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斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

ニセコ町役場新庁舎建設に向けて

2017-09-15 22:57:40 | 町の課題


第162回まちづくり町民講座が9月15日夜、町民センターで
開かれました。今回の講座は8月に行われた新庁舎建設基本設計
委託業務プロポーザルヒアリングの結果と新庁舎整備に向けた
これまでの経緯、現庁舎の耐震調査の結果状況、これまで検討
してきた基本構想、今後のスケジュールについて、また最も大切な
新庁舎建設に係る財源の内訳の説明がありました。

*議会は今年に入ってから計10回に渡る議員協議会で説明を
受けてきました。

私はこれだけ大切な新庁舎建設への説明会に、町民の参加者が
少なくてとても残念に思います。7~8名?ほどだったと思います。
役場職員、関係者が多数を占めました。議員は3名参加しました。

町民のみなさんは「もうすでに決まっているんだから、いまさら何を
言っても無駄」などと初めから諦めずに、説明会には積極的に参加して
質問や意見、要望などどんどんだして欲しいと思います。
新庁舎はただ単に役場職員のためだけとは思わずに、一番の基本は
私たち町民のためにある役場庁舎でなければならないと思っています。
まだ時間はあります。要望・希望をどんどん出して欲しいと思います。

こうした講座や説明会を主催する役場は町民のみなさんの意見を取り
上げる姿勢をもっと鮮明に打ち出すことが必要ではないかと思います。

臨時号「役場庁舎新築を考える」について

2017-04-02 21:09:14 | 町の課題
3月30日(木)9:00から急きょ、議員協議会が開かれ、議員全員出席の元、
「役場庁舎新築を考える」という見出しの臨時号の発行について協議し、
4月1日発行の広報ニセコに折込することになりました。
つづいて議長から過去10年間に遡り町の財政状況について話しがあり、
また元町職員の議員から過去の経緯などについての話があり、議員各自の
考え方を述べました。

お手元に黄色い紙で「ニセコ町議会だより」臨時号「役場庁舎新築を考える」
のお知らせが自治会経由で届いていると思いますが、その内容の一部ですが、
経緯を少し整理してみたいと思います。

現在の役場庁舎は1967年(昭和42年)に建設され今年で50年が経過しています。
庁舎改修、改築の問題が現実的になってきたのはやはり東日本大震災がきっかけに
なりました。耐震調査の結果、特に南北方向への揺れ(震度6強)に弱く町長室側
が倒壊する可能性が高いと指摘されています。

改修・改築の経過
〇2011年3月東日本大震災勃発 原発事故が発生収拾の目途が付かず
〇2012年役場庁舎基本構想策定委託
〇2013年防災センター機能を追加した役場庁舎基本構想検討策定委託
 議会は役場庁舎再整備調査特別委員会を設置
 議会は議員9名・職員5名で福島県伊達市と国見町の庁舎建設を視察
〇2014年議会報告会で庁舎建設について意見交換
〇2015年町は防災センター建設を先行とする基本構想を作成
 2016年の予算化は見送り
〇2016年4月熊本県で大規模地震発生
 耐震補強工事を行っていた多くの公共建築物が倒壊
結果:国は建て替えが必要な老朽化した役場庁舎の建設に新たな
支援策として「市町村役場機能緊急保全事業」制度を設置。
この支援制度は2020年(平成32年)までに新庁舎完成を目指す
時限措置という緊急のものです。

基本計画から建設完成まで約3年間しかなく今すぐ決断せよとのお達しです。
じっくり考える余地は与えてくれません。2011年以来検討を重ねて来たとはいえ、
役場庁舎への交付金が急きょ出ることになり、現在のところ20億の建物に対して
約3億円の補助金がでる計算になるようですが、残り17億円強はあらゆる手段を
駆使して捻出していかなければなりません。

もしこの制度を利用すると
〇2017年度に庁舎建設の調査業務
〇2018年度実施設計
〇2019年と2020年の2年間に建設工事を着手・完成
という運びになります。
20億円の内防災センターに約5億円、庁舎建設に約15億円を想定しています。

町の財政 現在借金返済額は年約9億円(内約5億円は交付税で補てん)
2011年度から●町民センター大規模改修工事、●コミュニティFM局の開局、
●TMRセンター建設補助、●雪利用米倉庫の建設補助、●高齢者グループ
ホーム建設補助、●中央倉庫群再整備事業、●ニセコ小学校体育館耐震改修、
●幼児センター増築、●こども館の新築、
継続中のものとして●国営農地再編事業(町負担分約8億円)
今後の対応として●近藤小学校改修工事、●道路・橋の補修・改修整備、
●上下水道施設の再整備
等々抱えており、まちの財政について検討を重ね結論を出していかなければ
なければなりません。

2016年末の借金は76億2100万円、貯金は14億4971万円の見込み。
2017年度の年間公債費償還額は約8億8917万円です。
町民みなさまのご意見、お考えをぜひお聞かせください。

*自治会に入会していない世帯は353世帯あり、全体の17%になります。
(2012年3月時点)
まちづくり基本条例第2条「情報共有の原則」
【まちづくりは、自らが考え行動するという自治の理念を実現するため、
わたしたち町民がまちづくりに関する情報を共有することを基本に進め
なければならない。】
第3条「情報への権利」
【わたくしたち町民は、町の仕事について必要な情報の提供を受け、
自ら 取得する権利を有する。】
第18条2項「議会の責務」
【議会は、広く町民から意見を求めるよう努めなければならない。】
3項【議会は、主権者たる町民に議会における意思決定の内容及び
その 経過を説明する責務を有する。】

自治会に入会していない町民の方々への情報提供をどのようにするのか。
役場、あそぶっく、綺羅乃湯、コンビニ2か所、他?で、ぜひ「ニセコ町
議会だより 臨時号」をお読みください。

新庁舎建設について

2017-03-29 00:22:57 | 町の課題
第1回ニセコ町議会定例会の初日3月7日に片山町長は
平成29年度町政執行方針の中で予算執行の基本的考え方として
役場新庁舎建設について次のように述べています。

「平成23年度に行った役場庁舎の耐震診断において、耐震性に
問題があることが判明したことから、これまで役場庁舎と防災センター
の建設について検討を進めてきました。
この度、国では熊本震災の教訓から庁舎の建設について、新たな支援策として
『市町村役場機能緊急保全事業』が制度化されました。
この支援制度は平成32年度までの時限措置となっていることから、
この支援策を活用し平成32年度の新庁舎完成を目指し、本年度にて
基本設計に係る経費を予算計上しております。」

この「基本設計に係る経費の予算」は総務費庁舎等整備費委託料として
「役場庁舎・防災センター整備基本設計業務委託料」1,050万円が計上
されています。

これに遡ること1週間前の2月28日議員協議会が開かれ、町側から町長、
副町長、総務課長、企画環境課参事、建設課長、総務課財政係長の6名が
出席して役場本庁舎・防災センター整備計画の再検討について:
〇過去からの検討経過と今後の方針、〇後志管内他町村の庁舎建設の動向、
〇新たな財政支援制度について、〇新庁舎整備事業に関する財政
シミュレーションについての説明を受けました。

3月7日、本会議終了後、急きょ新庁舎建設に関する議員協議会が開かれ、
約1時間半に渡り議論が交わされました。
この予算案を可決して良いものかどうか、議会も慎重に協議して可決か否決か
の判断が迫られます。議会として町民に説明する義務と責任があります。
議員協議会での議員の意見はほぼ否定的なものでしたが。

この後議長と副議長が町長、副町長、総務課長、建設課長との話し合いの結果
この件に関する29年度の予算案は通した上で、執行はせず6月まで凍結する
という結論に至りました。あまりにも時間の無い中での決断は一旦保留する?
ということになりましたが、6月まで2か月余りの短い期間に役場からの説明を
受けながら議会は勉強会を重ね、議論をして判断を決することになります。
そのためには町民のみなさまからのご意見をぜひお聞かせください。

なお議会から「議会だより」臨時号を発行することになり、
4月初めに町民みなさまのもとに配布される予定です。

中央倉庫群について

2016-04-03 17:32:23 | 町の課題
先日、私のブログに駅前中央倉庫群のことについて以下のコメントが
寄せられました。ありがとうございます。
確かにおっしゃることはよく分かります。

≪駅前倉庫群反対やもっと慎重にの声多数だったはず。議会、
イコール議員の力、能力の欠如。自分の意見をしっかり言えない議員さん方
少しは恥ずかしさを知ってください。この町の町民ではたまりませんよ。》

これに関して言い訳をするつもりはありませんが、また単に言い訳と取られても
かまいませんが、少しだけ私の意見を述べさせていただきます。

昨年議員全員が集まった席で、建設課から説明を受けた時点で私としては、
「もう少し時間をかけて検討できないものか、補助金を一旦返納することも
考えてはどうか」の意見を出しましたが、町側からは「そんなことをしたら、
今後ニセコ町に補助金が来なくなる」と言う話でした。他の事業全般に渡って
影響があるのかどうかわかりませんが、そんな雰囲気でした。恐らくこれまでにも
一旦受けた補助金を返納したという事実はなかったと思われますが。
(現時点で調査していないので正確なことは言えません。)

かつてニセコ町が「緑の分権改革」で国から補助金3,600万円が下り、
その事業内容の使い道をめぐって町民から厳しい批判がありました。
国から有利な補助金が下りたからと言ってそれが適性な使用と言えるのか、
使い切らなければならないものか、そもそもその出資金は税金であって、
無駄な使い方ではないかと言った批判でした。
この件について北大公共政策大学院のその当時院長をしていた教授に
質問したことがあります。その答えは「適正でなければ、返還すべきである」
(そうした勇気が必要)ということでした。
現在の国の補助金制度の在り方に問題があるように思います。

この中央倉庫群の活用について、その時点では私以外誰一人として反対、
ないしは検討する意見を出した議員はいなかったと思います。
この件について駅前に関して過去の歴史を詳しく知っている議員に尋ねてみた所
「うまくいくはずないだろう」と言う答えが反ってきました。
ならなぜその意見を堂々と述べないのか、反対する言葉を一言も発しないのか、
そこに何か理由があるのか、これが政治の世界なのか、真相・深層は計りがたい
ものがあります。
ただ時の経過と共に予想のつかないことが起こり得ることも事実です。
その先まで読み取ることは不可能なこともあります。



ニセコこども館構造見学会

2016-01-09 22:23:50 | 町の課題
ニセコこども館構造見学会が8日行われました。
私は役場関係課の職員が議員対象の個人まりとした説明・見学会を想像して
いましたが、町民センターに出席したメンバーは物々しいものでした。
後志総合振興局産業振興部林務課の課長を初め、近隣町村からは蘭越町、
留寿都村、喜茂別町、京極町、倶知安町、共和町、岩内町、余市町の
教育委員会、建設課、住民福祉課、民生部町民・保険福祉課、福祉医療課
関係等々他、ようてい森林組合、南しりべし森林組合、建設会社数社、
ニセコ町からは保健福祉課、建設課、農政課の課長・係長が参加、施工業者
4社が出席していました。
これは後志管内の公共建築物に係る地域材の利用促進を図ることを目的と
しています。ニセコ町は「ニセコこども館」の建設にニセコ産カラマツの
集成材、道産のカバ材を使用した施設を建設しています。

「環境モデル都市ニセコ町」は21世紀が抱える地球規模の環境問題に対して
その役割を果たすために、森づくりの推進は二酸化炭素の吸収により地球温暖化
防止にも貢献できるとしています。公共建築物の木造化、木質化により道産木材
の有効活用を促進しています。また地中熱ヒートポンプ温水方式を採用して
CO2削減を目指しています。
ニセコ町ではこれまでにも地中熱温水方式ヒートポンプを町民センター、
有島記念館、ニセコ高校で採用してきましたが、今ひとつで、様々な問題を
抱えているようです。現在ヒートポンプはかなり進化して良くなってきている
とのことですが、果たしてベスト、又はベターな方法かよく分かりません。

この「ニセコこども館」は学童保育と放課後子ども教室に使用されるもので
すが、建築費1億5千万かけてそれだけに利用するより、もっと幅広く町民誰でも
利用できる「児童館と公民館」の要素を併せ持つ施設であって欲しいと思います。
ニセコ町には様々な施設がありますが、バラバラで連携・連帯感がありません。
そこを検討していく必要性を感じています。