酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

ユニークな造り!お手ごろフランス赤ワイン☆

2013-03-28 20:38:23 | ワイン

桜が満開なのにここ数日は寒い日々でしたね~

ようやく今日は暖かで、夜になってもそんなに気温が下がらないで過ごしやすい一日でした

今、店の仕事を終え、事務所にいます。

これから夕食の仕度です

普通の家庭はもうお食事も終え、くつろいでいらっしゃる頃でしょうか・・・。

さーて、何を作ろう???

思いつくままに、スーパーへ駆け込む 毎日こんな感じです

 

さてさて、3/30(土)、3/31(日)の試飲ワインのご紹介です

<ローヌ>ヴェルジェ・デュ・スッド・VdP・ヴォークリューズ・オゥ・フィル・デュ・タン NV 750ml ¥1,100

ブルゴーニュの天才醸造家ヴェルジェがローヌで手がけるリーズナブルクラスで気軽に楽しめるシリーズの定番赤ワインです。こちらは、とってもユニークなブレンドワインなのです。使用品種は豊かな果実味のグルナッシュ、骨格をつくるカベルネ・ソーヴィニヨン、スパイシー感や柔らかさをかもし出すシラー。使用品種がブレンドなら、ヴィンテージもブレンド、2008年40%、2007年30%、2006年15%、2004年15%。NV(ノン・ヴィンテージ)ワインながらで地酒クラスのVdPに格付けされています。フレッシュ感と熟成感が混ざり合ったテイストがなんとも魅力品種のブレンド感も素晴らしい上に、フレッシュな果実風味をベースに若干のなめし皮やアニマル香がアクセント、少々枯れたニアンスも感じられます。余韻の深さも入れるとミディアムよりややフル寄りなボディです。ぜひ、お試しくださいませ

 

 

 

では、スーパーにお買物に行ってきまーす

 


お買い得ローヌ赤ワインのご紹介(3/23,24試飲ワイン)☆

2013-03-22 19:23:12 | ワイン

こんばんは~

町並みは桜花のピンク色に染まり、まさに春爛漫ですね~

今年のお花見酒は、昨年に比べちょっと高めのものが売れているそうですが、これもアベノミクス効果でしょうか

さて、お買い得ローヌ赤ワインのご紹介です

<ローヌ>レ・カーディナリス・グランレゼルヴ 2010 750ml ¥1890¥1,260

凝縮感のある果実味が魅力のローヌワイン、当店でも品揃えにかかせないアイテムとなりました。今回は、インポーターさんの決算セールにて、熟成期間の長いグランレゼルヴクラスがお買い得価格にてご提供できます。

美しいルビー色、チェリーブランデーの香に加えて胡椒やシナモンのスパイシーな香。口中で甘草の香(漢方薬のようなスッとする香)が広がり、豊かな果実味と細やかなタンニンとのバランスよくなめらかな口当たりが魅力!アフターの温かいアルコール感も心地よい。 アヴィニョン・コンクール2011 金賞受賞 使用品種:グルナッシュ、カリニャン、シラー、サンソー (ミディアム~フルボディ)

 

 


第11回三幸ワイン会のご報告パートⅡ・懇親会~お料理と合わせて~☆

2013-03-20 11:41:24 | ワイン

さて、前回に引き続きワイン会のご報告を・・・

ワイン会のもうひとつのお楽しみ懇親会のご報告です。

今回はイタリアワインということで、当店並びの人気店アオジさんの薪窯焼きピザとコラボいたしました。ワイン会でアオジさんのピザをお出ししたのはこれで3回目ですが、今回は以前のものと違うピザをオーダー、楽しみが広がりましたよ~

お料理ご紹介いたしますね~

一番手前から、私のお手製タンドリーチキン、ピクルス、参加者さんお手製お豆のサラダ、そしてアオジさんのピザ2種ロマーナ(トマトソース、モッツァレラ、アンチョビ、オレガノ)とグランキオ(蟹ソース、ズワイガニ、タラバガニ、モッツァレラ、玉葱、オリーヴ)、

参加者さんのスペインのお土産(上の写真)、イカの墨煮でバスク地方の名物料理だそうです。香ばしさや墨煮の複雑感が⑥赤のヴェネト伝統製法のカナヤの独特な風味にバッチグー合いましたね~

その他、参加者さんのお手製ピクルス、参加者さんの差し入れ、船橋の大橋豆腐店さんのお稲荷さんとおからコロッケ・・・たくさん並びました~

参加者の皆さん、おつまみもご協力頂きありがとうございました

今回もイタリアワインを美味しいおつまみとたっぷり堪能させて頂いた至福のひとときでした

最後は皆さんとご一緒に はい、チーズ

お忙しい中ご参加頂いた皆様、ほんとうにありがとうございました!!!

 

追伸!タンドリーチキンのレシピご紹介しておきます。ネット検索で一番簡単そうだったので参考にしました。

鶏胸肉・・・3枚、プレーンヨーグルト・・・1カップ、カレー粉・・・大さじ1、醤油・・・大さじ1、塩・・・  小さじ1、ケチャップ・・・大さじ3

これをすべてビニール袋に入れて、もみ込み冷蔵庫に数時間から一晩置いて、オーブンまたはフライパンで焼きます。スパイス各種を混ぜるとより風味豊かで美味しく出来ます。私は、焼いたあとバジルをふりかけました。発酵食品のヨーグルトに漬け込むことでお肉がとっても柔らかくなります。

 

 

 

 

 


第11回三幸ワイン会のご報告パートⅠ☆

2013-03-18 12:19:31 | ワイン

皆さん、こんにちは

お待たせいたしました!先週13日(水)午後7時より自宅キッチンにて開催の「第11回三幸ワイン会」のご報告です。

今回は、春到来にふさわしい明るいイメージのイタリアワインをテーマに選びました。

イタリアは20の全州でワインが造られていますし品種の数も300ほどもあり、多種多様なワインの産出国です。どこを切り口にしてお話を進めるか準備の段階で悩みましたが、最近の試飲会で感動したアイテムも含め、日頃お店で皆さんが購入する際にこれがわかっていれば選びやすいというようなミニ知識をご紹介しながら、イタリアワインの陽気で明るい味わいの個性を感じとって頂くことを目標にいたしました!

資料とグラスのテーブルセッティングOK 

では、「イタリア固有品種の魅力を探ろう!」スタートです

今回は、テイスティングに時間をかけたかったので、手短かに資料に基づき説明させて頂きました。

①イタリア名醸地ピエモンテ州とトスカーナ州の1970年以降の近代化に向けての新しい取り組 み・・・バリック使用のバローロボーイズの登場、スーパートスカーナの誕生(フランス品種使用)、キャンティの見直しなど。

②その他中南部の取り組み・・・新世界タイプ(バリック熟成派)、土着品種重点派(品種本来の特性を重視し樽使用に慎重派)

③イタリアワインの格付け・・・格下のIGTは規制に縛られない自由なワイン造りが成功し、最上格のDOCGと比べ品質的に劣らないものもある。

④イタリア主要固有品種のご紹介・・・今回テイスティングする品種を中心に、白はトレッビアーノ、ガルガーネガ。赤はモンテプルチャーノ、バルベーラ、コルヴィーナ、ネッビオーロ他。

⑤ヴェネト州の伝統的製法・・・アパッシメント(ブドウの陰干し)、リパッソ

説明のあとは、テイスティングスタート

まずは白ワインから、ブラインドで(中)北部と南部のフレッシュ白と樽熟成白の区別をして頂きました。

皆さん、真剣そのもの

                  

写真でおわかりでしょうか

一番手前左から①、②、③としますと、

①が一番淡いグリーンイエロー色、②、③にいくにしたがい、色が濃くなってきます。

この段階で①が一番北部のフレッシュ白ではないかの予測がつきます。

次に香、①は熟したレモン、メロン、リンゴ、ハーブなど様々な香が感じられますが、トータルで繊細な感じ、これに対し②は非常にはっきりとした豊かな香が感じられます。白い花の華やかな香に、熟した柑橘系果実、バナナなどの甘味を帯びたトロピカルフルーツのイメージ。③においてはハーブ、柑橘系果実の香の他、ぬれた藁や草、スモーキーな香など複雑な香を感じます。

味わいも、①は②に比べすっきりと淡く繊細な味わい、悪く言えば水っぽい。②はしっかりとした果実感があり、ほのかな甘味と酸味のバランスのよい、若干蜜のニアンスも感じられるボリュームのある豊かな味わい。①と②の共通点はフレッシュな果実感という点。このふたつに比べ③は味わいも複雑、豊かな果実風味の他、スパイスやバターのニアンス、アフターに苦味、渋味も感じられます。

皆さん、色、香、味わい、ボリューム、余韻トータルでしっかり把握されていました

①が北の方、②が南、③が樽熟成、全員正解でした

使用ワインは、

①<マルケ>ヴェレノージ・ファレーリオ DOC 2011 ¥1,100

醸造法としてスキンコンタクト(=低温で果皮を果汁の中で醸す)、柔らかプレス、温度コントロールタンク使用。 使用品種:トレッビアーノ、パッセリーナ、ペコリーノ

淡く繊細な味わいの白ですが、あとの懇親会でお料理と飲んだときに非常に力を発揮するワインであるこが皆さんにご理解頂けたようです。

②<バジリカータ>ピポリ・ビアンコ・グレーコ・フィアーノ IGT 2012 ¥1,480

華やかで豊かな香とボリューム感のあるフレッシュな果実風味が魅力!使用品種:グレーコ50%、フィアーノ50% 樹齢60年の古木使用。 生産者:ヴィニエティ・デルヴルトゥーレ

③<ヴェネト>カヴァルキーナ・アメーデオ・クストーツァ・スペリオーレ DOC 2012  ¥2,120

使用品種、個性的なガルガーネガ40%は大樽にて、華やかなフェルナンダ30%はステンレスタンクにて、しっかりとしたトレッビアーノ15%とトレッビアーノネッロ15%はバリックにて熟成させた後ブレンド。フレッシュな果実風味を損なうことなく樽使いが細やかに工夫されている点にも興味を持って頂きました。

続いて、赤ワインのテイスティングです。

赤ワインはブラインドはせずオープンで、最初は皆さんそれぞれにテイスティングで感じるままをメモに書き留めて頂いたあと、ワインリストを参考に確認しあう形式をとりました。

左から

④<ピエモンテ>レヴェッロ・バルベラ・ダルバ DOC 2011 ¥2,040

バローロボ-イズの流れをくむ造り手。透明感のあるエレガントさを追求する古典派に対し、こちらは肉付きのある濃いワインを目指します。今回の赤ワインはモダン派のワインを多く採用しています。バルベラの色合いも濃いルビー色ですね。スミレ花、甘いベリー、奥にミネラルを感じる深い香、しっかりとした果実味と酸味のバランスがよくタンニンも柔らかでなめらかな口当たりが魅力です。発酵、熟成ともにステンレスタンクで行っています。果実の風味を大切にした造りです。

⑤<アブルッツォ>モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ DOCG 2007 ¥2,300

ジューシーな果実味が魅力のモンテプルチャーノはイタリアでも人気品種のひとつ。熟したベリーの風味に樽由来のカカオやスパイスの香が溶け合います。細やかなタンニンとのバランスもよく、しっかりとした飲み応えのある味わいです。ヴィンテージが2007年ということもあり、少し熟成により複雑な風味も見え隠れしています。熟成は新樽、1年樽、2年樽各1/3にて18ヶ月。

新樽使用により樽風味をしっかり付ける、使用済みの樽使用により果実風味とのバランスをとるなど、樽使いも造り手の方針により様々であることを説明させて頂きました。 ワインは深いですよね~

⑥<ヴェネト>ヴィッラ・アンアベルタ・カナヤ IGP 2010 ¥2,120

ヴェネト特有の製法、アパッシメント(陰干しブドウ使用)85%、リパッソ(アパッシメント製法ワインの絞りかすで二次発酵させる)15%使用。この製法により、フレッシュなベリーの香の他に土、キノコ類、甘草、漢方薬などの複雑な香が付加されています。若いヴィンテージなのにまるで熟成が進んだワインのよう。ここでひとつ抹茶の香を発見!ラッキーなことに抹茶の和菓子をお持ちの参加者さんが一口分けてくださり、皆さんで食べながら味わいを確認してみました。紅茶はよく使われる表現ですが、抹茶!確かに感じられます。味わいは乾燥ブドウ使用らしい、凝縮した果実味、タンニンも熟していて口当たりはまろやか、甘味も感じられ酸味とのバランスもよく、粘性(トロリ感)も感じられアフターに温かいアルコール感があります。トータルでエレガントな印象。やはり独特な風味が魅力的です。 使用品種はコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ各1/3、熟成はオーク樽1,2,3年樽3/1ずつにて18ヶ月。

今回は、樽使いや製法にも注目しながらのテイスティング、一歩進んだ取り組みとなりましたが、皆さんも興味を持って真剣にテイスティグして頂けて、少しでも何かをつかんで頂ければOK!ワインのより深い理解につながれば幸いです

最後のシメはやはりイタリアの王様と呼ばれるバローロを

 

⑦<ピエモンテ>テッレ・ダ・ヴィーノ・バローロ・リゼルヴァ DOCG 2003 ¥2,630

5年以上熟成させたリゼルヴァクラス!グラスの淵がオレンジがかったガーネット色、プラム、ブラックベリー、スミレ、ヴァニラ、リキュール系のアルコールなどの芳醇な香、熟成によりこなれたタンニン、ほどよい酸味とほのかな甘味すべてがひとつにまとまり、まろやかな口当たり。アフターはバローロらしい華やかで優雅な余韻にうっとり!こちらもモダン的な造りではありますが、古典派らしい華やかでエレガントな要素も兼ね備えた印象です。

今回の使用ワインが勢ぞろい  左から①番です。

真剣テイスティングもようやく終了! 時計を見たら、もう9時近くに、

当店並びの美味しいピザ屋さんアオジさんへ、予約していたピザを早く取りに行かなきゃ

参加者の皆さんにご協力頂いて懇親会の準備も整いました

このあとも大変盛り上がりました~ この続きは、次のブログでご報告いたしまーす


3/16(土)、17(日)試飲即売ワインのご紹介☆

2013-03-15 11:04:36 | ワイン

寒暖の差が激しい毎日ですが、福岡では桜が開花し、東京もあと一息の段階となりましたね

私の大好きな沈丁花の香も漂うようになりました

なんだかワクワク気分のこの頃です

 

さて、昨日もちょっとお知らせ致しましたが、明日、明後日の2日間、恒例の週末試飲ワインのご紹介です

<南アフリカ>ポーランドセラー・カプチーノ・ピノタージュ2010 750ml ¥1,480 

ピノタージュ特有の凝縮した赤いベリーの果実風味に樽由来のロースト香が溶け込み、味わいはまさにカプチーノ!モカ、コーヒー豆の香ばしい余韻がたまりませ~ん 

ユニークな味わいをぜひトライしてみてください