皆様ご存知の通り、ツバメは、夏に南方(東南アジアなど)から日本に渡来する渡り鳥です。
↑喉の赤色と長い尾羽、白いお腹が特徴的ですね(すみません、手元にいい写真なくて喉見えませんね…)。
夏に渡ってくるということは、繁殖(というか子育てに必要な十分な量の食べ物)が目的なわけです。
主に人家の軒先など、"屋根がある&巣の材料(主に泥)がくっつく壁がある&人がいる"場所に巣をかけます。
さてこのツバメ、いくつか言い伝えがあることも皆さんご存知かと思います。
たとえば、「ツバメが低く飛ぶと天気が崩れる」「ツバメが巣をかけると商売繁盛」などです。今日は、その話をちょっとしてみようかと思います。
まずは、「ツバメが低く飛ぶと天気が崩れる」についてです。
これを考える上では、まず、ツバメが空中を飛んでいる小さな虫を、空中で捕まえて食べていることを知っておく必要があります。
と、皆さんもご存知かもしれない"有名な説"をまとめてあるページがあるので、時間のある方はそちらもご覧ください( http://www.kodomonokagaku.com/hatena/?4d2ca72e65630f28342fefdf0a990a49 )
まあ、簡潔に書くと、"低気圧が近づく→湿度が上がる→小さな虫の羽に湿気がつく→小さな虫の羽が重くなる→小さな虫の飛ぶ高度が下がる→ツバメはその虫を食べるために低い高度を飛ぶようになる"ということです。
個人的にはこの一般的な説、ツバメが食べる虫のうち、湿気の影響だけで飛行高度が変化するものがどれほどいるのか説明されていない点や、気圧や風等他の気象条件度外視なので?マークですけど…
次は、「ツバメが巣をかけると商売繁盛」についてです。
"これは根拠ないだろー"と思われそうですが、個人的にはこっちの方がよっぽどわかりやすいような気がします(あくまで私見です"気がします"です)。
なぜかというと…
ツバメは、人のすぐそばに巣をかけて子育てすることで、天敵に襲われるリスクを回避していると考えられています。
実際に、空き家などの人が住んでいない住宅には、あまり巣をかけないようです。つまり、ツバメが巣をかける場所は人の往来が絶えない場所。ということで、これが転じて、商売繁盛の証となったのではないでしょうか。人の往来が絶えない商店、それはおそらく、繁盛している場所、またはこれから繁盛する場所でしょう(例外あり)。
ちなみに写真は、熊本の山都町の通潤酒造さんで撮影したツバメの巣。このすぐ隣には、下に板を据えられている巣もありました。通潤酒造さんは、ツバメの巣を落とさずに大事に見守っておられて、素晴らしいと思いました。
昨今、人に巣を落とされる例も昔と比べて増えているらしく、ツバメ受難の時代となってきています。優しく見守っていらっしゃる場所を見ると、いつも素晴らしいなと思います。
と、まあ、ツバメ小話でした。
生きものに関する言い伝えは、まったく根拠のないものもままある一方で、根拠があるもの(または"ありそう"なもの)もけっこうあります。
特に、ツバメのような人との関わりの深い生きものは、いろいろな人が頻繁に目にすることもあり、思いのほか理にかなった言い伝えが多いかもしれません。
身近なもので気になるものがあれば、専門家のっ方に尋ねてみるとおもしろいかもしれませんね。
↑喉の赤色と長い尾羽、白いお腹が特徴的ですね(すみません、手元にいい写真なくて喉見えませんね…)。
夏に渡ってくるということは、繁殖(というか子育てに必要な十分な量の食べ物)が目的なわけです。
主に人家の軒先など、"屋根がある&巣の材料(主に泥)がくっつく壁がある&人がいる"場所に巣をかけます。
さてこのツバメ、いくつか言い伝えがあることも皆さんご存知かと思います。
たとえば、「ツバメが低く飛ぶと天気が崩れる」「ツバメが巣をかけると商売繁盛」などです。今日は、その話をちょっとしてみようかと思います。
まずは、「ツバメが低く飛ぶと天気が崩れる」についてです。
これを考える上では、まず、ツバメが空中を飛んでいる小さな虫を、空中で捕まえて食べていることを知っておく必要があります。
と、皆さんもご存知かもしれない"有名な説"をまとめてあるページがあるので、時間のある方はそちらもご覧ください( http://www.kodomonokagaku.com/hatena/?4d2ca72e65630f28342fefdf0a990a49 )
まあ、簡潔に書くと、"低気圧が近づく→湿度が上がる→小さな虫の羽に湿気がつく→小さな虫の羽が重くなる→小さな虫の飛ぶ高度が下がる→ツバメはその虫を食べるために低い高度を飛ぶようになる"ということです。
個人的にはこの一般的な説、ツバメが食べる虫のうち、湿気の影響だけで飛行高度が変化するものがどれほどいるのか説明されていない点や、気圧や風等他の気象条件度外視なので?マークですけど…
次は、「ツバメが巣をかけると商売繁盛」についてです。
"これは根拠ないだろー"と思われそうですが、個人的にはこっちの方がよっぽどわかりやすいような気がします(あくまで私見です"気がします"です)。
なぜかというと…
ツバメは、人のすぐそばに巣をかけて子育てすることで、天敵に襲われるリスクを回避していると考えられています。
実際に、空き家などの人が住んでいない住宅には、あまり巣をかけないようです。つまり、ツバメが巣をかける場所は人の往来が絶えない場所。ということで、これが転じて、商売繁盛の証となったのではないでしょうか。人の往来が絶えない商店、それはおそらく、繁盛している場所、またはこれから繁盛する場所でしょう(例外あり)。
ちなみに写真は、熊本の山都町の通潤酒造さんで撮影したツバメの巣。このすぐ隣には、下に板を据えられている巣もありました。通潤酒造さんは、ツバメの巣を落とさずに大事に見守っておられて、素晴らしいと思いました。
昨今、人に巣を落とされる例も昔と比べて増えているらしく、ツバメ受難の時代となってきています。優しく見守っていらっしゃる場所を見ると、いつも素晴らしいなと思います。
と、まあ、ツバメ小話でした。
生きものに関する言い伝えは、まったく根拠のないものもままある一方で、根拠があるもの(または"ありそう"なもの)もけっこうあります。
特に、ツバメのような人との関わりの深い生きものは、いろいろな人が頻繁に目にすることもあり、思いのほか理にかなった言い伝えが多いかもしれません。
身近なもので気になるものがあれば、専門家のっ方に尋ねてみるとおもしろいかもしれませんね。