里山人雑記

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久々に八景水谷

2011年08月29日 22時42分19秒 | Field Note<観察>
今日2回目の投稿です。
今朝、ちょっと用事で八景水谷公園方面に行ったので、ちょっと寄ってきました。

ギンヤンマのやごの抜け殻です。
八景水谷も、遊水地と同じくトンボがいっぱいでした。お散歩中の近所の方に、その池で観察できた種類を実物を示しながら説明したところ、「そんなにいるんだ!」と驚かれていました。興味を持ってもらえると、嬉しいですね♪

チョウトンボです。この近辺では普通にいる種類ですが、このブログでは初登場かもしれません。
他のトンボと比べて羽がかなり広いのが特徴です。また、この広い羽でヒラヒラ飛ぶので、ほんとにチョウみたいに見えます。しかし、近づいて来たトンボにはスーッっと飛んで行って攻撃します。このトンボ、個人的には結構好きです。見ていて面白いですよ!

↑この個体は羽がきれいです。この時期になると、多くの個体は縄張り争いのせいで羽がボロボロになっています。このことは、他のトンボにも言えるので、観察してみて下さい。

↑ほんと、羽が広いですよね。

ショウジョウトンボです、多分…
真っ赤なトンボで、この種も近づいてきたトンボをしつこく追い回していました。
お尻を上に向けて止まったりもしていました。あの、アオビタイトンボのような姿勢です。2011年8月24日の記事"ちょっとだけ天気が回復"の5枚目の写真にその様子を挙げているので、見てみて下さい♪

ギンヤンマが休んでいました。ヤンマの仲間は飛んでいるイメージが強いですが、ちゃんと休みます!!ただ、休む場所はこのような木陰などが多いです。日中探してみて下さいね。

ナガサキアゲハです。翅の後ろ側にある模様と、羽の上側にある赤い点が特徴です。少しだけイメージが似ている種にモンキアゲハというのがいるので、興味のある方はネットで調べてみて下さい。違いに注意して識別してくださいね。

↑最後に、コバネイナゴです。感度を上げまくって撮影したら、こんな風になりました。
確かに、体の割に翅が小さいです。
これは多分メス個体です。オスかメスかは、大きさで簡単にわかりますよ!オスとメスで5mm~10mmぐらいの差がありますから。ちなみにオスの方が、メスに比べて小さいです。

坪井川緑地withすっち

2011年08月29日 22時06分41秒 | Field Note<観察>
昨日(8月28日)の夕方の話です。
小・中学校が一緒だった、親友の"すっち"と会いました。夏休みで熊本に帰って来ているんです。
当時彼とは、立田山にいってカブトムシやクワガタムシを採ったり、八景水谷で魚を獲ったりと、アウトドアな遊びをたくさんしていました。
懐かしい(笑)

ということでしばらく家で喋った後、夕方になるのを待って、坪井川緑地に行ってきました。

タイワンウチワヤンマです。お尻にあるウチワの部分に、黄色い模様が入っていないのでタイワンウチワヤンマです。普通のウチワヤンマは、ウチワの部分に黄色い模様が入っています。そこで識別できるので、注意して見てみて下さいね。

コフキトンボです。ここにいるトンボの中では比較的小さいトンボですが、しっかり縄張りを持っています。近くに来たオオヤマトンボなどに攻撃を仕掛けていました。

ギンヤンマが産卵していました。最近、いろんなところでギンヤンマを見かけます。

キタテハです。羽の内側はこのような模様なのですが、外側は落ち葉のような地味な模様をしています。2011年6月4日の記事"にぎやかになってきました"の2枚目の写真に、羽の外側の模様がわかる写真をアップしているので見て下さい。
他にも蝶はいるんですが、こいつは動きがゆったりしているので、格段に撮影しやすいです。実は素手でも獲れますよ(笑)


↑最後に、風景を撮影している"すっち"です。大学で写真部に入ったらしく、自分専用のフィルムの一眼で撮影をしていました。
撮影する時に、光の量が…とか何とか、いろいろ考えながら撮影しているようでした。
いつか僕にも、撮影の技術を教えてくれることでしょう(笑)


11.08.28.Sun.-白川河口周辺探鳥会-

2011年08月28日 21時33分46秒 | 観察会報告
もともと予定されていた調査に参加しないことになったため、今日は"白川河口周辺探鳥会"に参加してきました。
沖新を回った後に、熊本新港の奥まで行くという日程です。

アオモンイトトンボです。沖新のイトトンボは、もうこの種類しか見つかりませんでした…
やっぱりこれが入ると、アオモンの天下になってしまいますね…

沖新では26種類の鳥類が確認できました。ここで一旦解散し、希望者を募って熊本新港へ移動します。


↑日差しが強いです!!
でも、晴れてくれたから文句はないです(笑)

↑最近雨が多かったので、こうして晴れてくれると嬉しいですね♪

↑右奥のパイプの上には、たくさんのウミネコがいました…

↑こんな感じです。ウミネコです。完全な成鳥の羽に生え変わるまで4年ほどかかるらしく、同じ種類でも様々な模様の個体がいました。"ミャーミャー…"という鳴き声が、ウミネコという名前の由来です。確かに、猫の鳴き声に聞こえなくもないです。
にしても暑そうですね…

↑日傘や帽子は欠かせません!!熱中症には要注意です。

↑奥に見えるのは普賢岳です。今日はくっきり見えています。

ミサゴも飛んでいました。ミサゴというのは比較的大型(全長約60cm 翼開長約160cm)の猛禽類(こいつはタカ目)で、魚を主食にしています。空中で羽ばたきながら停止し(ホバリングといいます)、魚めがけて急降下して水に飛び込み、魚を捕らえます。その狩りは豪快ですよ!

↑新港の奥には、ウスバキトンボがたくさんいました。逆に他のトンボは、アオモンイトトンボ1匹を除いて観察できませんでした。

↑海水面には、ボラの幼魚がたくさんいました。釣りがしたくなりました(笑)

今日は久々のシギ・チドリ類の観察だったため、識別ポイントを忘れていたり種類名が出てこなかったりと、なかなか苦労しました…
もう少し頻繁に観察しないとダメですね。
これからはもう少し足を伸ばして、海の方にも行くようにしようと思います。
シギ・チドリ類の旅の時期に合わせて、識別能力を養っておきます!!

夕方の観察

2011年08月27日 20時51分26秒 | Field Note<観察>
トンボって、時間帯次第で活動する種類が変わって来るんです。
朝・夕に活動する種、昼間に活動する種、日没寸前に活動する種などがあります。

↑ということで、いつも(日中)と違うトンボを探すため、日没寸前に立田山に行ってきました。
残念ながら、カトリヤンマに似たトンボを見ることができただけでした…

↑クモの仲間です。クモの種類はほとんどわかりません…
そのうち図鑑でも見てみようかと思います。

↑トノサマガエルのちびです。雨上がりだったためか、けっこうたくさんいました。ここで見るカエルはニホンアカガエルが多かったため、少し意外でした。居ることがわかって良かったです♪


今日は雨上がりだった事もあって(?)不発でした…
僕はもともと野鳥専門なので、トンボの観察などはイマイチ慣れないです…
観察回数を増やすしかないっすね(笑)植物も…

明日は日没前に遊水地にでも行ってみようかと思います。
それから、午前中は予定変更で、白川河口探鳥会に参加することになりそうです

生物室に行ってきました

2011年08月25日 19時23分27秒 | ふつうの日記

↑まずは今日の夕焼けです。きれいだったので、写真を撮ってみました。
天気次第でいろんな空が見れるので、ときどき空を眺めてみてくださいね♪

一昨日(23日)と今日(25日)、高校の生物室に行ってきました。
一昨日は生物部時代の先輩、今日は当時の副部長と一緒に行ってきました。

プレコ(セルフィンプレコ)です。この生物室におよそ20年居るんです。生物室の顔と言っても過言ではないですね。

↑同一個体です。20年前に持ち込まれた時には小さかったそうですが、今ではこの大きさです!!
と言っても、基準を写し込んでないので、この写真ではわかりづらいですね…

ヤマトシマドジョウです。ここの生物室にはたくさんの水槽があって、いろいろな生物が入っているのですが、こいつがいるとは思いませんでした。慣れないうちは、捕まえるのがけっこう難しいんですよ~。

↑小っさいドジョウです。最近、よく獲れるそうです。

ノコギリクワガタです。僕が生物部員だった時には、こんなの置いていませんでした。
にしても懐かしいなぁ~。久々の夏休みなので、そのうちどっかに捕まえに行ってみようかな、とか思いました(笑)

カブトムシです。生きている奴を見るのは久しぶりです(笑)
最近見たのは、アオバズクに食われたあとの残骸でしたからね…
やっぱり懐かしいなぁ。

↑カルスから形成された植物(ニンジン)です。いわゆる組織培養ってやつです。僕が高校生だった頃は、まだカルスが少し分化したくらいの状態でした。数年の間に、随分成長したんですね~♪

9月9日~10日に、高校で文化祭があるそうです。
生物部の展示もあるので、是非見に行ってみて下さい!!
ちなみに僕は、10日の午前中に行こうと思ってます…

ちょっとだけ天気が回復

2011年08月24日 21時48分59秒 | Field Note<調査>

↑いやぁ~、いい空です(笑)
ここ数日天気が安定せず、曇ったり雨が降ったり、ビミョーに晴れたりと、すっきりしませんでした。
が、今日、やっと晴れ間が見えました。
そこで、久々に坪井川緑地に行ってきました。

↑到着すると、早速カワセミが登場!!急いでカメラをセットして撮影しました。
この個体、くちばしの下の部分がオレンジ色なので、幼鳥かメス個体です。成熟したオス個体は、くちばし全体が黒色になりますから。
ただ、この個体、くちばしの下のオレンジ色の部分が少なめなことと、羽の色がやや暗いことから、オス個体の幼鳥である可能性も考えられます。
このような、識別ポイントがきわどい個体は、判断が難しいですね…

↑水で湿ったところには、アオスジアゲハが集まっていました。
ここでは、水を補給すると同時に、どんどん排出しています。
なぜ補給した水分をすぐに排出するのかと言うと、そうすることで体内の水をどんどん入れ替え、体温を調節するためなんです。
単に"水を飲んでいる"だけではないんですよ-。すごいですよね!!

↑交尾しているシオカラトンボです。もう産卵の時期なので、交尾している個体を多く見ました。ちょっとした水辺でも、多くの昆虫の繁殖地となる、重要な環境なんです。身近な環境にも想像以上に多種多様な生物が生息しているので、ぜひ観察してみて下さい!!

アオビタイトンボのオス個体です。腹を上に向けて止まるこの姿勢が、ひとつの特徴です。また、名前の由来は額(複眼と複眼の間)にある、メタリックブルーの部分です。"額"が"青い"ということで、"アオビタイ"なんです。
もともと沖縄など南の方に生息していた種らしいのですが、生息域を北に広げているそうです。そのため近年、ここでもたくさんの個体を確認するようになりました。立田山でも多数確認しています。
リュウキュウベニイトトンボの進出にも言えますが、南方系の種が、より北の地域で繁殖できるようになってきたという事実があることを考えると、温暖化の影響は、身近な生き物にとっても大きなものであると言えそうですね…

アオビタイトンボのメス個体です。交尾している個体も見たので、ここでの繁殖も確実でしょう…

オオヤマトンボが飛んでいました。縄張りのパトロールのため、似たようなルートを巡回していました。
ここからは、飛びものにチャレンジ!!ということで、飛んでいるトンボの写真が多くなります(笑)
飛んでいるトンボをまじめに撮影するのは初めてだったので、ちょっと苦戦しました…

ギンヤンマも、同じくパトロールです。接近してきたトンボを、容赦なく攻撃していました。
以下、ギンヤンマの写真が続きます。

↑旋回して帰って来るところです。この類のトンボは、飛翔能力が特に優れているため、かなりアクロバティックな飛び方をします。見ていて面白いです。

↑パトロールの最中に、頭をかいたりしていました。飛びながらアゴを掃除したりしているようですね。

↑この写真から、前後の羽を別々に動かしていることがわかると思います。こんなことができるからこそ、あのアクロバティックな飛行ができるんですね!!

↑交尾・産卵している個体もいました。この水辺は、ほんとに重要ですね!!

ナミアゲハです。
よく見て下さい!この写真のナミアゲハも、飛んでいます。飛びものを撮るのは面白いですね~♪

↑ここで、現役の生物部員+αの4名が登場!!
帰ろうとしていたときだったのですが、やっぱり一緒に調査したくなって、帰らないことにしました(笑)

コフキトンボです。粉がふいて体についているので、写真のような感じになるんです。
このような小型のトンボも、しっかり縄張りを持っていますよ。

モノサシトンボの未成熟個体です。
同じ種類のトンボでも、色や模様にバリエーションがあって、識別は大変です。

クロイトトンボです。アオモンイトトンボが増えまくっているこの池で、まだなんとか生き残っています…
アオモンイトトンボは、自分と同じくらいの大きさまでのイトトンボの仲間を捕食し、その数を激減させてしまうため、もともと生息していたイトトンボの仲間にとって脅威です。

↑最後に、クビキリギスの幼虫です。そろそろ、秋の虫の鳴き声も聞こえるようになってきました。
これから、どんどん増えてくるでしょう。

以上、久々の坪井川緑地でした。

青少年のための科学の祭典 熊本大会2011-1日目-

2011年08月20日 20時17分34秒 | イベント<自然関連>

↑今日は、グランメッセ熊本で開催されている「青少年のための科学の祭典-熊本大会2011-」に、スタッフとして参加してきました。
高校の時にお世話になったS藤先生が誘って下さいました。ありがとうございました♪
今年で14年目のこのイベント、昨年の入場者は2万人を超えたそうです。このイベント、例年それほどの人が参加するほどの大きなものなのです。
参加者の多くが小学生から中学生ぐらいの子と、その保護者の方という、実に活気のあるイベントです。もちろん、小学生以下の子もいました。

↑自分がお手伝いとして参加したブースは、こういうものです。ブース名は、"理科総合A"をもじっているわけです。わかりますか?
ちなみにここのブースでは…

1,ラトルバック
2,皿まわし
3,すっとびボール
4,だるま落とし
5,トコトコどり
6,トルネイド実験
7,小便小僧
8,魔法のコップ(教訓茶碗)
9,マジックミラー
10,鳴き砂
11,磁界の観察
12,ペルチェモジュール

をやっています!!
興味と時間と交通手段のある方は、いらっしゃってください。


↑皿まわしの風景です。この少年、コツをすぐ掴んで皿を上に投げあげたりするなど、高度なことをしていました。やっぱり、小学生ってすごいですね!!

今日は、先生方の子どもたちへの対応を見て、いろいろ学ばせて頂きました。
けっこう難しいですね(笑)
とても参考になりました!!
もう1日あるので、明日も頑張ろうと思います!!

羽がいっぱい

2011年08月13日 23時20分24秒 | Field Note<調査>
今日は、調査で山の方に行ってきました。
調査の内容はおいといて、調査中に出会った生き物たちの写真などをアップします。

↑森林の隙間から見えた風景です。眺めがいいです。

ヤマアカガエルです。たくさんいました。やっぱりカエルの顔は面白いです(笑)
ところでこのカエル、県カテゴリーで準絶滅危惧に指定されています。県カテゴリーでの希少種指定は、環境省カテゴリーと比べて、より現場の状況を反映しています。なぜなら、環境省カテゴリーでの希少種指定は、日本全体の生息状況を平均しているため、地域によってはムラがあるからです。一地域に多くて、他の一地域で少なくても、平均して"普通"の個体数と計算されちゃいますよね(ちょっと単純に書きすぎました?)。

ベッコウシリアゲです。名前の通り、おしりを上にあげていますね。長い口吻も特徴です。

ヤマキマダラヒカゲです。この模様は特徴的ですね。以前アップしたツマグロヒョウモンなどと一見似ていますが、実際模様は全然違います。比べてみて下さい。

ヒグラシです。"カナカナカナカナ…"て鳴くやつです。どうもメス個体は、木の根元付近(下草に隠れるところ)に止まっていることが多いようで、歩くたびに地面付近でバタついているのが見えました。セミって木の上にいるようなイメージがあったんですが、意外でした…
ところで、ヒグラシとツクツクボウシは雰囲気が似ていますよね。でも、背中の模様で簡単に識別できるんです。8月7日の記事にアップしたツクツクボウシの写真と見比べてみて下さい。違いがわかると思います。

ハナイカダです。以前、南阿蘇ビジターセンターでの観察会で撮影したものをアップしましたね。花が葉っぱの真ん中に咲くため、この名前が付きました。葉っぱを"いかだ"にたとえ、それに花が乗っているように解釈したためです。今日撮影したこの写真では、もう花ではなく実になっていますね。

オオヨツスジハナカミキリです。体色変異がいろいろある種類らしいです。真っ黒な個体や、名前通り、ちゃんと筋が4つある個体もいるとのことです。

今日の調査中に、羽をいくつか拾ったので、ここからは、拾った順にその話を…

カケスの羽です。部位は初列雨覆のようです。綺麗ですね♪
しかし、当のカケスは木の茂った所をちょこちょこ移動するため、簡単には見れません。声はよく聞きますし、カラスの仲間なので体も大きめですけど…
よく目を凝らして探してくださいね。

アオゲラの羽です。部位は次列風切のようです。白い斑点と、写真上側のオリーブ色が特徴です。アオゲラっていうのはキツツキの仲間の鳥で、立田山などにもいます。2011年4月10日の記事でアオゲラをアップしているので、興味のある人はバックナンバーから見て下さい。

アオバトの羽です。部位は、大雨覆のようです。アオバトっていうのは、木に止まっているとき、翼が赤っぽく、胸から頭にかけて黄緑色の、きれいなハトです。立田山などにもいます。群れで海岸(主に磯など)まで飛んで行き、海水を飲むことがよく知られています。目的は、ミネラルなどを一気に補給するためなどと言われています。実際どうなのか知りませんけど…
また、補足澄んだ声で"アォ~、アォ~…"と鳴きます。昔は、その声が山奥などで聞かれると、不気味だとして恐れられていたそうです。確かに、その気持ちは少しわからなくもないです…

↑再びカケスの羽です。こっちは次列風切のようです。やっぱりブルーが綺麗です。

コジュケイの羽のようです。部位は肩羽?それとも三列風切?…ちょっとわかりません…
初めはヤマドリのもののような気がしたのですが、イマイチはっきりしませんでした。

↑このように、メインの羽の後ろにもう1枚羽がくっついているのが、キジの仲間の羽の特徴です(注意:ない部位もあります!!)。正式には、メインの羽を"正羽"、後ろについてる少し小さめの羽を"後羽"と呼ぶようです。覚えておくと便利です。

ヤマドリの羽のようです。部位はお腹?のようです。はっきりしませんけど…

このように、たくさんの羽が見つかって驚きました。また、綺麗な羽がいっぱいだったので面白かったです。
見つけた羽のうち、持ち帰ったものはアルコール消毒して標本にします。雑菌などがついていると考えられるので、もし羽を持ち帰る際には、しっかりアルコールなどで消毒してください。ちなみに、石鹸などで洗ったらだめですよ。羽のたんぱく質がアルカリ性の石鹸にやられますし、羽をより綺麗に整えている油のようなものがとれて、余計に羽がバサバサになってしまいますから。
以上、調査中に見つけた調査対象外の生き物たちを紹介しました。羽も。
野外で観察する時は、足元にも注意してみて下さいね♪

西合志で観察会

2011年08月08日 21時57分07秒 | 観察会報告
今日は、西合志での観察会に、講師のT松先生の助手として参加してきました。

↑まずは公民館で、これから観察する水生生物に関する説明を行いました。参加した小学生たちも、真剣に聞いている様子でした。
観察前にこのような説明を行うことで、観察会がより充実しますし、まとまりも出ますね。

↑内容は「川の生物と環境」です。少し難しそうに聞こえますが、説明はわかりやすかったと思います。
ところで、このテレビは最近入ったばかりらしく、ピカピカの新品でした。"この美しいボデェ-(笑)"

↑説明が終わって、いよいよ現地で観察です。この風景が何とも…

シオカラトンボの♂です。まずは田んぼ周りの用水路に入って、観察です。
そしてなんと…

ゲンゴロウの幼虫が見つかりました!!しかも2匹です。初めて見ました。成虫も見たい…

ショウリョウバッタの♀です。上級生の子が、「苦手、さわれない」と言っていました。意外でした…

↑ある程度入ったところでマムシが出現!!危ないので、用水路歩きはここで即中断。みんな無事でよかったです
しかし、観察会の主催者の1人の方が、「今夜はマムシのから揚げだー!!」と言って、その場で手早くマムシの皮をむき、持って帰られました。なんとも豪快で、びっくりしました(笑)

↑気を取り直して、今回のメインの川へ入ります。
小さかったですが、フナやオイカワ、ナマズなどが獲れました。ミナミヌマエビ、スジエビ、ミゾレヌマエビ(っぽいエビ)も獲れました。これらの写真は撮り忘れました…

ハイイロゲンゴロウも獲れました。まぁこいつは、ここに限らず、坪井川遊水地にもたくさんいます。

↑最後に、獲れた生物についての解説などを行って解散。みんな、自分たちで獲った生物をわけて持って帰りました。大切に育ててね♪
注)ゲンゴロウの幼虫などは逃がしました。

↑今回の観察会の主催者も、このような里山環境がなくなることを憂いておられました。今回のような観察会を通して、里山環境の大切さを子ども達に伝えることで、何かしら効果が出ることを祈っています。

この後時間があったので、トンボ調査を兼ねて、T松先生とともに、宇土~下江津湖を回りました。
宇土の池で、大量のドブガイとイシガイとシジミがいる水路を発見しました。しかし、残念ながらその二枚貝たちは全滅しているようでした。過去に一度その水路は干上がったようで、それが原因と考えられます。惜しかったです…

↑それにも関らず、その水路には、ドンコがたくさんいました。多分、水路の水が回復した後、どっかから入って来たんですね。
こいつら、警戒心なさすぎで、網でつついても全然逃げません。網に入れても全然暴れません。水から上げても全然…緊張感なさすぎでした。

↑少し移動し、宇土より熊本市寄りの位置で、このような用水路を発見。残念ながら、アオモンイトトンボばかりでした。
まぁ、当然の流れですが、このあと用水路に網を入れました。

↑カムルチー祭りでした(笑)10匹近く獲れました。他に、ヨシノボリの仲間やワイルドグッピー(野生化したグッピー)が獲れました。ヨシノボリは、今まで見たことのあるものと比べても、かなり小さい個体でした。

昼ご飯を挟んで、下江津湖に到着。
時間や天気を考えて、下江津湖のごく一部を観察しました。
ここでもアオモンイトトンボが大繁盛。ほかのイトトンボは一切いませんでした。アオモンイトトンボは他のイトトンボもガンガン食べるので、アオモンが入った地域のイトトンボは、徐々に減り、最後にはいなくなってしまうと言います。ここではそれが起こってしまったようです。まぁ、調査したのは一部なので、一概には言えませんね。

気を取り直して、池に入る水路を見ていると…

↑ん?

↑はい、シマヘビです。こいつに毒はありません。気性は荒めと言いますが、人間を見るとたいてい慌てて逃げます。無理やり性格を言うと、"臆病"ってとこですかねー。

↑ほら、すぐ逃げました(笑)
ここで水路内に、魚がたくさんいることを発見!!何かが目覚めます
もう、ここからは我を忘れて魚獲り放題です。T松先生とともに、水路を行ったり来たり(笑)
人が少なかったので助かりました。

ヤマトシマドジョウです。いきなり獲れたので、はしゃぎました。持って帰って今はうちの水槽に入ってます。

↑"こ-ぶ-な-釣ぅ~りし…"って、獲ったんですけどね(笑)フナの幼魚です。いっぱいいた割にはあまり獲れなくて、なんか悔しかったです。

↑あとはモツゴなど。ただのドジョウも獲れました。楽しかったです。気づいたら、2時間近く経過していました。魚獲ってると、時間を忘れます(笑)

以上、観察会と調査(?)の報告を終わります。

11.08.07.Sun.-立田山定例探鳥会-

2011年08月07日 21時48分48秒 | 観察会報告
今日は、立田山五高の森で毎月開催されている、立田山定例探鳥会に参加してきました。
残念ながら、イマイチ良い位置に鳥が来てくれなかったので、鳥の写真は撮影しませんでした。

↑探鳥会開始です。担当者から、探鳥会における注意や、今日の探鳥会で見たい鳥などの説明がありました。

オオシオカラトンボの♀個体です。今日は、オオシオカラトンボを比較的多く見ました。

アブラゼミです。アブラゼミ、多かったです。クマゼミよりもたくさん見ました。

↑次はツクツクボウシです。保護色がすごいですね。写真の真ん中に写っているので、目を凝らして見てみて下さい。

ニイニイゼミです。こいつの保護色は、もっとすごいです。しかし、この写真ではそれがわかりませんね…
そのうち、真上から撮影してアップしたいと思います。

ツマグロヒョウモンも飛んでいました。これはオス個体です。

エダナナフシです。サクラの木に止まって擬態していました。こいつもうまく擬態するんです。手の上でも、枝に擬態していました(意味ないですけどね)。
 
↑そして、よくわからないキノコ2種類。キノコの形って、おもしろいですよね♪

ところで今日の探鳥会の途中、水が半分ぐらいの貯水槽に、複数のニホンアカガエルとマムシが落ちていました。ニホンアカガエルは吸盤がなく、爪しかないので、垂直な壁を登れないんです。数匹は死んでいました。貯水槽から陸に上がれるような工夫があると良いですけど…
一応、落ちていた木を利用して、橋を造っておきました。
それから、マムシには注意してください!!
どんな状況であっても、自分から触れないこと!!とんでもないことになります。さらに、観察会の場合、そういった行動によって観察会に参加している人に迷惑をかけてしまいます。偶然起こってしまった事故(観察会では十分起こりえるものですから)なら仕方がありませんが、自分の軽率な行動でそういった事態に陥ることは、絶対避けて下さい!よろしくお願いします。
安全第一で観察会を楽しみましょう♪


↑最後に鳥合わせ。今日の探鳥会は、確認できた鳥類が20種類と少なめでしたが、いろいろな生き物を観察できたので面白かったです。初参加の子どもたちにも、見せてあげれて良かったです。自己満かもしれないですけど…