さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

陸君と七瀬川公園。

2007-11-19 15:42:43 | Weblog
陸を車に乗せて、ちょっぴり遠出。車中の彼は、右の窓、左の窓を行ったり来たりとそわそわ。妻が、お座り、伏せと言えど、言うことをきかない。

そこで私は、時々、急ブレーキを踏んでやる。ズルッ、ドスン、びっくりした様子で、ほんのしばらくはおとなしい。小さな子供のように、窓側の場所に陣取って走り去る風景を、ただただ見つめている。本当に、子供だね。

公園に到着すると、いきなり飛び出して、匂い嗅ぎに夢中。もうひっぱる、ひっぱる。初めての場所は、好奇心に火が付くらしい。入口の橋を渡るとき、とたんに陸はへっぴり腰になった。揺れる橋が、怖いらしい。腰を落として、匂いを嗅ぎながら、早く渡りきろうとする。私たちは、面白がって行ったり来たり。いじわるですね。

小川にいきなりばしゃばしゃと。もう寒いのにね。ひろ~い原っぱを、思いっきりダッシュ、久しぶりです。私も。通りがかりのちょっと幼いワンちゃんと鼻合わせも。さすが7才の陸君、吠えもせずに大人しくしてくれました。公園をぐるぐると1時間ちょっと、天気も良く、スカッと気分爽快。

さーて、帰宅。車の中の陸君は、ずーっと息が荒い。興奮したのでしょうか、楽しかったのでしょうか。人間にも気分転換が必要なように、やっぱり犬にも気分転換は必要なんですね。いつもの散歩道もいいけど、たまには思いっきり広い場所に連れて行ってやるのも、いいかも。また、違う場所に、遊びに行こうね。

佐賀関朝市の収穫。

2007-11-18 20:22:16 | Weblog
漁協の朝市コーナーで、行列に並んだ妻が買い求めたものは、クロメだった。並んだ人たちが、5本10本とまとめて買っていく。見た目は、昆布をぐるぐると巻いただけに見える。妻は2本買った。600円。

妻は並んだときに、前のおばあさんに、クロメって何。どう料理するのか、など質問攻めにしたと言う。おばあさん、ごめんなさい。そして、丁寧に教えていただいて、ありがとうございました。クロメというのは昆布の一種で、細かく刻んで醤油やゴマと混ぜ合わせて、粘りが出てくると、食べ頃らしい。味噌汁に入れてもいいらしい。そして、このクロメは、佐賀関でしか獲れないとか。こりゃー、晩飯が楽しみ。

次に、妻が買った小さな太刀魚5尾を開けて見た。確かに小さいけど、1尾70円にしてはでかい。そして安い。南蛮漬けにするか、塩焼きにするか、妻は考えているようだが、こんなにあるんなら、両方すれば、いいじゃん。

妻は紅扇貝、なるものを買っていた。家へ帰っても、口を開けたり閉じたり、呼吸をしているようだ。もちろん、私は名前など、知らない。まあ、ほたてみたいなもの、ということで。さっそく焼いてみる。猫の殿ちゃんがすり寄ってきた。食べたいらしい。結局、貝柱はほとんど彼のお腹の中に。調味料なしのそのまま焼いても、磯の香りが十分に広がり、旨い。殿ちゃんは、貝に残った汁を飲み干した、というより舐めつくした。

瀬戸内海ではまるはげと呼ぶが、大分では顔の長いのがうまずら。で、私にとって、要はかわはぎ。この皮をはぐのが面倒なので、妻は、これにしたとか。おいしけりゃー、いいんです。以上が、佐賀関朝市での収穫。ここでは関あじ関さばが有名ですが、おいしい魚介類は、他にもふんだんにある。季節を変えて来てみれば、また違うおいしい魚があるかもしれない。大分での楽しみがまたひとつ増えました。ところで、この朝市、毎月の第3土曜日にあるそうですよ。

次の朝食は、だんご汁。

2007-11-16 16:23:18 | Weblog
その前日の鍋は、空っぽにはならなかった。本当は、最後にだんご汁となる予定だったが、お腹がいっぱいになり、これ以上はとても食べられない。それほど鍋ものは、ついつい食欲も進み、次の日の体重計が恐ろしくなる。

そこでボリュームを分散、次の日にだんご汁となったわけです。きしめんのでかいような、これがだんご、と思える麺のようなもの。私も食べたのは、ちょうど1年前、大分駅構内の豊後茶屋で。それが初めてだった。そして一番最近では、2月に別府へ旅行した折に、旅館で出たメニューのひとつがだんご汁。それ以来となる。

さてさて、旨みの残った鍋の具や汁の中に、だんごを放り込んで。十分に火が通ったら、溶き卵を流し込み、春菊をバサッバサッ。あつあつで、だんごも、もちっもち。おーいしー。

正しい料理方など何も知らない、我が家流のだんご汁、とりあえずの事始めです。大分じゃなかったら、雑炊となるでしょうけど。どんな料理法でも、おいしく食べられたらいいのだから。

鍋ものは二度楽しめる。とはよく言ったもの。日本人に生まれて良かった、を実感できるひととき。それにしても材料で、ちくわがちょっぴり値上げしていた。小麦粉も値上げなのだから、だんごも、値上がっているのだろうか。食料品値上げの嵐をかいくぐりながら、妻の買物や家計のやりくりにも、苦労が続いているのだろう。

昨夜は鍋だった。

2007-11-15 14:11:41 | Weblog
夜も段々と冷え込んで、鍋ものがおいしい季節になりました。そこで我が家も、おでん以来の久々のお鍋。それも、なんとワタリガニが主役。このワタリガニは、妻の知り合いの岡山・寄島の方から、送っていただいたもの。6杯もの見事なカニがクール宅急便で届きました。

スーパーで同じようなカニだと1500円もしたよ、と妻が言う。ちゃんと調べるのですね、買物ついでに。でも、地元では、1杯500円くらいで買えたとか。今年はカニが不漁で、あまり獲れないとか。それでは、大切にいただきましょうか。

具材として、意表をつかれたのは葛切りとカリフラワー、ちくわ。なるほど、鍋だから、基本的には煮えればなんでもいいわけで。椎茸も、十字に包丁が入っている。仕事してますねーって感じ。妻が、かつて料理屋に勤めていたときは、何十皿もこのように椎茸などを下準備をしたとか。そんな経験が生きているわけですね、この鍋には。


あらかじめ昆布で出汁を取ってはいるが、それにしても、カニを入れるといい出汁がとれる。鶏肉からも、椎茸などの野菜からも。肉、魚、野菜、練り物、それぞれから旨みがしみ出て、言葉では言い尽くせない複雑な味わいがある。旨い、ただそれだけ。いつの鍋でも、材料の違いがあるので、絶対に同じ味にはならない。そこが鍋の良さですよね。

料理屋さんで食べる、努めて味の変わることのない鍋物がいいか。同じ味が再現できない家庭流の鍋がいいか、人それぞれでしょうけど。私は、我が家流の方が、今夜はどんな味に、と楽しみが広がる分、好きですね。

花を買ってきた妻。

2007-11-12 22:37:09 | Weblog
パンジーを買ってくる、と言って出掛けた妻。なんとどっさりと買ってきたもんだ。花屋でも開くのかい、と私。これだけあっても、庭に植えてみると、意外と少ないのよ、と妻が答える。

その後、玄関先の松の木、下の方が伐採された。どうもこの場所に何かを植えるらしい。さっぱりしすぎてないかい。ま、いいか。

さっそくその場所にはにシクラメンが。まだ上には松が茂っているが、ちょうど傘になる分だけ霜が降りにくく、朝日は十分に当たるので、花にやさしい環境になるらしい。

続いて庭にパンジーが。三色すみれって、パンジーのこと? 妻に聞くと笑われた。また違う品種らしい。あれだけあっても、妻の言うとおり、庭に植えてみると、こんなものか、って感じ。なるほど。

所詮、花はきれいに咲いてくれて、しっかりと育ってくれりゃーいいんです。しかし、庭のいたるところから水仙の芽が。水仙はどこでも育つとか。だいぶ前に、その付近に球根を植えていたっけ。チューリップと、なんだっけ。フリージアだっけ、そのほかにも。名前なんて、とても覚え切れん。こりゃー、先が楽しみだ。

ほっかほかのスイートポテト。

2007-11-10 21:46:24 | Weblog
佐賀関の道の駅で買った、さつまいもはご覧の通り、スイートポテトに早変わり。オーブンから取り出したばかりは、もちろんあつあつ。それをしばらく待って、いただきました。

ほっこりと心地良い暖かさ。口に入れると、生クリームのまろやかな味わいと、さつまいものしっとりした甘さが絶妙です。妻よ、やるじゃん。

あっという間に食べちゃった、という感じ。横では、また陸君が、よだれ垂らして待っている。陸はこれも食べるの、ほんとに~。はい、食べます、と妻が代わりに返事を。

なんと、私たちと同じ分量の一切れを、これまた、あっという間に食べちゃった。君は、幸せもんだね~。と、陸君をなでながら、私も納得。そういえばお菓子って、賞味期限の偽装やら、最良の再利用やら。目の前で作ってもらったものが、一番安心できるわけで、その究極が自家製ですね。それが、おいしく食べられる私たちは、幸せもん。

ついでに、佐賀関で買ったひじきは、ひじきの煮物に。香りがとっても豊かで、ひじきもしこしこ。これもおいしゅうございました。

特別史跡 大日石仏

2007-11-09 21:50:26 | Weblog
さてと、気を取り直して、ブログを続けましょうか。そうそう、臼杵石仏からの帰り道。紅葉の名所といわれる、白馬渓の近くにも磨崖仏があるらしい。道路地図にも載っているが。車で行くと、小さな看板があったような。しばらく行くと、また粗末な案内が。どうもこの道路下のようだ。ところで、車をどこへ止めたらいい。なんか、お墓の横に、ちょっとした空き地がある。ここへ、止めちゃえ、というわけで、車を降りた。

シンプルな案内板がある。特別史跡 大日石仏 と、書いてある。矢印の方向へ細い道をしばらく降りていくとありました。なかなかりっぱな覆堂で、まだ新しい感じ。訪れている人は誰もいなかった。仏様の方は、風化が激しく顔はまったくわからない。説明は案内板に任せるとして。しかし700年から800年の間、よくぞここまで残ってくれました。右から3番目の不動明王は、はっきりと形がわかります。なかなかスラリとした体型で。当時としては、様々な彫り師が、豊後の国の各地で、姿形の造詣を競ったのかもしれません。スポンサーなんか、いたのかなー、と。

その覆堂から周囲を見渡すと、真下にはかぼす畑が広がっている。かなり大きくなって、もうすぐ収穫かも。車に戻ると、その直ぐ隣では、造成地の工事で、住宅地がここにも広がるのか。臼杵のこの地でも、開発が進められている。

帰りは、海沿いを走り、佐賀関へと向かう。久しぶりに海を見た。佐賀関を少し過ぎた小さな漁港で、昼飯にする。海がきらきらと輝いて、きれいだ。そして眩しい。時折、船が港内を行き来する。杖を片手に、麦わら帽子をかぶったおしいさんがそろりそろりと歩いていた。痩せてはいるが、日焼けした顔。かつては、海を仕事場としていたのかもしれない。海と老人、深い問題を秘めた日本の縮図かもしれない。

佐賀関の道の駅で妻が買物。ひじきとさつまいも。ひじきは、家で袋を開けてみると磯の香りがいっぱいに広がる。ひじきって、こんなに香りが広がるものだっけ。さつまいもは、後日のお楽しみということで。

昨夜、ワンチが、旅立ちました。

2007-11-05 14:56:55 | Weblog
時間は、午後11時45分。それまでは規則正しい、グー、グーという声が聞こえていたが、突然その声が不規則になり、駆け寄ると、グアーと大きく口を開けた叫び声、それが最後でした。

妻の娘が名付けた名前、ワンチンコンチン。享年、17才と幾ばくか。迷い犬だった彼が、縁があって妻の元に来て、長く妻たちを支えて、様々な事態にも話し相手になってくれていた、大切な家族の一員でした。

ボール遊びが好きだったと言います。どんなボールでも追いかけて、夢中になるワンチ。カミナリが嫌いだったと言います。雷鳴が轟くと、一目散に押入れの奥に飛び込んで、音が鳴りやむまで出てこない。

妻には、そんな思い出が17年分積み重なった、ワンチンコンチン。大分へ来てからは、初めて私との出会いがありました。しかし、その時は、もうボール遊びもできない、カミナリにおびえることもない。毎日、自分自身で懸命に歩き、以前の姿を取り戻したいという本能の性でしょうか、私の目に、その潜在的な力、犬本来の野生の力なるものがしっかりと焼き付きました。

そして、よくここまでがんばった。今は、毛布の上に、静かに横たわっています。陸も、悲しげに見守っています。本能でしょうか、種族が同じなら、その悲しみが確実に伝わっているような。ましてや陸が共に過ごした8年間は、その大半は陸のボスとして、彼を守る立場として、数々のエピソードを妻は私に話します。そして、大分のこの地へ来て半年間、みんなと過ごせた時間はきっと幸せにだったと、妻は言います。

妻の悲しみは、もっともっと大きいことでしょう。でも今は。ワンチ君がこの世に生きた証は、私たちが彼のことをしっかりと思い返してやること。ありがとう、ワンチンコンチン。ごくろうさま。もう彼は、ここにはいません。今は、仲良しだったハスキー犬、絵夢と一緒に私たちみんなを見守っていることでしょう。妻を、陸を、殿を、支え続けた彼、本当にご苦労様でした。今日は、やわらかな雨が降っています。悲しみをやわらげてくれるかのように。

臼杵石仏、さすが国宝。

2007-11-04 21:02:57 | Weblog
高瀬石仏に続いて、臼杵石仏に行ってみました。駐車場もそこそこ広く、観光バスが1台止まっている。食事をする場所、土産物屋、観光センター、博物館。さすが国宝に指定されただけあって、臼杵石仏は施設が充実しています。もちろんトイレも。人も何人か来ている様子。ちょうど20人くらいの団体さんが山を下りてきた。

その日は天気も良く、絶好の行楽日和。入場してから緩やかな坂道が続く。すぐ左手に香を焚く場所。ん、お寺。ま、あったかもしれないけど。清浄香、身を香で清めてお参りせよ、ということですね。坂道には、杉の木の陰が落ちて、ボーダーを醸し出している。その向こうには、刈り入れの終わったたんぼ、山の方には石の鳥居。いやー、秋らしい。

坂を上るにつれ寺のような覆堂が迫ってくる。その中に、石仏が。しっかりと建物に守られて、さすが国宝です。石物の数も多い、大きさもかなりです。ホキ石仏というらしい。ホキってなあに、って感じですが、そんなことよりも古の人が何かの思いを込めて、ここに彫った、ということですね。これも詳しいことは専門家に任せて、仏様が何体も並んでいます。第一群と第二群があって、第二群の方は彩色がされている。これも、なんで。

さらに山王山石仏群、古園石仏群を回り見る。この古園石仏群の大日如来像の仏頭は長く下に置かれていたそうな。岩がもろく、風化や浸食で崩れ落ちても不思議ではない地層だ。どの仏様も、下部分が風化している。周囲に地中の排水工事をした痕がある。懸命に維持するのも大変なものだ。

この覆堂の隣の岩盤には、彫り掛けたような痕がある。その直ぐそばで、からすうりの赤い実がぶら下がっていた。命あるものは、種を残しまた命が甦る。1000年あまり自然の営みを見続けた臼杵の磨崖仏は、今の人の営みを見て、何を思うでしょうね。

大分の10月気温は過去最高。

2007-11-03 15:29:55 | Weblog
夏の暑さもようやく通り過ぎて、却ってその分だけ気持ちの良く過ごせた、そんな大分の10月でしたが、大分地方気象台の観測では、大分の10月の平均気温が過去最高を記録したらしい。

つまり、私が思っていた、大分の10月は暖かくて過ごしやすい、は、大分の10月は例年よりも暖かかった、なんですね。平均気温は2.3度高くて、去年よりも0.1度高かったと。

ちなみに国東市国見、中津でも、10月平均気温は過去最高。そういえば、海水温の上昇で海苔の種付けが遅れたり、牡蛎が育たなかったり。これは有明海での出来事。漁業に携わる人は大変ですね。

せめて農作物くらいはいつも通りに、と思っても、米などが夏の高温のために収量が伸びていないという。知り合いの有機栽培米農家は、害虫に米をやられて出荷できない、と。この秋、我が家にここからの新米は届きませんでした。

地球温暖化だ、省エネだ、エコだと、世間は騒がしいですが、私たちができることは何でしょうか。まずは節約ですね。余計なものを買わない、使わない。買うときは、長く使える本当にいいものを。昨日、妻が布団たたきを使っていて、見事に3つに折れました。3年前に、100円ショップで私が買ったプラスチック製です。たとえ価格が3倍でも、10年以上使える物の方が、ゴミも出ずにいいということ。しっかりと節約しましょうか。