平成から令和へ ②
お祭り騒ぎもいいのだが……
30日。
最後の平成。
明日は令和元年。
ある民放はテレビの画面で、カウントダウンの数字を流し始めた。
郡上八幡では徹夜踊りをするらしい。
スポーツバー並みにみんなで集まり、はしゃぎにはしゃいでビールで乾杯。
旅行会社は抜け目がない。
南鳥島へ初フライト。令和元年の初日の出拝むことができたのでしようか。
2019年5月1日。
雨模様の中令和元年の朝を迎える。
昨日も、今日も皇居前に集う人々は引きも切らさない。
上皇となられた人を偲び、天皇となられた陛下を寿ぐ。
商戦も時流に乗り、アイデアを生かし、商機到来と勢が出る。
「令和饅頭」、「令和せんべい」等々、土産物店は大賑わいです。
インタビューに答える人の多くは、
「平和」「平穏」「幸せ」等をキーワードとしてあげる。
「明治」→「大正」→「昭和」→「平成」→「令和」
元号が変わる時代に遭遇する経験は、人生の中で多くはない。
お祝いムードにつつまれ、ビールで乾杯も悪いことではない。
「平和」「平穏」「幸せ」は誰もが望む究極の希望であり、願いである。
だが、他力本願では、希望も、願いもかなえることはできない。
行動の伴わない希望や願いは、神仏にささやかなお賽銭をあげて、
願いごとをするに等しい。
神仏頼みの気持ちはわからないでもない。
でも、「幸せ」や「願いごと」は、他力本願では得られない。
出来ることは積極的に前に進まなければ、状況は変わらない。
統一地方選挙。
相変わらずの低投票率です。
例えば、茨城県取手市長選 38.56%
水戸市長選 45.10%
茨城県市町村議選 牛久市 42.18%
土浦市 43.43%
古河市 44.47%
水戸市 45.10%
日立市 46.74%
県内でも有権者数の多い「市」に低投票率が顕著である。
ちなみに県内では一番有権者数の少ない五霞村(7313人)の投票率は
町長選 町議選ともに 70.08%である。
今、地方で何が起きているのか。
コミュニティーの崩壊。
政治への無関心。
一票の権利を放棄したものに、
行政や議会を批判する権利はないと私は思っている。
私たちの代表を選ぶ投票率が50%を割り込む様な代表選出は
最早民主主義選挙制度の崩壊です。
民主主義は、「数の原理」で結果が左右されます。
私たちの一票が、私たちの自治を支える代表を選ぶたった一つの方法なのです。
令和の御代に、「幸せ」や「安定」を願うのも決して悪いとは言わないが、
「幸せ」や「安定」を望むなら、
基本となる一歩を一票に託して踏み出してはいかがでしょう。
一票の権利を行使することは、議会制民主主義の基本であることを
私たちは忘れてはならないと思う。
4日。
ご即位一般参賀が行われ、なんと14万人の人々が、
小旗を振って「令和」の御代の天皇を祝福しました。
日本っていいなぁー
(2019.5.4記) (今日のニュースから№3)
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