先週借りた本
「本当はこわくない新型コロナウィルス」/井上正康さん著
感染症や分子病態学を専門している大阪市立大学で名誉教授になられたり、宮城大学で副学長をされていた先生です。今はクリニックの院長でもあり、腸内フローラ移植臨床研究会というのをされているそうです。(巻末より)
この本によると、新型コロナウィルスとは、感染力を強めた新参型の風邪ウィルスと言うイメージだそうです。日本や東アジアには、古くから4種類のヒト型土着コロナウィルスがあり、コロナウィルスとは共存してきたそうです。そのような免疫も元々持っていた上に、昨年はまずコロナの弱い株が入ってきて、ほとんど無症状で気がつかないままワクチンのように集団免疫になり、強い株が入ってきても、さほど被害に繋がらなかったのだとか。
日本人はもともとコロナウィルスと共存してきて免疫があるし、新型コロナウィルスで重症化するのは持病や高齢者などのごくわずか。だから三密・緊急事態宣言・営業自粛などは「壮大な空振り」。感染してもほとんどが無症状に近いので、ウィルスの恐怖を煽るメディアが一番深刻と書かれています。
(2020年6月から、死亡者は他に原因があってもPCRで陽性になるとコロナの死亡者としてカウントされることになったので、実際より多めに見積もられている可能性が高いそうです。)
こちらにあるグラフで見ると、50代で重症は全体の1~2パーセント位なんですよね。(^_^;)80歳台でも5%ぐらいではないでしょうか。ほとんどの人は無症状や軽症だそうです。ちょっとそれを見て安心しました。
やるべきこととしては、シンプルに、手洗いとうがい。それに加えて「鼻洗浄」もお勧めだとか。それからトイレ掃除がいいそうです。便と共にウィルスが外に排出されるので、トイレで感染する可能性が高いそうですね。
(外出の際のトイレは便器はウェットティッシュで拭いて、必ず手を洗うようにすればいいそうです。)
それから食べ物ですが、免疫系は70%は腸管がコントロールしているので、植物繊維(根菜類や海藻類)が大切とのこと。ビタミンA、C、D、亜鉛、マグネシウム、発酵食品・・・飲み物は緑茶(の中に入ってるエピガロカテキンガレート(EGCG))に感染予防効果があるそうです。(これからは緑茶派になろうかな)
・・・・この本が出版されたのは、昨年の10月。まだデルタ株が出る前なので、こちらの本を書いた井上先生の今を検索してみました。
最近の講演の内容が載っていました。
https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-08-16
やはりデルタでも「ほんとは怖くない」というのは変わらないようです。(^_^;)上記のリンク先、読んでみると安心しますよ。
本当はそれほど怖くないのかもしれない・・・と思ったら、また元気になれそうです。(暴走はしませんよ。)
https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-08-17
こちらの講演も面白そうですね。(^_^;)
小平次と申します。
とても良い情報をありがとうございます。
厚労省の感染動向を見ても、ご紹介されている井上先生の見解は間違いないと思います。
そろそろこういう違った視点を持つ専門家を分科会とか対策会議に出てもらい、議論をして正しい対策を行ってほしいと思っています。
ありがとうございました
先ほどブログも拝見しました。
井上先生の見解は間違っていないですか、良かったです。
我が家には今TVがありません。周りの方々との接種に関する温度差をものすごく感じています。
高齢者や持病持ちの方はまだ分かります。
どうして若い人や何もない人がここまで急いで接種に向かうのか?
おそらくTVの報道の仕方に問題があるのはないかと考えています。
最近の小平次さんのブログを読んで、ますますその疑念を深めています。いよいよパスポートが始まるようですね?もうすでに、受けない人=悪とする図式が始まりつつあるように懸念しています。
たぶん井上先生のような専門家はTVに出られないのでしょうね。ほんとに誰のために政策をしているのかと言いたくなります。