昨日は、「土用の丑の日」で、夏バテ防止に鰻を食べられた方も多いのではないでしょうか?
ちょうど、ブログでご紹介した田崎真也著「ワイン生活」に、鰻を家庭で美味しく食べる方法が書かれてあったのを思い出し、トライしてみよう!と私も昨晩の夕食は鰻にしました~
調理法をご紹介しますと、
パック入り鰻や冷凍の蒲焼の場合、まず赤ワインと付いているタレを小鍋に入れ沸騰させ、鰻を加え煮汁をからめそのまま蒸し煮にします。(煮汁は鰻を入れた時に鰻がかぶる程度に赤ワインの量を調整)
出来上がりの煮汁は、赤ワインの風味はあまり感じられないのですが、タレが少しゆるまりワインの酸味であと口がわずかにさっぱりした感じ、なんといっても鰻の食感が柔らかく臭味もとれて非常に美味しく感じました。
さらに鰻に合うワインについてのは、
鰻は動物性の香が強い素材なので、ワインに動物性の香があり、尚かつ渋みの柔らかい甘味を感じるブルゴーニュ赤、鰻独特の香を消すくらい山椒をかけるのが好きな方は、シャトー・ヌフ・デュ・パープのような多少渋みの強い南仏の赤もOK!鰻に木の芽を添えるのが好きな方は、木の芽の風味を感じさせるロワールのシノンやブルグイユなどの赤。
白焼きには、リュイイ、やサン・ロマンなどのブルゴーニュの芳醇な白ワイン、もしくは木樽の香ばしさとヨード香を兼ね備えたボルドーのグラーヴ地区の木樽熟成白もグーッ!
とありました。
ふむふむ、なるほど。。。
さらに、
日本料理に合わせるワインを考えるとき、「白ワインはハーブの香、赤ワインはスパイスの香」を頭に入れて、日本の伝統的なスパイスに置き換えるとワサビを添えたくなるような料理には白ワインが、山椒や七味をふりかける料理には赤ワインが合うと。
とっても納得
さて、私が合わせたワインは、ブルゴーニュでもロワールでもありません。私の大好きなスペイン・リオハの赤ワイン
<リオハ>シエラ・カンタブリア・クリアンサ2011
ややクラシックよりでモダンとミックスしたような造りです。香は、使用品種テンプラニーリョらしい赤い果実やスミレ花の慎ましやかで上品な香、適度な凝縮感をキープしつつ、木樽熟成による木やスパイスの要素とシルキーなタンニンが溶け合い、落ち着いた風味。鰻に山椒をやや多めにかけると、とても相性よく美味しく感じました
皆さんも赤ワインとタレを使って味付けした鰻、ぜひトライしてみてください
鰻重の盛り方は、ご飯→ご飯にタレをかけて→鰻→鰻にタレを再度かける だそうです。これは、プロの方からうかがいました。