里山人雑記

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15年来の相棒

2020年02月01日 23時02分51秒 | ふつうの日記
鳥見をはじめて少し経った頃に使い始めた望遠鏡。
気づけば、使い始めて15年を超えていました。その望遠鏡は…

↑ Nikon の フィールドスコープ EDIII-A です。
見ての通り、歴戦の風格 (笑) ただ使い込んだだけでなく、扱いの手荒さも否めませんね…
ズタボロになりながらも、鳥の姿、行動だけでなく、その息使いに至るまで、鳥の魅力を覗く人たちに伝えてくれています。
さてそんなスコープ、ピントリングよりも接眼レンズ側が、もげそうなレベルのガタつき具合に…
さすがに買い替えかな~と思いながらネットを彷徨っていたのですが、正直、欲しい機材のスペックとお財布事情が釣り合っていない。
そこで、「もういっそ分解して直しちゃえ」と思い、分解してみました。すると…原因が判明。運よく直すことができました。ラッキー。
ただ、プリズムの土台側に少しくもりが。光軸がずれないレベルで分解できる位置にはなかったので、そこの掃除は断念。今のところ見え方に顕著な影響はないため、影響がわかる程度になったときにダメ元で対処します。
他は掃除して再度組み直し。見た限りでは光軸のずれもなさそうで、とりあえず延命処置完了。
もうしばらくよろしく。

なかなか良いんですよ、EDⅢ。
この写真は、曇りで暗い時間に、このEDⅢを用いたデジスコで撮ったもの。コンデジはP330。
ササゴイ Butorides striata amurensis 良いですね。

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以下はあくまで個人的な意見です。データに裏付けられた話ではないのでご了承ください。

さて、望遠鏡には、直視型と傾斜型がありますね。直視型は、「見たいものを直感的に視野内に入れやすい」と言われる一方で、「傾斜型は、見たいものを捉えるのが難しい」と言われます。
が…結局は慣れの問題です。使っているうちに"手"が覚えます。
望遠鏡って、結局のところ、覗いて合わせるのではなく、手で合わせるのです。
スコープを覗かなくても、手が勝手に、見たいものを視野内に入れてくれます。だから、直視も傾斜も一緒。

私があえて傾斜型を選ぶ理由は、人に見てもらうことを考えると、傾斜型がベターだと思っているからです。
高い所にいる鳥を見るのも楽だし、真正面の鳥も、普通の姿勢で見ることができますし。かがまなくて良いのは大きいですよね。
それから、EDⅢ-Aなどの傾斜型の望遠鏡は、接眼部分(ピントリングより接眼側)を丸ごとぐるっと回転できるため、大人もこどもも、たいていの場合はスコープの高さを変えずに見てもらえる。
その点もいいなーと。
このあたりが、あえて傾斜型を使い続ける理由です。いつか買い替えるとしても、私はやっぱり傾斜型かな。