酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

福島の販売店限定酒「壷中春・大吟醸」入荷☆

2013-06-30 18:03:17 | 日本酒

大変お待たせいたしました

福島、末廣酒造より販売店限定酒・壷中春・大吟醸が入荷いたしました

<福島>壷中春・大吟醸 720ml ¥2,100

販売店限定酒「壷中春」シリーズは、やんわりとしたやさしい酒質で飲み飽きせず杯が進む辛口タイプ。大吟醸はさらに原料米に山田錦を使用、香り華やかですっきりした飲み口、今の季節にピッタリの酒質です。大吟醸でこのプライスは嬉しいですよね~ カートン付きで贈答用にもおすすめです。

原料米のチェックは厳格な審査を通ったもののみを使用しておりますので、安心してお楽しみください!と先日ご来店くださった蔵元さんが力を込めておっしゃっておりました

どこにでも流通していない稀少なお酒です。ぜひお試しください


リピーター続出!山形・純米吟醸生原酒「三百年の掟やぶり」☆

2013-06-30 17:33:41 | 日本酒

おかげさまで大好評、今回でしぼりたてより3回目の蔵元限定出荷です。一番熟成期間の長い、アルコール感と米の旨味が一体となりまろやかさのアップした味わいになっております。

少量入荷のためお求めは、お早めにお願いいたします。

<山形>無ろか槽前原酒 三百年の掟やぶり 純米吟醸 720ml ¥1,470

若干の微発泡を感じるフレッシュで生酒ならではの旨味のある生き生きとした味わいです。

喉越しはスッキリとしていて、時間の経過とともにふくよかさがアップいたします。

原酒なので度数も17度と高く、力強くピチピチとした元気いっぱいのフレッシュ感をお楽しみ頂けます

 


第14回三幸ワイン会のご報告パートⅡ~懇親会~☆

2013-06-30 09:14:04 | ワイン

さて、前回に引き続きワイン会の報告を・・・

お勉強会を終え、お楽しみの懇親会、まずはロワールのクレマン(フランス・シャンパーニュ地方以外の地方で、シャンパーニュ製法で造られたワインをクレマンと呼びます)で乾杯です。

参加者の方の中に6月生まれの方がいらしたので、お誕生日お祝い兼ねて、

カンパーイ

<ロワール>マルセル・マルタン・クレマン・ド・ロワール・テート・ド・キュヴェ

フレッシュな青リンゴやレモンの香に若干のラズベリーの香、クレマンらしいキメ細やかな泡立ちにほどよい酸味、ほのかな甘味が調和、ミネラル感のある非常に清々しくスッキリとした味わいです。パリ・コンクール金賞受賞

使用品種は、ロワール主要品種であるシュナン・ブラン60%、カベルネ・フラン20%とシャルドネ20%です。赤品種を使用すると、香や果実味のボリューム感がアップします。

さて、お料理登場デース

今回のお料理は、清涼感がテーマのワインに合うものということで、ミネラルやハーブに注目、塩やハーブの味付けにこだわったのと、赤品種カベルネ・フランの特徴的な香「ピーマン香」を意識して、ピーマンを使用したお料理にいたしました。

水菜、油揚げ、ちりめんじゃこ、ミニトマトの和風サラダ、塩焼きそば(ピーマン入り)、絹ごし豆腐とチーズ入りオムレツ?(適当に考えて作っちゃいました)、ハーブソルトをかけたポテトフライ、辛子明太子マヨ(パンにつけるソースとして)、出席者の方々も差し入れを持ってきてくださいました。

ピラフの一口にぎり、焼き鳥、おせんべい(意外とワインのおつまみになるんですよ)、ブルーチーズ、パン、ワイン、食後のデザート用お菓子等々・・・ありがとうございました

ワインが足りなくなってしまったので、差し入れしてくださった岩手のエーデルワインの限定品メルローとツヴァイゲルトレーベ、さらに追加で金賞受賞リースリングを開けました

写真中央がツヴァイゲルトレーベ、もともとはオーストリアで生まれた黒ブドウ品種ですが、日本では、北海道、新潟、岩手など北部で栽培されています。

木いちごを思わせる赤いベリーの香、口に含むと軽やかな果実味から若干のアニマル系の香や土、ミネラル、木などの様々な要素の風味が顔を出し、アフターは細やかなタンニンがアクセント!ミディアムながら奥行きを感じる味わいでした メルローとともにこの時期にピッタリのやさしい味わい赤を堪能いたしました。

今回皆さんに大ヒットしたのが、差し入れしてくださったチョコレート菓子でした

右は、チョコレート菓子の名店「テオブロマ」のオレンジにチョコレートがコーティングされているもの、左が手作りの煮詰めたフルーツとやはりオレンジ?にチョココーティング、

柑橘系果実は白ワインと、チョコレートは赤ワインと相性よく、どちらのワインにも合うデザートとして、ヒット 新しい食べ方、飲み方発見!で皆さんも大喜びでした

今回のワインが勢ぞろいデース

最後は皆さんとご一緒に、チーズ

楽しいひとときをありがとうございました


第14回三幸ワイン会のご報告パートⅠ☆

2013-06-29 18:30:35 | ワイン

お待たせいたしました~

6月19日(水) 午後7時より 自宅キッチンにて開催のワイン会のご報告です。

今回のテーマは季節に合わせて「清涼感!ワインあれこれ・・・」です。

甘味より酸味が強い寒冷地にスポットをあて、今回はフランス、ロワール地方、アルザス地方の主要品種のワインをセレクトし、比較テイスティングして頂きました。

資料に基づきざっと説明させて頂いてから、比較テイスティングへ、まずは白から、

左より、

①<ロワール>セバスティアン・リフォー・サンセール・ブラン・レ・ルーエ 2010 

ロワール川最上流生産地の名醸白ワイン、品種はソーヴィニヨン・ブラン。冷涼地のワインは色合いが淡いの一般的傾向ですが、こちらは濃い目の黄色ですね。強い酸を柔らかくするためのマロラクティック発酵(乳酸発酵)、発酵後の澱に浸けて熟成させるシュール・リー製法により、味わいに厚みを持たせています。色合いが濃いのもこれらの製法が影響しているのかもしれません。もちろんソーヴィニヨン・ブランの特徴である柑橘系果実や青草の香も感じとれますが、さらに複雑性が加味されたニアンス。やはりアフターの酸の余韻はしっかりとしていて、冷涼地らしい造りを感じます。自然派ワインでSO2も極少量使用のワインです。

②<アルザス>ドミニク・エ・ジュリアン・フレイ・リースリング・グランクリュ・フランクシュタイン 2010

③<アルザス>ドメーヌ・リーフレ・リースリング・コート・ド・ルファック 2007

②、③ともにアルザスの主要品種リースイングです。白ワインの代表的品種でもあり、今回はリースリングを徹底分析!まず②は、フレッシュな柑橘系果実、バラやユリのような花の上品な香、ほのかな甘味とフレッシュだが柔らかい酸味が調和しやさしく素朴な果実感、ホッと落ち着くような味わいです。①のサンセールと違いマロラクティックは行わず、樽の影響を控えめにするため使用樽にてシュール・リー製法をしている点から、造り手の果実本来の持ち味を大切にする姿勢がうかがえます。リースリングの特徴のひとつである、表現的には好ましくありませんが灯油を思わせるようなオイリーな香(専門的にはペトロ臭)がありますが、こちらはさほど強く出ておりません。これに対し、③のリースリングはまさしくオイリーな香が熟した柑橘系果実風味に溶け込んでいます。②に比べ味わいにボリューム感も感じられ、余韻も深いです。ただ粘性は②の方が強く感じられ、繊細ながら様々な要素が折り重なった深みある味わいを感じさせます。オイリーなニアンスも含め、いずれも豊かなミネラルが果実味に溶け込んでいるのもリースリングの特徴です。

リースリング・・・柑橘系果実、花、蜜、オイリーな香、ミネラル、このあたりが品種特性のキーワードでしょうか。

 

次に赤です

左より、

④<アルザス>ドメーヌ・リーフレ・ピノ・ノワール・トラディッション 2010

アルザスの主要赤品種は、やはり寒冷地に適している品種ピノ・ノワールです。ピノらしいサクランボやイチゴのチャーミングな香、素朴でピュアな果実味にミネラルとフレッシュな酸味が調和し、スムーズで心地よい飲み口です。少し冷やしてお楽しみ頂ける爽快ピノです。アフターのスパイシー感もアクセントになっています。

①の色合いを②と比較してみるとやはり透明感のある薄めの色合いですよね、ピノの特徴でもあり、冷涼地らしい色合いです。

②<ロワール>ドメーヌ・ド・ロウシュ・ガイヤール・キュヴェ・レ・ピュイ 2008

ロワール川上流、トゥーレーヌ地区で有名なシノン、品種はカベルネ・フランです。特徴はカベルネ・ソーヴィニヨン種にも感じられる青っぽい香、ワインの勉強で品種特性を覚えるときにカベルネ・フランといったら「青ピーマンの香」を連想します。ただ、カベルネ・ソーヴィニヨンより赤いベリーの香の要素もあり、香に若干の華やかさが感じられます。こちらのアイテムはあまり強いピーマン香はありません。フレッシュな赤、黒ベリーの香が心地よく、①のピノに比べ果実味のボリュームもあり細やかなタンニンは感じられますが、やはりエレガントスタイルのきれいな仕上がりといえます。

③<ロワール>ドメーヌ・ラ・パオネリエ・アンジュ・ヴィラージュ・クロ・ドラ・ジャクリー 2010

今回ワインセレクトした冷涼地では、しっかりしたフルボディタイプの赤ワインを探すのは難しく、唯一某インポーターさんの試飲会で見つけたのが、このワインでした。やはり出席者の方の中には、濃い目のワインがお好みの方もいらっしゃるので、こちらも仲間入りです。私も初めて知ったのですが、このワイン、ロワール川中流のアンジュ地区のAOC格付けを取得していながら、品種はカベルネ・フラン50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%使用なのです。こんなにカベルネ・ソーヴィニヨンを使ってもいいんだ!と試飲会でも驚いてしまったワインです。フルボディまでには至りませんが、やはりカベルネ兄弟のブレンドで相性も良く、ほどよいボリュームの果実味に適度なタンニンも溶け込み、時間とともにタンニンもこなれてなめらかな口当たりに!出席者の皆さんの中で普段飲みなれた味わいに一番近かったかもしれません。そうそう、このワインもビオワインのため、テイスティングのはじめは、ちょっと変わった香がありましたよね~どなたか古漬け沢庵の香とか・・・そうなんです、SO2など極微量使用のため副産物の成分が通常のワインと異なり、はじめ複雑な香がすることがありますが、これも時間の経過とともにフェイドアウトしていきます。

今回のワインの中で特にロワール地方のワインは、日本ではまだまだ浸透していないのですが、今年に入って私が参加している試飲会でも以前に比べ数多く見られるようになりました。今後市場に出回ることも多くなることと思います。今回のワイン会の内容が少しでも頭の隅に残っていて、いつかご参考になることがあれば嬉しいです。

さて、真剣テイスティングが終了したあとは、楽しい楽しい懇親会へ突入でーす

この続きは次のブログでご報告いたしますね


6/29(土)、6/30(日)無料試飲~夏におすすめ!スッキリ爽快白ワイン☆

2013-06-29 07:17:40 | ワイン

今日、明日の無料試飲ワインのご紹介です。

某インポーターさんのイタリアワイン試飲会で感動した白ワインです。

お味をみるだけでも、お時間ございましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ

<イタリア>ファットリ・ソヴァエ・クラシコ・ルンカリス2011 750ml ¥1,280

柑橘系果実、花を思わせる上品な香、酸味も丸くミネラル豊かで繊細な味わいが清々しく、スッキリとしたアフターが心地よいです。 ぜひぜひお試しください。おすすめです