酒の三幸

閉店後もこれまで温かく支えてくださったお客様と繋がる場所として、ブログを継続させて頂きます。その後の生活やワイン情報等。

当店人気のリーズナブル・ボルドー赤ワイン最終入荷☆

2014-08-31 18:45:56 | ワイン

少々ムシ暑さも残っていますが、やはり少し涼しくなっただけで飲み物の嗜好が変わるんですね~

お陰様で昨日よりワインの動きが良くなりました

やはりワインはこれからが益々美味しく頂ける季節ですね

大変残念なお知らせですが、今春より大好評頂いておりましたボルドー赤ワインが、インポーターさんのスポット商品で在庫ゼロとなり、当店でも残すところあと数本となりました。

あとわずかですのでご興味ある方は、お早目にご来店くださいませ~

<ボルドー>シャトー・フラン・クープレ 2011 750ml ¥1,200(税抜)

コンクール受賞の常連シャトー! 2011年よりリュット・レゾネ栽培(減農薬栽培)のブドウ使用。一般的に自然派ワインは、やさしくサラサラした飲み口のイメージがありますが、しっかりとした豊かな果実感をキープしているのが魅力です

黒味を帯びた濃い深紅色、黒系ベリー、スパイス、若干黒鉛のようなミネラルの深い香、凝縮した果実味にシルキーなタンニンが溶け込み、口当たりは滑らかですが、奥行きを感じる味わいで、香からのスパイシー感が最後までアクセントになり、その奥から上品な樽のスモーキーなニアンスが感じられます。フル寄りのミディアムといったボディ感でしょうか。

ボルドー赤ワインの基本をしっかりおさえた優れアイテムです。

若いヴィンテージながら、バランス良く十分にお楽しみ頂ける味わいです。ぜひお試しくださいませ

使用品種:メルロー65%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン15%

 


ほどよいボリューム白ワインのご紹介☆

2014-08-28 19:38:24 | ワイン

急に涼しくなってしまって、調子狂っちゃいますよね~、

いずれにしても秋はすぐそこまで来ているのでしょうけれど。。。

さて、涼しくなってくると白ワインもサッパリ爽やか系よりちょっとボリューム感のあるものが美味しく感じられます

豊かな果実感や心地よい余韻が魅力の白ワイン2アイテムのご紹介です

<イタリア・プーリア州>フェウディ・ディ・サン・マルツァーノ・ビアンコ・サレント 2013 750ml ¥1,100(税抜)

プーリア州は長靴の形をしたイタリアの地形のちょうどかかとに当たる州です。プーリアはその昔海面下に位置し、土壌はミネラル分が多く含まれるため、ブドウ栽培に大変適していると言われています。

南イタリアならではのボリューム感のある果実味が魅力のワインです。

熟した桃やパッションフルーツの豊かな香、オレンジを思わせるフレッシュな酸味と辛口でありながら丸みのあるやさしい味わいが魅力です

魚介のグリル、白身魚のソテー、フレッシュチーズなどとマリアージュGood!です。

使用品種:ソーヴィニヨン・ブラン、マルヴァーシア・ビアンカ

 

<ドイツ・ファルツ>リンゲンフェルダー・バードラベル・QBA 2012 750ml ¥1,450(税抜)

マイルドなコクのある親しみやすいリースリングで、当店でも大変人気のアイテムです!

柑橘系果実、白桃、花、蜜などの香やリースリング特有のミネラル香、フレッシュな酸味とほのかな甘味が調和し、マイルドな口当りが魅力の爽やかな味わいです

喉を通ると体がビタミン補給されているような、そんな心地良さを感じます。

リースリングの特徴が素直に表現され、上品さも兼ね備えた優れアイテムです。

ラベルに描かれた小鳥はミミズを加えていますが、ミミズからブドウを守っているのです。自然を生かした化学肥料未使用の栽培法を意図しています。

シンプルにワインだけでお楽しみ頂くのもいいですし、上記のお料理やホワイトクリーム系のやんわりとしたソースにも相性が良さそう!です。ぜひお試しくださいませ。

 

 

 

 


越後鶴亀純米・ひやおろし生詰め酒入荷☆

2014-08-25 10:04:15 | 日本酒

この近辺最後の夏祭り「祖師谷団地・盆踊り大会」もお天気に恵まれ、お陰様で生ビール&ジュース販売もご好評頂き無事に終了いたしました!

これで秋に向けての品揃えに専念できます

まずは、第一弾、夏の熟成を経て旨味ののった日本酒「ひやおろし」のご紹介です

<新潟>越後鶴亀純米・ひやおろし生詰め酒 720ml ¥1,200(税抜)

年初にできた新酒を一度だけ火入れを行い、夏の間室温の安定した土蔵の中でじっくり熟成させた生詰めの純米酒です。

香味、風味が馴染み角が無くまろやかな口当り。口にふくむと豊かな旨味が広がりますが、喉越しはさらりと軽快!非常に構成の整った飲み口です。

秋の味わいをぜひお楽しみくださいませ

 原材料:国産米 精米歩合:60% アルコール度:15度以上16度未満

 


會・池の上「飲んで識るワイン講座」のご報告☆

2014-08-10 18:13:11 | ワイン

自宅開催で継続しております「三幸ワイン会」の参加者様のお仕事関係でご依頼があり、池ノ上にあります素敵なサロン「會・池の上」にて、ワイン会を開催させて頂きました。そのご報告をさせて頂きます。

 

☆8月7日(水)午後7時~ 會・池の上「飲んで識るワイン講座~フランス主要品種の特徴を体感しよう!~」 

 

井の頭線・池の上駅下車、徒歩1分かからないすぐのビルの中二階にある素敵なスペースです

 

今回は、こちらの会場で初めて開催のワイン会ということで、ベーシックな内容にいたしました。皆様が日頃お馴染のフランス品種(ブドウの種類)の特徴を、比較テイスティングすることで把握して頂くことがテーマです。

まずは、資料に沿ってワイン全般の概要も含め説明させて頂きました。参加者の皆様たいへん熱心に聞いてくださいました。

   

  

外の通りからもガラス越しに会場が見えるようになっていて、通りがかりの人も「何やっているんだろう?」と興味が湧きますよね~

 

 

いよいよテイスティングです。初めての方も多いので、ざっとテイスティング方法について、ご説明いたしました。

ワインの楽しみ方には、大きく四つの要素があります。まずは目で色合いを、つぎに鼻で香を、つぎに口中で味わいを、そして最後に飲んだあとに続く余韻の長さや、どんな風味が余韻として残るかを感じ取って頂きます。

具体的な表現方法もいくつか具体例を上げましたが、できる限り形式にとらわれず自分のコトバで、この場にいない人に今どんなワインを飲んでいるか伝えるつもりで、それぞれに感じるままをコメントシートに書いて頂きました。

テイスティングの前にお水を飲んで頂いたり、ドライフルーツを食べて頂いて胃の保護を・・・。

さて、スタートです

まず白から、

白のテーマは、世界的に人気の高い品種、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの違い、樽熟成したシャルドネと樽不使用のピュアなシャルドネとの違いを把握!です。

 

左から、

①<南フランス>ラブレ・ロワ・シャルドネ・ド・フランス 2013

こちらは樽を使用していないピュアな果実感が魅力のアイテムです。柑橘系果実、白桃など上品な果実香、柔らかい酸味と若干のミネラル感のあるフレッシュで繊細な印象です。あまり個性を主張しないシャルドネらしい穏やかな味わいです。

 

②<チリ>ヴィーニャ・トレス・パラシオス・ソーヴィニヨン・ブラン・レセルバ 2013 

シャルドネと違いはっきりとした個性を主張する品種で、青草やグリーンハーブなどを思わせる青ぽい香としっかりとした酸味が特徴です。青ぽい香は皆さん感じとって頂けたと思います。

「レセルバ」の表示は国により定義が異なりますが、チリの場合、一般的にはオーク樽で熟成したものという意味で、白においては、樽熟成していなくても特有かつ独特の風味を持つ場合のものにも使われるそうです。当日の会で「リリースまでの熟成期間が長いもの」と説明申し上げましたが、これだと不適切な表現ですので、改めます。

さらに詳細を申し上げますと、こちらのアイテムはフレンチオーク樽により熟成、ただオークの風味が過剰に果実味に溶け込むようなことはせず、ブドウ本来の風味を生かしつつ、オークの柔らかな芳醇さをもつ仕上げを目指しているそうです。確かに口にふくんだときは、熟成によりシャッキリとした酸というよりは丸みのある酸に感じられましたが、アフター(飲んだあと)に①よりも酸の余韻が強く残り、メリハリのある爽快ではぎれのよい印象でした。

やはり、ソーヴィニヨンブランの場合は、果実の持つ個性を大切にしたピュアな果実感のある造りが主流です。

①よりも色づきが淡いのは、やはり生産地がチリの優良地マイポバレーでも最も標高の高い区画で冷涼な風が吹き抜ける渓谷にあることも関連していると思われます。一般にワインの色合いは冷涼地産の方が淡くなります。

また、チリでも寒冷地の造りであることからぼってりとした甘さがなく、きれいなミネラル感も加わり、味わいに品性が感じられることもこのワインの優れた点として上げたいと思います。

③<南フランス>ラ・クロワザード・レセルヴ・シャルドネ 2012

色づきが3つの中で最も濃いですね、輝きのあるグリーンがかった黄色。甘味を帯びた洋ナシ、アプリコットの香や若干トロピカルフルーツや蜜のニアンスも感じられます。口にふくむと鼻からスモーキーな香が抜けてきます。これが樽の香です。樽材ののロースト具合でナッツやトースト、コーヒー豆のような焙煎香が伴います。②も熟成にオーク樽を使用していますが、果実味を大切にしていますから、③ほど樽の影響は強くありません。こちらの樽使いは、明らかに果実味に樽の風味を溶け込ませることでワイン全体のボリュームをアップさせることを目的としています。スモーキーな香の他に少しヴァニラの様な甘いニアンスもあり、これも樽由来の場合があります。

①の繊細なシャルドネに比べると、③はしっかりとしたコクのある味わいで余韻も長いです。時間の経過とともにスモーキー感もアップしてまいりました。

 

テイスティングと同時にエチケット(ラベル)の見方も説明させて頂きました。

皆さんからの質問もたくさん頂き、たいへん嬉しかったです 自宅開催と違って特別席でちょっと恥ずかしかったですけど。。。

 

 

次に赤ワインのテイスティングです

人気のフランス赤品種、メルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンをセレクトいたしました。

赤のテーマは、それぞれの品種の突出した特徴を把握!です。

   

 左から、

④<ボルドー>ミラード・メルロー 2011

ボルドーでも格付けは、地酒クラスながら、メルローの特徴を素直に表現したスタイルのワインです。

メルローは、柔らかなタンニンと豊かな果実味が特徴、赤味を帯びたやや透明感のある紫色、フレッシュな赤いベリーの心地よい香、タンニンがシルキーでなめらかな口当り、ボディはミディアムながら果実味の豊かさはしっかり感じとれます。このようななめらかさ、しなやかさ、やさしさを「エレガントな味わい」と表現します。

⑤<南フランス>ドメーヌ・ラ・ボーム・シラー 2013

シラーの特徴はなんといってもスパイシー感です。香や味わいにスパイスのニアンスを感じます。よくタンニン(渋味)と混同されやすいのですが、歯茎に液をつけたとき、カラカラに干からびるような収斂性を感じるのがタンニン、香辛料やコショウのようなスーとしたニアンスがスパイシー感です。

こちらのワインには、ベリー系の香の他に、野生的、アニマル系のニアンスも感じられ、「サラミの香がする~」などの声も上がり、皆さん香をしっかり把握されていて素晴らしかったです

⑥<南フランス>ドメーヌ・ラ・ボーム・カベルネ・ソーヴィニヨン 2012

⑤のシラーと同じ生産者のもので、いずれも南仏らしい凝縮度の高いしっかりとした果実味のフルボディタイプです。カベルネ・ソーヴィニヨンは、メルローやシラーに比べ、タンニンがより豊かで、酸味もしっかりしており長期熟成向きの品種です。香に植物的なニアンス(青っぽい香)があることも特徴です。

こちらは、凝縮感のある果実味のため甘味も感じられ、酸味とのバランスもよいのですが、当店でもお客様の中でボルドーワインは酸っぱいとおっしゃる方がいらっしゃいますが、これはカベルネ・ソーヴィニヨン主体のものを経験されてのことだと思います。(今はリーズナブルクラスのボルドーワインでも、果実味豊かなメルローのブレンド比率の高いものが 多く、熟成を待たなくてもヴィンテージの若い段階から楽しめるタイプが多く出回っております。)

カベルネ特有の植物的な香や豊かなタンニンは、比較的わかりやすく皆さん把握して頂けたかと思います。 

タンニンが多いということは、それだけ味わに奥行を持たせる、深みを出す、メリハリをつくる(骨格をつくるなどと表現する場合もあります)などの働きがあり、同じ凝縮感でも⑤に比べると⑥の方がより一層飲み応えのある味わいと言えます。色合いも3つの中で一番濃いですよね。

初めは、タンニンにゴツゴツした荒さも感じられましたが、時間の経過とともにタンニンもこなれ、まろやかさがアップしてまいりました。このように時間の経過とともに味わいの変化を楽しめるのもワインの魅力ですね

 

さて、一生懸命テイスティングしたあとは、ワインとお料理でお楽しみの懇親会で~す 

まずは、お好みのワインでかんぱーい

美味しいお料理も出てきましたよ~

チーズ3種(ミモレット、パルミジャーノ・レジャーノ、ゴルゴンゾーラ)、ハム2種とグリーンオリーブ

 

地鶏マリネソース、ミートローフ

その他に那須高原のお野菜(びんチョス「ざくざくガーリック味」を添えて)、フランスパン、りんごのそば粉パン、ドライフルーツ(キーウィ、苺、フィグ、パイナップル、クランベリー、杏)など。

ワインは敷居の高い飲み物というイメージもありますが、簡単なお料理や普段食卓に出るおかずとご一緒に十分にお楽しみ頂けます。

今回のワイン会を通じて今まで以上にワインを身近に感じて頂ければ、嬉しいです

 

懇親会では、皆さんと会話も弾み楽しいひとときを過ごさせて頂きました

ワインは、人と人の心をつなぐ潤滑油ですよね~

 

最後に皆さんとご一緒に

 

 

皆様のワインライフが豊かになるよう少しでもお役に立てればと、自宅キッチンにてコツコツと積み重ねてまいりましたワイン会が、思わぬお声がけを頂いたことで、素敵な会場での開催へと広がりましたこと、とても幸せに思います。

素晴らしい機会を与えてくださいました古宇田様、関根様、諫山様、そして参加してくださいました皆様へこの場をお借りして心より感謝申し上げます。

ありがとうございました

 

「會・池の上」では、コンサート、カルチャー講座などのイベント開催の他、レンタルスペースとして貸し出しもしてくださるそうです。皆様もぜひご利用頂ければと思います。

 


旨安カヴァ入荷のご紹介☆

2014-08-02 12:25:33 | ワイン

厳しい暑さが続いておりますが、皆様にはお変わりございませんか?

昨日は、酷暑の中、配達業務が忙しく少々バテ気味でしたが、夕方になってヤクルト宅配で取っている「黒酢ドリンク」を飲んだら、なんだか元気復活!ちょっと健康ドリンク補給しただけで体の変化が感じられるうちは、「私もまだまだいける!」な~んて思ったりして。。。

さてさて、安くて美味しいカヴァ見つけちゃいましたー

ご紹介しましょう

<スペイン>パゴ・デ・タルシス・カヴァ・ブリュット 750ml ¥1,000(税抜)

美しい麦わら色。瓶内二次発酵らしい細やかな泡立ちが優しく立ち昇ります。柑橘系果実、白桃、花などほのかで繊細な香、口にふくむとフレッシュで爽やかな果実風味にほのかなトースト香、ドライハーブのニアンスが感じられます。トータルでエレガントな印象!生き生きとした長い余韻も魅力です。

食前酒として、また寿司、天ぷら、中華料理などにも良く合います ぜひ、お試しください