里山人雑記

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2020年02月13日 20時52分29秒 | Field Note<観察>
身近な冬の鳥、鶫。
鶫と書いてツグミと読みます。

ツグミ Turdus naumanni
お腹のまだら模様が特徴的ですね。
実はこのまだら模様、個体ごとにけっこうバリエーションがあることが知られています。
あいつはこんな模様、こいつはあんな模様、と言う風に、個体ごとに違うことがあるのです。

さて、大きさは、ムクドリやシロハラと同じくらい。
色や模様が見えれば一目瞭然ですが、遠くて模様などがあまりよく見えない時は、行動から見分けましょう。
ということで、行動で見分けるポイントをいくつかご紹介。

あ、その前に注意。
以下で使う「多い/少ない/あまり」などの表現は、データに基づかない私の印象にすぎませんので、誤解のないようにお願いいたします。
あくまで私のイメージです。データを取って検定かけても、帰無仮説が棄却されるかはわかりません。
データに基づかず「多い/少ない」等の表現を使うとは、片腹痛いわ…笑
では、ツグミの行動等の特徴を。

・両足ジャンプはあまりせず、走って移動していることが多い(シロハラは逆、ムクドリは走ると言うより歩き回る感じ)
・林の中などにはあまりいない(シロハラは逆)
・高密度の群れで電線に止まることはあまりない(ムクドリは逆)
・身をかがめてタタタタッと走って、急に止まるような移動の仕方をすることも多い
など

こんな感じで、行動でも見分けられるようになると楽しいかも…
まずは、観察して見分けてみてくださいね。

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なぜこのタイミングでツグミの見分け方なのか。
冬の鳥じゃん。もうだいぶ前に渡って来てたじゃん。
そうなのです。もうだいぶ前に渡って来ていました。
実はとあるところで、ツグミが話題に上ったのです。
鳥に詳しいわけでもないのに、気になって自分なりに調べてみて、答えに行き着くなんて…さすがっす…
そこで、補足的にこんな記事を書いてみたわけです。以上。