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斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

るすつ子どもセンターを見学しました

2015-07-28 11:23:40 | 町の課題
ニセコ町の乳幼児を抱えるお母さんたちの希望で、27日(月)るすつ子どもセンター
ぽっけを見学しました。

今年5月1日オープンしたセンターは村のカラマツ材をメインに道産材を使用した
総木造平屋建て建築です。
全館床も壁も天井も木目を活かした自然で温かなぬくもりを感じさせる室内でした。
施設内の構造もあらゆる場面や事態を想定して対応できるように工夫されており,
最新式の機能を取り入れよくできていました。
新しいセンターは保育所の他に子育て支援センター、放課後児童クラブ、小型児童館の
4つの機能を一体的に整備しており、災害時の避難所としての活用もできます。

建設費用は10億9千万円強と高額で、人口1,800人余りの村として、村の財政規模から
するとかなりの費用です。が国や道他からの補助金や過疎債を活用しているので村の持ち出し
はほとんど無いとのお話でした。
子どもたちの未来のために大きな投資ですが、何よりも子どもたちが元気いっぱいで
幸せそうでした。
見学にいっしょに来た子どもたちはこの施設がすっかり気に入った様子で、
るすつに引っ越してきたいという声が聞こえてきました。


「フッ化物洗口」は果たして安全か? その必要性は?

2013-02-17 09:52:21 | 町の課題
フッ化物洗口は果たして安全か?その必要性は?

ニセコ町は1月24日ニセコ町幼児センターで「フッ化物洗口」の
説明会を開きました。お知らせの発信元は幼児センター園長でした。
そして2月5日幼児センターで2回目の「フッ化物洗口について」
の説明会が開かれましたが、今度の発信元は片山ニセコ町長と
なりました。そして急転!

お知らせの案内には
「町では次年度より幼児センターでのフッ化物洗口を導入する
予定です。・・・導入にあたり、フッ化物洗口についての説明会
を開催することとなりましたのでご案内いたします。なお、
次年度(平成25年度)は、くま組からの導入を予定しており・・・」
とあり、「予定」とは言え決定のお知らせに変わりました。
十分な説明・話し合いもないままの決定通知の背景には何があった
のか、疑問が湧いてきます。

保護者のまだ約半数に当たる47%が
「フッ化物洗口とは何かご存知ですか。」というアンケートに、
「知らない」と答えています。
もっと時間をかけて丁寧な説明の責任があるのではないでしょうか。

こうした町の独断的な「上意下達」のやり方に不快感と共に危惧や
不信の念を抱きます。
町長の持論であるニセコ町を「民主主義の根付くまちにしたい」は
どこに行ったのでしょうか?自ら「民主主義」の原則を破っている
のではないでしょうか?

しかし何よりも「フッ化物洗口」が果たして安全かどうか疑問です。
希釈するとはいえ、「毒物」を幼児の口に含ませて良いものでしょうか?
「フッ化物洗口」は虫歯予防に本当に有効かどうかも疑問です。
実施の前に時間を掛けて丁寧な説明と共に、「フッ化物洗口」」の是非
を巡り、徹底した議論・意見のやり取りが必要ではないでしょうか。

「ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクト」公聴会

2013-02-09 23:37:38 | 町の課題
「ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクト 」
―平成24年度地域主導による再生可能エネルギー導入のための
 緊急支援事業委託業務―  

《ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクトは、地域主導において再生可能
エネルギーの導入を加速し地球温暖化対策に配慮した地域まちづくりの
実現に資することを目的とした環境省発注の委託業務でニセコ町の昆布岳
北西麓における風力発電の実現可能性について検討を行うものです。
業務は、特定非営利活動法人 仕事人倶楽部、株式会社 竹中土木、及び
四電エンジニアリング 株式会社の3法人が共同で実施します。》

上記はニセコ町公式ウエブサイトからのお知らせを記載しています。


2月6日西富町民センターで「ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクト」
の第1回広聴があり参加しました。町民の参加者は10人でした。
役場から「企画環境課」の課長と職員の2名が出席し、業務関係者3名
から説明を受けました。急な公聴会で資料はなく、予備知識もないまま
参加しました。上記の記載は公聴会後、調べて掲載することにしました。
この公聴会の内容は要約しても少し長くなりますが、以下に記します。
一部聞き違いや、理解できなかった内容もあり、正確さを欠いている点も
あるかもしれませんが、その点はどぞご容赦下さい。
事業者からの説明は以下のような内容でした。

この事業は環境省が3.11以来、エネルギー政策として地熱・風力発電の
可能性を調査する目的で設けたもので、環境都市ニセコ町のPRに寄与
することから、昨年12月にエントリーしたところ採択され今回は可能性
の基礎調査を行う。業者はNPO法人仕事人倶楽部、(株)竹中土木、四電
エンジニアリングの3法人が共同実施する。
3月までに結果を報告しなければならない急な事業である。
まず可能性を調査する上で住民の意見を聞く目的で今回公聴会を開催した。
本来時間をかけて実測データーを基に調査しなければならないが期間がなく
3月までに結論を出さなければならない。
なぜニセコ町に風力発電が必要か。Co2 86%?の削減目標を掲げている。
ニセコ町は水力と風力、温泉地熱エネルギーも含め更なる再生可能
エネルギーの導入を加速させることにより、観光リゾートの経営に影響する
ことになる。
なぜ昆布岳か。
NEDOの調査で昆布岳は風が強い地域で風力発電の可能性が高い。
環境基礎調査の内容は、生態系調査、環境アセスメント:低周波音の影響、
景観的に設置場所はニセコ町、蘭越町から見えない位置に立つ。
事業が成り立つかどうか、環境省に報告する。
一機4~6億円を6機予定している。投資が成り立つかどうか。風力の機種は
いろいろあり、事業化の判断を検討し、情報公開をする。

約1時間ほどの説明の後、参加した町民からたくさんの質問がありました。
Q1この公聴会は何の目的で開かれているのか。ステップとして事前情報が
 必要ではないか。今日のは公聴会になっていない。国に公聴会という報告
 をしてもらいたくない。
Q2風力発電そのものについての議論がされていないのではないか。
Q3NPO法人仕事人倶楽部の方々はプロフェッショナル(専門家)の方々か。
Q4Co2の削減になるとか、プロペラが風だけで動かすかのようなイメージを
 与えるのは止めて欲しい。
Q5この風力発電計画はニセコ町だけのものか。
Q6平成23年に緑の分権で調査している。何か新しいものを期待するのか。
Q7無駄金を使っていないか。
Q8アメダスは局所的なデータをもっているのか。大雑把なデータしかない。
Q9委員会はどんなメンバーか。
Q10予定地は道有林か国有林か。
Q11調べてだめならだめでやってみてはどうか。調査は良いと思う。
Q12寿都はラジオの障害が出ている。
Q13内陸の山の上で風が吹くのか(海岸線は解る)、NEDOの調査を基に
 して良いのか。3月までに何の調査が出来るか。
Q14実測データーがないのに無駄にならないか。
Q15(道路から)2㎞も離れていたら除雪はどうなるのか。
 定期メンテは欠かせない。冬期間毎日除雪になる。
Q16イニシャルかランニングまで、買い取り価格は。
Q17撤去費用も含めているのか。送電線については。
Q18風力発電はどのように発電されているのか説明して欲しい。
 バックアップ電力が必要。
Q19林道とか環境汚染は。
Q20環境被害は。設計する上に木を伐採するのか。風向きの変化で
 農地に影響しないか。

などなど30分少々の時間に詳細に渡って専門的な質問が出されました。

この質問に対する業者側の回答を簡単に要約すると
情報提供と町民の意見を聞きたい。キックオフと考えて欲しい。
15か月かけている所もあるが、ニセコ町は昨年12月に採択され、3月
に報告しなければならない。
第1回委員会が1月16日に委員7名で開催され3月8日に2回目が開催予定。
第1回目の委員会ではこの事業の趣旨説明を行い、この設立と業務の
進め方に同意を得ている。広聴会は3月15日頃に2回目が行われる予定。
あくまで可能性を探る基礎調査であって、昆布岳に風力発電を設置するか
否かは今後の調査と町民の意見の集約・理解などステップを踏んで進めて
行きたい。事業ありきではなく、これから町民の意見を聞く。
ニセコ町に風力発電が適切かどうか。既存の資料を基にこれまでにない
調査をする。データを基にシュミレーションする。
“マスコット”という機械を使う。

私はそもそも原発に代わるエネルギーをそのまま再生可能エネルギーに
置き換えようとすること自体が間違っていないかと思います。
エネルギーの大量消費を推進してきた原発エネルギー並みに再生可能
エネルギーを生産しようとすることが問題ではないでしょうか。
これまでのように原発が生み出すエネルギーと同様に多量のエネルギー
を生産・消費し発展・成長しつづける社会を追い求めるのか、3.11を教訓に
今一度私たちの“生き方”を原点に戻って考えてみることが必要ではないか
と考えます。


倶知安町で発生した痛ましい事件

2013-01-29 00:35:48 | 町の課題
27日に倶知安町で発生した悲惨な事件、普段行き来している
身近な隣町で発生した事件だけにショックを受けました。
容疑者の父親は「昨年7月から無職で『生活が苦しく、全員殺して
自分も死ぬつもりだった』と話しているという。」ことです。

こうした事件が発生する度に、なぜ家族まで巻き込まなければ
ならないのか、容疑者をそこにまで追い込んだ心境と状況は
詳細がわからないので、また多少わかったとしても第3者には
理解できないことが多々あるように思います。
しかしだからと言って容疑者の犯した罪は決して許されるもの
ではないし、犠牲になった家族の方々、難を逃れて一命を取り
留めた長女の人生がこの悲劇からどこまで立ち直れるかどうか
分かりません。
しかしこうした家族を巻き込むケースは珍しいことではない
ように思います。これから事件解明へのさまざまな調査・分析が
行われると思います。

容疑者の「無職で生活が苦しく、」という現実、こうした状況に
ある人々が少なからずいるということ、働きたくても職がない、
生活保護費は引き下げられる、高齢者人口は増えつづけ、年金の
支給額は引き下げられ、物価は上がり、人口は減少に向かい、
未来に“夢と希望”を抱くには厳しい現実があります。
この事件はまさに社会の様相を反映していると一つの事件と
言えないでしょうか。今後の政治が問われる問題です。

ニセコ町役場庁舎再整備基本構想

2013-01-24 23:57:41 | 町の課題
ニセコ町議会議員新年研修会が24日開催されました。
講師はニセコ町総務課総務係長 佐藤英征さん、
演題は「役場庁舎再整備について」

ニセコ町役場庁舎は1967年(昭和42年)に建設され
45年が経過し、老朽化が激しく、昨年(2012年)耐震調査
を行った結果、庁舎の東側の壁が弱く震度5、6の地震が
発生すると倒壊する恐れがあることが分かりました。
東側は町長室、総務課、企画環境課、税務課が並んでいます。
地震で倒壊した場合、防災拠点の機能を失う可能性があります。
また第2庁舎(旧公民館)は老朽化が激しく補強は困難であり、
解体されることになります。

スケジュール的には現在以下の計画を予定しています。
2013年(平成25年)ニセコ町役場庁舎基本設計を予定
2014年(平成26年)ニセコ町役場庁舎実施設計を予定
2015年(平成27年)ニセコ町役場庁舎 1期工事を予定
2016年(平成28年)ニセコ町役場庁舎 2期工事を予定

しかしこれはあくまでも予定であってこの役場庁舎再整備、
つまり建て替えの一番大きな問題は“財源”の確保です。
現在ある役場庁舎を改修するか、新築するかで交付金や
補助金は大きく違ってきます。

予算と財源の確保の見通しはどこまであるのか。
町の財政に大きな負担が長期に渡って影響する役場庁舎
再整備は町民のみなさんと共に議論を尽くして進めていか
なければなりません。

役場庁舎再整備検討委員会が昨年7月に発足し、10月、12月と
3回開催されていますが、町民のための役場が基本であり、
検討委員会の委員は役場職員のみで構成されるのではなく、町民
の参加が重要ではないかと思います。