酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

片岡鶴太郎展「還暦紅」☆

2017-06-30 16:44:49 | つぶやき

月1回のお楽しみ、妹と芸術鑑賞、今回は上野の森美術館で7/2日(日)まで開催されている片岡鶴太郎展を観に行ってきました。

 

今までもTVを通して、作品を拝見しておりましたが、やはり生は、迫力があって刺激的でした~

絵画では、描く対象は、金魚、カマキリ、カエル、猫、人間、仏像、山、湖、木々、花、野菜、果物、魚、江戸前寿司など様々、

小品から大作まで、また布や着物に描いたものもありました。鶴太郎さんの興味の幅の広さがうかがえます。

印象に残ったのは、桜の木の花々の合間に見える枝の描き方、様々な色が重なり合って美しくまた存在感もあり、この枝あっての美しい花々達と、表に出る自然美と裏で支える自然美の融合を感じました。

輪郭をはっきり描かない動物画の優しく柔らかいタッチにもまた、鶴太郎さんのやさしいお人柄がうかがえました。

 

パンダの絵は、赤ちゃんの誕生後に会場内の壁に新たに描いてくださった作品です。

いかがですか? 見ていてほっこりしてきますよねぇ。。。

その他に、絵画的要素を取り入れた書もありました。墨の濃淡、筆の払いに思いが込められているのが感じられます。

さらに感動したのは、彼の生き方、

お笑い芸人、ボクサー、書道家、画家、インドヨガ・インストラクター等、様々な顔を持ち、ご活躍されている鶴太郎さん、

絵ひとつとっても、絵を描きはじめたのは、「椿が描きたかったから。。。」というのが動機、

全ての分野、おそらくはちょっとした動機がきっかけで、でもやりだしたら楽しくて面白くて、それにトコトンやるストイックさが加わり、今の多面体・鶴太郎さんが出来上がったような、

やりたいからやった、面白いかから続けてきたら、いつの間に。。。

そこには、他人の目を気にするような不安やためらいなど微塵も感じられません。

自分の気持ちに正直に、思いのままに、行動しトコトンやり抜く姿が全て作品に反映されているのを感じます。

素敵です

私は?というと、やりたいことがあっても、行動に移す勇気よりためらいや不安が大きくなってブレーキをかけることしばしばで。。。

老いは着実にやってくるのに、止まっている場合ではありませんよね、己のキャパシティの小ささを気づかせてくれた機会でもありました。

今までの「こうあらねば、」みたいな囲いを取っ払って、もっと自由にシンプルに自然体になれるようなライフスタイルに切り替えたら、自ずとほんとうにやりたいことも見えてくる感じがします。

楽に楽に、あまりこねくりまわさず、単細胞で生きていきたいです。

 

 

 


第34回三幸ワイン会のご案内(2017年7月開催)

2017-06-22 09:32:08 | ワイン

今年に入り、2回目のワイン会開催のご案内です。

仕事を通じで出会った美味しいワイン&チーズとアレンジお料理で、皆さんと楽しいひとときを過ごしたいと思います。

ご都合よろしければ、ぜひご参加ください。

日程:2017年7月5日(水)19:30~

場所:Primo Piatto (プリモ・ピアット)粕谷4-14-4 TEL.03-3326-2386

会費:5000円

ご参加希望の場合は、以前の「酒の三幸」e-mailアドレス sachi-y@gw7.u-netsurf.ne.jp  までご連絡ください。

ワインの本数、会場の広さの都合上、定員10名とさせて頂いております。先着順にお受けしておりますので、ご了承くださいませ。

また、ブログでのご案内に関しては、「酒の三幸」以前のお客様、地元の方を優先させて頂きますことをお許しくださいませ。 

 


チーズナイフ☆

2017-06-19 11:54:18 | チーズ

梅雨入りしてから気温の落差があり凌ぎにくい日々、通勤電車の中でも咳をしている人が目立ちます。

私もセールスプロの仕事に就いてから約2年経ちますが、ようやく通勤電車に蔓延する病原菌に対する抵抗力がついてきて、最近は風邪も引かず、なんとか元気に頑張っております。

セールスプロの仕事も専門職のため、直前に代理の方を探すのが難しく、健康管理には気を遣います。

体調を崩しやすい季節ですので、皆さんもお体には充分気を付けてくださいね

 

さてさて、お題のチーズナイフのお話に。。。

先月のデパート催事の仕事現場の隣で、生活雑貨のセールコーナーがあり、仕事用に手頃で欲しかったチーズナイフが見つかり買っておいたのですが、昨日ようやくチーズの仕事があり、早速おニューナイフを使ってみました。

 

売場では、試食台も狭くまた事故防止のため、小さめの手頃なサイズが求められ、ソフトからハードタイプ、様々なタイプのチーズに適応可能なものを用意しなければならず、チーズショップでもなかなか適応するものが見つからず、百均で見つけたセラミックナイフなどで代用しておりました。セラミックは刃が超薄なので良く切れるのですが、やはりハードタイプを切るときの強い力には負けてしまい、柄がグラグラになってしまいました。

一度、通販でも購入したのですが、思ったより刃が厚くて、繊細な柔らかいチーズを切ると崩れてしまいます。

今回はいかがなものか、試してみると。。。

なかなか調子良かったです

特にピンクの柄のバターナイフのような形のもの、刃先が斜めカットされており、クリーム状のチーズをクラッカーにのせるのがとても楽にできました

服装もしかり、お道具もしかり、ちょっとおニューのものを使うと、仕事もハッスルできますね

昨日は午後から生憎の雨で、来店客も激減でしたが、なんだか気分的に満たされた一日となりました

 


画家マティスを知る!?☆

2017-06-06 10:23:37 | つぶやき

仕事も順調になり生活も安定してきたので、好きなことを深めようと、好きな画家マティス(ラフな筆使いと鮮やかな色彩が魅力です)の生涯と作品についての本を図書館から借りて、読み進めたのですが。。。

まー、むずかしい

画風の流派(写実主義とか、印象派とか)の知識も浅い私には、ハードルの高い内容でして。。。

美術大付属中・高出身の妹に聞いたら、私は、美術史の授業が大嫌いだったと。。。こりゃ、聞いてもムダだわー

とにかく、意味不明点多々ありましたが、最後までなんとか読み終えました。

少しだけ、わかったこと、

マティスは、織物業が盛んな北フランスの小さな町で商売を営む両親のもとに生まれたそうで、商人の娘の私は、ここに共通点を見出し、興味が深まりましたー!

時代の流れで変遷する画風を批判することなく新しい手法を試してみたり、様々な国を旅して、その国の文化を作品に取り入れたり、当時の著名な画家との談義に耳を傾ける姿勢には、彼の柔軟なものの捉え方と鋭い感性がうかがえました。

自分の軸はしっかりと持ちつつ、新しい刺激をどんどん吸収する姿には、とても尊敬できます

年齢とともに頭が固くなりつつある私は、要反省

頭に残ったことは大した内容ではありませんが、ちょこっとだけ今までよりもマティスに近づけた感じがします。

ま、初心者は、こんな段階からスタートですよね、

少しずつ、少しずつ、深めていきます。

 

 


夏におススメ、ちょっとお高めワイン☆

2017-06-05 12:38:28 | ワイン

つぶやきが多くて、ワインのご紹介をしてませんでしたね~、ゴメンナサイ

最近、感動したワインのご紹介です。

今、大丸・松坂屋様のお仕事が多いのですが、直輸入されているワインの中で、ドメーヌ・ビズコットというブルゴーニュの生産者の白がどれも素晴らしいのですが、その中で最近試飲サンプルになった夏向きのおススメは、

まず、アリゴテ2015(税込¥3240)、アリゴテはブルゴーニュで造られる品種としてマイナーですが、これがブラインドで飲んだらシャルドネと間違えちゃうんじゃないかと思えるほどの出来でして、

一般的にアリゴテは、酸がとても強いのでお好みが分かれますし、感動的なものとの出会いもなかなか少ない気が致します。

ビズコットのアリゴテ2015は、2015年という良年にも助けられているのかもしれませんが、果実味と酸味のバランスに優れ、柔らかい口当たり、ミネラルも豊かでブルゴーニュらしい清涼感も兼ね備えています。

ブルゴーニュのシャルドネお好きな方にも試飲で気に入ってくださいました。

次に、クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ブラン(税込¥3996)、シャルドネ100%のブルゴーニュ・クレマンにしては、果実味の豊かさに驚きましたー!

一般的にはミネラル豊かでスッキリとした飲み口のものが多い中で、口中でふくらみがあり、喉越しでキリッと締まるタイプ、とても魅力的です。店舗様でも人気アイテムのひとつです。

機会がありましたら、ビズコットの2品ぜひお試しくださいませ~