酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

旨口カバ!新アイテム入荷☆

2014-02-28 17:06:42 | ワイン

お待たせ致しました!

カバの新アイテム入荷のご案内です。

カバとは、スペイン産のシャンパーニュ方式と同じ瓶内二次発酵製法で造られたスパークリングワインのことです。

安価で高品質ということで、日本でもすっかりお馴染みになりました

味わいもバラエティに富んでいますが、ご紹介するカバは、熟成の長い旨味たっぷりのリッチな味わいです

 

ザ・タパス・ワイン・コレクション・カバ・ブリュット NV 750ml ¥1,570

タパス・ワイン・コレクションは、ご存知の方も多いと思います。このシリーズの白が、雑誌「男子食堂」の<発表!家飲み極旨ワイン・グランプリ>において、スペイン白ワインでBest 1に輝きました!

カバは最近リリースされたアイテムです。

以前から興味があり、試飲会にたまたま出展されていたので試してみたら、これがうま~い リッチな味わいがたまらなく印象的で、予想以上の味わいだったので、早速仕入れました

熟した柑橘系果実、黄桃、トロピカルフルーツなどの豊かな果実風味に、15年熟成による焼きりんごや蜜などを思わせる深みや、複雑性が伴い、さらにキメ細やかな泡立ちと調和し、余韻の深いゴージャスな味わいです。すべての要素のバランスが素晴らしく、内容を考えるとこのお値段はたいへんお買い得です

ぜひ、お試しくださいませ 

使用品種:マカベオ、チャレッロ、パレリャーダ


ちょっと一息!

2014-02-28 12:13:11 | つぶやき

東京でも久しぶりの大雪、しかも来店客の多い週末に2回続けて降られてしまった今月は、お店の売上げ大幅ダウン大打撃を受けました

お天気が悪いのにも関わらずご来店くださったお客様、ご注文くださったお得意さんには、ほんとうに感謝しております 

ありがとうございました

 

商売は良いときも悪いときも全部自分の身に直接ふりかかってくるので、賭けごとみたいな要素が強いです。

こう景気が不安定ですと、まるで毎日ジェットコースターに乗っているような気分です

今日頑張らなくては明日につながらない、いつも崖っぷちのような・・・。

最近は、「明日は明日の風が吹く!」と開き直って夜もぐっすり眠れるようになりましたが。

やりがいのある反面、厳しいときは平常心キープも難しい、大きな飛躍がなくとも安定した収入が得られるサラリーマンが羨ましいと感じるときも多々あります。

 

でも、こういう道を選んだのも自分、親から受け継いだ商人魂のようなものが私の中にあって、自然にそのように導かれたのかもしれません。

今あるところで、頑張るしかありません。ねっ

 

先日、昨年生まれた初孫がお嫁さんと遊びにきてくれて、まだ生まれて3か月なのに、元気いっぱい体を動かしたり、泣いたり笑ったり、アーウーおしゃべりしたり、一生懸命に生きようとしている姿に感動

落ち込んでいる場合じゃない!

私も頑張らなくちゃ

っと、パワーをいっぱいもらいました

そうそう、冬季オリンピックでも感動いっぱいもらいました

頑張った先には、何か光が必ず見えてくると信じて、前進あるのみです

 

先週、今週と行ってまいりましたワインの試飲会でセレクトしましたワインが今日、明日に入荷してまいります。

また、次のブログでご案内いたしますね

 

ちょっと、タメ口っぽいつぶやきになってしまいましたが、お許しください

おかげさまで、気分がスッキリしました

さてさて、お仕事、続行しまーす

 

 


第19回三幸ワイン会のご報告パートⅡ~ワインとお料理のマリアージュ~☆

2014-02-23 17:54:12 | ワイン

前回に引き続き、ワイン会のご報告です

熟成ボルドー赤の6ヴィンテージ垂直テイスティングで感じたことを補足させて頂くと、グレイトヴィンテージと言われる2005年、色合いが2006年よりも鮮やかでフレッシュな状態のキープ力を感じましたし、また味わいのバランスも他のヴィンテージに比べ際立っており、のど越しのスムーズな流れは絶妙!という点でブドウ本来の持つ力の大きさを感じました。ただ香、風味の複雑性という点ではまだ閉じていて、今ちょうどニュートラルな状態で、これからゆっくり熟成し変化していくことが予想でき、まだまだこれから、今開けてしまうのはもったいない、そんな印象です。フランスでは珍しい猛暑で突出した2003年は甘味や凝縮度が強い分、個性を発揮できているので今頂いても十分楽しめますが、もちろんこれからの熟成も楽しみです。

比較すると、ほんとうに勉強になりますね、何度も言うようですが貴重な体験でした

さて、テイスティングのあとは、お楽しみの懇親会です。今回は私の母も参加、得意のお料理も登場し、ワインとお料理のマリアージュのお勉強もでき、たいへん盛り上がりました

母の出番です!手前の大きなお鍋で、ロールキャベツを温めます。隣でインゲンの牛肉巻きを焼いているところです。

 

テイスティングは、赤ワインだけでしたので、乾杯はボルドーのフレッシュタイプの白で、

写真左がボルドー白、赤と同じくやはり主流のブレンドワインです。右は、参加者の方からの差し入れです 

<ボルドー>シャトー・ボアラン・ブラン 2012 

柑橘系果実、上品なハーブ、白い花、蜜、キャンディーなどの香、豊かな果実味にミネラル感が調和し、酸味とほのかな甘味のバランスよくマイルドな口当たり、爽やかな余韻が心地よい。樽不使用のフレッシュタイプ。使用品種:ボルドーでは代表的なソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン30%、ミュスカデル20%

<山梨>キュヴェ三澤 甲州・垣根仕立 2011 

日本では棚式のブドウ栽培が多い中、世界のワイン用ブドウ栽培で一般的な垣根仕立て甲州種のワインです。日本一の日照時間を誇る明野地区にある、中央葡萄酒さんの自社管理農場「三澤農場」産ブドウ使用ということもあり、繊細さが特徴の甲州ですが、こちらは果実味が豊かで口中でふくらみを感じます。そこにミネラル感が溶け込み、シュール・リー製法(澱漬けで熟成)もしているでしょうか?日本酒的なニアンスも感じ取れ、アフターはキレよくすっきりとした味わです。

さて、この二つのワインには、母の手作り塩辛がグーッ

塩辛はお隣の魚屋さんの手造り塩辛をベースに、さらに刺身イカを足し、母オリジナル塩麹にわさび、生姜少々加えて出来上がり。臭味がなく甘味のあるマイルドなお味です。

レタス、ベビーリーフ、トマト(アメーラ)、ブロッコリーのサラダをお好みドレッシングで、

写真左は、ワイン会15回記念のとき会場となったイタリアンレストラン「Primo Piatto」さん、手作り「みかんドレッシング」がけ。みかんの酸味とほどよい甘味で、いくらでもお野菜が進んでしまう爽やかドレッシングです。あと、市販のごまドレッシングを用意いたしました。サラダのトマトが右の写真、テイスティング時に口直しとしてもお出ししたのですが、長野県産「アメーラ」、皮は若干固めですが、フルーツのように甘味が強く、そのまま食べてもとっても美味しいです

さきほど、母が準備しておりましたインゲンの牛肉巻きとロールキャベツです

 

お肉の味付けは、シンプルに黒コショウと塩で、シンプルな焼肉の風味とインゲンの青っぽさが熟成ワインやカベルネ系品種とマリアージュ! ロールキャベツはキャベツの甘味と和風トマトスープの酸味が、特に甘味の印象的な2003年ヴィンテージにマリアージュ! ロールキャベツはとっても好評で、うれしかったです

カベルネ系品種は、根菜系野菜との相性も良いので、味付け薄めの煮物をお出ししました

  

サツマイモ、レンコン、ニンジン、サトイモ、シイタケが入っています。

かぼちゃのマヨネーズ和え(レーズン入り)

 

味を引き締めるために、塩、マスタードも少々入れました。レーズンは赤ワインによく合うので、野菜料理に忍ばせるだけでアクセントにもなり、ワインにも合うお料理になります。マヨネーズも酸味とクリーミー感があるので、白ワインともマリアージュOK!

 

参加者の皆さんからの差し入れをご紹介いたします!

写真左は紅茶のシフォンケーキのラスク、まさに紅茶のニアンスのある熟成ボルドーには、バッチシ合いますよね~

写真右の右側のパン、「アグレアーブル」というカンパーニュの生地にくるみとレーズンが入ったしっとりとした食感のパン、赤ワインにはうれしいおつまみパンです(パン屋さんは、三宿にある「ブーランジェリー・ラ・テール」)

 

下の写真は、並びの八百屋さん「やおきゅう」さんの焼き芋と、焼き芋と並べて蒸し焼きにしてくれたチビ里芋です。

赤ワインに根菜系のお野菜が合うと先ほども触れましたが、先日参加いたしましたワイン試飲会でも赤ワインのテイスティングでサツマイモの香を感じました!意外かもしれませんが、皆さんも今度お試しくださいませ。本当に相性いいですよ! 

 

ほろ酔い気分で、今回大活躍の母でーす

 

シメは、母手作りのデザート、イチゴ入り牛乳ゼリー

 

最後に皆さんとご一緒に

 

貴重なテイスティング体験とマリアージュのお勉強にもなった懇親会、ほんとうに素晴らしいひとときを過ごすことができました

参加者の皆様、ご参加、ご協力に心から感謝申し上げます。

ありがとうございました

そして、私達を素晴らしい世界へ導いてくれた熟成ボルドーに心をこめてありがとうございました

 

 

 


第19回三幸ワイン会のご報告 パートⅠ~テイスティング~☆

2014-02-15 17:04:25 | ワイン

お待たせいたしました

第19回三幸ワイン会のご報告です。

今回は、今年初の会ということもあり、新春スペシャルとして、ボルドー赤「シャトーヴェルディニャン」の2001~2006年の6ヴィンテージ垂直テイスティングをテーマに開催いたしました。

開催日:2014年2月12日(水) 午後7時より 自宅キッチンにて

まず、ボルドーワインについての簡単な概要を説明、

ボルドー地方は、ガロンヌ河、ドルドーニュ河、その二つが大西洋に向けて合流するジロンド河の3つの河の流域に広がるワイン生産地、フランスでは、AOC格付けワインの生産量が最大で、使用品種、味わいともに世界のお手本的存在です。

河の上流からみて、左岸か右岸のどちらの生産地かがポイント、まず、ジロンド河左岸の砂利質で水はけが良い土地には、カベルネソーヴィニヨン種主体の銘醸ワインを産出するオーメドック地区、次にドルドーニュ河右岸は、粘土、砂質の保水性が高くメルロー種に最適地、サン・テミリオン、ポムロール地区が有名。

その他、ガロンヌ河左岸、グラーヴ地区(赤、白)、ソーテルヌ地区(貴腐ワイン)、ガロンヌ河とドルドーニュ河に挟まれたアントル・ドゥー・メール地区(白)などが代表的。

8割強が赤の生産地ですが、白も徐々に増加傾向にあります。赤白ともに数品種のブレンドによる調和、深みを追及したものが主流。

テイスティングに使用したワイン「シャトー・ヴェルディニャン」は、オーメドック地区の北部の生産者、カベルネ・ソーヴィニヨン65%、、メルロー30%、カベルネ・フラン5%ブレンド。新樽使用率1/4(これにより、果実本来の持ち味が樽の影響で壊れないように工夫されている)、樹齢40年。

まず、写真左より①2006年、②2005年 ③2004年の3つの比較テイスティングを

いずれも黒味を帯びた濃いルビー色ですが、グラスを傾けると、エッジの色合いが微妙に違います。

この中で①が一番若いヴィンテージですが、①の方がくすみかけていて②のほうが鮮やかさを残しているように感じました。③はエッジが赤味を帯び熟成している感じがうかがえます。

香は、①、②ともにはじめは閉じていて把握しにくかったのですが、しだいに①は干し杏や鉛筆の芯のような鉱物的な香を感じ、②は熟した黒系ベリー、やはり鉛筆の芯のような鉱物的な香、まだ閉じ気味で奥まった感じの香です。③だけがはじめからはっきりと把握でき、甘いヴァニラや甘酸っぱい果実の香り、ドライフラワーや若干のアニマル香、湿った樹木、オークのニアンスが感じ取れました。まさに熟成により生まれた香です。

味わいは、はじめはどれもタンニンが突出している感じで、口に入れた瞬間から強い収斂性を感じましたが、時間の経過とともに穏やかになり、アフターにも違いが感じられ、②は非常にやさしくスムーズに流れバランスの整った感じ、③は、やはり熟成による風味の豊かさが香と同じように口中に広がり深みを感じ、のど越しも①に比べマイルド。やはり①は一番元気がよい感じです。

参加者の皆さんには、この中で一番印象深かったワインをひとつ赤ワイン用の別のグラスに残して、次の3ヴィンテージ比較に仲間入りさせてくださいとお願いしました。

すると、皆さん②の2005年を選ばれました。まさにフランス・グレイトヴィンテージ! 皆さんの舌は素晴らしい

私的には、熟成感が出てきた2004年も心地よく好きなタイプです

 

次に、写真左より③2003年、④2002年、⑤2001年の比較テイスティングを

明らかに上の①~③に比べ、色合いもオレンジあるいは褐色を帯びてきているのがわかります。また透明感もアップしてきました。熟成による共通の香として若干のアニマル香、ドライフラワーや紅茶のニアンスはいずれからも感じ取れ、個々には、③鉱物的な香にスモーキーなニアンスが、④スパイス、タール、コーヒーなどの香、④スパイス、青っぽい香が特徴的だったように思います。

熟成年数が長い分、粘性もありますよね~!グラスに張り付くように流れています。

味わい、いずれもさきほどの3つに比べ、よりスムーズで香、風味ともにしっかり感じ取れます。

味わいは、他に比べ④は甘味もあり、タンニンと酸味とのバランスに優れている感じ、⑤は風味の複雑性が魅力的、⑥は風味の要素はシンプルだが、熟成によるスムーズな飲み口が心地よい。やはり、①~③に比べこちらの3つは豊かなタンニンが熟成年数が長い分、非常に細やかにこなれて口当たりがなめらかで、エレガントな印象もアップしています。

参加者の方でジュヴレイシャンヴェルタンのようと表現されていましたが、熟成ボルドーもピノ・ノワールをイメージする要素があるのです。

後半の3つの中でやはり印象深いものを選んで頂きました。③の2003年が多かったと思います。6ヴィンテージのどれよりも甘味が強い、2003年はフランスの猛暑の年で、ワインの仕上がりも例年にはない突出した凝縮感が感じられます。皆さんの感性はほんとうに素晴らしいです

このあとの懇親会では、④複雑性に富む2002年、③の2004年の6つの中で熟成が中ほどで華やかさを兼ね備えたニアンスも好評でした。

今回は、6ヴィンテージの熟成感を段階的に、またグレイトヴィンテージの良さというものは何なのか?を体感できた貴重なテイスティングとなりました。

本日のテイスティングワインが並びました

抜栓して内側のコルクの裏の匂いを嗅ぐと、非常にスパイシーな香がいたしました

 

次のブログでは、懇親会の模様をご報告いたします。白ワインやお料理、皆さんからの差し入れも登場いたしますので、お楽しみに~


自分にご褒美!ホワイトバレンタインワイン☆

2014-02-15 12:55:51 | ワイン

昨日からの雪がこんなに積もるとは、驚きでした

ほんとうに東京では珍しい大雪でしたね! 皆様ご無事でしょうか?

まだまだたくさん残雪がありますから、お怪我のないようにご注意くださいね

 

昨日は、雪の中配達も頑張りましたし、自分にご褒美とバレンタイン用におすすめしていた赤ワイン、私も飲んじゃいました

イタリア・トスカーナの「ミッナモーロ 2010

 

黒味を帯びた鮮やかで濃いルビー色、熟した黒系果実、ミント、スパイス、花、甘草、若干のアニマル香などの豊かで深い香、ほどよいボリュームの果実味、イタリア品種の個性的な風味にきめ細やかなタンニンが奥行きをもたらしています。なんといってもアフターの酸がキレのあるきれいなフィニッシュへと導いてくれて、このエレガントさが魅力的! ただ濃いのではなく、バランスよく品性をキープ!だから、グラスが進む いい感じです お陰様で疲れも癒され、昨晩は深い眠りにつきました

サンジョヴェーゼ50%、コロリーノ50% 使用。

まだ、数本残っています。よろしかったらお試しください。

まだ全部飲んでいませんので、私の飲みかけでよろしければ、今日は試飲もできますよー