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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

ゆるキャン△を読んで終了

2019-12-28 | 読んだ本

冬休み1日目。

朝っぱらから出かけようかなと思っていたが、寒さと暗さと昨日からの眠れなさに(飲み会のあとはいつもこう)、布団から出れなかった。><

(それならそれで家の中のことをしよ!)と思ったけれど、またゆるくサボってしまい、午後からはコタツをつけて「ゆるキャン△」の電子本漫画を読んで過ごしてしまう。
そして「ゆるキャン△」を読むと、今度はじっくり一日かけてお出かけもいいよな・・・と思うのだった。。。

何度もしつこいけれど、「ゆるキャン△」とは、女子高校生の女の子が秋~冬にキャンプをしながら、景色や温泉を堪能しつつ友情を深めていく物語である。
主役の1人は志摩リンという女の子。ちょっとクールで1人でキャンプをするのが趣味。1人でテントを張ってお湯を沸かして読書をしたり景色を満喫するのが得意。
もう1人の主役は各務原(かがみはら) なでしこという女の子で、こちらは人懐っこくて、いつもビービー騒いでいる女の子。その2人が偶然本栖湖で出会い、なでしこは初めて見る本栖湖の富士山に感動し、校内のキャンプのサークルを探して入部。そのサークル(野外活動サークル=野クル)は今まで部名2名で校庭で焚き火等をしていることを主な活動としていたが、やがて実際にキャンプに出かけるようになる。そしてなでしこを通じてリンちゃんにも声を掛けるようになった。

最初は「あそこの連中どうも苦手」と思ってたリンちゃんも、次第に仲間とのキャンプ(グルキャン)を楽しむようになり、だからと言って1人キャンプ(ソロキャン)も忘れない。彼らは必ずしも一緒に行動を取らず、でも新しい景色が見えた時は、お互いにラインで景色を交換して、みんなで同時に楽しんでもいる。(その距離感も何ともいい感じ)

今まで何かあるたびにピーピー騒いでいたなでしこも、仲間とキャンプを通じて成長し「リンちゃんのように1人でキャンプする!」と宣言し、リンや姉がハラハラする中、1人キャンプを成功させたりする。(食べることが大好きなことから料理も得意のようだ)

このマンガ(アニメ)の魅力はそれだけでなく、その景色や入る温泉も、実際にあるものを再現しているところにある。(多少名称に手が加わって変えられていることもある)

それからご当地名物(みのぶまんじゅうや富士宮焼きそば)も紹介されておいしそうに食べているシーンがある。またキャンプで作る料理も材料や作り方が描いてあったり、食べた時の評論は料理レポのようにおいしそうなのだ。始まりは富士山の周りの山梨県がメインだったが、その後は長野や、今では伊豆のキャンプを楽しんでいる。

またけなげなことに、彼女達は全員高校生で、それぞれがバイトをしながら、「もっと大人のようにお金があったらいいものが買えるのになぁ」と思いながらも、バイトのお金でささやかにキャンプ道具を買ったり、温泉やご当地の名物を楽しんだりして・・・そんな所も庶民的な魅力がある。

「ゆるキャン△」のWikipediaを読むと、更に詳しく書いてあります。)

そしてこれを読み終えると「私もどこかのお出かけ先でうんと背伸びしながらスマホで写真を撮って、誰かに送りたい」と思うのだった。。。


しかしあかん・・・これを読むだけで第一日目が終わってしまった。。。
まぁ正月の支度と、少々の掃除は最後の二日にやるとして、明日こそは明日こそはどこかに出かけたいとも思うのだが。。。。


「明日はきっと、いい日になる。」

2019-10-13 | 読んだ本

台風も去って、少しづつ変わらぬ日常生活が戻ってきた。スーパーは普通に物が売られていて、当たり前のようにみんなが買い物をしている。
台風一過で空はとてもきれいで、雲も無い。
まだ風は残っているけれど、寒くないので部屋に居ると何とも風が心地よくて、被害に遭われている方に申し訳ない気持になる。

さっそく図書館に本を返さねば。
そして見てみると、まだ全く読んでいない本があり、延長もできないので慌てて読んでいる。(なぜ昨日読んでおかなかったのか・・・(-_-;))

タイトルは「明日はきっと、いい日になる。」PHP編集部さんより。

この中の次の文章を紹介したい。
柳田邦男さんの「真の幸福は不幸の中に落ちている」

柳田さんは「人間は基本的に不幸の中で生きている」と言う。
考えてみましょう、それでも年を重ねていくうちに「あの頃は大変だったけれど、楽しかったなぁ」とか、「あの頃はお金が無かったけれど幸せだったよな」と言う事があるはずです。つまり、幸福とは後になってみないと分からないものなのです。今を一生懸命生きれば、必ず不幸は幸福へと姿を変えるのです・・・と書いてあるのだった。
最後にまとめとして
 「不幸を体験せずに幸福にはなれない。
  悲しみや辛さと向き合ってこそ、本当の幸せを知ることができる。」
と書いてある。

私も今回はほんとに「停電するかも」と思ったので、電気ガス水道のありがたさが良く分かった。東京電力の人も大勢の人が復旧できるように待機していたと言うのも聞いて「ありがたいことだなぁ」と思った。こうならなかったら、こういう感謝の気持にもならなかったような気がする。こういうことがあるとイヤでもライフラインに感謝の念が沸いてくる。日本人の心が優しいといわれるのは、こういう地震や台風の多い土地柄と関係があるのではないかとまた思う。

本当の幸せとは、そういう不幸なアクシデントの中で自分を磨いていくことなのだろう。
お金とか地位とか、一時的だったり物質的なものとはまた違う・・・・間違えやすいけれど、そういうものとは違うのではなかろうか。

ということも今回の出来事で悟るようになった。。。
当たり前に普通に世界が動いているということが、それだけで充分なんだって言うことが。。。


アニメ「ゆるキャン△」

2019-09-24 | 読んだ本

その日は家に帰ると、kekeはラックを組み立てていた。高さが合わなかったから新しい足を買ってきたのだという。
そして、自分の部屋にあったモニターとスピーカーをセットした。(自分の部屋を広げたいのだと言う。)

「ちょっとしたホームシアターだね。」と言うとウンと言い、「今までこの画面で何してたの?」と言うとゲームとかと言い、もうこちらに置いていいのだそうだ。そして「これ」と言うと「アマゾンプライムに入っているから無料のものは見れる」と言い、アニメをスタートさせた。


アニメ「ゆるキャン△」

このアニメは1人の女子高校生が、ワッセワッセと自転車をこぐ所から始まる。これから本栖湖へキャンプに行くのだ。その子は1人で冬にキャンプするのが趣味。いろんな道具を揃えて自転車で目的地に向かう。そして富士山の写真を撮ったりしながら、そこで偶然出会ったキャピキャピしたにぎやかな女の子と出会い、だんだん仲間が増えて、みんなで(時にはソロで)キャンプを楽しむ漫画である。

このアニメを見ながら「女子高校生がこんな夜中に1人でキャンプって危ないのではなかろうか・・」「こんな荷物積んで自転車で本栖湖までってキツイよね」「親もよくまぁ1人で行かせるよな」「このキャピキャピした子、やたらうるさくね?」とか突っ込んでいる自分がいるのだが「kekeの好きなアニメなら」と黙って2人で観るのだった。

kekeは「この子(志摩りん:左から2人目)は1人でキャンプする子なの。」と言うので「みんなではしないの?」と言うと、「最後の方ではするよ。」と言う。
そして1話を観ると、じゃあと自分の部屋に戻って行った。。。。。

翌日、私は前日の聖地巡礼ですっかり疲れて、家でゴロゴロしていた。そして「どうせ家にいるならあのアニメをもうちょっと観ようかな」と思った。

       - 続きを見る -

なんと!ここで12話全部観てしまった!!!
山梨県笛吹川フルーツ公園はOMさんが「桃がきれいなの、いつか行ってみたいわ」と言っていた公園だし、ほったらかし温泉は温泉雑誌に乗っていた一度行ってみたい温泉だった。新しい汚れない信玄餅の食べ方や、ご当地お菓子も出てくる。

kekeはす~っと部屋にやってきて、「あ、ここは高ボッチ高原ね」と言い、「この前の本(死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編)にあったよ」と言い、ペラペラペラとめくり、「ここのこと。」と言う。


「死ぬまでに行きたい!日本の絶景(日本編)」/詩歩さん著より
高ボッチ高原の写真。

へぇ~~

私は山道が苦手なので(軽だし)、高ボッチ高原は行けそうにないけれど・・・興味しんしん・・・(ツアーとかあるのかな)
12話まで観終わって、すっかり「ゆるキャン△」のとりこになってしまった。。。
(オーム真理教のようなのもこうしてずっとビデオを見ているとその世界に入ってしまうのだろうか・・。)

富士山はきれいだし、ご当地ものは出てくるし
チャチャっと作るキャンプ飯もおいしそう~~

そして何より

ここに出て来る場所だったら、kekeがついてくるのでは・・・と、目がキラリンと輝くのだった。。。

そのうち行っちゃおうかな~~身延町~~
その前にアニメをもう一度観ないとね?


ひとり居酒屋でひとり言

2019-08-31 | 読んだ本

今日はkekeがお出かけなので、ひとり居酒屋です。

・久しぶりに作ったナスの肉巻きをめんつゆ漬け
・冷奴
・かぼちゃの煮物
・枝豆とチーズ
・(枝豆のカラを入れる小皿)

これでチビチビ飲んでひとり居酒屋なのです。この前角瓶も買ったばかりだし。(禁酒の誓い終わり)

今日も一日が終わりか。。。

今日は図書館に行く前に化粧水を買った。DHCのお店で買った。
そのぐらいの応援はさせてもらおう。どこかの国で不買運動と聞いたからなおのことだ。
本当は通販で・・と思ったけど、個人情報を出すのがあまり好きでないから、店頭で買う方が気楽。たまたま見てたら発芽玄米もあったので、今度は発芽玄米もここで買ってみようかと思ってる。(まだ家に2袋あるから今日はやめた)

それから今日読んだのは「大家さんと僕これから」。あのヒット本「大家さんと僕」の続編だ。
これを読んで矢部さんは本当に欲が無い人だなぁと思う。
あんなに本が売れたのだから、続編だけでなく、続々編、続々々編・・・あと5冊ぐらい出せばそれなりにお金も入ってくるだろうに、もうこの本で打ち止めにするようである。

ワンピースとかこち亀のように、何十冊も漫画が続き、読者の幅も広くみんなが次を当たり前に楽しみにしているような漫画はそれもいい。
だけど、潔く終了するのも心の中に種が落ちる。そしてそれは芽を出し心の中でまた世界が広がっていくものである。潔いということもまた大切だ。

子供の頃の漫画は、ドラえもんにしてもサザエさん、ちびまるこにしても、誰もが年を取らずその世界のまま延々と楽しそうに日々完結する漫画が多かった。だから何となく、私はいつもこの時代がずっと続くものだと思ってしまうところがあるようだ。

でも、それはこの世の話ではなく、今の世界は時代は絶えず変化の可能性を秘めていて、それはある日突然起こりうる。生きているって、むしろそれが当たり前なのだと思い始めている。


明日はどうしよう。
ガソリンは満タンで、どこかに行きたい気持もあるけど、家のこともしておきたいし。。。
読みたい本もいろいろあったりするんだよね。(^_^;)・・どうしようか。。


映画「天気の子」を観る(ネタバレあるかな~?)

2019-08-11 | 読んだ本

今日は中学時代の友人Uちゃんと映画を見た。
タイトルは「天気の子」。
いつも見る朝のニュースの依田さんのお天気コーナーでも宣伝していたのだ。

この映画「天気の子」は私には久しぶりの面白い映画だった。
このような若い子向けのアニメ映画を観たことがないので「分かるかなぁ」と思ったが充分に面白かった。2時間飽きる所がまったくなく、ツツツと映画を追いかけられた。話の動くテンポがよかった。面白かった。

話の内容はさておき、私の注目ポイントは東京の街の描写がリアルなのがいい。新宿の街が出ると「あぁ、ここ!あそこね!」というようないかにも新宿らしい景色が見える。池袋、渋谷のスクランブル交差点?、お台場も出てきた、田端の街(行ったことが無いけど駅名で出てくる)、主人公の子が高貴なおばあさんと話をしている場面の後ろでは、リコービルや時計?がうつって「あぁここは銀座なんだな」と思ったり、レインボーブリッジが見える場所、もちろんスカイツリー、東京タワーも景色に時折うつったり、それから神宮球場!!。

この映画が外国でも見れるようになったら、この映画のファンの外人はきっと「東京に行ってみたい!」と思うだろう。そして東京に来たら、「あ!ここはあのシーンのここ!」「あ!ここはあの時のここ!」それからチキンラーメンや、小池屋のポテトチップを見て「あ!!これはあのスナック!!」と言って、おみやげに買って帰ってチャーハンやサラダを作りだすに違いない。

ストーリーもさながら、私はそれを想像したら、ワクワクしてきた。
この映画は東京と言う町を、日本という世界観を、世界に届けてくれるのではなかろうか。この映画を観たら、日本に東京に足を運びたくなる、そして鳥居の意味も知りたくなるし、日本人の自然界へ抗おうとしない価値観も、きっと理解するようになるだろう・・・・そんな大それたことまで想像してしまった。(ちと大げさか・・)

またこの映画はこの監督の過去作の登場人物がこっそりエキストラで出ているそうで、それを探すのも面白さになっているようだ。(私は見ていないので全く分からず)

主人公が10代の若者なので彼の行動は「う~ん・・私だったらこういう行動はしないなぁ」というのがところどころあるけれど、そこは映画の世界なのでさておき(含んだ裏意味もありそう)、何しろ都内の街並みがリアルに出てくるのがすごく楽しかった。この映画は2回3回見てもいいと思った。
とても面白かったので、前作の「君の名は。」というのも近々レンタルで借りてきて観ようと思う・・・だけどDVDのデッキの使い方から息子に訊かないと分からないんだよね。。。(今まで使ったことが無いから・・)(-_-;)


「歴史を知らない政治家が国を亡ぼす」/渡部昇一さん著

2019-07-14 | 読んだ本

コメントでリクエストをいただいたのでまとめてみます。
本のタイトルは「歴史を知らない政治家が国を亡ぼす」/渡部昇一さん著

前回読んだ「裸の総理たち32人の正体」は鳩山政権になる前で終わっている。「自民党があまりにだらしないから政権が移ってしまった、まぁ仕方ない」という感じの渡部さん。。。そして本書は鳩山さんのあとの菅政権の頃に書かれたようだ。

まず始まりがこうである。
「まさに国賊的」というタイトルで「ついにやってくれた。」という書き出し。「これは戦後の日本政治最大の痛恨事、拭えようのない汚点となって今後の日本を縛り、苦しめることになるかもしれない。」とある。

(それは一体何なのだろう?!)日本を将来苦しめる汚点とは・・・?
それが菅さん(旧民主党のカンさんです)の「首相談話」だというのである。

どうしてこんな時期に談話を出したのか、しかも内容が最悪!!と怒り心頭。「韓国の人々が意に反した植民地政策に・・(中略)改めて痛切な反省と心からのおわび・・(以下略)」

渡部さんは「ちょっと前に嫌な予感はしてた」と言う。当時の官房長官の仙石さんが「昭和40年の日韓基本条約の時の韓国の政権はまともではないから、あれは有効ではない」と記者会見で言っていたという。その時嫌~な予感はしていたが、本当にこんなデタラメな談話になったとは・・・!

そして渡部さんは説明する。
昭和40年の日韓基本条約の時の大統領は朴正熙だ。(朴槿恵さんの父)この人は日本人のつくった小学校に入り、日本人教師の勧めで授業料のいらない師範学校に進み、さらに日本陸軍士官学校に編入、日本近代史を熟知し日韓併合に至った歴史(無理やりではなく日本が中国やロシアから韓国を守ろうとして、イギリスやフランスや他の国々からも、しょうがないよねと了解を取っている)も知っていた。日本が韓国を植民地ではなく、学校や道路を作って同じように近代化の手助けをしたことも知っていた。

だからこの時は佐藤栄作首相は謝罪なんぞしていない。する必要もない。
それなのに、この後に日本の政治家が(歴史の勉強もせず)ペコペコ謝っていたので、あたかも日本が悪いことをしたかのようになってしまった。そのでっちあげの集大成がこの談話だ!!(と怒っているのであった。。)

そして「国益の概念がない民主党の体質」とあげ、(例をあげると)民主党政権になってすぐ、日本はインド洋上で行っていた海上自衛隊による給油活動を停止した、と言う。(その代わりに5000億円出すことにしたのだそうだ。)

このことで元外務省幹部が「大きく国益を損なった」と嘆いていた、と言う。
海上自衛隊のインド洋における給油活動を日本が引き受けたことで、それまで国際社会から感謝され、高く評価されていたそうである。支援のためだからイージス艦が動き回っても感謝されても文句が出ることが無い。堂々と動きまわる権利を国際社会から認められていたのである。(しかもイージス艦の訓練にもなった)
それを民主党政権になった途端にこの重大な権利を放棄したというのだ。しかも5000億も払って。。。給油活動ならその1/10で済んだのに。。。(と渡部さんは怒る。)

その他にも、「対馬が乗っ取られている」「日本の土地を買い占める中国人」など、叫び続ける。今でこそだんだんそのような情報を読むようになったが、当時からそうだったとは。。。(-_-;)

この後もズタボロの内容が続く・・・もうまとめるのも疲れる。。。。私のような一般ピーポロがこうして図書館の本を読んで学んでいることを、専門家の政治家は何をしているのだろう。ペコペコ謝ってはお金を取られ更に悪い評判を世界中に流されているなんて。。。

それとも歴史を知りつつ(この本に書いてあるように)ある政治家さん達は日本を分解させようとあえて、国益を損なう方向に舵を取っているのだろうか。(そこまではまだ思いたくない)

これらを読んで、「大切なのは本当の歴史を知ることだ!」と私は思う。だが教科書からして、近隣諸国の了解を取らないとならないから本当の誇り高き日本の歴史は学べないんだよね。(-_-;)


そう言えば、OMさんのお友達で大阪在住のお友達がいて、「政治の話をよくしてくるのよ、その人がsakeさんと同じようなことを言っているのよ。」と言う。「きっと2人があったら政治の話で盛り上がると思うわ。」と前に言っていた。

昨日久しぶりにOMさんに会ったので「あれから大阪のお友達と話す機会がありましたか?」と尋ねると、「それがね」と言い、OMさんの職場に新しく入ってきた男性がいて、「その人が大阪の友達と言ってることがまったく一緒なのよ。ビックリしたわ。」と言う。

「同じ本でも読んでいるかのようにまったく同じなのよ。」と驚いているので「同じ本ではなくて、それが真実だからみんなが同じ内容になるんです。」それでいろいろ↑のようなことを話してみたけど、OMさんはあまり聞いていない様子。

「同じような話」じゃないんだってば。。。orz


「裸の総理たち32人の正体」/渡部昇一さん著(3)

2019-07-11 | 読んだ本

無理しないようにしてきたつもりだが、やはりヘバーデン結節で関節が痛くなり、ピアノは週末から休んでいる。仕方ない。60代半ばになれば落ち着くと言うのを信じて、それまでは調子のいい時に練習しようと思う。

そう言うこともあって、また本を読むことにした。
料理本やお出かけ本も借りてみたけれどあまりそそられず・・・また渡部昇一さんの「裸の総理たち32人の正体」を読む。(2度目)

前回ブログに書いた「裸の総理たち32人の正体」の感想
その1(6月29日)
その2(6月30日)

渡部さんの人生論的な本は期待していたほど面白くなく、政治物の方が面白い。文章が分かりやすいし、昭和5年生まれの渡部さんは早くから政治に関心を持っていて、自身の経験と政治がつながっている。

例えば、岸さん(安倍さんのおじいさん)が首相になった頃、渡部さんは西ドイツに留学していた。西ドイツの新聞にだんだんと日本の話題が載るようになってきて、渡部さんは「今度の首相は日本にとっていい首相なのではないか?」と思い始める。

さてやがて岸首相は「アメリカとの安保改定」を目指すことになり、日本の大学生は安保反対で大混乱になったそうだ(安保闘争)。渡部さんはその安保改定の内容を読んで「この改定は日本に有利な内容で悪いことではない」と分かり、安保反対する人達に尋ねてみると、「かつてA級戦犯になった岸という人が考えたことだから」と言うばかりで内容は知らない様子。

当時教壇に立っていた渡部さんは学生達に「デモなんぞ行っちゃいかん」と言い、多数決で決まったものを暴力で解決するなんて右翼の論理じゃないか」と止め、同じ考えの先生達と共に「岸首相を励ます会」を結成し、岸首相に応援の手紙を送る。
(あまりに激しい暴力的なデモに、警察だけでは防ぎきれないと判断した岸首相は自衛隊も打診するも、長官から断られ、弟の佐藤栄作さんと2人で首相官邸に閉じこもり、死を覚悟するところまで行ったそうである。)

それから時代は下がり、昭和57年の歴史教科書で「華北へ侵略」と言う記述を「華北へ進出」と書き換えられていた・・と言う問題も実はフェイク(そんな書き換えはなかった)というのを聞き、渡部さんも細かく調べてみると、本当にそれはウソだった。。。。だからテレビ放送で渡部さんはそれを語った。(それは大反響となる)
しかし最後までウソを認めなかったのが某N○○局で、わざわざ「侵略」と書いてある教科書と「進出」と書いてあるものを選んで持ってきて、書き換えたかのように放送したそうで、渡部さんはそのN局に公開質問状を送ったそうだ。
産経新聞がやっと訂正記事を出して北京やソウルも抗議をやめたのに、どこそこのあの新聞はいつまでも教科書問題を取り上げて、その後で宮沢喜一官房長官が北京政府にゴマをすり、「教科書は周辺諸国の感情を顧慮する」と近隣諸国条約を打ち出してから、私の知っている名前はカットされ、ほとんど知らない名前ばかりの悲惨な教科書になってしまった、と渡部さんは嘆く。(例えば日韓併合に反対して死んだ韓国の少女が写真入りで日本の教科書に載っかる)

以後、日本の歴史教科書の決定権はソウルと北京に移ってしまったといわなければなりません。(原文のママ)

前にも書いたが、宮沢さん(首相時代)は、尚且つ天皇皇后両陛下に訪中をお願いしたそうで、中国では元首が中国へ行くと、それは「朝貢」とみなされ、以後その国は中国の家来とされるのが伝統なのだそうだ。だからそこで急に中国は(日本を家来だと思うようになり)態度が一気に傲慢になったそうである。(昭和天皇だったら行かなかったかも・・・)

こうして読んでいくと「そこから中国や韓国にバカにされるようになったんだなぁ」とか、今この状態になった経緯が何となく分かってくる。それゆえ安倍総理が(あの岸首相のお孫さんならば)と期待されたのも分かる。そして安倍さんがマスコミから嫌われたことや、安倍さんがまず最初に「愛国心や道徳を回復して(昔の)日本を取り戻そう」と言った意味も分かってくる。

本当はもっといろんな意見を読まなくては・・と思うけれど、日本を好きな人の書いているものの方が面白い。そして何より辻褄が合う。「それでこうなったのか」と納得できる。

だからこれが事実に近いのではなかろうか・・・・と思ってしまう。


「自分を好きになりたい。-自己肯定感を上げるためにやってみたことー」/わたなべぽんさん

2019-07-06 | 読んだ本

朝からネットニュースを見ていたら、かの国にある慰安婦像につばをかけた日本人4人・・実はK国人だった、というニュース。

このニュースを読んで心から犯人が日本人ではなくて良かったと思う。
もう一つ思ったことは、あのK国だったら国家ぐるみで隠蔽して日本人のせいにするかと思いきや、まだ警察には正義が残っているということも分かった。

しかし、「日本人のフリをしてホニャララ~」とは迷惑である。彼らには「自分は誇りあるK国人である」というプライドはないのだろうか。私がアメリカ人のフリをしてホニャララとか、中国人のフリをしてホニャララするとか考えられない。日本人だからである。

ここで今日読んだ本は、わたなべぽんさんの「自分を好きになりたい。-自己肯定感を上げるためにやってみたことー」という本である。本と言えどもコミックエッセーなので「漫画」である。

昔から「自分が好きになれない」「何をやっても自分はダメだ」と思ってしまう・・・だからいつも自分の心を押し殺してしまったり、人付き合いにどこかトゲをもってしまう「ぽん」さんが、それを少しづつ克服するドキュメンタリーである。・・が絵柄が優しい絵なので(お人柄なのでしょう)、難しい話は抜きで共感できる本となっている。
なんでも主人公ぽんさんのお母さんがとても厳しい人で、いつもぽんさんにイライラして、ある日は服を脱がせて外に放り出すということもするようなお母様だったそうである。それが影響してぽんさんは「私は何てダメな人間なのだろう」と言う思考回路になってしまったのではないか?という。

この本では専門家の助けを借りることは無い。ぽんさん自身がそれに気がついて、幼い頃に「本当はこうしてほしかった」というのを今、振り返って再現するのである。例えば、叔母さんがプレゼントにくれた金の腕時計(その場でお母さんが叔母さんに返してしまって手にすることができなかったもの)を、大人になった自分が購入して、幼い頃の自分に「これをしようね」と言ってはめてみたり、いつも宿題でいつも忘れて出来なかった給食を食べましたのマークをもう一度、幼い頃の自分と一緒につけてみたり、当時できなかった逆上がりを練習して2ヵ月後に克服するのである。(逆上がりは理解あるご主人も参加)
そして幼い頃の自分の悲しみを、今になった自分が隣で救うことで、だんだんコンプレックスを克服していく・・・そういう話である。

これを読んでつくづく「自分もそうだったなぁ」と思った。
私も母親が厳しくていつも怒ってばかりだった。それから幼稚園でさんざいじめられたのも大きな要素だと思う。

いつも「自分はダメ人間」だと思ったし、幼い頃は自分のことが全て嫌いで、名前さえ嫌いだった。自分が映る写真はどれも不恰好で、本当に消えてしまえばいいと思っていた。学校なんてちっとも好きでなかった。

だから息子のすることも、何を見ても自信が持てなくて、ダメな息子だと思っていた。自分の子供だからとても可愛かったし世界一幸せになってほしいと願っていたけれど、することに自信をつけてあげられなかった。

でも今は、息子が自身の力でまっとうに生きている。
私のように、本やネットでいろんな情報を探したのかもしれない。友達がいたのかもしれない。何があったのかは良く分からないが、今では世に送り出せるいい青年になってくれた。

結局、大学も出なかったし、大きな企業で働いているわけでもない、正社員ですらない。
でももう私が居なくても、どうにか生きていってくれるのではなかろうか。

そう思えるようになったのは、「自己肯定」というものなのだろう。
ただそこにあなたがいてくれればいい、というそういうものなのだろう。

自分はここに、ちゃんと生きていていい、ということなのだろう。

そして何だかんだ言っても、自分を嫌いでありながらもどこかノーテンキで否定しきれなかったのは、いっぱい振り返ると祖母がとても可愛がってくれたからではなかろうか。。。

そう思うと、祖父母の存在って大切だなと思う。(^_^;)


「樹木希林120の遺言」/樹木希林さん

2019-07-04 | 読んだ本


今日の夕飯・・・
kekeには、中華麺とラーメンのたれを買ってきて、(いつも夜中に起きてきて食べているから)「何か食べるなら自分でラーメン作って食べて」と言うと、冷蔵庫にある野菜炒めを指差して「これ乗せればいいの?」だって。

私はこうして作り置きしたものをちょっとちょっと並べます。そして梅酒の炭酸割り。

樹木希林さんの本を読んでいました。樹木さんは「愚痴なんて言わない。みんな面白がっちゃうの。」と言います。(「樹木希林120の遺言」より)

「あの、おこがましいんですけども、ものには表と裏があって、どんなに不幸なものに出会っても、どこかに灯りが見えるものだというふうに思っているの。もちろん、幸せがずっと続くものでもないから、何か自分で行き詰った時に、そこの行き詰った場所だけ見ないで、ちょっと後ろ側から見てみるという、そのゆとりさえあれば、そんなに人生捨てたもんじゃないなというふうに今頃になって思ってますので。」(原文のまま)

若い頃「当たり前にできていたこと」ができなくなる。それも嘆くのではなく、面白がってしまうのだそうだ。

「私は人間でも一回、ダメになった人が好きなんですね。(中略)一回ある意味の底辺を見たというのかな。そういう人は痛みを知っているんですね。だから、いろんな話ができると同時にそこから変化できるんです。」(原文のまま)

そう言えば今、ある人の退職手続きの書類を作っているのだけど・・・・いろいろな思いがよぎり、胸がキュンと・・・・


・・・・キュンとなるわけないじゃん。
これでオサラバかと思うと、喜び勇んでくる。しかも自分がやめようと思ったのに、敵が自ら表舞台から去ってくれるというのだから、ありがたい。

もっともこの後はどう運命が回るか分からない。生き残ったはずの私がおぼれるかもしれないし、転げ落ちたはずのアヤツが笑っているかもしれない。
またそれも運命のイタヅラってヤツで、「あぁそれも人生かな」と樹木さんのように面白がっていけたらいい。

・・・というわけで、また樹木さんの本の続きを読みます。。(^_^;)


「裸の総理たち32人の正体」/渡部昇一さん著(2)

2019-06-30 | 読んだ本

「裸の総理たち32人の正体」/渡部昇一さん著

昨日紹介したこの本だが、読んでみると面白くてもう半分以上読んでしまった。
その中で幾つかメモとして内容を綴ってみようと思う。

この話は戦後から始まり、当時マッカーサーさん率いるアメリカGHQがやってきた。GHQは日本を二度と戦争のできない国にしようと思い思想から解体することにした。(というのも何故ここまで戦争が続いたの?と思うほど日本は武器等も大したものがなく、そこにあるのはこの国を護らねば!という思想や理念の一致団結があったと判明する)

そしてGHQは当時政府や大学やマスコミとかの上部に居た人達を追い出して、政権と逆側の人(分かりやすく言うと左側陣営)の人をそういう要所に入れ、日本という国の理念や思想を崩すことにしたらしい。

だが間もなく朝鮮戦争というものが始まる。ここでマッカーサーはふと気がつく。アジアの向こう側はみんな社会主義に染まりつつあるのではないか。。。。(そうか!日本はこの小さな体で中国やソ連のような社会主義国家の波から必死に自衛に戦っていたのだな)←マッカーサーの気づき。

ここでアメリカ(マッカーサー)も「第二次世界大戦は日本が悪いわけではない。自衛のための戦争だった」とようやく認めることになる。そしてサンフランシスコ条約が結ばれる。ここでは日本が戦争に負けたことは認めるものの、戦争の善し悪しについては書かれていないそうである。このことから東京裁判の被告達の刑期も短縮することが世界で認められたそうである。当時の首相吉田茂さんは「日本を辱めることのない条約を結んだ!」と満足の様子だった。

渡部さんはこの本で「この時にアメリカから要請があったのだから、自衛隊ではなく軍を作ってしまえばよかった」と言っている。吉田茂首相は当時だから、70年後に中国や北朝鮮が日本を狙うなんて夢にも思っていなかったのかもしれない。

この後の佐藤栄作さん、田中角栄さん、太平さん辺りまでは中国に何を言われてもペコペコしなかった。サンフランシスコ条約で「日本は戦争には負けたけれど、戦争を始めたのには理由があるから」という認識になっていたからである。
だがこの後から外務省からだんだん中国にお伺いをしてペコペコ謝り始めるのがじわじわと浸透していくそうである。。。(田中さんのあと、三木さん、福田さん、太平さん辺りから、自民党内の派閥争いも始まる様子も書かれている)

ちなみに韓国だが、韓国は朝鮮戦争のあと、国が疲労してしまい世界の最貧国に入っていたそうだ。何としてでも発展させたいと考えた大統領(パククネさんの父)は、日本から援助をもらいたい、その時一言謝罪してくれないか?と佐藤栄作さんに相談しているが、佐藤さんは「資金は援助するが謝る必要はない!」と謝罪は断っているそうである。

今は、中曽根さんの章を読んでいる。
あのロンヤスの蜜月の中曽根さんであるから、さぞかし褒めておられるであろうと思ったら、大間違いである。

国鉄やNTTの民営化は褒めているものの、これは許せない!と怒っておられるのが、昭和60年11月8日の衆議院外務委員会なる場所で、土井たか子さんと外務省Oさんという人の答弁の中で「日本は東京裁判を受託して国際社会に復帰した」という文章が入ってしまった・・というのである。

渡部さんは怒り心頭である。
「日本は東京裁判の判決は受託したが、東京裁判自体は誤りだったとサンフランシスコ条約で世界中で認められているんだぞ!!」というのである。東京裁判は勝者によって勝手に裁かれたものだったと既にちゃんと認められていたのに、この答弁によって、全てがひっくり返ってしまった!というのである。

「これ以降わが国は国際社会に向かってペコペコすることになってしまいました。中国や韓国に頭を下げをえなくなり、まったくおかしな国になってしまいました。」(原文のまま)

「思い出してみてください。少なくとも佐藤首相までは、日本は全然中国や韓国にペコペコしませんでした。吉田首相がサンフランシスコで諸外国と講和条約を結んだ以上、完全に話はついているからです。その間の事情は民間の係争における「示談」と同じで、いったん示談(条約)が成立すれば前のことは蒸し返さないのが(国際)常識です。」(原文のまま)

だがこれ以降、これが政府見解になってしまったそうである。
渡部さん曰く、当時外務省Oさんとタッグを組んでいた自民党の要人Gさんが極めて中国と親しく、その人が中曽根政権の中枢で舵取りをしていたのだから、政府見解がどんどんそちらそちらへ逸れて行った・・・と悔しがり、中曽根首相には「大勲位」を返上してほしい!とまで書いている。(へぇ~そうだったのかぁ~)

今はここで読み止りだが、この先の竹下さん、宮沢さんについては昨日も書いたとおりで、頁を開くのもちょっと心配になってくる。時はバブル。私も20代の初々しい乙女だった。
まさかそれからたったの30年余りで、今のような周辺諸国の台頭になるとは想像できなかったのであろうが。。。

この渡部さん、どうしてここまではっきり書けるのかと言うと、英文科卒だからだそうだ。
政治や歴史の学者さんは、(最初に書いたGHQの意向から)教授がみんな左翼思想(左翼と言う言葉は申し訳ない気がして好きでないのですが)なので、教授の考えと違うことを書くと認められないので、学者の地位を得るためにはそういう論文にしなければならなかったそうなのだ。

自分は英文科だから、忖度する必要がないから書けるのだ、と言う。

この後続きを読むが、この本の話が本当なら、だんだんこうして日本という国は崩れていったのだなぁということがよく分かった。

そう言えばこの前、地元のフリーペーパー紙をめくったら、隅っこに「自衛官募集」の広告があった。それが食べ物やさんのクーポンや、美容院のクーポン券と一緒のフリーペーパー紙の片隅に広告として載っているのである。信じられず思わず二度見してしまった。

こんな所まで宣伝をしないと人も集まらないのかと言う気持、そして日本のことをどう考えているか分からない人も応募できるのかなぁという思い・・・だがしかし、命は大切、自分の息子は軍隊なんてもってのほか!という母親の考えだものなぁ(私も正直そう思ってしまう)・・・。

本当は国がなくなるってどういうことなのだろう。

いったいこの国はこれからどうなってしまうのだろう。もはやどうにもならない所にまで来ているのではないか・・・とまた例のごとく暗澹たる気持になるのである。。。