最近更新していませんでした…
少し晴れたので、坪井川遊水地
(これまで坪井川緑地と言ってきましたが、これは野鳥の会での情報整理のためであったので、このブログでは、僕自身が呼び慣れている名前"坪井川遊水地"に修正しました)に行きました。しかも途中で、調査に向かう後輩たちと会ったので一緒に行きました。彼らは、中間テストが1週間後に迫っているにも関わらず調査。ほんと頑張ってくれてます。ついでに今日の気温は最高33℃で、汗がハンパじゃなかったです。制服で調査している彼らは尊敬に値します(笑)
↑小さな(5cm以下くらい)
フナの仲間が多いです。
モツゴ(この写真のフナの上に乗っかっている、体の中央に線がある奴)の稚魚も大量にいます。繁殖期の真っ最中であるため、小さな魚が増えてくるのは当然ですね。ちなみに、稚魚や幼魚はすぐ弱ってしまうため、すくって確認したらすぐに逃がすよう気を付けています。
↑今日1番大きかった
フナの仲間の幼魚です。といっても5cmくらいです。この時期は、やっぱり小さな魚が多くて、イマイチ識別ができません。
↑
ヨシノボリの仲間です。こいつも識別できませんでした。
ただしこのヨシノボリは成熟個体のようです。ヨシノボリの仲間は、陸封型(一生淡水域で生活)か否か、また地域による個体変異も大きく、識別が難しいので仕方ないです。さらに坪井川遊水地のヨシノボリは体長が3cmくらいでも成熟個体になっているため、余計に識別し辛いです。
ちなみにこのヨシノボリ、以前は橙色型とか暗色型などとして分けられていただけで、あくまでヨシノボリという魚は1種とされていました。今はトウヨシノボリ(かつての橙色型)、クロヨシノボリ(かつての暗色型)など、いくつもの種類に分けられています。
↑
タニシの仲間です。タニシの仲間もわかりません。
無難に識別すれば、スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)かなぁ。もしかしたらマルタニシかも…もうほんと、わからない種類だらけです。自分が識別できないのに、他の人に教えたりするわけにはいきませんから、もっと勉強しないと…
↑
ヒナバッタ成虫です。いくつか前の投稿で、これの幼虫を紹介しましたよね。
ところで今日の観察、本当は鳥やトンボの写真も撮っておくつもりでした(特に鳥は、証拠写真を撮らないとデータとしての信憑性が揺らぎますから)。しかし、望遠鏡とデジカメを持っていったにも関わらず、うっかり三脚を忘れて撮影し損ねました。
そう言えば、今日はスッポンが甲羅干しをしていました。いつも思うのですが、坪井川遊水地のスッポンは色がやたらと黒いです。何でですかね…
<以下別件です>
観察や情報提供の際の"線引き"って、本当に難しいですよね。"線引き"の意識が大きくなるにつれて、観察や情報提供すること自体を大きなストレスに感じるようになってしまいます。ただ、この"線引き"は、繁殖地や生息環境を保全することで、種を保全するために行うものだと思います。それだけに無視はできません(ここが余計に難しい…)。しかし、"線引き"をすることで、提供される情報が少なくなったり、情報が面白くない(興味深くない)ものになってしまったりして、かえって興味があった人の関心を薄れさせてしまうかもしれません。それによって保全をしようという意識が薄れたりもしますし、保全に必要な情報が不足するというような問題も考えられます。特に、保全に対する意見の食い違いが、何らかの情報を知っているか知らないかということによって生じている場合も少なくありません(少なくないように思います)。僕自信はまとまった意見を持っているわけではないので、"線引き"について意見するに値しませんが、それなりに考えてみたいと思っています。