葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

3月11日(火)のつぶやき

2014年03月12日 | ノンジャンル

今日は3月11日、震災のあの日だ。ラジオで緊急対策はどうするか?って話をしてたので私見を一言。

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だんだん、世の中が「緊急」ってのに弱くなってきたのは、悲しいかな平等とか個人ってのが尊重されすぎて来たからって側面があると思う。緊急ってのは、平時無駄ってされる事が役に立つもんだからだ。

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軍隊なんてのも、平時は無駄でしかない。だって戦わないのに戦う準備だけしてるわけなんだから、平時は無駄そのものだと思うんだ。

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緊急事態になにをするか、どうするかなんてのは普段儀式っぽいことにどれだけ慣れてるか?って話じゃないかと思うんだ。決まりをやるっていうのはそういう事だろう

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緊急事態にやる事を、緊急になって検討なんかできるわけないし、判断できるだけない、決めた事決った事をただ粛々と行う。しかも現場に合わせる柔軟性が必要ってのは、ほら儀式そのものじゃないかと思うんだ。

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儀式には基本構造、権威があって、偉い人、その次に偉い人と順位が決っている。めんどくさくて煩わしいかもしれないかが、個人とか、平等とか、ってのとすこぶる相性の悪いもんだ。

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ただし、そういう儀式の順位ってのは、迷いを生まないっていうのが一番大きい作用だと思う、逃げろ逃げるなって色んな人の意見が飛び交うなか、「偉い人」ってのが順番がきまってるってのは「リスク」に対して非常に有効な世界なんだ。

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立場がフラット(平等)な人達が十人いました、火事が起きました、一人は逃げろという、一人は消火しろという、一人は状況を確認しろという、意見が持てない残り7人はどうする?って話。

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格闘技とか武道なんかもそうだよ、平時にはなんの意味も無い。しかも相手が銃とか持ち出したら、まず勝てない。戦ったら刃物にだって向かっちゃダメだ。でも、戦うって身体感覚をつくるのには意味があるし、相手が自分より強いかどうか意識しておくのは色んな世界で生きてくる。


武道なんかも儀式そのもので、礼があって、神仏がある。自分の思い及ばない事があるって事を、身体を通して自覚していく。先輩後輩、師匠弟子、受けと取り道場じゃ全てが格付けだし、役割分担だ。


格付けって言葉が、順位付けって言葉が響きが悪いんなら、役割分担って言い換えてもいい。上の役、下の役が決ってる。

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だから、一件無駄に見えても、「儀式」ッぽい事をやって置く事は、とっても大事なんだ、そこはお客様文化、ほらほら金払ってんだから、俺の意向を汲めよ~~って世界じゃなくて、全員が参加者になる。

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儀式ってのは動きをそろえるために、決まり事をあえてつくってるんだから、その流れに乗ってしまう訓練っていうのは少しづつやったほうがいい。そうしないと、いざって時に揃って動けない。

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葬儀屋、儀式屋から見る危機対応について一言でした。


そうそう、どうでもいい話かもしれないけど。人生の中で、おっこいつとは仲良くできるなってやつは、高確率で神戸の人だったりするんだ。最近気づいたんだけど、阪神の大震災を若い頃経験してて、死をばかにしないっていうか、葬儀とか弔いっていうのが大事なことが肌でわかってるんだろうな。


まだ、三年しかたってないけど、多分東日本の関係者の方々も同じような部分ができてくる。普通に弔えるってのは、ほんとありがたい事だって肌でわかってると思う。

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さ、こういう日だからこそ、島田ひろみ先生に言ってほしいなぁ、葬式なんて要らないとか、ゼロ葬だとか・・・言えないでしょ。それが、とむらうって事の本質だもん、平時にしか言えないんだ、こういう節目ではハッキリそれが平和にどっぷりしてるから言える言葉だって分かるんだと思う。

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豆知識:自宅の火葬だけの出棺(納棺済み)はお別れして出発するまでに平気で45分かかる。


内訳:親戚遅れる(スタート5分遅延)、線香あげる(20人で15分ぐらい、足の悪い人が座れる座れない)、お別れの品物いれる(あれもあった~~と探すので10分)、花入れする(5分)、出棺する5分、車もってくる(5分)なので、時間どおり出棺するには一時間みる。


役立たないものが、役に立つって話は、荘子の無用の用にでてくる巨木の話と一緒だね。