里山人雑記

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アマサギが食べていたもの

2020年09月22日 22時23分37秒 | 2019 GWの回想
ちょっと前に、食べ物を探すアマサギの写真を載せました(過去の記事『食べ物探し』参照)。
今日はその続きを。

アマサギ Bubulcus ibis
放り投げて丸のみにしたのは、なんと ケラ Gryllotalpa orientalis
ファインダー越しに見た感じではヤゴに見えたので、色や雰囲気的にもギンヤンマの羽化直前かそのあたりのヤゴかと思っていたのですが、捕食~捕食前の写真を眺めてみると…

↑やっぱりケラ。
アマサギの足元は少し水の残る田んぼだったのですが、運悪く通りかかってしまったのでしょう。

そうそう、一枚目の写真を見返してみてください。
アマサギの瞬膜が閉じかけていて、半分だけ閉じていました。
わかります??
瞬膜についてはまた今度。

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コムクドリがたくさんですね。
観察したいのですがイマイチ時間がとれません。
果たして間に合うのか。乞うご期待(笑)

-星癒- 星景写真展

2020年07月20日 22時10分56秒 | 2019 GWの回想
久しぶりにお邪魔した雑貨屋さん『ミドリネコ舎』で、星景の写真展が開かれていました。

森澤嘉幸さんの、『星癒』展。
会期は2020年7/27㈪まで。(ただし7/21はおやすみ)
時間は10:00~19:00で、入場無料です。

写真の美しさもさることながら、印刷も美しいのです。
撮影された方の熱量が伝わってくる見どころ満載のナイスな展示。
お店の一角での展示ですが、とてもおすすめです。お店も超お洒落なので、ぜひ足を運んでみてください。

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いやー、、、良かった、、、

炭酸

2020年06月05日 21時07分38秒 | 2019 GWの回想
炭酸の泡が躍る様子が魅力的で、ちょっと撮りたくなったもので…
黒バックにして、グラスを這う泡、躍る泡を撮ってみました。

うーん。夏だ(笑)
飲むとパチパチとするのもおもしろいですね。

炭酸水って、放置しておくとどんどん残念になってきますが、家で作れればいいんじゃね…?と思い調べてみると…
世の中にはおうちで炭酸水をつくっちゃう人もいるのだそうです。
液化炭酸ガスボンベ、通称ミドボンを持ち込んでつくるんだから、すげぇなーと思いました。
いつか試してみたいと思っていたりします(笑)

ついでに二酸化炭素の濃度、圧力も調べてみたらおもしろそう。と思ってとりあえず検索してみると…
もうすでにけっこう調べられているようでした。
とりあえず今度、サン〇リアの強炭酸を買ってみようと思いました(笑)

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ほんとは、水面でシュワシュワと跳ねる水滴の映像をとりたかったのですが、今日は断念。
容易ではない…

2019 GWの回想 -24-

2020年05月02日 23時00分05秒 | 2019 GWの回想
今日は、昨年2019年のGWの回想に戻ります。
さて今回の生物は…

ヒト Homo sapiens
ボルネオの熱帯雨林、そこら中にあるのが、樹木から伸びた板状の構造「板根(ばんこん)」です。
雨が多く、土壌が流されやすいのが熱帯雨林の一つの特徴。
板根をもつ植物を多く見かけるのも、板状に張り出したこの板根を発達させた木本が、そうでないものに比べて倒れにくく、土壌が薄い熱帯雨林に適応的だったからなどと言われていますよね。
文献当たってないですけど…

さて、そんな板根を持つ樹木を見上げているのが、このブログの筆者です。
板根も木もでかいでしょー!
ボルネオの熱帯雨林には、まっすぐに伸びた背丈の高い木がたくさんありました。
尚、筆者はヒトに違いないのですが、よく他の生物と間違えられるのも事実。
ここで改めて確認しておきましょう。
まず筆者は、鳥類と会っている頻度こそ高いものの、ヒトともたまに会っています。
ということで、鳥としか会っていないから鳥だと思っている皆様、私は鳥ではありません。
次に、顔を見るとずいぶんエラも張っていますが、エラ呼吸はできません。
魚でもないのです。
職場には、私を鳥と思っている方、魚と思っている方、ヒトと思っている方などいらっしゃいます。
もうちょっと生物について勉強していただきたいですね(笑)
私はあくまで ヒト Homo sapiens です。

あ、そうそう、このときの写真は同行した方に撮っていただきました。
ありがとうございました。

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マイクを買いました。カメラ用のマイクです。
これで動画にも手を出せますね。
いよいよYoutuberに…なんつって。

2019 GWの回想 -23-

2020年04月29日 22時55分21秒 | 2019 GWの回想
朝靄の中、Gibbonの声が響く森。
遠くの立ち枯れに目をやると、特徴的なシルエットが…

さて今日も昨日に引き続き、昨年、2019年GWの回想を。

Asian black hornbill Anthracoceros malayanus
和名はクロサイチョウ。
よくみると、赤い実をくわえています。この大きな嘴で、こんな木の実を食べるってのも意外な感じもしますね。
しかしそういえば、キタカササギサイチョウも、同じような色、大きさの木の実を食べていました。
朝の観察ではサイチョウの仲間を観察できていなかったので、前日現地入りしたと思しき観光客の方はずいぶん盛り上がっていました。

なんとも特徴的な鳥。
サイみたいな角のようなものが嘴についているから"サイ"チョウ。
英語では"horn"bill。同じような意味ですね。

参考文献
Quentin Phillipps & Karen Phillipps, Phillipps' Field Guide to the Birds of Borneo, PRINCETON(2014)

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実はこの写真、昨年の同じ日、つまり2019年の4月29日に撮った写真なんです。
未整理の写真が尽きない…笑

2019 GWの回想 -22-

2020年04月28日 22時45分46秒 | 2019 GWの回想
引き続き、昨年2019年GWの回想です。
今日はこれにしようかなーと思った写真。よく見ると、2019年の4月28日に撮影した写真でした。
今日は2020年の4月28日。つまり、ちょうど1年前に撮ったのがこの写真だったわけです。
ということで今日は…

Bornean Keeled Pit Viper Tropidolaemus subannulatus
なんと、ボルネオの滞在先で、宿舎の裏にいたのです。もちろん野生。超ラッキー。
尚、和名は知りません。ただ、Pit viperの名前からもわかるように、ピットを持っているヘビです。
ピットというのは、赤外線を感知することができる器官。つまり、視界が良くない場所や暗闇の中でも、赤外線で他の生物の動きを感知することができると言うわけ。
ほら、見たことありませんか?「赤外線カメラの映像です」ってやつ。あれは、機材を用いて赤外線を可視化したものですが、そういう意味では、ヒトも、赤外線を用いて見えないものを見る技術を持っているとも言えますよね。
まあ、ヘビのピットは感知するためのものであって可視化するためのものではないので、ちょっと違いますが。

ちなみに、ピットを持つのは、日本ではマムシやハブなど。ちゃんと日本にもいるのです。
生物の進化ってすごいですね。

機材
Canon EOS Kiss X6i + SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

参考文献
Ecology Asia. "Bornean Keeled Pit Viper".
https://www.ecologyasia.com/verts/snakes/bornean-keeled-pit-viper.htm, (28/Apr.2020)

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もっと別の撮り方もあっただろ…と思う今日この頃。

2019 GWの回想 -21-

2020年04月27日 21時55分44秒 | 2019 GWの回想
昨日に引き続き、2019年、昨年GWの回想です。
昨日アップした鳥は、Spotted dove。標準和名はカノコバト。
地元で見られる主なハトの仲間は、せいぜいキジバト、アオバト、カワラバトくらいですが、ボルネオには実に様々なハトの仲間がいました。
ということで、今日もハトの仲間を。今日は…

Zebra dove Geopelia striata
標準和名はチョウショウバト。いつもの図鑑によると全長21cm。実に小さいですね。
ちなみに名前の「チョウショウ」、もちろん「超小さい」という意味ではなく、「長嘯(ちょうしょう)」なんですね。
意味は調べてみてください。
その後Youtube等で「Zebra dove call」などと調べると、声も聴けるはず。
果たして意味と声が合っているのか、確認してみてくださいね。

しかし21cmって小さいですよね。
なんと、ヒヨドリより小さいのはもちろん、ムクドリよりも小さいくらいの大きさです。
ハトですよ。こっちに帰って来てしばらくは、キジバトを見るたびに「ハトでかっ!」の連続でした。
あぁー…ボルネオ行きてぇぇぇぇぇー…

参考文献
Quentin Phillipps & Karen Phillipps, Phillipps' Field Guide to the Birds of Borneo, PRINCETON(2014)

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さきほどPCの電源が落ちました。作業中のファイルも更新間近のブログの記事も吹っ飛びました。
どうやらバッテリーが弱っているようです。
外に出られない私も、同じく弱っているようです笑

2019 GWの回想 -20-

2020年04月26日 23時44分06秒 | 2019 GWの回想
さて、2019年GWの回想です。
もうじき1年になりますね。

Spotted dove Spilopelia chinensis カノコバト
アジア圏では割とメジャーなカノコバト。滞在先では、どちらかというとチョウショウバトの方をよく見かけていたような気がします。
とはいえ、意識すればその辺にいるもので、公園の駐車場で観察できました。
カノコバトは全長30cm程度のハトで、日本で観察できるキジバトよりもちょっとだけ小さい程度。しかし、身体に対する尾羽の長さがキジバトよりは長く見え、身体もほっそりとしていることなどから、ずいぶん小さく見えてしまいます。それよりもさらに小さいのがチョウショウバトって感じです。
あ!もしかして、超小さいハト「チョウショウバト」はまだアップしていませんでしたっけ…
後日アップしますね。

そういえば、カノコバトのカノコは、鹿の子模様のカノコでしょうか。首の模様がそれらしくも見えますよね。
英語名ではSpotted dove。うん、わかりやすい。首がSpottedだ。だいぶ細かいけど。

参考文献
Quentin Phillipps & Karen Phillipps, Phillipps' Field Guide to the Birds of Borneo, PRINCETON(2014)

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今年のGWもどこかに行きたいところでしたが、こればっかりは仕方なし。
大人しく自粛生活を送りましょう。
たくさん勉強して仕事の質も上げなきゃですね。遅れた分は質で取り戻したい…

2019 GWの回想 -19-

2020年04月20日 22時14分03秒 | 2019 GWの回想
引き続き、2019年GWの回想を。
まあいろいろな鳥がいますね、ボルネオ。
形もそうだし、声もそうだし、あらゆる点でユニーク。

Rufous-tailed tailorbird Orthotomus sericeus (和名はズアカサイホウチョウ?)
tailorbirdの仲間は、観察できた鳥たちの中でも特によく通る声で鳴いていました。
2種類以上はいたかと思いますが、いずれも「ピッチョーピッチョーピッチョーピッチョー…」といったフレーズをアレンジしたような声で鳴いていました。
音質はまるで防犯ブザー。気になった方は、Youtubeでも何でも良いので、"Tailorbird voice"とか"Tailorbird call"などで調べてみてください。聞けるはずです。

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いつか尽きるであろう2019年GWのストック(笑)
人によっては、ちょっとどギツく感じるかもしれない虫たちの写真にも、そろそろ手を出しましょうかね。

2019 GWの回想 -18-

2020年04月19日 22時03分27秒 | 2019 GWの回想
今日も2019年GWの回想を。
ボルネオの熱帯雨林。林床は、たいてい暗い。
そんな地面を歩き回る鳥は、どうしても暗ーく写ってしまいます…
いや、諸々含めた"腕"の問題でもあるんですけどね…笑
さて気を取り直して。

Borneo crested fireback Lophura ignita (和名はコシアカキジ?)
図鑑(『Quentin Phillipps & Karen Phillipps (2014), Phillipps' Field Guide to the Birds of Borneo, PRINCETON』)によると、全長は60cmとなっています。
たしかにそのくらいでした。
動きは、キジやヤマドリみたいなイメージで、しっかりと踏みしめながら歩き回っていました。
道路を渡るときはそれこそキジっぽい小走り。
そうそうこのときは、2個体、おそらくつがいで歩いていました。

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回想していると、うずうずしてきますね。
うずうずで留めますけども。
数年間は、海外はおろか、国内旅行もできないのかな…
その分、図鑑を眺めて勉強できるし、撮影の練習も重ねられるから、それも良し…か。という感じです。
これ以上は言うまい(笑)