お待たせいたしました~
21日(水)自宅開催のワイン会のご報告です。
今回は、今年初ということもあり、いつもより少し高価な北イタリアの銘醸ワインで「いきなり懇親会」スタイルで、参加者さんとご一緒に新年のお祝い会といたしました。
まずは、伝統的に著名なヴェネト州産「ソアヴェ」の上級クラスで乾杯です。
ジーニ・ソアヴェ・クラシコ・ラ・フロスカ 2012
ソアヴェ三大生産者のひとつジーニの「ラ・フロスカ」の畑の土壌と50~70年の古木使用がしっかり反映された秀逸アイテムです。
色合いからもご想像通りの肉厚な果実感の中に、非常に豊かなミネラルやスパイスの要素が感じられ、アフターはフレッシュでしっかりとした酸味が味わいを引き締めます。
今年一年、皆様が健康で幸せな日々を過ごせますように かんぱーい
今回のお料理は、私の手作りだけでなく粕谷にあるイタリアンレストラン、「プリモ・ピアット」さんのシェフ・八幡さんにもご参加頂きテイクアウトスパゲティや差し入れで、いつも以上に豪華バージョンに
☆イナダのカルパッチョ(プリモピアットさん作)& ☆温野菜とピアットさん自家製チーズドレッシング
☆真鯛の刺身仕立て・ミモザ風 & ☆アボカドときゅうりの梅肉和え
☆モッツァレラの春巻き & ☆鶏のソテー・塩レモン風味
次の白ワイン登場です!「白ワインの聖地」と呼ばれるフリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州産のユニークな土着品種ワインです。
パラスコス・リボッラ・ジャッラ 2009
「リボッラ・ジャッラ」が品種名です。先ほどのソアヴェに比べると一段と色づきが濃いべっ甲色ですね。自然派の造りで無濾過のため若干濁った感じの色合いです。黄色い果実、熟したリンゴ、ハーブ、スパイスの香にスモーキーなニアンス、ソアヴェに比べ、より個性的で複雑なニアンスが感じられます。ヴィンテージが2009年であり、造りが自然派ですから、色合いから想像するよりも酸も柔らかくやさしい口当たりで、アフターは引っ掛かりなく自然に体に浸透していくような感触です。
お料理はまだまだ、出てきます。ちょっと口休めにリンゴのスライスとパン、
☆アンチョビとガーリックのピザ(プリモ・ピアットさん作)
スパゲティは、皆さんが取り分けしやすいように、ピアットさんにショートスタイルにして頂きました。
☆生のズワイガニ・ファルファッレ(リボン型) & ☆赤ワインで煮込んだ牛肉のソース・カサレッチェ
皆さん、美味しいワインやお料理に舌鼓 会話も弾みました~
さて、赤ワインは、
まずフリウーリ産で、評価の高いフランス品種メルローです。
ロッソ・ペトルッサ・メルロー 2009
家族経営の小規模生産者の造る細やかな配慮の行き届いた高品質メルローです。メルローらしい凝縮した果実味と柔らかいタンニンがとても無理なくのど元を通り過ぎる、素朴だけれど整った感のある味わいです。豊かな果実風味の他に、土を思わせるほっこりとした風味に温かさが感じられやさしくエレガントな印象です。
続きまして今回の目玉!トスカーナ州を代表する銘醸ワイン
サンポリーノ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2006
写真左のグラスがブルネッロです。右のメルローと比べ2006年らしくエッジが褐色を帯びた熟成の進んだ色合いをしています。抜栓した栓からまずチョコっぽい香がしました。新樽由来のものと考えられます。伝統とモダンを融合させたような造りのブルネッロ。
赤、黒ベリーの豊かな果実風味は残しつつ、タバコや枯葉、甘草、オークのニアンスなど複雑な風味も感じ取れ、ピュアな果実感と熟成感が交錯している感じです。タンニンはキメ細やかで果実味にバランス良く溶け込み、口当りはなめらかでアフターの余韻も心地良くエレガントな印象!
まだまだ熟成のポテンシャルを秘めた逸品です。
当店のセラーに眠っていたものですが、仕入れ時6千円台の値付けが、今では楽天市場で1万円超えていましたー
参加者の皆さんにもご納得頂けたと思うのですが、素晴らしいワインとは、味わいはもちろんのこと、喉通りが自然で余韻が深く心地よいですよね
デザートは、レモンのバウンドケーキ(プリモ・ピアットさん作)で楽しみました(ごめんなさい、写真撮り忘れました)
今回のワイン勢揃いです
高いワインは一本一本浮き出てくる感じで、立ち見でも主張してくるようなオーラを感じます
最後に皆さんとご一緒に
今回は小人数で、アットホームな雰囲気の中、会話も盛り上がりほんとうに楽しいひとときを過ごすことができました
ご参加、ご協力頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
どうもありがとうございました
また、今年も有意義な会を企画したいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。