里山人雑記

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久しぶりにトンボ

2021年06月27日 08時34分53秒 | Field Note<調査>
ちょっと前の近所のお散歩。
水辺やその背後の林内では、様々なトンボが見られます。
今日はその中からこのトンボをご紹介。

ハラビロトンボ Lyriothemis pachygastra のメス
鮮やかな黄色に細かく黒い斑紋と、特徴的な姿をしていますね。けっこう好きなトンボです。
実はオスも、羽化したあとのある一定の期間は、メスと同じような色と模様をしています。
そのため、同じ色をしている時期は、全体の雰囲気や細かな体の形によって雌雄を見分けます。ちょっとだけお話すると、ハラビロトンボの場合、主にお腹の先っぽつまり尾端あたりの形や模様でだいたい見分けられます。
とはいえ、その話を補足する写真などを持っていないので今回はここまでで…

じゃ成熟したオスってどんな色?
と思われた方もいるかと思いますので、そのうちまたアップします。
写真は撮ったので。


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裏山散歩 -後編-

2021年06月26日 08時51分18秒 | Field Note<調査>
更新が滞っており申し訳ない…
そういえば後編書いていないじゃん…と気づいて更新しております。
さて、ずいぶん前の裏山散歩、今日は最後に出て来た鳥を。

ソウシチョウ Leiothrix lutea
見た目も声も派手なこの鳥。そのおかげで、主な活動場所である藪の中で活動しているときでも、結構簡単に発見でき、その行動をじっくり観察できちゃったりします。
地鳴きや囀りを繰り返しながら群れの中でコミュニケーションをとっているらしき様子も観察できて、行動に興味のある身としては、1回ちゃんと観察してみるのも良いかも…と思ってしまう鳥です。
とはいえ、今やそこら中に増えてしまった外来生物の一員。複雑な気持ちで見ています。一生物としては魅力的でも、本来そこにいなかった種の移入と急増によって、よろしくない影響を受けている生物はいるはずですから。

↑目が少し盛り上がっていて、視野もそこそこ広いんだろうなー。

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そうそう。
外来生物に関して一般の人でもできることについて、1分30秒で説明してくれる良い動画を見つけました。
短い動画ですので情報は取捨選択されていると思われますが、簡潔でわかりやすいっす。個人的にはこれ多くの人に見てもらって、もう一回意識してもらえるといいよなーと思います。
見た目や話し方は好みが分かれるかもしれませんが、他にも良い動画をたくさん作っておられるようです。おすすめ。
https://twitter.com/wowkitsunezaru_/status/1408005046961201161?s=19
(WoWキツネザル @wowkitsunezaru)
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千客万来

2020年08月26日 22時17分58秒 | Field Note<調査>
森の中の小さな水辺。
千客万来の水浴び場と化していました。次から次に現れ、水浴びをしては近くの木立に消えていく。
その鳥の正体は…

ソウシチョウ Leiothrix lutea
これは、水浴び後に羽をバタバタさせているときの写真です。
それにしてもカラフルな鳥ですね。声も大きく複雑で耳に残りやすいため、「あの声の主はだれ??」と聞かれることも多い印象です。
姿も声も特徴的。ちょこちょこ興味深い行動も見せてくれる鳥です。

ただ残念なのは、ソウシチョウは日本の在来種ではなく、外来生物法において特定外来生物に指定されている種なのです。
飼育されていた個体が逃げ出した、または複数個体が何らかの理由により放鳥されたことなどが原因で野生化したと考えられており、ここ十数年で近所でも普通にみられる鳥になりました。
このような経緯で定着してしまった生物は思いのほか多く、フィールドに出れば必ず何かしら目にするほど。
そうそう、外来生物の定義や特定外来生物に指定された理由などは、環境省のサイトや、国立環境研究所のサイトなどで見ることができます。
関心のある方は、ぜひ調べてみてください。

さて、もうちょいフィールドに出たいところですが、なかなか出にくい状況ですね。
しばらくは、某調査のときを除いて、徒歩でもアクセスできる近所を散歩する程度で我慢するしかなさそうです。
とはいえ、身近な鳥、身近な生き物、身近なフィールドってのもとても良い。観察眼も腕も磨いておきたいところです(笑)

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あともう少し…
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灯台上暗し

2020年08月05日 22時49分14秒 | Field Note<調査>
軽いやぶこぎをしても見つからなかったミヤマクワガタ。
あきらめて帰ろうとしたときに見つけたのが、路上に落ちていた新しい骸でした。
いるぞ…?
双眼鏡で探すも見つからないので、近くにあった木をちょっと揺らしてみると…
ガサガサガサッ…と立て続けに音が3つ。

ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus
いたー。本当はこの手を使わずに、双眼鏡で探してこっそり観察&撮影したかったのですが、もうこれは許して欲しい…
ちなみにその木は、やぶこぎに入った入り口あたりの木。灯台下暗し。いや、上ですけど。

↑上向きに張り出した部分や金色の細かい毛に、脚の付け根の橙色、そして二又に分かれた大アゴの先端…
やばい…かっこよすぎるよミヤマクワガタ…
もちろん、その場で5~10分ほど観察した後は、もとの場所に返しました。しゃしゃしゃっと逃げて行きました。

近年は気温が異常に高い日もちょこちょこあるので、ここもいつまで無事だろう。
帰り道にはいつも心配になります。

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音が3つ…
気になった方もいらっしゃるかもしれません。
さすがです。そうなのです。
実は、落ちて来たのは3匹だったのです。その話はまた今度にしましょう(笑)
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2020年08月03日 21時46分29秒 | Field Note<調査>
ミヤマクワガタを見たくて立ち寄った雑木林。
ちょっと歩いて出会えず、あきらめて立ち去ろうとしたその時…

↑足元にミヤマクワガタの骸を発見。
拾い上げてみると…

↑骸とはいえ…
なんだこのかっこよさ…
やばい…ミヤマクワガタやばい…笑

ところでこの骸、まだ新しいですよね。
いるぞ…

To be continued...
次回に続きます。

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いつもなら、適当に歩いただけでも見つかるんですけどね。
樹液が出ている木が全くと言っていいほど見当たりませんでした。
スズメバチの仲間も1匹も見えませんでした。どうなってんだ。
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トカゲの青

2020年08月01日 21時04分29秒 | Field Note<調査>
先日、ニホンカナヘビの写真をアップしたところ、ブログやインスタを見た方と今度はニホントカゲが話題に上りました。
そこで今日は、ニホントカゲを撮ってみました。

ニホントカゲ Plestiodon japonicus
ニホントカゲの幼体は、身体の黄色っぽい縞模様と、青いしっぽが特徴です。
この青がとても美しいんです。
残念ながら、ニホントカゲの場合は、成体になるとこの青色はなくなってしまいます。
しかし、奄美大島や沖縄などに生息するバーバートカゲなどは、この美しい青を残したまま成体になるのです。
バーバートカゲの幼体の青はもうちょっと鮮やかだったような。
以前アップしたものがあるので、以下URLからご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/satoyamajin-ninox_s/e/c4c72e2bb844ffdd2f63b143e8ffbca8
うん。やっぱり、心なしか鮮やかに見えますね。
大きさも光も違うので比較は難しいですけど…

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先日twitterでも青いしっぽを持つトカゲが話題になっていたそうですね。
ニホントカゲであれば身近なところにいるので、探してみてください。
日当たりの良いブロックや石垣などが探すべきスポットです。
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今週はカニ三昧

2020年06月28日 23時17分31秒 | Field Note<調査>
先週は「毎日生物!」と意気込んでなんとか実践したつもりです。
さて今週は…カニ三昧!笑
まあ、週の半分くらいはカニで行こうかと思っております。
カニといってもですね、タラバガニとか、タカアシガニとか、毛ガニとか、いろいろと身近なようであまり身近ではない種が食材としてよく知られてるかと思いますが、他にもカニってたくさんいるのです。
さて今日は手始めに…(←手始めとは(笑))

アシハラガニ Helice tridens
塩性湿地を代表するカニです。
塩性湿地とは、雑に説明すると、汽水~海水のある場所に分布する湿地のこと。たいてい、塩分濃度が多少高めでも生育できる植物が生えていたりもします。
今日は、そんな植物をガジガジかじっているアシハラガニがたくさん観察できました。それにしてもこのアシハラガニの色、良いな~

ということで、久しぶりに出たフィールドは塩性湿地でした。
人がそもそもいないので、マスクも外せて、久しぶりに息した気分でした(笑)
では今日はこの辺で。

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さ。また1週間頑張りましょー。
いろいろあるけども、なるようにしかならないし、それはある意味、なるようになるってことかもしれません(笑)
Good Luck !

週末には動画もアップできるよう頑張る予定。この週末には間に合いませんでした。期待しすぎずにお待ちください。
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きっかけ

2020年05月29日 22時26分33秒 | Field Note<調査>
いろいろなきっかけがあり、様々な生き物に興味を持つようになった私。
淡水魚に流域性の水生昆虫、鳥類に昆虫などなど、それぞれにきっかけとなるできごとがありました。
20年ほど経った今も、意外と覚えているものです。

サンコウチョウ Terpsiphone atrocaudata
鳥に興味を持ったきっかけはいくつかあるわけですが、そのひとつがこの鳥の存在。
超ユニークなさえずり、長すぎる尾、超きれいなブルー…実物を見た時には感動したものです。
まあ、初めて見た個体は尾が長くないオスでしたけども…笑

さてこのサンコウチョウ、「月・日・星」と聞こえなくもない声でさえずるため、「三光鳥」という和名がついたんだとか。
でも正直なところ、「月・日・星」のあとに続く「ホイホイホイホイホイホイホイホイ…」という声のインパクトがすごすぎて、ホイホイチョウにしません?と思ったことも…笑
しかし昨年、ボルネオに行ったときに、サンコウチョウの「ホイホイホイホイホイホイホイホイ…」に実によく似た「ホイホイホイホイホイホイホイホイ…」を連呼する鳥に出遭いまして、サンコウチョウという和名の方が良いじゃん。と思ったのです。井の中のかわずでした。うん。しかし…いややめておきましょう。サンコウチョウはサンコウチョウだ。

あ、それからサンコウチョウって、口の中が超トロピカルな色合いなんです。
トロピカルな色合いって、自分で言っておきながら意味わかりませんけど。青緑から黄色にかけてのグラデーションみたいな色なんです。
口の中ですよ。口の中がそんな色なんてもうどうなってんすか。
それに長い尾をひらひらさせながら飛ぶ姿なんてもう不思議すぎて…
言い出すとキリがありませんね。
小学生だった自分にとって、そして今の自分にとっても、変わらず魅力的な鳥です。
家から徒歩圏内で見れる鳥だったことも大きいですけど。



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徒歩圏内の森を散歩してきました。
久しぶりに森の匂いを楽しみました。
森には長らく足を運んでいなかったため、なんだか懐かしく感じました(笑)
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カラフルなカラスの仲間

2020年05月19日 20時49分50秒 | Field Note<調査>
職場でちょっと話題に上ったので今日はこれ。

カササギ Pica pica
"サギ"とつきますがサギの仲間ではなくカラスの仲間。
頭の中で体を真っ黒に塗りつぶしてみてください。
ほら、そこに現れたのはカラスではありませんか?笑

カシャカシャとも聞こえる声で鳴くのも特徴。樹木や電柱の上にやたらとでかい巣をかけることでも知られていますね。
しょっちゅう電力会社の方々の手を煩わせていて、一方でそのたびに撤去されて何ともコメントしがたいものではありますが、まあそんな鳥です。
身近なところにいたらぜひ観察してみてください。
翼を広げたときなんか、もっとカラフル。
翼の色もほぼほぼ構造色で、光の当たる角度によっていろいろな色に変わって見えます。
なんておもしろいんだこの鳥。

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私現在お疲れモードです。
メンタルが…笑
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身近な河川に群れるオイカワ【お部屋を水族館に】

2020年05月04日 23時30分11秒 | Field Note<調査>
新しいソフトでの動画の編集、やっとスタート地点に立てた感じです。
まだまだ大したことはできないし、ド下手で…笑

さて、今日は、身近な河川に群れるオイカワを。
まあ、オイカワだけでなく、ギンブナらしきフナの仲間や、ティラピアの仲間なども映っております。

昨日の動画と同じく、お部屋を暗くして、ループ再生に設定して、ヘッドフォンをつけて見てみてください。
お部屋が水族館に様変わり!するかも(笑)

ループ再生の方法は、YouTubeの動画の説明文に書いていますのでご覧ください。
ここの埋め込みで見るよりも、そっちの方がいろいろできますし。

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さてそろそろ仕事用の動画に着手します。
寝不足になるぞー笑
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