里山人雑記

PCからの閲覧をおすすめします

晴れました♪♪

2012年02月28日 00時56分11秒 | Field Note<観察>
ここ数日天気があまり良くなかったのですが、今日は晴れました!
花粉の飛散やら何やらで、空気はかなり霞んで見えましたが、まぁ許容範囲♪
ちょっと坪井川遊水地に行って来ましたー。

セイヨウタンポポ Taraxacum officinale、綿毛をつけるものが増えてきました。1つ1つの綿毛の根元に、種子が1つずつついているんですよね。風に乗せて種を運ぶ…ほんと、生き物のつくりには感心します。
そういえば、もともと日本にあったタンポポ(要は在来種)って、どのくらい存在してるんですかねー。植物はあんまり得意じゃないのでわからないのですが、もしご存知の方いらっしゃれば、教えて頂けるとありがたいです!!
ちょっとたとえにはどうかと思いましたが、"ニッポンバラタナゴとタイリクバラタナゴ"のような感じで、種間における遺伝的な撹乱が起こっているんだろうなぁー、と勝手に思ってますけど…

↑これから綿毛を開く個体(株って言った方がいいのかな…)です。今の時期は、蕾のものから種を飛ばし終えたものまで、いろんな状態のものを観察することができます。意外とオススメのシーズンです。

↑先日の記事"久々に坪井川遊水地♪"で紹介したナズナ Capsella bursa-pastoris Medik.花を咲かせました。芽吹いてから成長し、花を咲かせて種を飛ばして…この過程を継続的に観察していけるのも、植物観察の楽しさですよねー♪

コケの仲間です。コケの仲間の識別は全然できないので、こんな形での紹介となりました。すみません…もうちょっと勉強しないとだめですね…
"さく"がちょっと見えるようになってきました。あ、"さく"ってのは、1本1本の糸状の"さく柄(さくへい)"の先端につく、袋状のもののことです。胞子をためるんです。この説明、先日アップした記事"久々に坪井川遊水地♪"でやりましたので、興味のある人は見てくださいね!!

カエルの仲間卵塊です。文字通り、卵のかたまりです。丸いつぶ1つ1つに卵が入っています。ゼリー状のもので卵を覆うことによって卵を保護するんですよー。ちなみにこの卵塊、ここで以前行った調査をもとに考えると、ツチガエルかヌマガエルのものと思われます。

↑よく見ると、卵の中に、オタマジャクシ(幼生)に限りなく近い形のものが見えますね。もうちょい成長すれば、殻を破って、ゼリー状の膜も通り抜けて、外に出てきます。ん?よく見ると、写真の下の方には外に出ているものがいるような…

カマキリの仲間の卵塊もありました。この塊の中に、ほんとにたくさんの卵が入っているんですよね。なにカマキリの卵かなぁ…この辺には、オオカマキリもハラビロカマキリもコカマキリも…いろいろいますからねー。卵塊の形である程度種を判別できたとは思うのですが、どこで識別するんだったか覚えていません…そのうち調べときます。

ヒドリガモのものと思われる羽です。羽の先端のばらけ方が腹、または胸の羽っぽい感じがしたのですが、その割には羽軸がしっかりしていたんですよねー。小雨覆あたりが無難かな(笑)すみません適当で…
さ、カモ類もそろそろ渡りの時期に入ってきます。これから春になるにつれて、少しずつカモ類の個体数も減っていくでしょう。3月18日の探鳥会、カモ類がそこそこの数残ってるといいなぁ…

以上、ちょっと観察報告でした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サワガニそっくり…

2012年02月26日 15時21分40秒 | 生き物の話いろいろ
またもらいものですけど↓↓

サワガニ Geothelphusa dehaaniです…じゃなくてサワガニそっくりのストラップです。
本物そっくりでびっくりしました。もうほんと、DA型の特徴をかなりしっかり押さえてあるんですよー。
こんなリアルなやつがあるんですね。
あ、DA型ってのは、"暗色型"とか"褐色型"とでも言えばいいですかねー。ちょっと表現が難しいです。ということで、ちょっとだけ説明を↓↓
サワガニには、かなりおおまかにですが、主に赤っぽい色をしている"赤色型"、青白っぽい"青色型"、茶色っぽい"暗色型"の3タイプがあります。
このブログでは、これらをそれぞれ、RED(赤)の頭2文字をとって"RE型"、BLUE(青)の頭2文字をとって"BL型"、DARK(暗)の頭2文字をとって"DA型"と言っています。高校時代に生物部で研究をやってから、こう呼ぶようになりました。
自分が高校で生物部に入っていた時には、そのときの先輩方が中心になって、"サワガニの体色変異について"というテーマで研究をされていたんです。
概要が" ここ "にあるのでぜひ見てください!!まぁ、このページはあくまでこの研究の一端にすぎません。ほんとに内容の濃い研究だったんですよー。
先輩方すごかったです。もちろん顧問の先生も!!
さて、話を戻します。青色もいるんですよねー。上のリンクから入ったページのトップの写真がそうです。熊本では、天草などの地域に分布しています。
江津湖にはREとDAがいますよー。もし行った時は探してみてください♪♪

↑裏返すと、こんな感じです。腹部が狭いタイプだってことがわかりますよね。つまり、このモデルはオスってことです。
あ、このとき言ってる腹部ってのは下の写真の赤く囲ったところです。

ここが大きく広がっていると、メスなんです。この腹部で卵を抱え、孵化後、稚ガニ(幼生)がある程度成長するまで保護するんです。
このように、サワガニは一生淡水ですごすんです。
しかし、多くのカニの仲間などは孵化後、プランクトンとなって海まで下り、ある程度成長すると川を上って戻ってくるんです。いわゆる、"両側回遊"ってタイプです。興味をもたれた方は、いろいろ調べてみてください♪

にしてもよくできてますねー…
ただ、ハサミの裏側の色がちょっと気になります。もうちょっと違う感じがするんですけどねー(笑)
なんつって…
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草刈りすすんでます…

2012年02月22日 20時05分05秒 | Field Note<観察>
坪井川遊水地を通ったら…

↑草刈りがかなり進んでました。もちろんこの草刈には、メリットもデメリットもたくさんあります。
ここに生育している植物は主にオギとヨシです。そのため、こういった環境を総称して"ヨシ原"と言ったりします。
ヨシ原って、様々な生物にとって、かなり重要な環境なんです。
あ、オギとヨシについては"10月28日の記事"をご覧ください。ほんっとに少しだけですが書いてます。
それではせっかくですので、ここで、坪井川遊水地の草刈りについての話をちょこっとだけ………
……と思ってけっこう書いたのですが、あんまりにも長くなってしまったので、とりあえず公開するのやめました…
ワードでA4用紙2枚分はいきましたもん…
期待させてすみません。今度しっかり吟味して、もう一回もうちょっとまとまった形で公開したいと思います。
興味のある方はそれまでお待ちくださ~い。

生物多様性の保全について日頃考えていることなども、これからは少ーしずつ書いていきたいなぁと思っています。
ときどき小難しい記事になるかもしれませんが、読んでいただければ幸いです。
そして、生物多様性の保全、生態系の保全についても一緒に考えていけたらいいなと思ってます。
ちょっと生意気な意見が多くなるかもしれませんが、ご容赦いただけるとありがたいです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと暇になりました

2012年02月21日 11時37分29秒 | ふつうの日記
テストも終わって、やっと、ちょっとだけ暇になりました。
ま、バイトやら何やらでほぼ毎日なんかしてますけど…

↑昨年12月ごろにもらったやつなんですけど、テストとかバイトとかであんまり暇がなくて作ってなかったんです。
テスト終わってやっと作れました♪♪nanoblockとかいうやつで、すごく小さいんですよー。
ピアノの上に乗せて写真撮ってみました~
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々に坪井川遊水地♪

2012年02月17日 11時28分24秒 | Field Note<観察>
昨日(12.02.16.Thu.)、坪井川遊水地に行ってきました。今回は、久々にカメラ持って行きました。

↑雨はやみましたが、曇ったり晴れたりとちょっと不安定な天気でした。路肩にも緑が少し増え、春がちょっとずつ近づいてるんだな~、と感じました。

ホトケノザ Lamium amplexicaule L.がこの前よりもたくさん咲いていました。春が近づくにつれ、どんどん花が咲き、そこら一面ホトケノザになるはずです。

オオイヌノフグリ Veronica persicaも咲いていました。この前通った時はあまり見なかったのですが、これも少しずつ増えているようでした。春は小さくきれいな花がたくさん咲くので、見ていて飽きないです。にしても、かわいい花なのになんでこんな名前つけるかなぁ…

ナズナ Capsella bursa-pastoris Medik.も蕾が開こうとしていました。"ぺんぺん草"て呼ばれたりもしますよね。

セイヨウタンポポ Taraxacum officinaleです。こっちも前よりたくさん咲いていました。

↑足元にもセイヨウタンポポがありました。種子を飛ばし終わったものから花を咲かせているものまで、いろんな状態のものがありました。
うっかり踏まないように、注意しないといけませんね…

↑種類はわかりませんが、コケが柄(さくへい)と(さく)を伸ばしていました。っていうのは胞子を蓄える袋のようなもので、柄はそれを支える糸状のものです。普通、は柄の先端につきます。この状態ではがはっきりわからないですね。先端の丸い袋(柄)は見えず、全部糸状のもの(柄)に見えますもんね。この柄、光が当たると赤く輝いてとても綺麗でした。

↑湿地帯です。ここには卵塊がありました。卵塊っていうのは、カエルの卵のように卵をゼリー状のものが覆ってまとめていて、たくさんの卵が塊のようになっているやつのことです。この説明わかりにくいですね…すみません。今度また写真をアップします。

↑カヤネズミの巣を撮影しようとしたら、もう草刈りが始まっており、巣がたくさんあったところはすでに刈り倒されていました。残念…
あ、カヤネズミが巣を利用するのは主に春~夏にかけてですのでこの時期は利用していませんし、毎年新しい巣を作るので、カヤネズミの心配はあまりいらないですよ。念のため書いておきました♪
この時期の草刈りは、メッシュ状に行ったりすれば、鳥類などにとってよりよい環境を提供できるはずなんですけどね~。
全部丸々刈られてしまうのが現状です…
-------------------------------
こっからは、ちょっと遊んだ写真です。あまりに水面が静かだったため、水上のものがきれいに映っていました。
こんな写真集めて、アルバム作ろうかな…
タイトルは"Parallel universe"かなぁ…

↑これ、画像をひっくり返しても、ぱっと見そんなことには気づきません。おもしろいですね~♪

↑太陽や雲が水面に映ると、地面に空が広がっているようで、とても不思議な感じがしました。この辺で、"Parallel universe"構想が思い浮かびました(笑)

↑いやー、おもしろいです。まぁこの写真はイマイチですけど…

テストがやっと一段落し、余裕を持って周りを見れました。
写真もちょっと練習してみようかな…
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の足音…

2012年02月10日 12時52分38秒 | Field Note<観察>
ご無沙汰してます…
よく見て下さってる方、ありがとうございます。そして更新が滞っていて申し訳ないです…もうしばらくご容赦ください…
実はテスト期間中にインフルエンザにかかってしまい、追試を受けることになってしまいました…お陰で20日までは楽しくテストです…
まだまだ寒い日が続きますが、春は着実に近づいていますね♪
帰り道の坪井川遊水地で、気になったものを写真に撮ってきました。携帯しか持ってなかったので、画質がよくないですけど…

セイヨウタンポポです。少しずつ咲いてきてるみたいです。いつぐらいから咲きだしたんでしょうねー。ここ最近はタンポポが生えそうな環境に出ることがなかったので、気づきませんでした。実は結構前から咲いてたのかも??綿毛になってるのもありますね。

↑落ち葉の間から、花を咲かせていました。早くあったかくなってほしいです。

↑そういえば、ちょっとした水辺に卵塊を見つけました。卵の大きさと今までの調査結果から考えると、ツチガエルかヌマガエルのものだと思います。どっちかなぁ。ヌマガエルっぽい気がしますけど…

あー、早く春になってほしいです。
まぁ今頃の季節の変わり目も好きなんですけどね♪なんかわくわくします(笑)
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする