小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

4歳児が悩むこと

2015年06月27日 03時33分42秒 | 日記
2012年9月17日(月)(4歳4か月)
 
 
 今日もいつものように春奈を風呂に入れてやる。
 
 かけ湯をしてやる時に、春奈が、
 
 「足かけんといてな(足にはお湯をかけないで)」
 
と、言った。
 
 見ると左の膝の下あたりにすり傷ができていた。
 
 「お湯が傷にしみるのか。それなら手で押さえとき」
 
 そう言うと素直にそれに従いながら、
 
 「保育所で、どうしたん?って訊かれたらどうしょう?」
 
と、言う。
 
 そんなん気にしてんのか?
 
 「すりむいた、言うたらええやん」
 
 そう僕が答えると、ああ、そうか、といった表情を見せた。
 
 それを見て、今度は僕の方が、ああ、そうか、と思った。
 
 最初、僕は春奈が保育所のお友だちに傷のことを触れ
られるのがイヤで「どうしよう?」と言ったのかと思ったの
だけど、傷のことを訊かれたらどう説明しよう?という意味
だったのだね。
 
 そんなもの、僕が答えたように「すりむいた」と言えばいい
だけの話なのだけど、4歳児はどう説明すべきかいろいろ
悩むようだ。
 
 でも、これって言葉で説明しようとするからこその悩み
なんだよな。
 
 やっぱり人間は言葉としようとする本能が誰にでも備わって
いる。
 
 大人には気づくことができないそんなことも幼児はあら
ためて気づかせてくれる。