雨あがりのペイブメント

雨あがりのペイブメントに映る景色が好きです。四季折々に感じたことを、ジャンルにとらわれずに記録します。

表現の自由 2 (メディアの在り方)

2015-02-05 12:00:00 | 昨日の風 今日の風

表現の自由2 (メディアの在り方)

 憶測が飛び交い、ワイドショーは息を吹き返し、視聴率競争に勝ち抜くために、

あの手この手でゲストを確保し、専属契約を結ぶ。

 泥沼のような報道合戦に、他局に負けない特色を出そうと、焦っている制作側の姿が推測できる。

オーバーヒート気味の報道合戦は、事件とは全く関係のない当事者のプライベートまで暴き立ててしまう。

家族や親族にまでカメラは迫っていく。

「表現の自由」「知る権利」に名を借りた暴挙である。

 

ISIL関連の事件は、身代金要求→人質交換→見せしめのための人質殺害→報復措置としての死刑執行。

「テロに屈する」事は許されないが、そのために尊い命が失われてしまったことに、

私たちは、忸怩(じくじ)たる思いで、果たしてこれで良かったのかと唇をかみしめる。

 もっと違った解決の糸口はなかったのかと、

人間性のかけらも持っていないISILの残虐行為に、今更ながら唖然とし、怒りを覚えるのである。

                                (昨日の風 今日の風№19)

           

コメント
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