里山人雑記

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薄ピンクの花

2020年05月16日 20時55分40秒 | 坪井川遊水地
通勤でも通らなくなってしばらくになりますが、以前撮った坪井川遊水地の植物をご紹介。

アメリカフウロ Geranium carolinianum L.
花の色には、薄ピンク~白色とちょっとだけ幅がありますが、まあこんな見た目の花です。
名前の通り帰化植物ではありますが、割とどこででも目にする植物ですね。うちの庭にも生えています。

↑花に加えて、花が終わった後の実が特徴的なんです。このとんがりが実です。
中には当然種子が入っているわけですが、その着き方もおもしろいんですこれが。
先ほど書いたように、割とどこででも見られる植物ですので、ぜひ探して確認してみてください。
残念ながら写真がありませんもので…

↑ちなみに、葉はこんな形。
坪井川遊水地では、あの花とあの実とこの葉がそろっていれば、アメリカフウロと考えて間違いないでしょう。
ついでに探してみるとおもしろいかもしれません。特に実。

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今日は、仕事用の動画を3本つくりました。
素材は1本分録りました。自分のYouTubeチャンネルではなく職場のアカウントにあがってしまうのが残念っちゃ残念…笑
しかし私はどこに向かっていくのでしょう…
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クローバーの花は白

2020年05月13日 23時42分52秒 | 坪井川遊水地
クローバー。聞いたことありますよね?
見たことのある人も多い植物だと思います。
めちゃくちゃ身近な植物なもので…

シロツメクサ Trifolium repens L.
クローバーと呼ばれる植物の標準和名はシロツメクサ。
道端に生育しているのを見かけることも多い植物です。

たいていの場合、葉は三つ葉ですが、四葉のクローバーといって、たまに四葉が現れるのも有名かと思います。
場所次第ではありますが、1つ見つかると、次から次に見つかることも。
幸運はそこらじゅうに転がっているということですね…笑

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自分が画面の中で喋っているのも、ずいぶん見慣れてきました。
限定公開ですが…笑
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菜の花の話

2020年05月12日 21時09分54秒 | 坪井川遊水地
アップしていない写真がありました。
といっても春先のもの。
もう今は咲いていないかな…

カラシナ Brassica juncea (L.) Czern.
一般的に"菜の花"と呼ばれる黄色い花を咲かせる植物。
実はあの"菜の花"には、2種類あることをご存知ですか?
それは、セイヨウアブラナとカラシナ。もちろん、似たような花の形で似たような色の植物は他にも若干ありますが、たとえば坪井川遊水地で見られるのはこのあたりです。
ちなみに、坪井川遊水地の散歩道あたりでは、ほとんどがカラシナであったような気がします。

セイヨウアブラナとカラシナの見分け方はいくつかありますが、わかりやすいのは葉っぱの形。
葉の茎側の部分が、茎を抱き込むよう(回り込むようにといえばいいのかな?)についていれば、セイヨウアブラナ。
そうでなければカラシナアと思ってOKなはず。

茎と葉の写真も撮ったはずなのですが、ちょっと出てこず…
見つけたらまたアップしますね。

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寝不足続きで集中力がなくなってきました。
今日は日付が変わったころには寝ます。
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小さな青い花

2020年04月30日 21時19分59秒 | 坪井川遊水地
青い花。
身近なところにも意外とあるもので、今日取り上げるのもその1つ。

タチイヌノフグリ Veronica arvensis L.
キュウリグサの花と同じくらいの大きさの、小さな小さな花。その直径、わずか数mm。
淡い色合いのキュウリグサの花と比べると、やや深い青色も含む美しい色合い。
……なのですが、実はこの写真の花、開いていません(笑)
開くともうちょっと目立つのに…

この花を探すには、足首くらいの高さを見て回るのがおすすめ。それほど背丈は高くないのです。
諸々の事情には配慮しつつ、おうちのお庭、花壇の雑草など、身近なところで探してみると楽しいかもしれませんね。

機材
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

参考文献
植物和名ー学名インデックス YList.
 http://ylist.info/index.html (閲覧 30 Apr. 2020)

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今日の写真は、数週間前、仕事帰りの坪井川遊水地で、通りがかりに撮ったもの。
最近は、ロードバイクではなく原付か車で通勤するので通っていません。
もっと植物伸びてるだろうな。オオヨシキリどうなったかな…
気になることはけっこうたくさんあるけども、人が多い場所でもあるため今は自粛。
ふう…
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ヒメジョオン

2020年04月24日 21時45分48秒 | 坪井川遊水地
坪井川遊水地を通りがかると、実にいろいろな花が目に付きます。
今日もその1つをご紹介。

ヒメジョオン Erigeron annuus (L.) Pers.
ヒメジョオンは、花弁がやや上向きにつくイメージですが、撮ったのは下向き。
あれ?ハルジョオン?と思い確認してみると、やっぱりヒメジョオンでした。よく見ると、同じ株の別の花はだいたい上向き。
そっち撮っとけばよかったなー…

↑他にも、ヒメジョオンと比べると花弁が太くて少なめとか、茎の中が空洞になっておらず詰まっているなど、同定に役立つ特徴はいくつかあります。
説明に足る写真がないのはすみません…

まあ、茎を折って、中が空洞ならハルジョオン、詰まっていればヒメジョオンという同定の最終手段があるんですけどね。

尚、これもまた帰化植物。視界に入って来る花はたいてい帰化植物と思っていいかも。
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そういえば、職場からの帰りに通った折に、オオヨシキリのさえずりが聞こえてきました。
いよいよシーズンインですね。うろうろはできませんが…
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ヤハズエンドウはカラスノエンドウ

2020年04月17日 22時02分13秒 | 坪井川遊水地
さて今日も、坪井川遊水地で見られる植物を。
今日は…

ヤハズエンドウ Vicia sativa L. subsp. nigra (L.) Ehrh.
標準和名こそヤハズエンドウですが、別名である「カラスノエンドウ」という呼び名の方がメジャーかもしれませんね。
さてこの植物、名前の通りマメ科植物です。
右上に写っている先端が、くるくるっと巻いた形になっていていかにもマメ科植物。
花の形もそうですね。そしてもう1つ特徴的なのが…

↑この葉っぱの形。
普通に数えると、奥の茎には葉が全部で12枚ついているように見えますが(一部手前の葉に隠れて見えませんけど…)、実はこの12枚合わせて1枚の葉です。
というのが、葉の数え方にはちょっとした定義があって、それに基づくとそういう数え方になるのです。
私もちゃんと説明できないので、ご自身で「単葉」「複葉」などのキーワードを用いて調べてみてください。
尚、ヤハズエンドウの葉のような構造を「羽状複葉(うじょうふくよう)」と呼びます。その中でも特に「偶数羽状複葉」と呼ばれますが、それはその名の通り葉状の構造が偶数枚か奇数枚かによります。ヤハズエンドウの葉の先っぽにさらに葉状の構造が1枚ついていればそれは「奇数羽状複葉」。そうでなければ「偶数羽状複葉」というわけです。
当然、すべての種がこのような形の葉を持つわけではありませんが、マメ科植物によくみられるのも事実。
このような形の葉をみかけたときには、「マメ科かも??」と思って調べてみると良いかもしれません。

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カラフルな地面

2020年04月16日 20時36分37秒 | 坪井川遊水地
さて、いつもの坪井川遊水地。
自転車通勤の帰り道、ちょっとだけ自転車を止めて、写真を撮って帰ってきました。
道端の地面は、この時期とてもカラフルですね。

ホトケノザ Lamium amplexicaule L.
先日アップしたオドリコソウとは違い、てっぺん付近に花が集まっていますね。
花の大きさも、オドリコソウと比べるとけっこう小さ目。
しかし、オドリコソウと同じくシソ科に属するホトケノザ。その花の形は唇形花冠(しんけいかかん)となっています。

↑こんな感じ。面白い形ですね。
花弁についたぽわぽわっとした産毛みたいな構造もかわいいですね。
この構造、トライコームなんても呼ばれたりするようで、先日アップしたオドリコソウの花弁にもついていましたよね。
ぜひチェックしてみてください。けっこういろいろな植物にこのトライコームがあるんです。

尚、春の七草のホトケノザとこのホトケノザは別物です。
春の七草の方は、黄色い花をつけるキク科のコオニタビラコ。うっかり、「春の七草のホトケノザ」と説明してしまいそうになりますが、ここは注意が必要ですね。

ここから先は雑談。
自信がないので、鵜呑みにせず、気になった方はご自分で調べてみてください。すんまっせん…
では…
学名がいつもとちょっと違うのにお気づきですか?
いつもは「属名(イタリック体) + 種小名(イタリック体) 」ですが、今回は最後に「L.」というのを付けています。
私の記憶が正しければ、植物の学名は、次のように表記することも多いと教わったもので…それに倣って書きました。
「属名(イタリック体) + 種小名(イタリック体) + 命名者(イタリック体にはしない)」という書き方。
分野によってルールは異なると思いますが、この場合これで良いんでしたっけ…??

ちなみに、「L.」は、"分類学の父"としても知られるあのカール・フォン・リンネさん、Linnaeus(名前の表記は言語によって異なる)の略です。
あまりに有名かつしょっちゅう出てくるので、略式表記されちゃうわけです。これを命名者略記とも呼びますよね…?たしか。
それにしてもリンネさん、どんだけ生き物見て集めたんでしょう。やばいなー。

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ブログに新しいカテゴリー「坪井川遊水地」を追加しました。
坪井川遊水地を利用される方、観察のお供にでもお使いください。
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