酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

スイスのチーズ「ヴァシュラン・フリブルジョワ」☆

2018-03-29 11:02:39 | チーズ

昨年の区の健診で、コレステロール数値と肝臓の一部の数値が少々高めだったこともあり、しばらくナチュラルチーズを食べるのを控えていたのですが、

ワインの仕事先で、真向かいにあるチーズショップのスタッフさんから「珍しいスイスのチーズでちょっとクセがあるんだけど、どう?」と勧められて。。。

チーズの味には許容範囲が広い私なので、興味が湧いてきて、誘惑に負けてゲットしてしまいました。

スイスの「ヴァシュラン・フリブルジョワ」、

フランス語圏のフリブール地方に伝わるチーズで、2005~2006年に、AOC,AOPを取得し、徐々に生産量を伸ばしているチーズだそうで。。。

熟成段階によりタイプが6つに分かれるそうですが、

私が購入したのは、香りが強いので、3か月ほどの熟成の「EXTRA」くらいかな? ちょっと不明です。

スイスのチーズというとフォンデュに使用されるグリュイエール、エメンタールが良く知られておりますが、このチーズも

フォンデュ使用もグーツだそうです。

 

表面は弾力がありセミハードタイプ、香りは、するめのような、干した魚、くさやをイメージするような独特の香り、

もちもちとした食感で、濃厚なミルクの旨味を感じます。

塩味もしっかりしていて、味わいが濃いので、重厚感のある赤ワインにも相性が良さそうです。

チーズの熟成により生まれる香りや風味の要素でまず典型的なのはナッツ香、

このするめ香も、熟成したフランスのコンテなどにも感じられますが、こちらのチーズは、もっと強いですね、ウオッシュタイプのマンステールの香りを強くした要素も感じ取れます。

チーズ単体では、一口でお腹いっぱいになるボリューム感なので、お料理に溶かして使用してみました。

久しぶりにナチュラルチーズを試す機会となり、とても新鮮で楽しかったです

 

 

 


チーズナイフ☆

2017-06-19 11:54:18 | チーズ

梅雨入りしてから気温の落差があり凌ぎにくい日々、通勤電車の中でも咳をしている人が目立ちます。

私もセールスプロの仕事に就いてから約2年経ちますが、ようやく通勤電車に蔓延する病原菌に対する抵抗力がついてきて、最近は風邪も引かず、なんとか元気に頑張っております。

セールスプロの仕事も専門職のため、直前に代理の方を探すのが難しく、健康管理には気を遣います。

体調を崩しやすい季節ですので、皆さんもお体には充分気を付けてくださいね

 

さてさて、お題のチーズナイフのお話に。。。

先月のデパート催事の仕事現場の隣で、生活雑貨のセールコーナーがあり、仕事用に手頃で欲しかったチーズナイフが見つかり買っておいたのですが、昨日ようやくチーズの仕事があり、早速おニューナイフを使ってみました。

 

売場では、試食台も狭くまた事故防止のため、小さめの手頃なサイズが求められ、ソフトからハードタイプ、様々なタイプのチーズに適応可能なものを用意しなければならず、チーズショップでもなかなか適応するものが見つからず、百均で見つけたセラミックナイフなどで代用しておりました。セラミックは刃が超薄なので良く切れるのですが、やはりハードタイプを切るときの強い力には負けてしまい、柄がグラグラになってしまいました。

一度、通販でも購入したのですが、思ったより刃が厚くて、繊細な柔らかいチーズを切ると崩れてしまいます。

今回はいかがなものか、試してみると。。。

なかなか調子良かったです

特にピンクの柄のバターナイフのような形のもの、刃先が斜めカットされており、クリーム状のチーズをクラッカーにのせるのがとても楽にできました

服装もしかり、お道具もしかり、ちょっとおニューのものを使うと、仕事もハッスルできますね

昨日は午後から生憎の雨で、来店客も激減でしたが、なんだか気分的に満たされた一日となりました

 


ブルーチーズなのに。。。

2017-02-21 09:58:49 | チーズ

 

先日、近くのスーパーでQBBの6Pチーズでブルーチーズバージョンを見付けたので、早速購入!

裏表示では、乳化剤不使用のナチュラルチーズ表示、賞味期限も長く、このタイプのものは、味わいが穏やかなので食べやすいし、この穏やかさの中のブルー感をどう生かしているのがとても気になりました。

開けてビックリ!ブルーなのに、全てがクリーム色、味わいには確かに穏やかなブルー感がアクセントになっています、へぇ~、こんなタイプもあるんだぁ。。。

穏やかなブルーチーズ、いくつか種類ありますけど、色のついていないのを見たのは、初めてでした。でも全体的にやさしいブルー感が浸透していて、塩味も穏やかでクセもあまり無く6Pで使い勝手がよく、サラダ、お料理のトッピングなど、いろいろ試すことができました

日本の大規模工場制チーズの技術開発の進化を垣間見た気がします。

ブルーが苦手な方も、これなら大丈夫かも。。。

ブルーチーズは、がん細胞抑制、抗酸化作用、細胞の活性化、動脈硬化の予防など健康面での効果でも注目されています。

本格ナチュラルチーズでなくても、お手頃プライスで気軽に食べれるこのようなタイプのチーズから、日々の生活に少しずつ取り入れて頂ければよろしいのではないでしょうか。

そうそう、日本人の食生活ではカルシウムが不足しがちで、豊富で消化吸収のよいカルシウムを含むハード&セミハード系チーズ(プロセスチーズでもOK!)を一日2切れ食べるだけでも、平均的な不足量が解消されるそうですよ

美容と健康のためにもチーズおススメしまーす

 

 

 


日本のチーズ事情とワイン事情の共通点☆

2017-02-10 09:24:23 | チーズ

 

前回のブログでご報告したチーズ&ワイン講座で、日本のチーズ&ワイン事情、面白いことにデータ数字の面で共通点があることに気づきましたー (講師の先生もご指摘されていましたが)

まず、日本のチーズの年間一人当りの消費量、2.2Kg(3日に1切れペース)、これに対してワインの年間一人当りの消費量2.8ℓ(3.7本分)、単位は違うものの数字が近いですよね、ちなみに世界の消費大国フランスとそれぞれ比較すると、チーズは26.2Kg(1日4切れペース、日本の約12倍)、ワインは46.4ℓ(61.8本分、日本の約16倍)で、まだまだ日常の生活への浸透度は低いといえます。

次に、日本のチーズ工房の数は200を超え、その半数を北海道が占めています。一方、日本のワイナリーの数は210を超え(1位山梨78、2位長野30、3位北海道12)、チーズもワインも小規模生産者が続々と増えています。

1980年代後半より、日本のナチュラルチーズの消費量はプロセスチーズの消費量を上回っており、その差は年々広がっており、日本のワインも国内ではもちろん、世界でも和食ブームとともに関心度が高まっております。

これからの動きが楽しみですね~

 


日本製ナチュラルチーズ&日本酒、日本ワイン☆

2017-02-07 09:23:59 | チーズ

仕事の合間に以前から興味のあった「日本のチーズ&日本のワイン」の講座を受けてきました。

日本製ナチュラルチーズを食する機会が少ないので、日本事情知る機会にもなりますし、日本のワインは年々進化しておりますので、チーズとのマリアージュだけでなく、数種の飲み比べができることに魅力がありました。

日本製のナチュラルチーズ、様々なタイプ7種、やはり全体的な印象は、香や風味(特に塩味)が、とても穏やかで繊細、日本人の舌には合っています。

私がその中で一番気に入ったのは、セミハードタイプの「コハク」(福岡・糸島ナチュラルチーズ製造所TAK)。ちょっとウォッシュタイプ(塩水や地酒等でチーズを洗ったり、拭いたり、ブラッシングして菌を生やし熟成させたもの)のような風味も感じられますが、旨味とほどよい塩味が感じられ、特にシャリシャリとした外皮にはスルメのような風味があり、お酒のすすむ味わいです。やっぱり私は根っからの呑兵衛なのですかね~

出されたワインの中では、樽由来の複雑味が加味した「桜沢シャルドネ(オーク樽発酵)2015」(山梨・奥野田葡萄酒醸造)、日本酒もありコク、旨味、力強さのある「五橋・純米・あらばしり」(山口・酒井酒造)とマリアージュを楽しみました

コク、旨味のあるチーズには、やはり重厚な味わいのアルコール類が合いますね~

お正月以来ご無沙汰だった日本酒も、やっぱり美味しいですね、米が主食の日本人なので、やっぱり体にすんなり染み渡りま~す

その他のワイン、やはり品性の高まり、チーズと同じように繊細さが感じられました、特に甲州種から造られた「アルガブランカ・クラレーザ2015」(山梨・勝沼酒造)が印象に残りました。「クラレーザ」とは、「クリア」の意味、ステンレス熟成ですが、フレッシュで上品な果実風味、ミネラル感の他にも繊細な複雑さを秘めた魅力的味わいでした。クセのない穏やかなフレッシュタイプ、ソフトタイプとマリアージュ

ちょっと一息、束の間の至福のひとときでありました

これから、アイスワイン後半商戦、行ってまいりまーす