皆さん、こんばんは
たいへんお待たせいたしました。
先週21日(水)、午後7時より自宅キッチンにて開催された第7回三幸ワイン会のご報告です。
今回のテーマは「変化球ワインを楽しもう!」です。
あまり広く出回っていない国のものや珍しい品種、皆さんが知っていてもご自分ではあまり買わないであろうアイテムなど白3アイテム(後半で1本番外アイテムあり)、赤3アイテムをセレクトいたしました。
まずは白変化球の説明から、下の写真左より
①オーストリア白・・・近年オーストリア白ワインの品質が評価され日本でも注目されましたが、まだお値段の高いものが多く浸透度が今ひとつの状況です。今回はオーストリアの固有品種でもあり、国を代表する白品種グリューナー・ヴェルトリーナーをセレクト。
②ボルドー白・・・フランスの白ワインの代表格といったら、やはりブルゴーニュのシャルドネが真っ先に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?今回はブルゴーニュと並ぶ名醸地ボルドーのソーヴィニヨン・ブラン主体の樽熟成ワインをセレクト。
③貴腐ワイン・・・皆さんもよくご存知だと思います。そうです、とろりと極甘口の・・・。高価なものも多くなかなか手が出ないワインでもあり、こんなに甘くてデザートワインの他にどんなお料理に合うのかしら?と考えてしまうワインでもありますよね。実はこの貴腐ワイン、青カビチーズとの相性がよいのです。今回はボルドーの比較的お手ごろ貴腐ワインを青カビチーズとのマリアージュもふくめ試して頂きました。
やはり、②樽熟成していたり、③貴腐のように果実味にボリュームのあるものは色が濃いですよね。 ①は色が淡い、樽を使用していない寒冷地のフレッシュ白に多い色合いです。オーストリアはフランスのアルザス地方やドイツワインのようなイメージです。
次に赤変化球の説明を・・・。下の写真左より
①チリの固有品種カルムネール・・・以前より多く出回ってきているようです。カベルネ・ソーヴィニヨンともメルローとも違った品種特性を感じとって頂きました。
②イタリア・ピエモンテ州の地ブドウ・ルケ・・・これが今回の目玉といってもよいかもしれません。初めての方には今までに味わったことのないという意味で非常にインパクトの強いワインです。今年の試飲会で出会ったワインで私が最も印象に残ったワインです。
③ボルドー古酒・・・今回はボルドー・メドック地区の1998年ものをセレクト、長く熟成したワインってどんな風味なのか?を皆さんに試して頂きました。
①カルムネールと③ボルドー古酒はかなり濃い色合いですが、①は鮮やかルビー色に対し③の方がエッジ(グラスを傾けたときのワインのふち)が赤褐色を帯び熟成している感じがわかります。②ルケは透明感のあるの赤みを帯びた色合いでした。①は温暖地の②は寒冷地のワインを思わせます。
テイスティングに入る前に、皆さんにミネラルウォーターを飲んで頂きました。
このミネラルウォーターは、スペインのバルセロナオリンピックで公式ウォーターに採用されたものなのですが、弱アルカリ性の軟水で人体内の水成分に近い内容だそうです。某インポーターさんの試飲会で和らぎ水として出されていたものなのですが、アフターに若干の塩っぽさを感じ、ワインの表現のひとつである「ミネラル感」というものをご理解頂くために試飲して頂いたわけです。
今回もブラインド形式で皆さんでどのワインが何番か当てて頂きました。
今回はそれぞれのワインの特徴がはっきり出ているものが多く、皆さん的確に把握されていて正解率100%でした
さて、ワインの正体は・・・じゃーん
それぞれのワインのコメントは、次回ブログにてご紹介いたしまーす