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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

東京タムレ

2013-06-16 | 父の記録と母の思い出
先週は風邪気味だったので行かなかった。
父の所は2週間ぶりだ。

いつものホールにいないので「あれ?」と思うと、まだ部屋で寝ているという。
ずいぶん弱っているので少々驚いた。
1ヶ月ぐらい前から気になっていたけれど、左指が硬直したまま動かないのだ。
今日は袖口から出すこともできない指が痛々しい。

この前妹が「前にボタンがついて脱ぎ着できる服にしてほしいと言われたけれどパジャマみたいなものしかなくて。。」と言っていたが、これだけ左腕が頑なに動かないからそうでないと着せ替えることができないのだろう。
いや、これでも着せ替えるのは大変だろう・・父もイタイイタイと大騒ぎしているだろうなと想像される。

呼びかければ返事はかえってくるが・・たぶん言葉の意味は通じてないのではないかと思う。
このままゆっくり寝ているのが良いように思う。


父の部屋に久しぶりに入って、壁に掛けられた絵を見た。
まだ父が元気だった頃、10回も20回も同じ話を繰り返していた頃、この絵をぼんやり見ながら相づちをうったものだっけ。一緒に裕次郎の歌を歌ったりしてたっけ。

そんなことさえ、なつかしい。
あの頃も元気だったのか。

それでも救われるのは、父も母も現役時代したいことをやって、いつも笑っていたことだ。
本当に楽しそうだった。


家に帰って洗濯機を回して、干すことにした。
タオルを何枚か外に干そうとしたら、kekeの洗濯物が先に掛かってる。
昨日洗濯していたらしい。

私が手作りで作った手提げ袋と上履き入れも干してある。
小学生の頃、音楽室に行く時に入れるための袋ではないかと思う。

あとで「こんな袋があったなんてすっかり忘れてたよ」と言うと、「押入れの一番奥に入ってた」と言い、「丈夫そうだから洗った」と言う。

「何に使おう、エコバッグにしようかな」と言うと、エコバッグじゃ変でしょ、と言う。



今日は図書館をハシゴすることになった。
最近、会社の近く(と言っても車で30分ぐらいなのだが)の図書館にも寄っているからだ。
返すついでにちょっとこれ面白そうだなと思うと、ついつい借りてしまう。
だから返すときにハシゴになってしまう。(借りたまま読まない本も相当多いのだが。)

Aさんはこの話を聞くと笑う。
「それで何のCDを今日は借りたの?」と言うので、「YUIと原由子と太田裕美」と言うと、「太田裕美!ずいぶん古いねぇ」と言って原由子のCDは今度焼いてほしいと言う。

そんな話をしながら、自分の聴いてるCDの話をすることなんて、今までなかったなァと気づいた。誰ともそんな話したことなかった。離婚してから、いや元夫もそんなことに興味がなかったから、20年ぐらい自分の聴いてる音楽、読んでる本、今関心があること、そんな話を人にしたことがなかった。せいぜい妹に話すぐらいだった。
(だからきっとこんなにブログに書くことがあるのだろうね。)

あ、他人でもそんなことに興味を持つ人がいるのか、と驚いた。

そしてそれがあまりに自然なことにもっと驚いた。

原由子のCDは何て言うCDなの?と言われたけれど、まだ聴いてないし忘れちゃった、東京何とかって書いてありましたよ、カタカナで3文字だった、と言う。何か昔の曲のリメイクみたいだけど、と言う。
「何だろう知らないなぁ」と言うので、「新しいアルバムですかねぇ」と言う。