酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

スイスワイン飲んできましたー!☆

2016-02-27 10:21:02 | ワイン

先日、ママ友と自由が丘の居酒屋「げん」さんへ行ってきたのですが、珍しいスイスのワインと出会いました。

スイスは白のシャスラ種がメインというくらいしか私も知識がなく、

興味本位でシャスラをオーダー、

実に繊細なワインです。香も奥に上品な柑橘のニアンス、味わいはミネラル豊かで酸も穏やか、控えめでおとなしい感じ、

淡泊な和食との相性もバッチリです

赤は、ピノ・ノワールを、スイスは寒冷地なので、フランスアルザス地方やドイツのピノを想像しておりましたが、

思ったより色付きが濃く、風味も赤いベリーよりはブラックチェリーのようなニアンス、凝縮感は強くありませんが、果実風味ベースのほどよいボリューム感が、やはり食中には最適でした

帰宅後、ちょっとスイスワインについて調べてみますと、

一人当たりの年間消費量が約50ℓ(日本は約2.5ℓ)と、世界トップ5に入るワイン大国なんです。

それなのに、世界にスイスワインがあまり知られていないのは?

実は、スイスの人達の分も足りないほどの少量生産、国内生産量の3倍を国外から輸入しているそうです。

というわけで、輸出も限られた数量のみとなるわけで。

では、なぜ少量生産なのかというと、

スイスの地形に関係しています。スイスの国土の6割ほどが山岳地帯で、この環境下でのブドウ栽培、ワイン造りは、かなり重労働を要するとのこと。そのかわり、ひとつひとつ手間をかけて丹精込めて造られたワインは、高品質の素晴らしいワインとなります。

なるほど。。。

と、いうわけで、私のいただいたワインもたいへん貴重な出会いだったわけで

でもスイスワインを取り扱うご主人も斬新だなぁと思い、「なぜスイスワインを?」うかがったところ、

「酒屋さんがススメてくれたので」との回答でして、その酒屋さんも斬新、ご主人とも信頼関係で繋がっているのでしょうね~

皆さんも、スイスワイン、機会がありましたら、ぜひ試してみてくださいね~

 

 

 


おすすめ「アイスワイン」☆

2016-02-05 09:59:52 | ワイン

前回に続き、アイスワイン関連を。。。

 

なかなかアイスワインを各種取り揃えて皆様にご紹介できる機会は少なく、最寄りのデパートでバレンタインの催事がありましたら、ぜひご来場頂けたらと思います。西武・そごうさんでは、バレンタイン・チョコレートの催事場にほとんどアイスワインのブースがあるはずです。私の今の仕事先は大宮なので祖師谷周辺からですと、大変遠いので。

私の今の担当ブースは、カナダのアイスワインを取り扱っています。カナダ産で代表的なアイスワインの品種は「ヴィダル」、果皮が暑く酸味もほどよく甘味が引き立つのが特徴です。

私の取り扱いブースにあるワインメーカーのものでおすすめは、

まずカナディアン・アイスワインの王道をいくタイプ、芳醇、豊満 取扱いアイテムの中で一番とろ~り感のある、「コンゼルマン・ヴィダル」、色付きも一番濃い黄金色、煮詰めたフルーツや蜜の風味、香、味わいともにインパクトの強い味わいです。コンゼルマン(ワインメーカー)の造り全般的にこういうタイプが多いようです。

バレンタイン、クリスマスなどの時期にのみ、かわいいミニボトル(50ml)が販売されています。といっても1本で1000~2000円とお値段もなかなか。。。なのですが。一房からスプーン一杯しかとれない果汁を思えば、納得できますよね~。

もう少し、爽やかなニアンス、サッパリ感がほしい方は、ワインメーカー、ピリテリーのものをおすすめします。「ピリテリー・ヴィダル」は、コンゼルマンのようなトロリ感はありながら、あとからフレッシュなオレンジの皮と実の間に感じるビター感、爽やかな酸味が追いかけてきて、キレが良いです。

ピリテリーにはリースリングもありますが、こちらは、果実風味にわずかにリースリング特有のミネラルの要素が感じられ、ピリテリー・ヴィダルと同じようにフレッシュな果実風味が支配的で、あとから追いかけてくる酸味がより冴えた感じで、一番サッパリしています。

ヴィンテージ的にもコンゼルマンがミニボトルで2011年で練れた感じ、ピリテリーはヴィダル、リースリング共に2013年で若々しい印象です。

興味深いところでは、アイスワインには赤もあります。醸造が難しいため少量生産ですが、私も初めて試すことができました。

ピリテリーのシリーズに「ヴィタ」があります。こちらは、残糖度が規定のギリギリラインの35度と低く、全体的に軽やかな味わいなのですが、この赤、品種はカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランのブレンドスタイル、熟したイチゴのイメージで、甘さの中にも果実のもつ適度な酸味がバランスよく、一般のスティルワインの延長上にあるニアンスも少し感じられます。カベルネ特有の青臭さはなく、華やかでチャーミングな印象、ビターチョコレートとの相性も抜群で、売れ行きも好調です

いろいろ試飲させてくれますので、ぜひお試しくださいこんなに高価で貴重なワインを試飲できる場も少ないので。

アイスワインの飲み方、模範解答としては、ブルーチーズとともに、強い塩味がアイスワインの甘さで中和されます。また、フレッシュフルーツ、フルーツのコンポート、ムース、タルトケーキ等とご一緒に。シロップのような扱いで、スイーツやアイスクリームにかけて頂くものいいですし、甘過ぎるようでしたら氷を浮かべたり、他の酒類や炭酸などと割ってみても良いと思います。いろいろ楽しめるワインですよ

では、こんな語りで今日も一日、売り場で頑張ってきまーす

 


甘~くて幸せ感じる味わい「アイスワイン」☆

2016-02-04 09:28:41 | ワイン

風邪もようやく回復し、バレンタイン商戦「アイスワイン」販売にハッスルしております

「アイスワイン」って、ご存知ですか?

葡萄を樹に付けたまま、真冬まで完熟させ厳冬の寒さの中、凍り付いた葡萄を摘み取ります。

凍ったままの葡萄にゆっくり圧力をかけると、果実の凍りきれないトロリとした濃厚なエキスを得ることができます。

その量は、一房から、わずかティースプーン一杯分

通常のワインの10倍ほどの葡萄の量を必要とする、たいへん貴重な極甘口のワインなのです。

ハチミツを思わせるトロリとした口当たり、様々な果実風味の要素が豊かに口中に広がり、喉越しは果実のもつ酸味でわりとキレが良いのでベタベタと張り付く甘さではありません。

デザートワインとして単独でもいいですし、チーズ、フレッシュフルーツ、フルーツのコンポートやムース、チョコレート、タルトケーキなどとも相性がよいです。

私達でも、いくつもの種類を飲み比べできる贅沢な機会はそうそう巡ってはきませんので、今回のお仕事はたいへん貴重で有難い機会ですし、甘口ワインは「愛情」「お祝」を表現するワインとして最適アイテムですから、楽しくお仕事させて頂いています。

おすすめアイテムなど、次回のブログでご紹介させて頂きますね~

では、これから、お仕事行ってきまーす