『ドルチェ』 誉田哲也

2014年07月01日 21時08分33秒 | 誉田哲也
エアコンが良く効いた職場で働きたいです。

「元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり…(「ドルチェ」)。所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。 」(BOOKデータベースより)

誉田哲也さんの警察もの短編小説集ですね。
主人公の魚住久江を中心に、街で起こる殺人事件には満たない傷害事件だったりを捜査している。

久江は粘り強い捜査で真実を見抜く目を持っていて、たとえ交通事故であってもその視点を逃さずに捜査にあたっている。

奥さんに刺された「袋の金魚」
強盗傷害の「ドルチェ」
レイプ未遂の「バスストップ」
傷害事件の「誰かのために」
同じく傷害の「ブルードパラサイト」
交通事故の「愛したのが百年目」

の6作ですが、どれも名推理により事件解決!
というよりは、人間味があふれるような作品です。

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