雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

ニュースの声(14)  安倍晋三「桜を見る会前夜祭」②ふるまい酒 

2022-07-08 06:30:00 | ニュースの声

ニュースの声(14)  
  安倍晋三「桜を見る会前夜祭」②ふるまい酒
                          (2022.5.29号 赤旗日曜版)
     前回の会費補てん問題に続く赤旗日曜版のスクープ記事だ。
     以下、ヘッドラインから引用する。
      「桜を見る会」前夜祭をめぐる新たな重大疑惑が浮上しました。
      安倍晋三・元首相側が会費を上回る費用を補てんしただけでなく、
      会場に大量の酒を持ち込み、有権者に提供していました。安部氏の
      秘書の供述調書によると、大量の酒の持ち込みは、公職選挙法違反
      の指摘を怖れて、補てん額を抑えるためのいわば、『隠蔽工作』。
      しかも、違法寄付の疑いもーー。
           ※ 「費用補てん問題」は前回ニュースの声14を参照にしてください。
     「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」の会場となった某高級ホテルの職員が作成
    した「宴会ファイル」には、酒の種類や本数まで明記されています。

     安部氏側が会場に持ち込んだ酒と本数
      2017年             2018年              2019年
       ウイスキー30本         
  ビール        80本           ビール500ml 20本
       赤ワイン 24本           ウイスキー30本            ウイスキー  42本
       白ワイン 24本           赤ワイン 24本          赤ワイン   24本
            焼酎   12本           白ワイン 24本                白ワイン   24本
                         焼酎720ml 12本          焼酎     12本
     これまでに判明しているホテルへの補てん額
      2017年              2018年              2019年
       186万860円            144万9700円           250万7732円

            ※ 会費は安倍氏の地元後援者らを対象に、一人5000円を参加者から徴収したが、
              不足分は安部氏側が補てんしていた。
              補てん額など政治資金市有志報告書に記載がないということで、
              安倍氏の公設第一秘書は政治資金規正法違反で、略式起訴された。
               一方選挙区内の有権者への寄付を禁じた公職選挙法違反容疑について、
              「参加者に寄付を受けた認識がなかった」などとして不起訴処分(東京地検)。
              不起訴処分となった安部氏は検察審査会で「不起訴不当」の議決を受ける。
              つまり、わかりやすく言へば、「安倍氏への不起訴処分」は、
              納得がいかないということなのだ。
               だが、21年12月に嫌疑不十分で、再び不起訴処分になった。
              「持ち込みふるまい酒」であっても、「参加者に寄付を受けた認識がな」ければ、
              その是非は問われないことになり、なんともすっきりしない事件の顛末である。
    秘書供述によれば、費用補てんが公選法に違反する恐れがあると認識し、
   その補てん額を抑えるために大量の酒を持ち込んだという。
   これは隠蔽工作で、悪質な行為だ。
    有権者への利益供与は、
     会費不足分の補てんだけでなく、酒の提供があり、該当する支出の記載もない。
    政治資金規正法違反と公職選挙法違反に抵触するのではないか。
           会費収入で不足する支払い分を補てんするのは有権者への寄付になり、
            
公選法違反になるということを秘書は認識していた。これを検察が公選
             法違反で起訴せず、嫌疑不十分で不起訴にしたのはふとうなしょぶんで
             ある。企業からの酒の無償提供を受けたのは政治資金規正法違反になる
             ので収支報告書にも記載しなかったのではないか。
                               (神戸学院大学教授 上脇博之)
  ホテルが作成していた「宴会ファイル」には、
 酒の本数と共に「〇〇様より持ち込み」として電話番号が付記されていた。

 
『持ち込みふるまい酒』はどこから持ってきたのか。
                                   (つづく)

(ニュースの目№14)       (2022.7.7記)


       

   

  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニュースの声(13)  安倍晋三... | トップ | ニュースの声(15)  狂気の凶... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ニュースの声」カテゴリの最新記事