里山人雑記

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13.12.03.Tue. 江津湖(Ezuko)

2013年12月22日 22時29分28秒 | Field Note<観察>
お久しぶりです。今回は、今月はじめに江津湖に行った時の話です。
わけあって、今回は英語の文章つきで更新します!文章が多くなるので、右上の"文字サイズの変更"で"小"をクリックすると見やすくなるかもしれません。

↑さて、江津湖というのは、こんな場所です。これは観察終了間際の写真ですが、江津湖の写真を撮影していなかったのでここで紹介しておきます。この時期になって、夕日や空がとくにきれいになっているように感じます。
This is the picture of "Ezuko" in Kumamoto(Kumamoto is my hometown in Japan). This is the big lake-like place in Kumamoto and we can see many living things there. In this season, there are many species of ducks. By the way, how do you feel about this scenery? These days, the scenery of sky and sunset are very very beautiful in Kumamoto, Japan.

マガモ Anas platyrhynchos です。頭の緑色、黄色いくちばし等が主な特徴です。ただ、アヒルの品種であるアオクビアヒルという鳥も、マガモとそっくりな特徴を持っていますので、識別する際にはかなり注意が必要です。ちなみに、おおざっぱではありますが、アオクビアヒルは、飛べない、人に対する警戒心が非常に弱いと思われる場合が多い、といった特徴があります。さて、この鳥の尾羽付近をよく見てみてください。下の画像が拡大図です。
The English name of this duck is "Mallard" and the Japanese one is "Magamo". The color of the head and the beak is features of the bird. But there is another species which is really similar to a mallard. So, you have to be careful when you identify the species.
Okay, in the next picture, we will focus up to the tail of this bird.

↑カールしている黒い羽が見えますか?これもマガモの特徴の1つで、羽がねじれて、くるっとカールしてるんです。
There are some curly black feathers. This is another feature of this bird.

ジョウビタキ Phoenicurus auroreus Pallas です。秋から春の間、つまり、冬の季節を中心に見ることができる鳥です。私たちにとって身近な環境で生活しているので、ぜひ探してみてください。比較的開けた場所や、棒などのてっぺん、電線などで"ヒッヒッ…ヒッヒッ…"とさえずっていることが多いので、そういった場所を重点的に探してみると、比較的簡単に見つかると思います。
The English name of this bird is "Daurian Redstart" and the Japanese one is "Joubitaki". We can see it mainly in winter season. But actually, we can see it in autamun and spring, too. That's why the bird is a winter bird in Japan. And, the bird usually sings on the top of something like poles, electric cables and so on. So, if you try to find it, please look for that kind of places.

↑あ、そうそう、知ってる方が多いとは思いますが、ジョウビタキのオスはこんな風に鮮やかなオレンジ色をしていますが、メスは地味な色をしています。今回その写真はありませんが、興味のある方はどこかのサイトで探してみてください。
Male birds of this species have bright orange color on its body but female birds don't have the bright color. Female birds have only quiet colors. There are no pipctures of female one but you can find it by using the internet.

ハクセキレイ Motacilla alba lugens です。地面の上をちょこちょこ素早く走って、ときどきふっと舞い上がり、空中で虫をとらえていました。
The English name of this bird is "Japanese Pied Wagtail" and the Japanese one is "Hakusekirei". The birds can run fast and fly up quickly. So, they sometimes fly up quickly and catch insects for their food.

オオバン Fulica atra がめちゃくちゃ多かったです。この日カウントしただけでも、500個体を超えていました。昨年よりもはるかに多くなっているようです。あ、ちなみにオオバンは冬鳥で、おでこのあたりの板状の部分(額板)が白いのが特徴です。
The English name of this bird is "Eurasian coot" and the Japanese one is "Oobann". We can see the birds mainly in winter season in Kumamoto, Japan. The characteristic of the birds are the white beak and the white colored forehead. This day, I counted the birds and the result was...over 500 individuals. This number was more that last year's one.

ということで、江津湖での観察報告でした。
今年も終わりに近づいてきましたね。そんなことを言ってる余裕がないほど忙しいシーズンだとは思いますが、あと少し、気合意を入れ直してがんばりましょう!
見てくださってありがとうございました。
Okay, today's article finished here. Thank you for reading this article. If you are interested in the living things in Kuamoto, please see the other articles of this blog. But I'm sorry, there are only few articles that have English subtitles. Of course, you van see the pictures of the life in Japan, so, please enjoy them ;) Thank you.

久しぶりの更新@南阿蘇ビジターセンター

2013年12月01日 11時55分18秒 | Field Note<観察>
更新が遅くなり申し訳ありません…
今回は、先週(11月26日)、南阿蘇ビジターセンターで観察した時のことを書きたいと思います。
あ、文字がでかくて邪魔な方、文字が小さくて見づらい方は、このブログの右上付近にある"文字サイズ変更"で文字の大きさを調整してみてください!

↑空も風も山の様相も、最高でした。風はかなり強めで、すごく冷たかったですけど(笑)

ウバユリ Cardiocrinum cordatum (Thunb.) Makino です。花もいいですが、花が落ちてからも変化が楽しい植物です。
この写真のものは、果実が割れて種子を飛ばしてしまったあとの様子です。光が程よく透けて、きれいでした。

↑種類名わかりません…ごめんなさい。でもきれいだったので載せました(笑)
以前は植物の名前もたくさん書いていたのですが、植物はまだ慣れないため、ウソの情報を発信しないためにもちょっと名前挙げるの減らします…笑

マミチャジナイ Turdus obscurus です。変な名前ですよね(笑)
この鳥は、主に春と秋に見られる旅鳥です。夏は日本よりも北、冬は日本よりも南の地域ですごすため、日本で見られるのはその通過途中の個体なんです。
いやー、それにしても、こんなにきれいな色の個体を見たのは初めてでした♪

↑地面から空にかけて、どこを見ていてもおもしろいです。

イカル Eophona personata です。
これまでにも何度か説明したと思いますが、この太いペンチのような形のくちばしで、硬い木の実も割って食べることができるんです。
くちばしの形から、鳥の食べ物を推測していくと、観察の幅がまた広がりますよ。

↑サギの仲間の頭みたいな形の枯れ木。おもしろかったから載せました(笑)

シマカンギク Chrysanthemum indicum L. です。
寒くなってきましたが、まだちらほら花が見られます。

クヌギ Quercus acutissima Carruth. も色づいてきれいでした。

ヤマガラ Parus varius です。きれいですよね。
身近にいる鳥で、立田山や金峰山など、ちょっとした山ならばたいてい見られ、その他公園などで見ることもあります。
ぜひ探してみてください。

↑山の上に見える木の形がおもしろかったです。風景って、眺めれば眺めるほど、いろんなことに気づいておもしろいです。
空の様子や光など、数分の間に風景がどんどん変化していました。こういう変化もおもしろいですよね。

↑いろいろな植物の紅葉がきれいでした。小さな植物や、見逃しがちな(?)イネ科植物の色の変化も、ほんとにきれいです。
もみじだけでなく、いろいろな植物の色の変化に目を向けてみてくださいね。

↑帰り際に、近くからハイタカ Accipiter nisus が飛び立ちました。
冬に近づくにつれ、見る機会が多くなっているように感じます。熊本では、主に冬鳥として見ることができる鳥です。
"鷹"="身近には見ることができない"といったようなイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、実は、坪井川遊水地や江津湖、立田山、熊本城周辺など、身近な環境でも見ることができます。特に、ハヤブサ(厳密には"鷹"じゃないですけど)などは、熊本市中心街付近でも観察できることがあります。

ススキの穂がふさふさでした。

以上、南阿蘇ビジターセンター周辺での観察報告でした。
毎日、また、よく見てくださっているみなさん、本当にありがとうございます。
今後もよろしくお願いします。