お待たせいたしました~ワイン会のご報告です
今回は、前回までのブログにもご報告した通り、ルミエールワイナリー訪問をきっかけに、ルミエールアイテムで「日本ワインでイタリア料理を楽しもう!」をテーマに開催いたしました
2018年5月24日(木)午後7時半~ 粕谷のプリモピアットさんにて
2010年以降、日本ワインも海外に輸出されるようになり、日本のワイナリーそれぞれに生産地の特性を反映させつつ、世界で通用するワイン造りに情熱を傾けており、その著しい品質向上には驚かされることしばしば!今回のワイン会を通して、日本ワインの素晴らしい進化を感じて頂ければ幸いです。
初めに日本で造られるワインの呼び方についてのご説明を、
「日本ワイン」と「国産ワイン」、この二つ同じようで実は違う意味があります。
「日本ワイン」とは、国産ブドウ100%使用し国内で製造されたワイン、「国産ワイン」とは、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使用し、国内で製造されたワインを意味します。
ワインの品質向上、ブランド力向上を意識して、この「日本ワイン」という呼び方が、最近では多く使われるようになりました。
では、スパークリングワインから、
ルミエールワインは、裏貼りラベルの説明がとてもわかりやすく、皆さんにはその説明に触れながら、ワインを味わって頂くことにしました。
ルミエール・スパークリング甲州2015 ¥2592(税込)
甲州らしい、穏やかな果実香と、スッキリした飲み口が魅力です
ルミエールワイナリーでは、スパークリングワインは全て瓶内二次発酵製法で、こちらは1年熟成ということで、泡立ちのキメ細やかさがとても印象的でした。
合わせるチーズは、スペイン北部・ガリシア地方産のアルスア・ウジョア、セミ・ハードタイプですが、もちもちした食感の柔らかいチーズです。 (写真お皿の一番右)
ミルクの甘味とやさしい酸味が調和した爽やかな味わいにスパークがマリアージュ
チーズは体に必要な栄養素がぎっしり詰まった栄養食品ですが、唯一食物繊維とビタミンCが欠けています。なので、チーズを野菜やフルーツと一緒にいただくとバランスが良いので、
今回は、仕事先で見つけた白ワイン・スパークリングワイン用のおつまみ「カボスピール」を添えました。
予想以上に皆さんに好評で、嬉しかったです
大分県豊後大野産のカボス、夏収穫した青い「爽緑」と晩秋に収穫した黄色の「完熟」の2タイプ、
甲州スパークには、キレのいい酸味とほろ苦さのある「爽緑」が合いました
ここで前菜の登場
「新鮮ブリのカルパッチョ、フルーツサラダ仕立て、みかんドレッシング」
まあ、美しい 季節にピッタリな感じです
ブリのお刺身を塩麹とパイナップルでマリネして寝かせ、オレンジ、甘夏、ルビーグレープ、リンゴ、二種類のぶどう、セルフィーユ、ディルス、プラウトをサラダに、かき混ぜて召し上がってくださ~い
合わせるワインは、
プレステージクラス・オランジェ2016 ¥2160(税込)
オランジェとは、フランス語で「オレンジ色の」の意味、今話題のオレンジワインです。裏貼りの説明にもあるように、赤ワインの醸造法(皮ごと醸す)で造られた白ワインのことで、果皮や種から引き出した色素や風味が付加され、色濃く豊かな味わいになります。鮮やかなオレンジ色が美しいですよね 柑橘系果実、桃、梅、リンゴの蜜を思わせる香りと丸い口当りの爽やかな味わいがマリネとバッチリ相性良かったです 先ほどの黄色いカボス「完熟」やチーズ「アルスア・ウジョア」にもピタリとはまりましたー
さて、次は赤ワインに入ります
プレステージクラス・カベルネフラン2015 ¥2700(税込)
カベルネフランといったら青っぽい香り、よくピーマン香などと形容されますが、今はこの香りがあまり感じられないものも多い中で、こちらは品種特性をしっかり打ち出したルミエールらしい味わいです。
渋味は柔らかくなめらかな口当り、ベジタブルな青い香りがアクセントとなりピュアな赤いベリー、チエリーの果実風味が前面に綺麗に感じ取れる味わいです。合わせるお料理は、「サーモンと春菊のジェノバ風ソースのスパゲッティ」、このグリーンのトーンが、新緑の美しい今の季節、ワイン、お料理と調和し、今回のワイン会のサブテーマといってもいいかもしれませんね~
もうひとつのチーズとも合わせてみました、前の写真のお皿真ん中のチーズです。
オランダのゴーダ3~4ヶ月熟成・農家製
ゴーダにしては珍しい農家製(牧場主が所有する牛のミルクを使い、同じ農場内の製造所で造られたチーズ)、手作り感のあるほんのり塩味と熟成により生まれたナッティな風味が魅力です チーズの塩味は赤ワインの果実味をより豊かに感じさせてくれます
今日の締めくくりは、ルミエールのフラッグシップ、シャトールミエール 赤 2013 ¥4320(税込)
私がワイナリー訪問の際、ランチしたレストラン「ゼルコバ」でいただいて感動したワインです
まさに世界を視野に入れて造られたボルドータイプ、使用品種はメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、タナ、説明に「晴天の続いた2013年」とありますが、まず欧州系品種使用でこの色付きの濃さに驚き、続いて見事なブレンド感、メルロー主体らしい凝縮した黒系ベリーの果実風味に、カベルネS、タナから得られたキメ細やかなタンニン、スパイス、若干の青い香り、土壌由来の香りが複雑性を感じさせ、全ての要素が見事に調和し口当りはまろやか、まだアフターに感じる酸味がフレッシュで、寝かせるともっと柔らかさがアップしそう、熟成のポテンシャルを兼ね備えた逸品です
合わせるメインは、
「国産豚のスペアリブの赤ワイン煮込み」
全面を香ばしくローストしたスペアリブを、大根、ズッキーニ、スナップエンドウなどの野菜とフルーツで赤ワインと一緒に煮込んだもの、
牛肉使用ではない変化球メニューをお願いしましたー
ソースが深い、お肉が柔らかい、うーん 絶品です
ワインとの相性も予想通りグーッグーッ
もちろん、熟成ゴーダのナッティな風味にもすんなり合いました~
ここで、参加者の方から差し入れワイン登場ですぅ わーい
チリのオルサーダ・カリニャン2015
チェリーやスミレを思わせる心地よい香り、チリらしい凝縮した果実味に柔らかいタンニン、アフターにほどよい酸味を感じ、綺麗にフェイド。。。酔いが回ってラフなコメントでごめんなさいm(__)m
スペアリブにはもちろん!、シャトーメルシャンとともに最後のデザートと一緒でも美味しく楽しめました
「チョコレートのテリーヌ」
ミシュラン二つ星のイタリアンレストランのレシピだそうです。ふんわり、やんわり、でも深~いチョコデザートでした
今回のワイン再登場です
ワインさん達にも拍手 美味しく楽しいひとときをありがとう
そして、皆さんと イェ~ィ
いつも思うのですが、ワイン会の最後に撮る写真、皆さんほーんとイイお顔なんですよね~、私の思い込み イヤイヤ
美味しく楽しく心満たされた表情であると、私は信じています
そのお手伝いが今回もできたなら、私はとっても幸せです
ご参加くださった皆様、ご協力頂いたシェフの八幡さん、
お忙しい中、貴重なお時間を頂き、遅くまでお付き合い頂き、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました
以上、ご報告です。
次回のテーマは、何にしましょうか、ねぇ~。。。