斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

「バカの壁」

2017-12-14 00:11:41 | 社会
人間同士が理解しあうというのは根本的には不可能である。
理解できない相手を、人は互いにバカだと思う」。
この解説が適切かどうか、わかりませんが、11日(月)に開催された福井地区の
「まちづくり懇談会」で、町民との意見交換で「広報ニセコ」の全戸配付を
めぐる意見のやり取りを聞いていると「バカの壁」(2003年初版、養老孟司著)
を思い出しました。
私は「広報ニセコ」の全戸配布についてこれまでも一般質問を繰り返してきま
したが、理解は得られていません。
「バカの壁」が未だに立ちはだかっているようです。

ニセコ町にはまちの憲法である「ニセコ町まちづくり基本条例」があります。
まちづくりの基本原則の基本は「情報共有が原則」とあります。
その「情報共有」の原則の基本になるのは町が毎月発行する「広報ニセコ」です。
また年4回発行される「議会だより」があります。これは役場と議会の仕事です。

現在「広報ニセコ」を始めニセコ町役場からの情報はすべてそれぞれの地区に
ある町内会、親交会から配付されています。この自治会に入会しないと
「広報ニセコ」・「議会だより」その他検診のお知らせ諸々も「選挙広報」も
一切配付されてきません。これはあきらかに「差別」だ!と言う町民もいます。
自治会組織に入会していない町民は役場に取に行くことはできます。
しかし職員からどうして町内会に入会しないのか、と責められるように言われる
ので役場に取に行きたくないという声はよく聞きます。

自治会はニセコ町の下請け機関ではありません。自治会は地域の自治組織で
あって、入会するしないは本人の自由です。町は町民に情報を提供する
「義務と責任」があります。自治会の目的とは分けて考えなければならない
と思います。

「バカの壁」に風穴を開けることは出来ないのか!
互いに理解し合うことは不可能なのか?
この問題の根本には江戸時代から今もつづく「村八分」の慣習が根底に
あるように考えています。
ニセコ町の古い体質と新住民がもたらす新たな考え方との間に立ちはだかる
「バカの壁」を超えることは不可能なのか?
せめて「ニセコ町まちづくり基本条例」が正しく理解できれば自ずと
問題は解決されると思っています。


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