里山人雑記

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身近なちょろちょろ走る鳥

2021年12月21日 22時50分38秒 | Field Note<観察>
鳥を観察したり撮ったりしてリフレッシュするようにして一週間。
この日は、朝からいつものフィールドの河川敷へ。

ハクセキレイ Motacilla alba
見たことのある方も多いのではないでしょうか。コンビニやスーパーの駐車場、はたまた道路や歩道など、地面をちょろちょろちょろっと早足で走り回る白黒の小鳥。
それがハクセキレイです。身近すぎるためか、じっくりと観察している人はほとんど見かけたことがありませんが、観察してみるとなかなかに楽しいものです。

このときは、地面を眺めながら歩き回り、時折地面をつつくようなしぐさを見せていました。
ぱしゃぱしゃ撮って観察してみると、かなり小さな虫を次から次に捕まえて食べている様子。冬と言っても、小さな虫は意外といるんですこれが。
ご近所でこの鳥を見かける機会があれば、適度な距離から観察してみてくださいね。

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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そういえば先々週かな…M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROが修理から帰ってきました。
修理費用はずいぶん高くつきましたが、やっぱり修理して良かった。
明るいし、扱いやすいし、画質は申し分ないし、最高っす。m4/3持つなら一家に一本欲しいレンズ…なんちゃって。
ちなみにこの写真は、いつものごとく画質をずいぶん落としています。というのが、ブログの無料ストレージを逼迫しないために高画質をアップするのは避けたいのです。ジレンマ。
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小さく身近で興味深い

2021年12月13日 21時40分26秒 | Field Note<観察>
いつものフィールドにオオバンが少なめな今シーズン、じわじわとマイブームになりつつあるのがこの鳥。

カイツブリ Tachybaptus ruficollis
良い顔、おもしろい行動、年中見られる身近さと、魅力溢れる野鳥です。カモの仲間に見えますが、カモの仲間ではありません。昨日、形態は一助にすぎないという話をしましたよね。この鳥もそんな感じ。

さてこのカイツブリ、小さな体にも関わらず、すっと水中に潜り、自在に泳ぎ回って魚を捕まえ食べる姿は、なかなかに迫力があります。潜水する鳥には、水中で翼を開いて飛ぶように泳ぐものもいますが、カイツブリは、翼を閉じた状態で脚を巧みに使って泳ぎ回る鳥。水上からその姿を観察できるような透き通った水をたたえるところでは、ぜひその姿も観察して頂きたいところです。

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いやー。小さいしちょろちょろ動くし、これまではそんなにじっくり観察しなかったんですよね。しかしこれが、じっくり見始めるとおもしろい。もうちょっとちゃんと観察しようと思いました。
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ハヤブサもかっこいい

2021年12月12日 17時11分23秒 | Field Note<観察>
道路横の電柱にハヤブサがとまっていました。この道路を通る少し前に、ここの近くで飛んでいたカモに飛びかかるハヤブサを見かけていたので、その個体だったかもしれません。
ウォーキング中の方が真下を数名通っても、ちらっと眺めるだけで飛ぶ素振りは見せていなかったため、人や車の通行の邪魔にならなそうな脇道に車を停め、車内から撮影してみました。

ハヤブサ Falco peregrinus
色も濃くお腹の模様も横斑になっているため、成鳥と考えて良さそうです。若い場合は、ちょっとだけ茶色がかったグレーっぽかったり、お腹のまだら模様が縦長だったりと、見た目がけっこう異なるのです。
ところでこのシャープな嘴の先端など、まさに猛禽と言う感じですね。
猛禽と言えばワシタカ類を連想しますが、このハヤブサは、ワシタカ類というよりむしろオウムなどに近い仲間。
例えば顔を見てみると…

↑こんな感じ。図鑑で見るとわからない場合もあるかもしれませんが、ハヤブサの顔はけっこう丸っとしています。オウムやインコっぽくも見えませんか?
とはいえ、分類において形態は一助にはなりますが、あくまで一助にすぎません。見た目の似ている似ていないだけで判断するものではないので、「そういわれればそう見える」くらいに留めておくのが無難でしょうね。
尚、この写真、もちろんかなりトリミングしていますので、見た目通りの距離で撮影しているわけではありませんが、このカットでは、この個体はばっちりこちらを見ていますよね。
見られたのは2秒程度で、飛ぶ素振りも見せませんでしたが、こうもまっすぐ見られたということは、仮に人をそれほど気にしない個体だったとしても、こちらを気にした証拠。まずかったかなとすぐに距離をとりました。ごめんなさい。

その後も数分、適度な距離の車内から観察していたのですが、周辺の耕作地や水辺の方をよく眺めているようでした。
特に、耕作地を歩き回ったり飛び回ったりしていたタヒバリに、水辺から飛び立つカモの仲間たち。
冒頭に書いたように、この個体が少し前に見かけたハヤブサと同個体だったとすれば、こうやって少し離れた場所から餌となる生き物の行動をよく見ていて、チャンスを見つけては飛んで行くのでしょうね。いた場所も、それらの場所への適度な距離感に思われる場所でしたし。

はい、推論の上の推論は妄想。よくありませんね。データをとってから物は言わなきゃ。

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私たちの振る舞いによって、する必要のなかった行動をさせないようにしたいところ。
個体の適応度に対して無駄に負の影響を及ぼすようなことは避けたいですよね。
鳥との距離、気をつけましょう。
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たまにはカワセミ

2021年12月11日 21時25分03秒 | Field Note<観察>
土日も仕事の割合が多い今日この頃。早朝は大丈夫だろうと、ちょろっとだけ近所のフィールドに足を運んできました。
この日は主にカイツブリを観察&撮影していたのですが、近くの枝にカワセミが止まることも。

カワセミ Alcedo atthis
特に何をするわけでもなくとまっていたり、時折羽繕いをしたり、ぺたっと枝に座り込んだり。
おそらくリラックスしている状態で、実にのんびりとすごしていました。
朝の比較的早い時間帯は、暗さのせいで撮影には難があるかもですが、観察においてはとても良い時間かもしれませんね。
カメラマンが少ないのも嬉しい。
ちなみにこのカワセミは、下嘴の広い範囲がオレンジ色をしているため、成熟したメス個体か若いメス個体か若いオス個体だと思われます。
成熟したオスの場合は、下側の嘴のほとんどが黒色になっていますからね。
まあ、羽衣の雰囲気から、成熟したメス個体っぽいかな…?という感じです。

機材:Nikon D500 + Sigma 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary

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鳥見はいいなぁ。
しかし今日みたいな場面でこそ、M1mark2にあの白いレンズ、もしくはzuikoの300F4.0proの組み合わせで撮りたいなあと思ってしまいます。
今日の機材、ボディは優秀ですが、レンズの描写にやや限界を感じるのです。いや、コスパ考えると非常に良いレンズですよ。
でも、あれを知ってしまうと、もっと高望みしてしまうのです。給料上がれ…
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夢の白レンズ(借)

2021年12月10日 23時49分18秒 | Field Note<観察>
いやまあ、もう夕方近く、曇りで日も陰っていて…という厳しめな状況だったのですが、なんとあのレンズを使わせていただく機会が!笑

↑ヒヒヒヒヒ…笑
なんですかこれもう最高じゃないですか。
使用者(私)の腕がまだまだなのと、状況と、被写体と…といろいろ重なって、レンズの特色をきちんと生かすことはできませんでしたが、撮るたびにその良さを実感。
暗いのにAF速い、精度も良い、解像する、明るい、見た目の割りにかなり軽い、MFリングの適度な抵抗と動きも絶妙、そしてかっこよい、といいとこだらけ。
そのため、背後を通りがかったコサギも、振り返りざまにカシャカシャッと撮ってみると難なく撮れちゃいました。

コサギ Egretta garzetta
やややや流し撮り。ボディは私のM1mark2です。
ブログ用に画質はだいぶ落としてますが、まあキリっとするんですよこれが。あんなに暗くて一瞬だったのに。
あー…楽しいー…持って帰りたい…
そうそう、コサギを見分けるポイントは、この黄色い足の指。身近にみられる白いサギの仲間で、脚部が黒色、指だけ黄色は基本的にコサギだけが持つ特徴。
だから、ダイサギ、チュウサギ、アマサギ、クロサギ(白色型)、カラシラサギのような白いサギたちの中でも、コサギは見分けやすい種類だったりするのです。

さてさて、レンズを貸して下さった◎◎さん、ありがとうございました。
そしてなにより、久しぶりに遠慮もなく鳥の話をし続けることができて本当に楽しかったです。
鳥見って、こんなに楽しいもんだったよな。うんうん。と、久しぶりにその良さを感じることができました。
あー、良い鳥見だった。

機材:OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

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私の後ろ姿を撮影してくださったのも、レンズを貸してくださった◎◎さん。重ねてありがとうございました。
それにしても、欲しいものが増えていきますね。
欲しいものの総額と現実の給料。その差はどんどん開くばかり…泣
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水面ダッシュ

2021年12月09日 20時54分10秒 | Field Note<観察>
先日所用で外に出ていたところ、その用事が短時間で終わったため、ちょろっと水辺に足を運ぶことができました。
ふう。久しぶりの鳥見です。
それも今回は、これまた楽しい鳥見だったんですよ。まあ、そのわけはいつかまた別の時にでも。

↑ハイドの裏から観察できた カンムリカイツブリ Podiceps cristatus です。
左から右へ水面ダッシュ。カイツブリの仲間が一気に移動するときには、こうやって水面を蹴って移動しますよね。
カイツブリやカンムリカイツブリは、潜水が上手な鳥。水に潜って魚やエビなどを捕まえます。
潜るのが先か食べ物が先かの話はここでは置いときますが、体の限りなく後ろ側に足があることで、潜水しやすくなっていると言われています。

いろいろな鳥の形と行動をあわせて観察すると、納得!なポイントが見えてきたり、不思議!なポイントが見えてきたりと、なかなかに楽しいものです。
これに関しては、詳しくなくても大丈夫。鳥の種類はわからないけど…という方も、形や行動の観察はできちゃいますよね。

ちなみに、私の地元で見られるカンムリカイツブリは、だいたいの個体が警戒心強めです。
大きく撮れる距離で見られることはハイドやブラインド、地形を上手に使いでもしない限り難しい感じです。
地域によりけり。これも鳥のおもしろいところですね。

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このカンムリカイツブリの写真はD500にいつものSIGMAの150-600で撮影しましたが、実は今回、帰ってきたM1mark2に、あの白いレンズをくっつけて撮ったりもしています。
あの、白い、zuikoの、レンズ!笑
もちろん私の給料で購入できるはずもなく、貸していただきました。その話はそのうち。お楽しみに。
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