒そうな写真撮りたいな~と思いつつ歩いていると…

ミヤマホオジロ Emberiza elegans の オス
雪が降ったりしていたわけではありませんが、ちょっと寒そうに撮れたかな…??

ミヤマホオジロは、ご覧の通り、ホオジロに黄色い差し色を入れたような姿をしています。胸部に黒い模様があるのも特徴的ですね。
また、頭のてっぺんふきんから頭の後ろ側にかけて、ボサボサッとした羽毛が見えますか?
この羽毛を、特に「冠羽(かんう)」と呼びます。
確か最近は、タゲリの写真をアップした時に、冠羽にも触れたかと思います。

さてこのミヤマホオジロ、このあたりでは、ちょっとした森林の林床付近で観察できます。
このときは、ホオジロと似たような声で鳴きながら、小規模な群れで行動していました。地面に降りて採餌らしき動作をしたり、この個体のように、木の枝に止まっていたり。
ちなみにこの個体は、専ら羽毛を膨らませてじっとしていましたが、時折、羽繕いや伸びもしていました。

尚、ミヤマホオジロは、ミヤマ(深山)という名こそついていますが、熊本市では、江津湖の一部や、金峰山などでも見られます。
他にも、身近なところで見られる場所もありますので、近所にそれらしき環境(林、下草、落ち葉、ちょっとしたやぶなど)を見つけて探してみると、運が良ければであえるかもしれません。
自分の力で探して見つけて観察できた時は、けっこう嬉しいものです。

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寒そうな写真というタイトルでアップしましたが、寒そうというか、寒かったです(笑)
冷たい風に、指がちぎれそうでした。

光に舞うカゲロウ

2020年02月21日 23時23分31秒 | Field Note<観察>
渓流の横に立ち、目の前で採餌するミソサザイを見ていました。
すると、日が陰った流れの上空に、ふわふわと漂うものたちが。
時折差す光を受け、きらきらと輝くその正体は…

↑カゲロウの仲間のおそらく成虫(亜成虫ではないという意味で)
ターバン眼とも呼ばれる大きな複眼らしきものが見えることから、コカゲロウの仲間のオスの成虫…?
流域性の水生昆虫、昔から好んで観察していた生き物ですが、同定する努力はしてこなかった。
しかし種名はわからなくても、ずっと眺めていると面白いものです。
飛び方にパターンらしきものが見えてきたり、その姿自体の美しさに目を奪われたり…

昔から川が大好きな所以は、間違いなくここにもあったはず。
小学生の頃なんて、川底の石をひっくり返しては、水生昆虫、いわゆる「川虫(かわむし)」をひたすら採集して眺めていましたし。
あの機能美と言うか、純粋な美しさと言うか、面白さと言うか…何とも言えない良さがあるのです。
川に行きたくなりますね。

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週末は、新たな機材とともにフィールドに足を運びましょう。
Break free な毎日を…って、これ言ったら機材バレる…笑