いじめ訴え小4自殺 (3)
逃げるな校長
私の感じたこと : 逃げるな校長
校長が学校側の立場に立っているので、亡くなった児童の苦しみに沿った姿勢が全く見えないからです。
校長の立場として、学校という組織を守る姿勢は当然のことです。
大切な責務ですが、一番肝心な児童が安心して生活できる教育環境の構築という姿勢に欠けているのではないか。
「いじめ対策」に真剣に取り組んでいたかどうか、はなはだ疑問に感じます。
「児童から何の相談もなかった」から
「事実を把握できなかった」というのは、問題のすり替えで、責任逃れの何ものでもない。
児童の立場からすれば、「いじめに苦しんでいる」ことを親にも言えず、
先生にも言えない苦しみがあることをこの校長は解っていない。
どうしたら児童の苦しみを把握し、解決するのかという視点に欠けます。
「待っていても児童は来ない」。
こうしたことを踏まえて、どうしたらいいのか、
最高責任者の校長は、学校内の姿勢をリードしていかなければなりません。
「残念だができるだけの対応はしていた」
「いじめへの対応には注意していたが、男児からは相談はなく、事実を把握できなかった」
こんなことで、「できるだけの対応はしていた」と言えるのでしょうか。
「……対応には注意していた」と言えるのでしょうか。どんな対応をしていたのか、どんな注意をしていたのか
具体的な説明がなければ、保身による言い逃れと解釈されても仕方のないことです。
担任がアンケートの内容を2週間も読んでいなかったことについて、
「……成績表を一からつけなければならない時期」なので
「そちらの業務を優先したのだと思う」という校長の発言には、開いた口がふさがりません。
なんのためのアンケートだったのでしょう。いじめ発見のためのアンケートなら、
命にかかわる大切な資料です。
最優先という意識がない、ということはアンケートの意味を理解していないことになります。
校長はこのことの周知徹底を図らなかった。校長自身の責任だと思われます。
「成績表の作成を優先したのでしょう」とまるで自分には関係がないと言わんばかりの発言です。
「……でしょう」という表現は推測です。
10月に起きた事件です。
記者会見まで3カ月近く経過しているにもかかわらず、「……でしょう」という推測で、
担任に確認したわけではありません。
教育者としての良識、児童に対する愛情の欠片(かけら)も見られない校長の姿勢に、
こんなことでは、いじめによる児童の自殺は一向に減少しないと激怒するばかりです。
いささか、本人のいないところでの、欠席裁判になってしまいましたが、あまりの校長の自己保身の姿勢に我慢ならず、厳しいことをあえて表現しました。個人攻撃が目的ではなく、悲惨な事故を二度と起こしてはならないという気持ちからの告発とご理解いただければ幸いです。
(おわり) (2016.1.13記)
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