小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

反応で理解力を補うのかも

2015年06月03日 01時50分19秒 | 日記
2012年9月3日(月)(4歳4か月)
 
 
 家に帰って開いてみた新聞の夕刊に載っていたJR神戸線の
ニュース。   
 
 昼間に仕事の車の中で聞いたラジオのニュースでも取り上げられて
いたものだ。
 
 今日の早朝、兵庫県内の踏切付近でバラバラになった人の遺体が
通行人によって発見され、京都―姫路間で一時運休、通勤通学の
利用者に混乱が生じた、という。
 不思議な話やなあ、と思っていたから、リビングにいたみんなにこの
ニュースを話して、
 
 「変な話やなあ?人がバラバラになるほどの事故が起きたなら運転手が
気づくはずやけど。ホンマに電車がはねたのか?」
 
と、素人ながらの感想を言ったところ、みんたとゆうきから、
 
 「怖い話しせんといて!」
 
と、非難された。
 
 僕は言う。
 
 「でもな、ラジオで言うとったんやけど、夜に電車を走らせている時に
線路上に人がいて、運転士があわててブレーキをかけるけど間に合わ
なくてぶつかった。それで電車から降りて確認してみると死体がない。
でも電車には何かがぶつかった跡がある。そんな不思議なことがよく
あるんやて。今回はその逆でそれはそれで不思議なことやんな」
 
 「だから、そんな怖い話すんなって!」
 
と、ゆうき。
 
 僕の横で春奈が笑っている。
 
 「ほら、はるは平気な顔して笑っているで」
 
と、僕が言うと、ゆうきが、
 
 「はるは話の中身がわかってへんだけや」
 
 そりゃ、確かに笑うような内容の話ではないわな。
 
 ゆうきの怖がりようが面白かっただけだ。
 
 でも、4歳の春奈は、話の内容に対する理解と同等、あるいはそれ
以上に聞き手の反応をよく見ているのかもしれない。
 
 まだまだ理解力が追いつかない話の場合などには、それに対して
人がどのような反応をしているかで理解力を補うこともあるのだと思う。