酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

ポルトガル白ワイン☆

2016-03-22 15:59:52 | ワイン

春になり、ワインフェアのお仕事も多くなりました

ワインフェアで、白ワイン好きの母へのプレゼントに選んだ春から夏向きのワイン、

ポルトガルの白ワイン、カザル・メンデス・ヴィーニョ・ヴェルデ 

「ヴィーニョ・ヴェルデ」とは、「緑色のワイン」という意味なのですが、ポルトガルでは緑=若々しいという意味があり、

若々しいという意味と、収穫後すぐにつくられる緑がかった色のワインという意味も含んでいるそうです。

言葉通り、フレッシュで爽快、また微発泡性でアルコール度数も低めの軽快なワインでもあります。

私の今までの経験では、ミネラル感が強くグビグビ飲めるタイプのイメージでしたが、

今回出会ったものは、フルーツ感がもっと強く感じ取れるニアンスです。

微発泡ながら泡立ちも心地よい程度にピチピチとしたアタックが感じられ、熟したレモンのような風味が

爽やかに口中に広がると同時にほのか~な甘味やグレープフルーツの様なわずかな苦味も感じ取れます。

喉越しは、泡と程よい酸味でスッキリとして、スムーズに喉を通り過ぎる感じで。。。

暖かくなると白ワインも美味しいですよね~

ランチタイムに!気分転換に! 低価格帯で気軽に楽しめる「ヴィーニョ・ヴェルデ」、

これからの季節ぜひお試しくださいませ~

 使用品種:アザル、ペデルナン、トラジャドゥーラ、ローレイロ

 

 


「FOODEX2016」行ってきました☆

2016-03-10 14:40:32 | ワイン

閉店したために、業界の酒類試飲会に参加する機会があまり無いのですが、たまたま今の仕事を通じてFOODEX(食品の国際見本市のようなもの)のチケットが手に入り、昨日行ってきました。

ワインのみに焦点を絞り、今も尚仕事で関わりの深いインポーターさんのブースでの試飲、興味のある国産ワイン、その他様々なワインを試してきました。

まずは、国産ワイン、

改めて甲州のデリケートさを再認識!山梨のワイナリー数社で比較試飲したのですが、実に難しいですね、

もともと繊細でおとなしい品種ですから、その中での微妙な差を感じとらなければいけないわけで。。。

同じワイナリーのもので、フレッシュタイプと澱に接触させることでワインに深みが生まれるシュール・リー製法をしたものとの違いすらも、把握しにくいのです。

ブラインド試験したら、絶対わからないです!

そんな中で印象に残った甲州は、ルミエールさんの「甲州・シュール・リー」でした。

フレッシュな柑橘系の風味もしっかり残しつつ、口中でふくらみを持たせ酸はやんわりと爽やかなフィニッシュへと導いてくれる。

シャルドネと比較すると、甲州は酸が柔らかく感じますね、これも産地に寄るので一概には言えませんが。

 

マスカットベリーAの造りも進化しましたね、

にぎにぎしいほどの強い香を放つ品種を、オーク樽熟成によりあるいは他品種とのブレンドにより、実にエレガントなスタイルなっているものが多かったです。

外来品種への取り組みも、種類が増えました。

やはり、ルミエールさんですが、カベルネ・フランやテンプラニーリョのワインもありました。

テンプラは、色付きも良く、ほどよいボリューム感、タンニンは柔らかくアフターに上品なスパイシーな余韻、日本人の造り手らしいやさしいスタイルになっていました。

ルミエールさんのワインは地球環境にやさしい自然派の造りで、全体的にどのアイテムも喉通りが引っ掛かりなくスムーズなものが多かったです。

海外のワインでは、「ワインハウスゲアハルト㈱」さんインポートのドイツのバーデン地方のグラウブルグンダー(ピノ・グリ)が、印象的でした。

日本ではあまり知られていない地方ですが、バーデンの白ワインでは、グラウブルグンダーがメインの品種だそうです。まるで樽熟成したようなナッツ香を伴った柑橘系果実風味、ボリュームがありながらミネラルも豊かでぼってりとせず品性のある味わいが魅力的でした。

他にもドイツの辛口白、赤、オーストリアワインなど、どれもエレガントスタイルで美味しかったです。

今、ドイツでは赤ワインの生産が増えているようです。(4割近くになったとか)温暖化の影響もありますが、何よりドイツ人は赤ワインが好きなんだそうです。これまで赤ワインは輸入に頼ってきたそうです。これから日本でもドイツの赤ワインが目に触れる機会が増えてくるといいですね!

半分仕事半分趣味みたいな気分での久しぶりの試飲会、とっても充実した一日となりました~

 

 

 

 

 

 


チーズ検定☆

2016-03-08 09:46:51 | ワイン

昨日、チーズ検定受験してきましたー

この試験は、チーズプロフェッショナル協会認定試験で、チーズに興味のある方ならどなたでもチャレンジできる試験です。合格すると「コムラード・オブ・チーズ」(チーズの仲間という意味)を名乗ることができます。認定バッジ、認定証の授与の他、協会主催のセミナー、講習会に優待参加、会報誌無料送付などの特典もあるのですが。

基礎知識を問う問題で、しかも試験直前に講習があるので、下準備をしておけば満点は取れる試験ですが、今の私のレベルでは充分な内容で受験してよかったと思っています。

試験終了後、会場で「チーズとワインのマリアージュ」をテーマに懇親会が開催され、私も参加させて頂きました。

チーズは、

1.モッツァレッラ(イタリア・フレッシュタイプ)左皿

2.リコッタ(日本・フレッシュタイプ(原産国イタリア))右皿のカップ容器

3.ブリ・ド・モー(フランス・白カビタイプ)右皿パンに乗っている(リンゴ付け合わせ)

4.カチョカヴァロ(イタリア・セミハードタイプ)右皿 左側の薄いクリーム色

5.グリュイエール(スイス・ハードタイプ)右皿 中央の長方形

6.ロックフォール(フランス・羊乳製・青カビタイプ)右皿 右側

(6以外はすべて牛乳製です。)

淡泊でモチモチとした触感が魅力のモッツァレッラは、サラダと一緒に、合わせたワインはプロヴァンスのロール種から造られた白ワイン、

オレンジ色の柑橘系果実を思わせる風味にオイリーなミネラル感、丸みのある口当りで、喉越しは爽やかな酸味で引き締まります。

同じくやさしい味わいのリコッタは、蜂蜜と一緒にデザート感覚で。。。

ブリ・ド・モーは、フランスを代表する白カビチーズ、「チーズの王様」とも呼ばれています。こちらも穏やかな味わいですが、フレッシュタイプ2アイテムに比べ、塩味が強くなります。合わせるワインは、プロヴァンスに加えて、パンの香ばしさにも相性のよい、ブルゴーニュの上品な樽香がアクセントの白ワインが仲間入り。

カチョカヴァロは、そのままですと、やさしい穏やかな味わいですが、焼くことでチーズの風味も豊かになり香ばしい風味が生まれます。パンの上にのせて焼いて溶かした状態で頂きました。香ばしい風味とブルゴーニュの樽香がベストマッチ さらにブラックペッパーをかけていただくと、スパイシーなムードあるブルゴーニュ赤とも相性良く、美味しかったです

ハードタイプのグリュイエールは、チーズフォンデュに使用されることでも有名なチーズですが、長期熟成型のため熟成による旨味とナッツの風味がアクセントになっています。塩味も伴います。ドライフルーツ(写真右は干しブドウ)やクルミ(ナッツでもOK!)との相性も良いですし、ワインなら樽熟成した白ワイン、今回ならブルゴーニュの白、クルミと一緒にチーズを食べながらワインを頂くと、ほんとうに美味しかったですぅ

さて、最後は世界三大ブルーチーズのひとつ、フランスのロックフォール、塩味も強くピリッとした刺激的な味わいが魅力です。また羊乳製ということで、牛乳製チーズに比べミルクの甘味が感じられ塩味とのバランスがよいのも特徴です。干しブドウ、ハチミツと一緒に頂くとより塩味が和らぎますし、ワインなら極甘ワインがベスト、今回はソーテルヌを頂きました~

癒されますね~

この蜜のような黄金色、蜂蜜、花、柑橘系果実、貴腐独特の複雑香、とろっとまろやかな口当り。。。

ふと先日仕事で出会ったアイスワインを思い出しました。貴腐ワインと比べるとアイスワインの方がピュアな果実感がストレートに感じる気がしました。貴腐は、もう少し複雑なニアンスが盛り込まれているような。。。

よく頑張ったと自分へのご褒美です

 

そうそう、貴重なものもお味見させて頂きました~

なんと!ソーテルヌのジュレです

ハチミツやワインのソーテルヌより、風味は穏やかになりますが、気品のあるニアンスは変わりません。

ちょっと使用するのが勿体ない気もします。繊細なお料理やデザートに、ほんの少しアクセント使いで利用してはいかがでしょうか?

 

チーズの味わいを引き立ててくれたワイン勢揃いです

基本的にチーズとの相性は白ワインがメインだそうです。なるほど。。。

チーズを使用したボリュームのあるお料理などいただくときに、赤ワインもぐーんと活躍すると思いますね~

懇親会も私には、とっても有意義なひとときとなり、昨日は充実感に満たされた一日となりました

皆さんも、チーズ検定いかがですか?

ワインとの関連で、また興味深い分野です。

私もこれを機に更なる高み(チーズプロフェッショナル)を目指して。。。大丈夫かなぁ

ま、亀の歩みでがんばりまーす

 

 


春到来☆

2016-03-04 09:19:58 | つぶやき

私の大好きな沈丁花の花も開き、ぽかぽかと春の温かさを感じるこの頃、

2月は、バレンタイン商戦後、仕事が少なくフリーランスの不安定感をたっぷりと感じてしまい、

少々気落ちしておりましたが、3月に入り徐々に仕事もまた入り気分も上昇またいつもの明るさを取り戻したところです。

仕事の無いとき、なんとか前向きになろうと、新しことにチャレンジするよい機会と思い、

まずは、初級者向けのチーズ検定を受けることに

3/7が試験日です。

まだ未定ですが、またいつか祖師谷でワイン会を再開するときには、ぜひチーズとのマリアージュも課題に盛り込みたいなぁと考えておりまして。。。

そのための修行を今進めております 

ワイン同様、チーズも奥が深いです。少しでも以前よりも濃い内容で皆様に喜んで頂けるワイン会にしたいと思っています

お出しするワインも少しずつ集めているんですよ~

そのときまで、もう少しお時間くださいね~

そうそう、昨日はひな祭りでしたね~、

孫がいることで、行事には敏感になってきました

上の孫が私の折り紙で作ったひな人形を気に入ってくれて、それはそれは、たくさん折りましたー

今、折り紙の本買って、いろいろ折っています。たくさん折ったらまた孫にプレゼントしようと思って。。。

けっこう集中してしまうもんですね~

錆びついた頭のトレーニングにもなりそう。。。

さーて、試験勉強しなくちゃ