近年は、鳥の観察会よりも、魚の観察会で講師をすることが多くなりました。
身近な存在であると同時に、水上から観察しても、水中から観察しても、捕まえても飼育しても食べても楽しい魚類というのは、ものすごく魅力的な生き物ですよね。
今回は、そんな魚類、特に淡水域で生活する魚類の名前をささっと調べるのに便利でかつ他と比較すればそこそこ安価、そして入門向きの1冊をご紹介します。
↑ 斉藤憲治・内山りゅう著. 『くらべてわかる 淡水魚』 山と渓谷社. 2015
販売価格は税込み¥1,760。これを高価と捉えるか安価と捉えるかは人によるかもしれませんが、私の場合は、「このクオリティでこの価格ならナイスじゃない !?」という感じ。
そして大きさはB5版。ものさしで測ってみると、縦が26cmくらい、 幅は18cmくらい、厚みは1cm少し超えるくらいでした。野外に持って行くにはすこし大きい気もしますが、厚みが1cmちょっとで、表紙はくるっと曲げられる程度の硬さのため、それほど重くもありません。
中身は出版社「山と渓谷社」さんのサイト( https://www.yamakei.co.jp/products/2814063460.html )で確認できます。
見ていただくとわかるように、種類ごとにページがわけてあるのではなく、全体を通して同じページで複数の種類の識別ポイントを確認しながら見比べられるのは便利ですね。識別ポイントというものは、言い出せばキリがありませんが、特に重要なポイントだけに絞って解説されているのもこの本の良いところ。とくに入門書的なものが欲しい方におすすめしたいです。分厚い図鑑はまだちょっと...家でこどもたちと調べてみたいな...などというシーンにはぴったりかと思います。
もちろん、情報を簡潔にまとめるということは、一部の情報をそぎ落とすということでもありますから、この本で物足りないという方もいらっしゃるとは思います。その場合は、同社の『山溪ハンディ図鑑 増補改訂 日本の淡水魚』などのように図番が多く分厚く詳しい図鑑もありますね。
え…もっとコアな情報が欲しい場合…ですか…?
…であれば、私も大好きな「内山 りゅう・中島 淳著.『日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑 日本分布の全33種・亜種を網羅した初めての図鑑』山と渓谷社. 2017」( https://www.yamakei.co.jp/products/2815062870.html )や「北村 淳一・内山 りゅう著.『日本のタナゴ 生態・保全・文化と図鑑』山と渓谷社. 2020」( https://www.yamakei.co.jp/products/2820062890.html )などもおすすめしたいところ。
良い書籍に出会って楽しい生き物ライフを送れると良いですね。
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今回は、観察会に参加された保護者の方などに主におすすめしている図鑑を紹介しました。
とはいえ、幸せなことに、日本には生物に関する良い書籍がたくさんあります。それぞれの書籍にそれぞれの良さがあり、他の候補も含めると非常に悩ましいところ。今回は意図せずしてすべて山と渓谷社さんから出版されている書籍のご紹介となりましたが、文一総合出版さんなどを筆頭に、生き物に関する良書を多数出版されているところは複数あります。
お近くにそのような書籍を多く取り扱っているナイスな書店がある方は、店頭で見比べてみるのもおすすめですよ。
身近な存在であると同時に、水上から観察しても、水中から観察しても、捕まえても飼育しても食べても楽しい魚類というのは、ものすごく魅力的な生き物ですよね。
今回は、そんな魚類、特に淡水域で生活する魚類の名前をささっと調べるのに便利でかつ他と比較すればそこそこ安価、そして入門向きの1冊をご紹介します。
↑ 斉藤憲治・内山りゅう著. 『くらべてわかる 淡水魚』 山と渓谷社. 2015
販売価格は税込み¥1,760。これを高価と捉えるか安価と捉えるかは人によるかもしれませんが、私の場合は、「このクオリティでこの価格ならナイスじゃない !?」という感じ。
そして大きさはB5版。ものさしで測ってみると、縦が26cmくらい、 幅は18cmくらい、厚みは1cm少し超えるくらいでした。野外に持って行くにはすこし大きい気もしますが、厚みが1cmちょっとで、表紙はくるっと曲げられる程度の硬さのため、それほど重くもありません。
中身は出版社「山と渓谷社」さんのサイト( https://www.yamakei.co.jp/products/2814063460.html )で確認できます。
見ていただくとわかるように、種類ごとにページがわけてあるのではなく、全体を通して同じページで複数の種類の識別ポイントを確認しながら見比べられるのは便利ですね。識別ポイントというものは、言い出せばキリがありませんが、特に重要なポイントだけに絞って解説されているのもこの本の良いところ。とくに入門書的なものが欲しい方におすすめしたいです。分厚い図鑑はまだちょっと...家でこどもたちと調べてみたいな...などというシーンにはぴったりかと思います。
もちろん、情報を簡潔にまとめるということは、一部の情報をそぎ落とすということでもありますから、この本で物足りないという方もいらっしゃるとは思います。その場合は、同社の『山溪ハンディ図鑑 増補改訂 日本の淡水魚』などのように図番が多く分厚く詳しい図鑑もありますね。
え…もっとコアな情報が欲しい場合…ですか…?
…であれば、私も大好きな「内山 りゅう・中島 淳著.『日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑 日本分布の全33種・亜種を網羅した初めての図鑑』山と渓谷社. 2017」( https://www.yamakei.co.jp/products/2815062870.html )や「北村 淳一・内山 りゅう著.『日本のタナゴ 生態・保全・文化と図鑑』山と渓谷社. 2020」( https://www.yamakei.co.jp/products/2820062890.html )などもおすすめしたいところ。
良い書籍に出会って楽しい生き物ライフを送れると良いですね。
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今回は、観察会に参加された保護者の方などに主におすすめしている図鑑を紹介しました。
とはいえ、幸せなことに、日本には生物に関する良い書籍がたくさんあります。それぞれの書籍にそれぞれの良さがあり、他の候補も含めると非常に悩ましいところ。今回は意図せずしてすべて山と渓谷社さんから出版されている書籍のご紹介となりましたが、文一総合出版さんなどを筆頭に、生き物に関する良書を多数出版されているところは複数あります。
お近くにそのような書籍を多く取り扱っているナイスな書店がある方は、店頭で見比べてみるのもおすすめですよ。