里山人雑記

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久々の金峰山

2011年09月29日 23時56分44秒 | Field Note<観察>
数年ぶりに、金峰山で観察しました。
といっても、時間の関係により、道路沿いだけの観察となりました。

アザミの1種(ポイントがよくわからず同定できませんでした…)で吸蜜(蜜を吸うこと)中のチャバネセセリたちです。たくさんのチャバネセセリがいたため、ところどころ個体差があることなど、いろいろ観察できました。

↑こっちは、キンミズヒキで吸蜜中のチャバネセセリです。

↑草の葉で休んでいたチャバネセセリを、正面からドアップ撮影してみました。故障していた"1cmマクロ撮影"が可能なコンデジが修理されて帰って来たので、やっとこの類の写真が撮れるようになりました。これからバンバン"マクロ撮影"していきます!

↑1枚目の写真で紹介したアザミの1種、種はこんな風になっていました。タンポポとかと同じ原理で、綿毛に種子をくっつけて飛ばし、より遠くに子孫を残すというわけです。いつも思いますけど、生き物って、ほんとによくできていますよね…

キツネノマゴで吸蜜中のツバメシジミです。この時期、いろんなところでキツネノマゴが花を咲かせています。小さな植物ですので、よく探してみて下さいね♪
また、このツバメシジミ、後翅の一部が突起のようになっていますよね。これが名前の由来になったっそうです。鳥のツバメって、尾羽の両端が突起のように突き出していますので、そこから名前をとったというわけです。
名前の由来を知ると、識別する際の手助けになりますし、名前も覚えやすくなるので一石二鳥ですね♪おもしろい名前の生き物や、覚えにくい名前の生き物がいたら、ネットや図鑑でいろいろ調べてみて下さい。

↑このツバメシジミが翅を開くと、こんな感じになっていました。この色はメス個体の特徴のため、この個体はメス個体だと判明しました。ちなみにオス個体は、ブルー系になるようです。

↑生き物たちにとって平穏な草むらに見えても、危険は常に存在します!ナガコガネグモです。チャバネセセリやツバメシジミが飛び交う中に、大きな巣を張って、獲物を待ち構えていました。自然界は厳しいです…
ところでこのナガコガネグモ、近所でよく見るジョロウグモなどに比べると、かなり大きいです!色・模様もクッキリしていて、とても印象に残りました。クモだからって敬遠しないで、よく観察してみると面白いですよ~♪

↑地面をよく見ると、フキバッタの仲間がいました!久しぶりに見ました。
あ、これでも成虫(成熟した個体)ですよ!!通常は成虫っって翅が発達しているものなのですが、フキバッタの仲間は発達していないんです。これまた面白いですねー。もしこのことを知らなかったら、何か他のバッタの幼虫かな?と思っちゃったりしますよね…覚えておいてください。

ゲンノショウコも咲いていました。右上には、その種も見えますね。この槍の先のような形をした種も特徴的なので、ここから識別してもいいかもしれません。草花など、生き物を観察する時は、1点だけでなくその周辺もよく観察してみて下さいね。もしかしたら、何か面白い発見があるかもしれませんよ♪

エゾビタキです。ここからは観察できた鳥たちを紹介していきます。金峰山のこの場所で観察することに決めたのは、実は、ここでエゾビタキをたくさん見つけたからなんです。複数の個体が追いかけあったり餌をとったりしていました。エゾビタキを観察するなら、金峰山はオススメです♪

↑近くを見ると、1本だけ、妙に鳥でにぎわっている木がありました。ただし、こんな感じに葉が茂っていて、とても観察し辛かったです。
ところで、どうしてこの木に鳥が集まっていたんだと思いますか?その理由は…

↑これです!大量に木の実がなっていました。

↑以前の記事で"鳥は赤い木の実よりも青~黒色の実を好む傾向がある"と書いたのですが、もちろんこうやって、赤い木の実も食べます。ちなみにこの写真で木の実をくわえているのは、エゾビタキです。集まっている鳥たちをよーく観察すると…

オオルリ♂の若鳥がいました!!久々に見ました。ただ、活発に動き回っていて、デジスコでの撮影は随分骨が折れました…10本くらい(笑)
♂の成鳥は上面が頭まで青色になるのですが、♂の若鳥(または幼鳥)は、翼だけ青いんです。こいつも、上で紹介した赤い木の実をガツガツ食べていました。オオルリは、日本ではだいたい夏鳥であるため、渡りに向けて栄養を蓄えている最中なんです。

↑ちなみに♂の成鳥は、こんな感じです。随分違うのがわかりますよね。(この写真は僕が2006年4月23日に違う場所で撮影したものです)

↑そういえば、こんな鳥もいました。何だと思いますか??上面がまだら模様になっているのが特徴的ですね。答えは、エゾビタキの幼鳥です!!これまで紹介してきたエゾビタキはすべて成鳥でした。そのため、このようなまだら模様の個体を紹介したことがありませんでした。幼鳥は上面が全体的にまだら模様なんです…
知らなかったなぁって方は、ここで知識に加えておいてくださいね♪

いろんな生き物観察します

2011年09月28日 00時20分35秒 | Field Note<観察>
今日9/27は、立田山を昼からちょっと歩いてきました。
お散歩中の人に「何を撮ってるんですか??」と尋ねられると、最近は「鳥とかトンボとかチョウとか植物とかカエルとかですね~。今の時期は秋の生き物たちが…(以下省略)。」って答えています。なんでも屋かって…(笑)

キマダラセセリです。これも翅の模様などで、他のセセリチョウの仲間と識別できます。この辺ではチャバネセセリやクロセセリ(記事"2羽目を確認!!"参照)などがいるので、そっちも確認してみて下さい。

↑やっとイシガケチョウを撮影できました。水辺で給水中のようでした。イシガキチョウとも呼ばれるこの蝶は、翅の模様が特徴的ですよー。

ツルボです。これも、以前紹介したオオバショウマ(記事"野草園withS藤先生"参照)と同じく、下から順に花が咲いて下から順に枯れていきます。
その様子をご紹介♪

↑次はこうなります。だいたい上まで咲き揃いました。

↑最後は、こんな感じで下の花から枯れていきます。植物を観察するときは、他の個体と比べてみると新たな発見があるかもしれませんよ♪

サメビタキです。ぱっと見コサメビタキに見えますよね。でも…

↑この写真で解決!陰に入って来ると、お腹がうすく灰色がかっていることがわかりました。そして嘴の下の特徴(記事"-識別ポイント-エゾビタキ・サメビタキ・コサメビタキ"参照)も、サメビタキのものと一致することがわかりました。光の当たり方ひとつで、随分変わって来るものですね…

↑ただし、このようにオリーブ色が濃いサメビタキもいます!!これは成長段階(個体差も)などの問題なので難しいです…
微妙なときは、全体的な色合いに惑わされず、お腹や嘴にある特徴を総合して判断してください!!
偶然特徴が確認できたので識別できたのですが、この個体、ぱっと見キビタキの♀にしか見えませんよね…
こんなのもいるってことを、頭に入れておいてください…

↑丸々したスズメバチがいました。相変わらずスズメバチが活発に動いているようでしたが、今日はあまりニアミスしませんでした。飛んでいるのは結構見ましたけど…

ヤマガラです。木の葉の裏から、何かのマユのようなものを見つけたところです。両足で縦向き(文章にするために、ここでは勝手に長辺を縦としました)に挟んでつっつき、中を取りだそうとしています。でもなかなか破れません。そこで…

↑今度は横向きに持ちかえました。よく見ると、内側の指を1本ずつ使って押さえていますね。残り2本ずつで枝をつかんでいます。
このあとまた何度もつっつき…

↑穴があいて中身が出てきました。すぐに食べてマユのようなものは捨てました。
面白いですよね~♪ドングリなど木の実を食べる時も、同じような仕草で殻を破って、中身を食べます。鳥を見つけたら、その行動もじっくり観察してみて下さいね。

コバネイナゴです。草を食べているところです。葉っぱの横から食べるために、体を傾けて食べていました。たくさんの個体がいました。

カトリヤンマを発見!!主な活動時間帯は夕方くらいなので、昼間はこのように木などに止まって休んでいるんです。トンボは時間帯によって活動する種類が違うので、同じ観察場所でも、いろいろな時間帯に観察に行くと面白いですよ!

ナガクロクチバがいました。ヤガ科のガです。ガの仲間は模様が特徴的で、おもしろいです。

クリが落ちていました。緑色のものも茶色く色づいたものもありました。
"もう秋ですね"と言いたいところですが、今日は暑かったです…

最近写真がへぼいですけど、あんまりツッコまないでくださいね(笑)

生き物も秋模様

2011年09月26日 21時31分18秒 | Field Note<観察>
坪井川緑地の生き物も、秋っぽくなってきました。
あ、この記事は9/23の観察記録です。

ヌマガエルです。背景が秋っぽくなってますね。カエルの顔、おもしろいです♪
でも、なぜか親しみが湧くんです...(笑)

キタテハです。ひらひらとゆっくり飛ぶので、観察しやすいです。秋型(?)みたいです。

エンマコオロギです。今の時期、草むらで"コロコロコロコロ…"って鳴いてるやつです。顔にある金色の模様が特徴です。草むらの中をごそごそ歩いているので、声が聞こえたらこっそり近づいて、探してみてください。
ときどきゴキブリと思ってる人がいるんですけど、それってなんか悲しいですね(笑)

ホシササキリです。草むらで"リリリリ…"って鳴いてるようです。音は小さめなので、他の虫の声に紛れて気づかないかもしれません。草むらの近くでよく耳をすましてみると、思いのほかいろいろな音が聞こえておもしろいですよー。ぜひ、耳をすましてみて下さい♪

ヒナバッタです。"シャシャシャシャ…"って鳴くやつです。主に昼間とかに鳴きます。数はたくさんいるので、たいていどこでも見つかると思います。探してみて下さい。

モズです。ここ数週間で、"高鳴き"をよく聞くようになりましたよね。あの、"ケケケケケケ…キィーキィーキィー…"って鳴いてるやつです。たいてい、木や杭のてっぺんなどで鳴いています。モズの高鳴きも、秋を知らせる1つのサインですね。

イヌガラシです。アブラナ科の大きな特徴である、筒状の種が見えます。茎から出ている、棒状の葉っぱみたいな部分です。これは葉っぱではなく、種なんですよ!!以前紹介した、タネツケバナ(記事"11.03.29.Tue.-坪井川緑地-"参照)にも同じ特徴が見られます。見てくださいねー。

イヌタデです。この時期、水辺など湿り気のあるところで見られるので探してみて下さい。

アレチヌスビトハギが、種をつけていました。以前、アレチヌスビトハギの花(記事"時間を見つけて…"参照)を紹介したので、見てみて下さい。そうそう、この種、フジカンゾウやヌスビトハギの種と同じく、服などにくっつくんです。

↑ほら、こんな風に。側面にとても小さなとげみたいなものが付いていて、それが服や獣の毛にくっつくんです。もちろんこれは、種を遠くに運んでもらって、生息範囲を広げるためです。よくできてますよね…

コツブキンエノコロです。エノコログサの仲間の中では、穂(?)の部分が小さめです。

コシアキトンボも数が少なくなってきました。発生のピークは過ぎてますから、まぁ当然と言えば当然です。

コミスジです。翅の裏の色は綺麗ですよね。ホシミスジが見てみたいです…

シダの仲間です。図鑑を持ってないので、調べきれませんでした…
葉の裏の胞子が、ギザギザの特徴的な模様になっているので、図鑑で調べればたぶん見当がつくと思います。今度調べてみます。

クロヒカゲです。前翅、後翅にかけて見られる白い筋が特徴です。

スズメバチが活発に動いています。スズメバチは今の時期、冬眠に備えてより活発に動きはじめるので、山などで会う機会も多くなります。近づいてきたら、決して焦らずに、落ち着いて対処してくださいね。あと、黒系の服には寄って来るらしいので、極力黒系の服は避けた方が良いと思います。また、スズメバチが妙に多くみられる場所があったりしたら、静かに離れた方がいいですよ!!近くに巣があるかもしれませんから。

アシナガバチの仲間です。木の葉っぱを丹念に調べていました。この時期、木の葉っぱにはいろいろな生き物やその卵が付いているため、それを探しているんでしょうか。詳しく知らないのでわかりませんけど…

↑色が薄めのスジブトハシリグモです。アメンボのように、水面を跳ねるようにして動きます。移動するスピードは、アメンボよりも早い気がします。けっこうスムーズに動くので面白いです。

↑私は誰でしょう…って、簡単ですね。ナナホシテントウです。久々に見ました。緑に赤が映えます。
こういうところで見つけると、なんか嬉しいです。見つけたぜっ、って感じで(笑)

ムクドリはいつもいますが、あんまり撮影していませんでした。今度しっかり撮り直して、コムクドリと並べて出しますね。

ハグロトンボです。坪井川緑地で、やっとまともなのが撮れました。いつもは、見つけた時間帯が遅かったりしてきれいに撮れてなかったんです。これで、証拠写真にはなるのでよかったです。

ベニイトトンボもまだちょっといました。もう時期を過ぎたのか、今はほとんどアオモンイトトンボです。

↑こいつがアオモンイトトンボです。池周辺の草むらも、アオモンだらけです。来シーズンとかのことを考えると、ちょっと心配です。

↑あ、そうそう、アオビタイトンボの♀個体が目立つようになってきました。水上に出てくる個体が増えたみたいです。産卵している個体も観察できましたが、産卵する瞬間の写真は撮影できませんでした。

↑産卵した直後かつ直前の写真です。なんか、タイミングが合わないんです…

アオビタイトンボの♂個体です。♀個体との違いを確認してみて下さい。

ちょっと前の話です…

2011年09月25日 02時34分55秒 | Field Note<観察>
9月17日に坪井川緑地に行ったのですが、そのときの観察を投稿していなかったのでここで投稿します。

コフキトンボです。観察していると、けっこう縄張り意識が強そうであることがわかりました。近づいてきたトンボをしょっちゅう攻撃しに行きます。
そういえば、今の時期くらいになると羽がぼろぼろになったトンボを見たりしますよね。あれって、縄張り争いで攻撃したり攻撃されたりした痕なんです。
けっこう激しく攻撃するので、羽がぼろぼろになってしまうんですよね…
これは、縄張り意識の強いチョウにも言えます。オオムラサキとかコムラサキとかです。発生時期のピークをすぎると、かなりぼろぼろの個体が目立つようになりますよ。来シーズン観察してみて下さい(コムラサキはぎりぎり今シーズンも観察できます)。

シオカラトンボです。目がブルーできれいです。こいつも少し羽が傷んでいますね。ちなみに、オオシオカラトンボはもっと色が濃い青で、お尻の先がちょっと黒く、目は黒~濃い茶色です。慣れれば簡単に見分けられますが、慣れないとちょっと迷うかもしれません。観察回数をどうにか増やして、目を養っていってくださいね♪

アオビタイトンボです。一時期数が減ったかに見えたのですが、この時期になって多個体が再登場してます。この、目と目の間のメタリックブルーの部分が、名前の由来です。"ひたい"が"青い"ってことで。何度も書きましたよね…

↑縄張り争いの1シーンです。近づいたトンボには、種類に関係なく攻撃を仕掛けます。ま、この写真はアオビタイvsアオビタイですけど。
お尻の先を上にあげて攻撃しているのも特徴的です。

↑胸部側面の黄色い模様も特徴です。ここで挙げた3種(コフキトンボ、シオカラトンボ、アオビタイトンボ)は、思い込みで同じトンボと誤認されていたりするので、こんな色のトンボを見つけた時には、よく観察してみて下さい。
以前、散歩で通りがかった人にこのことを説明したところ、そんなにいるんだ!と驚かれていました。そういった形でも、身近な環境とそこに住む生き物に関心を持ってもらえれば、地域の環境の保全にもきっと繋がっていくと思っています。

↑わたしは誰でしょう(笑)

↑はい、オンブバッタです。意外と、スイレンの葉の上にもいます。多分、人が通った時にびっくりして跳んだ先が池で、慌てて泳いで辿り着いたのがスイレンの上だった…みたいな感じでしょう。オンブバッタとショウリョウバッタの識別も、慣れれば簡単なんですけど、慣れないと見分けられないことがあるかもしれませんね。ポイント解説は、省略します…

カエルのなかまです。こいつは同定できませんでした。ときどき判断に迷うことはあっても見当ぐらいはつくのですが、今回はさっぱりです。なんか悔しいです!!模様はイマイチはっきりしないし、背中の凹凸がヌマガエルやツチガエルと違うし…で、足に吸盤はなく爪だけですので、ここで他に考えられるのはウシガエルくらい??トノサマガエルはもちろん違いますしねー…わかる方がいらっしゃったら、教えて下さい!!よろしくお願いします。

イソシギです。肩のあたりに、白い模様が食い込んでいるのが大きな特徴です。この辺りではかなり身近なシギです。この辺で見られる他のシギ・チドリ類は、クサシギやタシギ、コチドリなどですかねー。あんまりいないですね。

ナミアゲハです。金柑などの柑橘系の木に産卵します。もう産卵シーズンですから、こういったところでは良く見られますね。写真も、金柑の木の回りを飛んでいるところです。ナミアゲハとキアゲハも見間違いますね…慣れれば大丈夫ですけど。前翅の付け根の模様で、簡単に識別できます。後は、全体の色みとか、その辺ですかねー。
今度、"ナミアゲハ-キアゲハ"とか"シオカラトンボ-オオシオカラトンボ"とか"コフキトンボ-シオカラトンボ"とかで識別ポイント解説やりましょうか??ま、写真が撮れ次第になると思いますけど…そうなると来年ですね(笑)
それから心配なのは、僕はもともと鳥専門なので、うっかり間違えたことを書きそうなことです。掲載するに当たっては、本か何かで改めて確認した方が良いかもしれません。余計に時間食いそうですね…

マユタテアカネです。このブログではもうお馴染み?ですね。過去の記事を見返して、是非覚えて下さいね!!

↑こっちはリスアカネです。トンボを探す時には、水上だけでなく、池と反対側の茂みも見て下さい。林がある場合はその中も。種類によって、水の上を好むもの、木が茂った所を好むものなどいろいろあります。"トンボ=水上"という固定観念は捨てて下さい!

↑秋の気配、クヌギです。これが茶色く色づくと、もう秋ですね。って、最近の気候はもう完全に秋ですよね…
秋、大好きです♪気温とか風とか風景とか天気とか…(笑)この時期やっぱいいなぁ…

以上、9月17日の観察記録でした。

熊本県初の正式記録!!

2011年09月25日 01時42分24秒 | Field Note<調査>
9月15日のことです。
坪井川緑地で、アメイロトンボを確認・撮影・捕獲しました!!
熊本県初の正式記録だそうです。ラッキー(笑)

↑これです。シャッタースピード遅すぎで、ブレブレです。ま、もっと良い写真が済々黌生物部にあるので問題ありません。
羽の部分にある水色の斑紋が特徴的ですねー。動きがとてもトリッキーで、捕まえることが出来たのは超マグレのお陰です(笑)
もともとこのトンボは八重山諸島などで多く見られるトンボだそうですが、温暖化の影響か、近年どんどん生息域を北に広げているそうです。
もうすでに、高知などでも確認されているようで、高知県ではそれが新聞記事になっていました。
アオビタイトンボといいリュウキュウベニイトトンボといい、南方系トンボ北進中です。
身近な環境も、観察回数を増やすほど、いろいろな発見があって面白いですね。

これからもいろいろ探してみます!

秋らしくなってきました

2011年09月23日 13時57分48秒 | Field Note<観察>
最近更新する暇がありませんでした…
毎日見て下さってた方、すみません
今回は、自宅で撮影した写真での投稿です。

↑空が高くなってきて、急に秋らしくなってきました。この時期、大好きです(笑)!!ずっと外にいたいです…
朝も寒くなってきたので、体調を崩さないようにご注意ください!

↑電線に、ハシボソガラスが飛んできました。そういえば、このブログでカラスを紹介したことはなかったですよね。
この個体には褐色ぎみの羽が多いため、もしかすると今年巣立った個体かもしれません。
おでこが出っ張っていないことなどから、ハシボソガラスと識別しました。ただ、意外と識別難しいですね。最近はハシブトガラスとのハイブリッド(雑種)もいるらしいですし…

↑目はまん丸で、よくみるとかわいいですよ(笑)

↑鳴く時は頻繁に瞬膜を閉じていました。この写真の白色半透明のものが瞬膜です。カラスの瞬膜は、目の下側から出てました。
ちなみに瞬膜を閉じても、視界は見えるそうです。ここが瞼との違いですね。だって、瞼を閉じたら視界は真っ暗ですし。
それでも、"乾燥を防ぐ"、"小さなゴミなどから目を守る"という役割は、瞼と共通の働きとしてありますよー。

まだいくつかネタはあるので、そのうち投稿します。
もしかしたら、今日中にもう一回、記事を投稿するかもしれません。
ときどき見てみて下さいね♪

野草園withS藤先生

2011年09月19日 23時52分48秒 | Field Note<観察>
写真をたくさん撮ったので、この記事は写真いっぱいの記事にします!!

今日は、S藤先生と野草園に行ってきました!
以下に挙げていく植物の名前は、ほぼ全部、スタッフのK村さんが教えてくださいました!!
詳しすぎです!!ほんと、頼りになります♪いつもお世話になってます。

↑はじめはちょっと晴れていたのですが、すぐに天気はこんな感じになてしまって霧雨が降っていました。といっても、野草園内を散策するのにはまったく支障がありませんでした。木が多いから、雨が木の下まで直接届かないんです。

ハガクレツリフネがたくさん咲いていました。ほんと、葉っぱに隠れるようにして花が咲いています。

キツリフネも、ハガクレツリフネに混じって咲いています。ハガクレツリフネの色違いみたいな感じで、面白いです。咲いている数は、ハガクレツリフネの方が多いような気がしました。

アケビの実がなっていました。今の時期、上にも目を向けてみてくださいね。

↑今日もエゾビタキがたくさんいました。エゾビタキを観察したければ、是非、南阿蘇ビジターセンターの野草園に行ってみて下さい!

マムシグサの実です。マムシグサって覚えていますか??以前、記事”やっぱり里山!!”でも紹介しました。あの植物がこんな実をつけるんです。意外ですね。

ヒメキンミズヒキも咲いていました。名前にミズヒキとはあるものの、花の形などは、ミズヒキとはちょっと違う感じがしますよね。
ちなみにミズヒキっていうのは、以前、記事”雨降ってましたけど…”で紹介しましたので、見直してみて下さい。

ワカバグモです。ハナグモの仲間かと思ったのですが、K村さんに、ワカバグモだと教えて頂きました。植物だけでなく虫にも詳しいK村さん、やっぱり尊敬します…

ヤマハッカです。ハーブの仲間のような形をしていますね。よーく探してみてください。

オオバショウマは、下から順に花が咲いていきます。この写真はまだつぼみのもの。これが…

↑こんな風に下から咲いて…

↑最後は、こんな感じになります。美しい植物です。

ツルボです。これも、オオバショウマのように下から順に花が咲いていきます。この写真は、全部花が咲いた後に、下から順に枯れていっている途中の状態です。

↑今日も、ツマグロオオヨコバイがいました。羽の先が黒いから"ツマグロ"です。ここ野草園では、けっこう見ます。近所では、そんなにたくさんは見ないです。

サイヨウシャジンです。花の形が独特で、以前紹介したバアソブ(記事”雨降ってましたけど…”で紹介)にも、ちょとだけ似た形をしていますね。野草園、観察していて飽きが来ません!!

ゲンノショウコです。青とか白系の花が目立つ中で、こういう色の花も咲いています。

シシウドです。白い綺麗な花が咲いていました。天気がよかったら、もっと綺麗に撮影できたんですけどね…

カワラヒワです。かなりたくさんいました。何かを食べているのですが、少し遠くて見えませんでした。残念…
カワラヒワは、尾がくさび型に近い形になっていることや、飛んだ時に羽の一部に黄色い部分が見えることなどから識別できます。探してみて下さい。

クサフジです。S藤先生と「フジみたいだね-」って話をしていて、これも後からK村さんに聞いて名前が判明しました。ほんと、名前通りの植物ですね。名前の由来を考えるのも、面白いです。名前も覚えやすくなりますし、一石二鳥ですね♪

↑草の間を見てみると、ハグルマトモエを発見!!ガの仲間の模様って独特で、けっこう面白いです。イボタガが見てみたい…

フジカンゾウの種です。側面に、とても小さなとげのようなものが密集していて、衣服などにくっつくようになっています。このとげで、獣の体毛などにひっつき、離れたところに種子を運んでもらうんです。よくできていますよね。

フシグロセンノウも見頃です。花も大きめで鮮やかな色をしているので、気づきやすいです。周りをよく見回すと、きっと見つかるはずですよ!!

ニホンカナヘビです。曇っていましたが、日光浴(?)ポジションにいました。

アキチョウジだそうです。花がなんとなくヤマエンゴサクみたいに見えますよね。ま、茎とか葉を見れば、違うってことがすぐわかりますけど…

リュウキュウサンショウクイです。"ヒリリリッ、ヒリリリッ"って鳴き声でわかります。顔の黒い部分が多く、胸のあたりも灰色がかっているのが亜種リュウキュウサンショウクイです。サンショウクイとの識別は、慣れればなんとかなります。識別眼を鍛えて下さい(笑)

ワレモコウです。かわいい植物です。これ、けっこう好きだなぁ♪
実は、とある蝶にとって産卵のための重要な植物なんです。持って帰るのとか、ほんとやめて下さい!!

↑なんかわからないゾウムシの仲間です。いろいろ調べてみましたけど、今のところ不明です。今度しっかり調べ直して、判明すれば修正します!

ホウチャクソウの実です。うまそっ(笑)食べたことないんでわかりませんけど、まぁ食べない方が良いような…
そういえば、木の実を食べる鳥って、赤い実を食べるイメージが強いですよね。実はそうでもないんです。意外と黒~紺系の色の実を好みます。そのため、多くの黒~紺系の色の実は、早いうちになくなります。鳥が木の実を食べている時は、その実の色も観察してみて下さい!

イヌゴマです。野草園の湿地帯に生えていました。バックに見えると思いますが、今の野草園にはたくさんの花が咲いています。植物を観察したければ、ここに行くしかないですよ!!K村さんがガイドして下さいますし、条件は最高です♪

↑雨を避けて、キチョウが葉っぱの下で休んでいました。雨の中でも、視点を変えればいろいろな生き物が見えてきます。観察途中に雨が降ってきても、傘でも差して、めげずに探してみて下さい。普段と違う一面を観察できるかもしれませんよ♪

ツユクサです。以前S藤先生に指摘を受けてから、マルバツユクサとの違いに意識して観察しています。熊本では、意外とマルバも多いんですよ。指摘を受けるまで、気にも止めませんでした…

コガネムシです。きらきらしていて綺麗です。草の上に乗ってるってのが、なんかいいです(笑)

ミゾソバです。これはまだつぼみの状態のもの。開花すると…
→南阿蘇の"くにまき"さんのご指摘で、この写真の植物は"アキノウナギツカミ"であることが判明しました!!
間違った情報を掲載して申し訳ありませんでした…"くにまき"さん、ご指摘ありがとうございました。下の写真は、ミゾソバで問題ないようです



ミゾソバです。かわいい花ですね♪身近にもある植物なので、探してみて下さい。見つけるとなんか嬉しいです。

以上、長くなりすぎました…最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。

今日の観察はS藤先生との観察ってことで、とても楽しく観察できました♪
植物もたくさん観察できてよかったです。
ぜひ、野草園に行ってみて下さいね!!

久々の夜釣り

2011年09月18日 13時14分56秒 | Fishing <釣行>
9/17は、家族で天草に夜釣りに行ってきました。
夜釣りは久々でした。

↑天気が安定しなかったので心配でしたが、結局雨はちょっとしか降らず、景色の様々な変化を観察できました。

↑初めは天気が良かったのですが…

↑徐々に天気が怪しくなってきます。ちなみにこれ、イルカの形をした電灯です。天草本渡のちょっと前くらいに、いくつもありました。

↑遠くは雨が止んで日が差しているのに、こっち側はまだまだ暗雲がたちこめています…

↑その後天気はやや回復。あぁ良かったと思ったら…

↑また雲が増えてきます。にしても、きれいな風景でした。

↑天草には、やっぱりトビが多いです。

↑釣り場に到着。エイや、普段は見ないような魚がたくさん見えて、日が暮れるまでは観察だけでも面白かったです♪
日も暮れてきたので、そろそろ夜釣りスタートです。

…子アジが入れ食い状態でした!!
忙しくて、釣ってるところの写真はほとんど撮ってません…
調子に乗りすぎて、サビキで249匹も釣っちゃいました(笑)
ちっさいタイも1匹釣れました。外道ですが、ジグでムツも釣れました。

↑釣ったアジのごく一部です。小さっ(笑)

↑そういえば、こんなのも釣れました。一瞬大物がかかったかと思って調子に乗りましたけど、上げてみたら…ウニかよっ!!てなりました。

↑釣ってる途中、ネコが近づいてきて、魚をねだってきました。堤防の水たまりに落としちゃったアジや、外道のネンブツダイなどをちょっとだけあげました。舌はこえているようで、アジには飛びつくのですが、ネンブツダイのときは食べるのを渋っていました…

タヌキも登場!ゴミをあさっていました。山などの生息場所に、餌が少ないんですかね~…
まぁ、港にいるタヌキの場合は、港でもらえる餌の方が栄養価が高いことがあるなど、いろいろな理由が考えられるため、一言で片づけられない部分があって難しいです。

以上、久々の夜釣りでした。
南阿蘇ビジターセンターの観察会には参加できませんでした…

坪井川緑地も秋…?

2011年09月15日 22時19分41秒 | Field Note<調査>
最近は立田山漬けだったため、今日は坪井川緑地に行ってきました。
高校の生物部と一緒に調査をしました。
生物部の大会は10月23日、もうすぐ1か月を切りますね…

↑曇ってて、明らかに写真は撮りづらい天気ですね…
まぁ、仕方ないです…写真がへぼいのはご容赦ください…

コムクドリのオス個体です。今日は数百羽見ました。坪井川緑地でも、秋の鳥が確認できるようになってきました。ちょっと神経質で、物音や人のちょっとした動きにも敏感なような気がしました。旅鳥(春・秋に観察できます)としてこの近辺に入ってから間もないからでしょうか…

↑こっちはコムクドリのメス個体です。顔の模様の有無や、肩羽・翼の色でオス個体と識別できます。
ムクドリとは、大きさや模様などいろいろ違います。ま、似ているので、細かいポイントはそのうち解説…した方がよいですか…?
写真が撮れたら解説作ってみます。

マユタテアカネです。これまで気づかなかっただけだと思いますが、一応、高校の生物部がここでトンボの調査を始めてからの初記録です。

ベニイトトンボです。この時期ここでは、イトトンボの仲間はアオモンイトトンボとベニイトトンボしか確認できません。アオモンは、年に何度も発生しますし…

↑調査終了!夕焼けはきれいでした。ま、この写真じゃ全然表現できてませんけど…

↑もう暗くなってきたのに、虹も出ていました。久々に見た気がします。

実は今日の調査で、ちょっとした発見がありました。
もしかすると、県内でのそれなりに重要な記録となるかもしれません。
ま、現時点では不確定要素ですので、今後確認をとってから、都合が悪くなさそうなら掲載したいと思います♪
いやほんと、ラッキーでした(笑)

二つ茶屋がリニューアルオープン!

2011年09月15日 22時09分09秒 | 食べ物
改装中だった二つ茶屋が、やっとリニューアルオープンしました!!
以前、記事"二つ茶屋♪♪"などで紹介したので、詳しく知りたい方は見て下さい。

↑アップルパイ、美味しいです♪
二つ茶屋と言えば、やっぱりアップルパイです。今日は焼き立てのものを買うことが出来ました。

↑ブルーベリーパイもおいしいです。アップルパイに比べ、甘さなどは控えめです。

今日はナイストライ(職業体験)中で、中学生の子どもたちがお店で働いていました。
実は僕も、6年(?)くらい前に二つ茶屋で職業体験をさせていただいた経験があります。とても楽しく、ためになる職業体験で、思い出に残っています。

雰囲気の良いお店でお菓子もおいしいので、是非行ってみて下さい!!

以上、二つ茶屋についてのお知らせでした。